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冴木学の場合
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シャワーの音を聞いていたら、ひとりきりでいるのがどうにも寂しくなり、慌てて着ている服を脱ぎ捨ててから、浴室の扉を開けて中に足を踏み入れる。
「学くん……」
俺の顔を見た美羽姉が名前を呟き、いきなりシャワーヘッドを俺の顔面に向けた。
「わっ!」
「学くんのバカ! エッチ! あんな場所であんなことして!」
「み、美羽姉、ごめんって!」
「許さない、逃げないで罰を受けて!」
勢いよく出るシャワーを容赦なく頭から浴びせられたあと、ボディソープで全身をゴシゴシ洗われる。ちなみに髪の毛もボディソープ。泡が目に入らないようにしっかり瞑るしかなく、手を出すなんて絶対に無理な状況。しかも洗い方がなんていうか、大型犬を洗うような感じでかなり手荒だった。
「美羽姉、ホントにごめん!」
「…………」
「悪かったと思ってる、反省してる」
洗われてる最中も、ずっと謝ったというのに終始無言を貫かれ、やがてボディソープをシャワーで流された。
顔の水滴を拭って目の前を見ると、美羽姉の視線が俺の下半身にまじまじと注がれているのがわかり、恥ずかしさで慌てて両手で隠した。
「学くん、私の裸を見てるのに、どうして勃ってないの?」
「は、裸を見たのなんて、今がはじめてだし。いきなりシャワーを浴びせられて、頭からボディソープでゴシゴシされたら、目なんて開けられないんだから、美羽姉の裸を見ることなんて無理だろ……」
いいわけがましいことを口にして、勃たないことを自分なりに正当化する。そんなことしても、虚しいだけなのに。
あのときは堀田課長の言葉で、傷ついた気持ちをぶつけた――姉弟なんかじゃない、この世で俺だけが美羽姉に手を出すことができるんだと、確認するだけの行為で勃つわけもなく。
「玄関で私にエッチなことをしてる最中も、学くんのは勃っていなかったよね。私ひとりだけ乱されて、すごく嫌だった。あんなの、学くんの手を使ってオナニーしてるのと一緒じゃない!」
「俺は美羽姉の乱れた姿が見たくて……。なんなら今後ほしくなったときは、俺を呼べばいい。俺の顔に跨ったら、感じるように舐めてあげる」
「そうね、それもいいかもね。だって学くんのソレ、使えないわけだし」
みずから首を締めることを言ってしまい、すかさずそこを美羽姉に突かれて、ぐっと息を飲む。前髪から滴り落ちる水滴が、汗のように頬を撫でていった。今の俺は、なんて惨めな姿なんだろう。
(――そんな俺を美羽姉は、どんな気持ちで見つめているんだ?)
美羽姉の利き手が、俺の胸に触れる。心臓の在処を探るようにてのひらで撫でてから、指先が乳首に触れた。そしてそこに顔を寄せて、綺麗な唇が俺の小さな乳首を包み込むように優しく吸いあげる。
「うっ!」
ちゅっと吸った音が浴室内に響いただけなのに、ゾワゾワしたものを背筋が這っていく。
「美羽姉、くすぐったい……」
「学くん、そのまま壁に背中をつけてバンザイして」
睨むような上目遣いプラス迫力のある口調で命令されたゆえに、怖々とそれに従う。背中にヒヤリとした壁の冷たさを感じつつ、両腕をあげて左手で右手首を掴み、きちんとバンザイした。
こうしたことで、美羽姉に手を出さないことを自分なりに示したのだが、美羽姉の顔は相変わらず怒っている感じが滲んでいて、どうしていいのかわからなくなる。
「学くんってば、くすぐったいなんて言ったクセに、ちょっと大きくなってる」
「それは! その……美羽姉にされて、思い出したというか」
「私に口でしてほしいんだよね?」
ズバリと言い当てられ、頬が赤くなるのがわかった。俺のを美味しそうに口でする美羽姉の姿もかなりエッチで、好きなことのひとつだった。
シャワーの音を聞いていたら、ひとりきりでいるのがどうにも寂しくなり、慌てて着ている服を脱ぎ捨ててから、浴室の扉を開けて中に足を踏み入れる。
「学くん……」
俺の顔を見た美羽姉が名前を呟き、いきなりシャワーヘッドを俺の顔面に向けた。
「わっ!」
「学くんのバカ! エッチ! あんな場所であんなことして!」
「み、美羽姉、ごめんって!」
「許さない、逃げないで罰を受けて!」
勢いよく出るシャワーを容赦なく頭から浴びせられたあと、ボディソープで全身をゴシゴシ洗われる。ちなみに髪の毛もボディソープ。泡が目に入らないようにしっかり瞑るしかなく、手を出すなんて絶対に無理な状況。しかも洗い方がなんていうか、大型犬を洗うような感じでかなり手荒だった。
「美羽姉、ホントにごめん!」
「…………」
「悪かったと思ってる、反省してる」
洗われてる最中も、ずっと謝ったというのに終始無言を貫かれ、やがてボディソープをシャワーで流された。
顔の水滴を拭って目の前を見ると、美羽姉の視線が俺の下半身にまじまじと注がれているのがわかり、恥ずかしさで慌てて両手で隠した。
「学くん、私の裸を見てるのに、どうして勃ってないの?」
「は、裸を見たのなんて、今がはじめてだし。いきなりシャワーを浴びせられて、頭からボディソープでゴシゴシされたら、目なんて開けられないんだから、美羽姉の裸を見ることなんて無理だろ……」
いいわけがましいことを口にして、勃たないことを自分なりに正当化する。そんなことしても、虚しいだけなのに。
あのときは堀田課長の言葉で、傷ついた気持ちをぶつけた――姉弟なんかじゃない、この世で俺だけが美羽姉に手を出すことができるんだと、確認するだけの行為で勃つわけもなく。
「玄関で私にエッチなことをしてる最中も、学くんのは勃っていなかったよね。私ひとりだけ乱されて、すごく嫌だった。あんなの、学くんの手を使ってオナニーしてるのと一緒じゃない!」
「俺は美羽姉の乱れた姿が見たくて……。なんなら今後ほしくなったときは、俺を呼べばいい。俺の顔に跨ったら、感じるように舐めてあげる」
「そうね、それもいいかもね。だって学くんのソレ、使えないわけだし」
みずから首を締めることを言ってしまい、すかさずそこを美羽姉に突かれて、ぐっと息を飲む。前髪から滴り落ちる水滴が、汗のように頬を撫でていった。今の俺は、なんて惨めな姿なんだろう。
(――そんな俺を美羽姉は、どんな気持ちで見つめているんだ?)
美羽姉の利き手が、俺の胸に触れる。心臓の在処を探るようにてのひらで撫でてから、指先が乳首に触れた。そしてそこに顔を寄せて、綺麗な唇が俺の小さな乳首を包み込むように優しく吸いあげる。
「うっ!」
ちゅっと吸った音が浴室内に響いただけなのに、ゾワゾワしたものを背筋が這っていく。
「美羽姉、くすぐったい……」
「学くん、そのまま壁に背中をつけてバンザイして」
睨むような上目遣いプラス迫力のある口調で命令されたゆえに、怖々とそれに従う。背中にヒヤリとした壁の冷たさを感じつつ、両腕をあげて左手で右手首を掴み、きちんとバンザイした。
こうしたことで、美羽姉に手を出さないことを自分なりに示したのだが、美羽姉の顔は相変わらず怒っている感じが滲んでいて、どうしていいのかわからなくなる。
「学くんってば、くすぐったいなんて言ったクセに、ちょっと大きくなってる」
「それは! その……美羽姉にされて、思い出したというか」
「私に口でしてほしいんだよね?」
ズバリと言い当てられ、頬が赤くなるのがわかった。俺のを美味しそうに口でする美羽姉の姿もかなりエッチで、好きなことのひとつだった。
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