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10章
331.遭遇
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【おい!ベイカー!なぜこんなゆっくり進むんだ!】
ノロノロと進むウエスト国の兵士達にシルバのイライラが爆発した!
【しょうがないだろ…あまり早く着きすぎたら警戒されるからな…ミヅキやエヴァさんを隠されでもしてみろ会うのがさらに遅くなるぞ】
【ふん…ノロノロとしてる分もう遅くなってるわ…】
シルバが脚をドンッと踏みつけると…ピシッ…地面に亀裂が入る…
【お前!どんだけイラついてるんだ!ちょっとは大人しくしてろよ!】
【ベイカーの分際でうるさいぞ…】
【あーん…殺るか?】
ベイカーがピクピクと青筋を立てる。
「いい加減にしなさい!」
【シルバも止めろ。余計な体力を使うだけだぞ】
プルシアがシルバの身体にすっと降り立った。
【だってこの距離だぞ!俺なら走って半日で着ける】
【それはわかるが、早く着きすぎると警戒されから普通の速度で向かっているんだろうが…】
ベイカーが呆れるとシルバから離れて行った。
【くっそ…イライラするな、まだミヅキと連絡つかないのか…】
【あと一日もしないで着くそうだ、それまで我慢だ】
プルシアが落ち着かせるように言い聞かせると
【わかった…すまなかったな…ミヅキとこんなに離れるのは初めてで…】
【シルバが一番付き合いが長いからな、でも心配なのは皆一緒だ…】
(そうなんだが…俺の奥深くで慌ててる奴がいるような感覚だ…落ち着かん…)
フゥー…シルバは深く息を吸い込むと…ゆっくりとはきだした…。
少し気分が落ち着くと
【そういやシンクはやけに静かだな...】
シルバがシンクを見ると、いつもより体を小さくしてアラン隊長の頭の上に座っている。
【うん...セバスに鳳凰だってバレないようにしろって言われた...】
【そうか...お前達が守護していた国だからな、何か感じるか?】
シルバが聞くと
【なーんにも、やっぱりここを守護したいって思わない。僕はミヅキだけでいいみたいだ】
【まぁ...俺もだがな】
シルバが頷いた。
【あー早くミヅキのあのふわふわの手で撫でて欲しい…アランのチクチクの毛はもう沢山だ!】
【黙って聞いてりゃ…なら頭から降りてくれ!】
アランが上を向くと
【だって、アランの中ではここが一番ましだからね...しょうがなく止まってるんだよ】
アランが上を向いても体制を崩さないシンクにアランは頭から降りてもらうのを諦めた...。
「レミオロン王、あと数時間程でウエスト国王がお付になるそうです」
従者が伝えに来ると…
「そうか…では門を開けて迎える準備をしろ」
「「「「はい!」」」」
従者と大臣達がウエスト国王を迎えるために門に向かって行った。
「すまん!急患だ通してくれ!」
その頃ラウロが門番に声をかけてそのまま進もうとすると…
「すみません!ラウロ先生後ろに魔獣は?」
門番にコハクとムーを止められてしまった。
「この子の従魔なんだ!」
熱を出しているミヅキを見せると…
「今からウエスト国の国王様とその御一行様が来国されます…従魔をしかも意識ない主人なんて…王宮に入れるわけにはいきません」
「そ、そんな…彼らは大丈夫だ、何もしない」
ラウロが頼むが
「すみませんが…戻るまでここで預かっていますから」
門番が申し訳なさそうにコハク達を捕まえようとすると…
バッとコハクとムーが門番から離れた!
「「えっ…」」
門番達が驚いていると…
「グゥルルル…」
コハクが唸り威嚇しだした…
「コハクくん駄目だ!落ち着いて!」
ラウロが声をかけるがコハクは聞こえていないようだった…すると門番の後ろから兵士が駆けつけてきた…
「俺たちも手伝います…」
駆けつけた兵士が門番達に声をかけた。
「ああ!ありがたい頼む!」
門番達四人でコハクとムーを囲むと…後からきた兵士達二人にコハクとムーがあからさまに敵意を剥き出しに威嚇する…
「コハクくん…」
ラウロはコハク達を見るが何を言っても無駄そうだった…ミヅキを見ると苦しそうな顔をしていた…体をギュッと抱きしめると…
「ごめん!大人しく待っていてくれ、後で必ず迎えに来るから」
ラウロはコハク達を置いて王宮へと入っていった…
「こいつらを大人しくさせて俺達も後を追うぞ」
ジャンがリゲルにそっと声をかけると…コハクが唸りジャン目掛けて突進した…。
ラウロはミヅキを抱えて急いで医務室に向かうと
「クラーク先生!」
ラウロはノックもせずに部屋に飛び込んだ!
「ラウロ…とうとうノックもしなくなったのか…」
クラーク先生が呆れて振り返ると
「この子を見てください!熱が下がらないんです!」
ラウロの慌てた様子にクラークも只事では無いと感じた。
「見せてみろ」
ベッドを開けるとラウロがミヅキをそっと下ろしてベッドに寝かせる、ミヅキを見たクラークは…
「こ、この子は…」
衝撃のあまりに固まってしまった…
「先生!何してるんですか!」
手が止まったクラークにラウロが声をかけると
「あ、ああ…」
(今はとりあえず治療が先だ…)
クラークは頭を触ると気持ちを切り替えた。
「薬を飲んでいないのか?」
(エヴァさんが薬を渡していたようだが…)
クラークが疑問に思い呟いた。
「えっ?なんですか?」
ラウロが聞き取れず聞き返すと
「いや…なんでもない…さっきエヴァさんが作ったばかりの薬がある…それを飲ませよう」
クラーク先生が薬を取ってくるとミヅキを抱き起こし薬を飲ませる、すると苦しそうだった顔が落ち着き表情を緩めた。
「よ、よかった…」
ラウロがミヅキの様子にホッとすると、コハクの事を思い出した。
「あっ!先生その子を見ててもらえますか?僕ちょっと連れを見てくるので…先生?聞いてます?」
「えっ?あっ…ああ…」
クラーク先生がミヅキを見つめボーッとしているのをラウロは訝しげに見つめると…
「先生?調子悪いんですか?」
ラウロが案じるように先生を見つめると
「……いや…大丈夫だ…それよりラウロ、この子は…なぜお前の所に?」
クラークが聞くと
「ちょっと色々とありまして…詳しくは後で話します今は急いでまして…ちょっとだけその子をよろしくお願いします!」
ラウロはミヅキをクラーク先生に任せてコハク達の元へと向かってしまった。
クラークはラウロがいなくなると…
「この子は…あの時の子供…だよな…なぜサウス国にいるんだ?しかも王都熱が治っていない…薬を飲ませるように言っていたはずだが…」
寝ているミヅキを見つめると…先程までかいていた汗が髪を濡らしていた…クラークは布を持ってくるとミヅキの顔や頭を拭いて…髪を顔から退かしてあげると…
「ベイカー…さん…」
クラークの手に顔を擦り寄せ寂しそうに呟いた。
「こんなに小さい子が…寂しそうに…とりあえず…起きるまで安静にさせておこう…」
ラウロが来たら聞かなくては…
クラークはラウロが出ていった扉を早く開くように見つめていた。
そんな先生の気持ちを知らないラウロは急いで来た道を戻っていた、門に着くと惨状に唖然と立ち尽くす…
コハク達と別れた場所は…整備されていた道が土がでこぼこに盛り上がり、綺麗に陳列され植えられていた木が生い茂り辺りの建物を突き抜け崩壊させていた…
「い、一体何があったんだ…」
周りには騒ぎをききつけた兵士達が集まりコハクを押さえ付け捕まえていた…
「どうしたんですか?なんでその子を捕まえているんですか?」
ラウロがコハクを押さえつけている兵士に近づこうとすると
「ラウロ先生!危険ですから近づかないで!」
兵士に羽交い締めに止められてしまう。
「その子が何かしたんですか…」
恐る恐る聞くと
「突然暴れだして、この場をこんなにしたのもこいつですよ…」
そう言ってコハクを持ち上げる…持ち上げられたコハクはぐったりとしていた…
「コ、コハクくん…まさか…殺して…」
ラウロが兵士を見ると…
「いえ…とりあえず眠らせているだけです、でも兵士達を傷つけましたので…従魔なら主人にも責任を取らせないと…こいつの主人は何処です?」
「あっ…えっと…その怪我をした兵士と言うのは…」
ラウロが話を変えると
「ジャンとリゲルです…こいつ何故かあの二人しか狙わなくて…」
兵士が首を傾げて不思議がっていた。
「二人は無事なんですか?」
「はい…しかし結構な深手を負いましたので医務室に連れて行きました」
「そ、そうですか…」
「ラウロ先生が連れて来たんですよね…ちょっと話聞かせてもらってもいいですか?」
「えっ…」
兵士がグッと先生の腕を掴むと
「いや、先生を疑うわけじゃありませんが…一応ね…」
ラウロは門番に腕を引っ張られて…コハクと共に連れて行かれてしまった。
「ジャン、リゲル…大丈夫か?」
怪我を負った二人は仲間に抱えられて医務室に向かっていた。
「だ、大丈夫、だ…」
ジャンが苦しげに答えると…
「なんであの魔獣お前らだけ狙ったんだ?何かしたのか?」
「「……」」
二人は黙って首を振る…
「まぁそれより治療だな、その腕…残念だな…」
チラッとちぎれた腕を見ると
「別に…いい…」
ジャンがつけ放すように答えた。
「いいって…よくないだろ…その腕じゃ…もう兵士には…」
その先を言えずに黙ってしまうと沈黙が訪れる…
ようやく医務室に着くと兵士はホッとしたように扉を開けた。
ノロノロと進むウエスト国の兵士達にシルバのイライラが爆発した!
【しょうがないだろ…あまり早く着きすぎたら警戒されるからな…ミヅキやエヴァさんを隠されでもしてみろ会うのがさらに遅くなるぞ】
【ふん…ノロノロとしてる分もう遅くなってるわ…】
シルバが脚をドンッと踏みつけると…ピシッ…地面に亀裂が入る…
【お前!どんだけイラついてるんだ!ちょっとは大人しくしてろよ!】
【ベイカーの分際でうるさいぞ…】
【あーん…殺るか?】
ベイカーがピクピクと青筋を立てる。
「いい加減にしなさい!」
【シルバも止めろ。余計な体力を使うだけだぞ】
プルシアがシルバの身体にすっと降り立った。
【だってこの距離だぞ!俺なら走って半日で着ける】
【それはわかるが、早く着きすぎると警戒されから普通の速度で向かっているんだろうが…】
ベイカーが呆れるとシルバから離れて行った。
【くっそ…イライラするな、まだミヅキと連絡つかないのか…】
【あと一日もしないで着くそうだ、それまで我慢だ】
プルシアが落ち着かせるように言い聞かせると
【わかった…すまなかったな…ミヅキとこんなに離れるのは初めてで…】
【シルバが一番付き合いが長いからな、でも心配なのは皆一緒だ…】
(そうなんだが…俺の奥深くで慌ててる奴がいるような感覚だ…落ち着かん…)
フゥー…シルバは深く息を吸い込むと…ゆっくりとはきだした…。
少し気分が落ち着くと
【そういやシンクはやけに静かだな...】
シルバがシンクを見ると、いつもより体を小さくしてアラン隊長の頭の上に座っている。
【うん...セバスに鳳凰だってバレないようにしろって言われた...】
【そうか...お前達が守護していた国だからな、何か感じるか?】
シルバが聞くと
【なーんにも、やっぱりここを守護したいって思わない。僕はミヅキだけでいいみたいだ】
【まぁ...俺もだがな】
シルバが頷いた。
【あー早くミヅキのあのふわふわの手で撫でて欲しい…アランのチクチクの毛はもう沢山だ!】
【黙って聞いてりゃ…なら頭から降りてくれ!】
アランが上を向くと
【だって、アランの中ではここが一番ましだからね...しょうがなく止まってるんだよ】
アランが上を向いても体制を崩さないシンクにアランは頭から降りてもらうのを諦めた...。
「レミオロン王、あと数時間程でウエスト国王がお付になるそうです」
従者が伝えに来ると…
「そうか…では門を開けて迎える準備をしろ」
「「「「はい!」」」」
従者と大臣達がウエスト国王を迎えるために門に向かって行った。
「すまん!急患だ通してくれ!」
その頃ラウロが門番に声をかけてそのまま進もうとすると…
「すみません!ラウロ先生後ろに魔獣は?」
門番にコハクとムーを止められてしまった。
「この子の従魔なんだ!」
熱を出しているミヅキを見せると…
「今からウエスト国の国王様とその御一行様が来国されます…従魔をしかも意識ない主人なんて…王宮に入れるわけにはいきません」
「そ、そんな…彼らは大丈夫だ、何もしない」
ラウロが頼むが
「すみませんが…戻るまでここで預かっていますから」
門番が申し訳なさそうにコハク達を捕まえようとすると…
バッとコハクとムーが門番から離れた!
「「えっ…」」
門番達が驚いていると…
「グゥルルル…」
コハクが唸り威嚇しだした…
「コハクくん駄目だ!落ち着いて!」
ラウロが声をかけるがコハクは聞こえていないようだった…すると門番の後ろから兵士が駆けつけてきた…
「俺たちも手伝います…」
駆けつけた兵士が門番達に声をかけた。
「ああ!ありがたい頼む!」
門番達四人でコハクとムーを囲むと…後からきた兵士達二人にコハクとムーがあからさまに敵意を剥き出しに威嚇する…
「コハクくん…」
ラウロはコハク達を見るが何を言っても無駄そうだった…ミヅキを見ると苦しそうな顔をしていた…体をギュッと抱きしめると…
「ごめん!大人しく待っていてくれ、後で必ず迎えに来るから」
ラウロはコハク達を置いて王宮へと入っていった…
「こいつらを大人しくさせて俺達も後を追うぞ」
ジャンがリゲルにそっと声をかけると…コハクが唸りジャン目掛けて突進した…。
ラウロはミヅキを抱えて急いで医務室に向かうと
「クラーク先生!」
ラウロはノックもせずに部屋に飛び込んだ!
「ラウロ…とうとうノックもしなくなったのか…」
クラーク先生が呆れて振り返ると
「この子を見てください!熱が下がらないんです!」
ラウロの慌てた様子にクラークも只事では無いと感じた。
「見せてみろ」
ベッドを開けるとラウロがミヅキをそっと下ろしてベッドに寝かせる、ミヅキを見たクラークは…
「こ、この子は…」
衝撃のあまりに固まってしまった…
「先生!何してるんですか!」
手が止まったクラークにラウロが声をかけると
「あ、ああ…」
(今はとりあえず治療が先だ…)
クラークは頭を触ると気持ちを切り替えた。
「薬を飲んでいないのか?」
(エヴァさんが薬を渡していたようだが…)
クラークが疑問に思い呟いた。
「えっ?なんですか?」
ラウロが聞き取れず聞き返すと
「いや…なんでもない…さっきエヴァさんが作ったばかりの薬がある…それを飲ませよう」
クラーク先生が薬を取ってくるとミヅキを抱き起こし薬を飲ませる、すると苦しそうだった顔が落ち着き表情を緩めた。
「よ、よかった…」
ラウロがミヅキの様子にホッとすると、コハクの事を思い出した。
「あっ!先生その子を見ててもらえますか?僕ちょっと連れを見てくるので…先生?聞いてます?」
「えっ?あっ…ああ…」
クラーク先生がミヅキを見つめボーッとしているのをラウロは訝しげに見つめると…
「先生?調子悪いんですか?」
ラウロが案じるように先生を見つめると
「……いや…大丈夫だ…それよりラウロ、この子は…なぜお前の所に?」
クラークが聞くと
「ちょっと色々とありまして…詳しくは後で話します今は急いでまして…ちょっとだけその子をよろしくお願いします!」
ラウロはミヅキをクラーク先生に任せてコハク達の元へと向かってしまった。
クラークはラウロがいなくなると…
「この子は…あの時の子供…だよな…なぜサウス国にいるんだ?しかも王都熱が治っていない…薬を飲ませるように言っていたはずだが…」
寝ているミヅキを見つめると…先程までかいていた汗が髪を濡らしていた…クラークは布を持ってくるとミヅキの顔や頭を拭いて…髪を顔から退かしてあげると…
「ベイカー…さん…」
クラークの手に顔を擦り寄せ寂しそうに呟いた。
「こんなに小さい子が…寂しそうに…とりあえず…起きるまで安静にさせておこう…」
ラウロが来たら聞かなくては…
クラークはラウロが出ていった扉を早く開くように見つめていた。
そんな先生の気持ちを知らないラウロは急いで来た道を戻っていた、門に着くと惨状に唖然と立ち尽くす…
コハク達と別れた場所は…整備されていた道が土がでこぼこに盛り上がり、綺麗に陳列され植えられていた木が生い茂り辺りの建物を突き抜け崩壊させていた…
「い、一体何があったんだ…」
周りには騒ぎをききつけた兵士達が集まりコハクを押さえ付け捕まえていた…
「どうしたんですか?なんでその子を捕まえているんですか?」
ラウロがコハクを押さえつけている兵士に近づこうとすると
「ラウロ先生!危険ですから近づかないで!」
兵士に羽交い締めに止められてしまう。
「その子が何かしたんですか…」
恐る恐る聞くと
「突然暴れだして、この場をこんなにしたのもこいつですよ…」
そう言ってコハクを持ち上げる…持ち上げられたコハクはぐったりとしていた…
「コ、コハクくん…まさか…殺して…」
ラウロが兵士を見ると…
「いえ…とりあえず眠らせているだけです、でも兵士達を傷つけましたので…従魔なら主人にも責任を取らせないと…こいつの主人は何処です?」
「あっ…えっと…その怪我をした兵士と言うのは…」
ラウロが話を変えると
「ジャンとリゲルです…こいつ何故かあの二人しか狙わなくて…」
兵士が首を傾げて不思議がっていた。
「二人は無事なんですか?」
「はい…しかし結構な深手を負いましたので医務室に連れて行きました」
「そ、そうですか…」
「ラウロ先生が連れて来たんですよね…ちょっと話聞かせてもらってもいいですか?」
「えっ…」
兵士がグッと先生の腕を掴むと
「いや、先生を疑うわけじゃありませんが…一応ね…」
ラウロは門番に腕を引っ張られて…コハクと共に連れて行かれてしまった。
「ジャン、リゲル…大丈夫か?」
怪我を負った二人は仲間に抱えられて医務室に向かっていた。
「だ、大丈夫、だ…」
ジャンが苦しげに答えると…
「なんであの魔獣お前らだけ狙ったんだ?何かしたのか?」
「「……」」
二人は黙って首を振る…
「まぁそれより治療だな、その腕…残念だな…」
チラッとちぎれた腕を見ると
「別に…いい…」
ジャンがつけ放すように答えた。
「いいって…よくないだろ…その腕じゃ…もう兵士には…」
その先を言えずに黙ってしまうと沈黙が訪れる…
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