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ドS上司の意外な一面番外編
ドタバタバレンタイン
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※結婚前のふたりのバレンタインデーのお話です
***
「じゃあお先に、失礼しまぁす」
隣の席にいる小野寺先輩が、みんなに聞こえるように挨拶した。今日は2月14日、男女それぞれドキドキのバレンタインデーである。
ウキウキしながら帰って行く小野寺先輩の背中を羨ましく思いながら見ていると、向かい側にいる上司兼彼氏が咳払いをした。
「よそ見をしている暇があるなら、さっさと仕事をして下さい」
鎌田先輩のメガネ越しに放たれるレーザービームが私に突き刺さった。
明らかに機嫌が悪い――
そりゃそうだ。私がドジらなきゃ今頃ふたりで、予約したレストランにて仲良く食事をして、その後は鎌田先輩の家でまったりと過ごす予定だったのだ。
鎌田先輩が最近忙しくてなかなか二人きりで過ごす時間も取れなかった中での、久しぶりの会瀬だったというのに。
毎日顔をつき合わせているだけに、拷問のようだと愚痴られていた。
「すみません……」
聞こえるように謝った。
獲物を狙うライオンのような視線が、私からパソコンに移り、一気に緊張感から解放される。
そして気合いを入れ直した。
レストランは無理でも、一秒でも早く仕事を終わらせて、仲良く一緒に帰ろう。そんでもって手作りチョコを渡して、思いっきりラブラブしちゃうもんね。
という計画を立てた、よし仕事頑張れる。
目の前にいる鎌田先輩をそっと見てみると、眉間にシワを寄せて難しい顔をしていた。
端正な顔立ちにシャープなメガネ姿は冷たい印象を与えていて、他の人からは嫌われているけど、私には眩しすぎるくらい愛しい人。未だに彼氏とは、信じられない時がある。
ほぉぅと見惚れていると、
「顔が可笑しな状態で、手が止まっています。誰のせいで、残業していると思ってるんですか?」
またキッと睨まれ、慌てて手元の資料に目を落とした。
彼氏が目の前にいるのって、やっぱり拷問かもしれない。
(しかもできる上司だしね)
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「じゃあお先に、失礼しまぁす」
隣の席にいる小野寺先輩が、みんなに聞こえるように挨拶した。今日は2月14日、男女それぞれドキドキのバレンタインデーである。
ウキウキしながら帰って行く小野寺先輩の背中を羨ましく思いながら見ていると、向かい側にいる上司兼彼氏が咳払いをした。
「よそ見をしている暇があるなら、さっさと仕事をして下さい」
鎌田先輩のメガネ越しに放たれるレーザービームが私に突き刺さった。
明らかに機嫌が悪い――
そりゃそうだ。私がドジらなきゃ今頃ふたりで、予約したレストランにて仲良く食事をして、その後は鎌田先輩の家でまったりと過ごす予定だったのだ。
鎌田先輩が最近忙しくてなかなか二人きりで過ごす時間も取れなかった中での、久しぶりの会瀬だったというのに。
毎日顔をつき合わせているだけに、拷問のようだと愚痴られていた。
「すみません……」
聞こえるように謝った。
獲物を狙うライオンのような視線が、私からパソコンに移り、一気に緊張感から解放される。
そして気合いを入れ直した。
レストランは無理でも、一秒でも早く仕事を終わらせて、仲良く一緒に帰ろう。そんでもって手作りチョコを渡して、思いっきりラブラブしちゃうもんね。
という計画を立てた、よし仕事頑張れる。
目の前にいる鎌田先輩をそっと見てみると、眉間にシワを寄せて難しい顔をしていた。
端正な顔立ちにシャープなメガネ姿は冷たい印象を与えていて、他の人からは嫌われているけど、私には眩しすぎるくらい愛しい人。未だに彼氏とは、信じられない時がある。
ほぉぅと見惚れていると、
「顔が可笑しな状態で、手が止まっています。誰のせいで、残業していると思ってるんですか?」
またキッと睨まれ、慌てて手元の資料に目を落とした。
彼氏が目の前にいるのって、やっぱり拷問かもしれない。
(しかもできる上司だしね)
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