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「おお、おお、女の子同士で何やってんだ」
檻に放り込まれてクイーンと抱き合ってるとフールがニヤニヤと笑いながら近寄ってきた。
エイトはキッと裏切り者を睨みつける。
「フールさん!僕を元に戻して!一体何する気なの!?」
「コノヤロウ!エイトに何をした!」
「落ち着けよ、これはお前の為でもあるんだぞ」
フールはニコッとエイトに笑いかけるとクイーンが前に出てきてエイトを隠した。
「大丈夫だよ、クイーン。それよりも僕の為ってどういう事?」
エイトはクイーンを後ろに行かせると庇うように前に出た。
「エイトはカズキがこことは違う世界から来たって知ってるか?」
エイトはコクリと頷く。
「やっぱり言ってたか…いいか、俺達はカズキを元の世界に戻してやろうとしてるんだ!どうだ?コレでも裏切り者か?」
「じいちゃん達を元の世界に?」
エイトは驚きフールを見つめた。
「下を見てみろ」
エイトとクイーンは地面を見つめる、そこには複雑な紋様が描かれていた。
「何コレ…」
クイーンがあからさまに嫌そうな顔をした。
「これはなカズキ達を元の世界に戻す為の魔法陣だ」
「なんでその上に僕らがいるの?僕らもじいちゃん達の世界に?」
「いや、お前らは……カズキを返すために必要な生贄だ。人一人異世界に飛ばすにはそれなりの犠牲が必要ってわけだ。しかも魔力があって穢れのない少女で無いといけない」
「だから僕を女に?」
「いい薬だろ?可愛い女の子になれるんだぜ」
フールはエイトに飲ませた薬をチャプチャプと揺らしながら楽しそうに見せた。
「かせ!」
クイーンが手を伸ばして薬を奪おうとすると…
「おっと!ダメダメ!これじゃあエイトは元に戻らんよ」
「クッソ!」
クイーンは檻をガンガンと揺らして怒りをあらわにする。
「あら、それならどれならエイトちゃんは元に戻るのかしら?」
すると何処からか知った声が聞こえた。
「誰だ!」
フールが構えると同時に手に持っていた薬を奪われる。
「ダレンさん!」
「エイトちゃんお待たせ、まぁ可愛らしい子になっちゃったわね」
ダレンはエイトをみて苦笑する。
「なんで貴様がここに…」
フールはダレンを睨みつけると
「なーんか女の勘。あんたの笑顔嫌いだったのよね~後をつけて見たらビンゴ!でもちょっと他の所を探ってうちに偉いことになっちゃてたわ…これは私のミスね」
ダレンが苦笑するとエイト達の方をみて笑いかけた。
「だからこうして責任取るわ」
そういうとダレンは持っていた薬をゴクッと口にふくんだ。
檻に放り込まれてクイーンと抱き合ってるとフールがニヤニヤと笑いながら近寄ってきた。
エイトはキッと裏切り者を睨みつける。
「フールさん!僕を元に戻して!一体何する気なの!?」
「コノヤロウ!エイトに何をした!」
「落ち着けよ、これはお前の為でもあるんだぞ」
フールはニコッとエイトに笑いかけるとクイーンが前に出てきてエイトを隠した。
「大丈夫だよ、クイーン。それよりも僕の為ってどういう事?」
エイトはクイーンを後ろに行かせると庇うように前に出た。
「エイトはカズキがこことは違う世界から来たって知ってるか?」
エイトはコクリと頷く。
「やっぱり言ってたか…いいか、俺達はカズキを元の世界に戻してやろうとしてるんだ!どうだ?コレでも裏切り者か?」
「じいちゃん達を元の世界に?」
エイトは驚きフールを見つめた。
「下を見てみろ」
エイトとクイーンは地面を見つめる、そこには複雑な紋様が描かれていた。
「何コレ…」
クイーンがあからさまに嫌そうな顔をした。
「これはなカズキ達を元の世界に戻す為の魔法陣だ」
「なんでその上に僕らがいるの?僕らもじいちゃん達の世界に?」
「いや、お前らは……カズキを返すために必要な生贄だ。人一人異世界に飛ばすにはそれなりの犠牲が必要ってわけだ。しかも魔力があって穢れのない少女で無いといけない」
「だから僕を女に?」
「いい薬だろ?可愛い女の子になれるんだぜ」
フールはエイトに飲ませた薬をチャプチャプと揺らしながら楽しそうに見せた。
「かせ!」
クイーンが手を伸ばして薬を奪おうとすると…
「おっと!ダメダメ!これじゃあエイトは元に戻らんよ」
「クッソ!」
クイーンは檻をガンガンと揺らして怒りをあらわにする。
「あら、それならどれならエイトちゃんは元に戻るのかしら?」
すると何処からか知った声が聞こえた。
「誰だ!」
フールが構えると同時に手に持っていた薬を奪われる。
「ダレンさん!」
「エイトちゃんお待たせ、まぁ可愛らしい子になっちゃったわね」
ダレンはエイトをみて苦笑する。
「なんで貴様がここに…」
フールはダレンを睨みつけると
「なーんか女の勘。あんたの笑顔嫌いだったのよね~後をつけて見たらビンゴ!でもちょっと他の所を探ってうちに偉いことになっちゃてたわ…これは私のミスね」
ダレンが苦笑するとエイト達の方をみて笑いかけた。
「だからこうして責任取るわ」
そういうとダレンは持っていた薬をゴクッと口にふくんだ。
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