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「す、すみません…すごい大きな音で怖くて…」
レミリアは上目遣いでフレッドを見上げるがフレッドの視線の先にはジョージがいた。
フレッドは鋭い眼光でジョージを見つめている。
「フレッド…様?」
レミリアは抱きついたまま見上げてフレッドに声をかける。
「いつまでくっついているんですか?離れて下さい」
フレッドは構わずにレミリアの手を離した。
「きゃ!す、すみません…あっ…」
レミリアは離れようとするとクラっと立ちくらみがして倒れ込む。
「レミリア!」
ジョージが慌てて駆け寄り支えようとするがレミリアの視線はフレッドに向いていた。
「えっ…」
「大丈夫か?」
フレッドは軽く片手でレミリアを支えるとそのままジョージにエミリアを渡した。
「ありがとう…ございます」
レミリアは頬を赤く染めてフレッドにお礼を言う。
「き、聞きたい事はそれだけか!もういいだろ!さっさと国に入らせるかロレッタを連れてきてくれ!」
「はい!私もお姉様に会いたい…フレッド様お願いです!」
フレッドは二人を冷たく見つめる。
「もう一つ、ロレッタ様におま…あなた以外の想い人はいましたか?」
「「はっ?」」
二人は顔を見合わせる。
「確か名前はジョン…だったかと…」
「ロレッタに限ってそんな相手は居るはずない!もし居たら俺が…っと…」
ジョージは口を閉じた。
「俺が?俺がなんですか…まさか殴る…なんて事はないでしょうね…」
「もし仮にロレッタが浮気をしたとしたら…主人として当然の行為だと思うが?」
ジョージは悪びれる様子もなく答えた。
「このクズが…」
フレッドが呟くとジョージは顔を顰める。
「今なんか言ったか?」
「いえ、なんとも言っておりません。さぁフレッド…さんもう聞きたいことはよろしいですか?」
「いや、まだ肝心な相手が…」
フレッドが何か言おうとする前にシドは強制的にフレッドを部屋から追い出した!
「フレッドさん!これ以上は駄目です!あなたとあろう方が感情的になり過ぎですよ!」
「わ、わかってるが…あの馬鹿な奴らを前にすると…怒りでどうにも…」
「あの人達が本当の事を話すとも思えません!もし…そのジョンだがジンだか誰か聞きたいのであればロレッタ様に直接聞いた方がよろしいでしょう?」
「わかってるが…聞くのが怖い」
怖い事なんて無いと思っていたがこんな事が怖くなるとは…
「とりあえずここで少しお待ちください!私はあの二人にもう少しここで待つように伝えます。下手にここから出たら不味そうな人達ですからね」
「わかった…やはり強制送還が望ましいな、ロレッタに知らせずにコスリガに返そう」
「そうですね、コスリガに書状を送ってみます。それまではここに留まらせておきましょう」
「ああ、すまなかった…少し頭を冷やしてくる」
フレッドは頭を押さえて風にあたりに外に出て行った。
レミリアは上目遣いでフレッドを見上げるがフレッドの視線の先にはジョージがいた。
フレッドは鋭い眼光でジョージを見つめている。
「フレッド…様?」
レミリアは抱きついたまま見上げてフレッドに声をかける。
「いつまでくっついているんですか?離れて下さい」
フレッドは構わずにレミリアの手を離した。
「きゃ!す、すみません…あっ…」
レミリアは離れようとするとクラっと立ちくらみがして倒れ込む。
「レミリア!」
ジョージが慌てて駆け寄り支えようとするがレミリアの視線はフレッドに向いていた。
「えっ…」
「大丈夫か?」
フレッドは軽く片手でレミリアを支えるとそのままジョージにエミリアを渡した。
「ありがとう…ございます」
レミリアは頬を赤く染めてフレッドにお礼を言う。
「き、聞きたい事はそれだけか!もういいだろ!さっさと国に入らせるかロレッタを連れてきてくれ!」
「はい!私もお姉様に会いたい…フレッド様お願いです!」
フレッドは二人を冷たく見つめる。
「もう一つ、ロレッタ様におま…あなた以外の想い人はいましたか?」
「「はっ?」」
二人は顔を見合わせる。
「確か名前はジョン…だったかと…」
「ロレッタに限ってそんな相手は居るはずない!もし居たら俺が…っと…」
ジョージは口を閉じた。
「俺が?俺がなんですか…まさか殴る…なんて事はないでしょうね…」
「もし仮にロレッタが浮気をしたとしたら…主人として当然の行為だと思うが?」
ジョージは悪びれる様子もなく答えた。
「このクズが…」
フレッドが呟くとジョージは顔を顰める。
「今なんか言ったか?」
「いえ、なんとも言っておりません。さぁフレッド…さんもう聞きたいことはよろしいですか?」
「いや、まだ肝心な相手が…」
フレッドが何か言おうとする前にシドは強制的にフレッドを部屋から追い出した!
「フレッドさん!これ以上は駄目です!あなたとあろう方が感情的になり過ぎですよ!」
「わ、わかってるが…あの馬鹿な奴らを前にすると…怒りでどうにも…」
「あの人達が本当の事を話すとも思えません!もし…そのジョンだがジンだか誰か聞きたいのであればロレッタ様に直接聞いた方がよろしいでしょう?」
「わかってるが…聞くのが怖い」
怖い事なんて無いと思っていたがこんな事が怖くなるとは…
「とりあえずここで少しお待ちください!私はあの二人にもう少しここで待つように伝えます。下手にここから出たら不味そうな人達ですからね」
「わかった…やはり強制送還が望ましいな、ロレッタに知らせずにコスリガに返そう」
「そうですね、コスリガに書状を送ってみます。それまではここに留まらせておきましょう」
「ああ、すまなかった…少し頭を冷やしてくる」
フレッドは頭を押さえて風にあたりに外に出て行った。
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