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10章
345.経緯
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ミヅキは言いにくい雰囲気のなか、深呼吸して口を開く…
「じいちゃんもアラン隊長も私の為に怒ってくれてありがとうね…でも他国に喧嘩なんか売ったら大変だよ戦争になっちゃうんじゃ無いの?」
ミヅキが聞くと
「軍人として攻撃したらまずいがもう除隊した俺はただの冒険者だ、冒険者には国の縛りはないからな。個人の責任になる」
「わしもギルマスを降りればただの冒険者だからな」
ディムロスがニカッと笑うとミヅキのそばによってぐしゃぐしゃと頭を撫でる。
「場合によっては…ミヅキに触れるのはこれが最後になるかな」
ディムロスが笑うと
「やだっ!」
ミヅキがディムロスの手をギュッと掴んだ!
「じいちゃんもアラン隊長も行くのまって!足が動かないのはきっとずっと動かして無かったからだよ!だって動く気がするもん!もう少しすれば動くから!」
ミヅキが引き止めるとグッと足に力を込めて立ち上がろうとする…
「ミ、ミヅキ無理するな!」
じいちゃんが支えるように手を出すと
「無理するよ!じいちゃんとアラン隊長の事がかかってるんだもん!」
ミヅキが震えながら立ち上がると、ディムロスの手を離そうとするが、ディムロスがなかなか手を離せずにいる。
「大丈夫!じいちゃん…見てて…」
じいちゃんの手をそっと離すとパッと一瞬だが一人で立った!
直ぐに力が抜けて倒れ込むと、すかさずディムロスが受け止める。
ミヅキは嬉しそうにディムロスをみると
「見た?立ったよ!ね!大丈夫なんだよ今は戻って無いだけなの、直ぐに戻るから待っててね」
ミヅキが笑いかけると
「ギルマス…諦めたらどうですか?ミヅキは頑固だと思いますよ」
行かせないと言うようにディムロスの服をギュッと掴んでいると…ディムロスの顔がフッと緩んだ…
「全く…可愛い孫にそこまでされたら言うことを聞きたくなってしまうな」
ディムロスがそっと力が入っているミヅキの手を掴むと
「じゃがもしその足が元に戻らんかったら…いくらミヅキの頼みでもあいつらを許すことはできんぞ」
ディムロスが真剣にミヅキに向き合うと
「あいつらはそれだけの罪を犯したんだ…」
言い聞かせるように言う…
「うん!その時は思いっきりやっちゃってよ!」
ミヅキがニカッと笑って答えた!
エヴァが落ち着いた所でミヅキの足を触ると…
「どうだ?感じるか?」
「うん、ちょっとなら動くよ…リハビリすれば大丈夫じゃないかなぁ…」
「リハビリ?」
「うんと…体が元に戻るように訓練をする…って事かな、抵抗の少ない水の中を歩いたり、補助を付けて歩く練習したり」
「なるほど…それはいいな!特に水の中はいいかもしれない」
エヴァさんが頷くと
「じゃあまずはお風呂に入って揉んだりした方がいいかな?」
「そうしよう」
エヴァさんが立ち上がると、早速お風呂の準備をする為に部屋を出ていってしまった。
「お風呂かぁ…そういやミヅキと入ったな」
デボットが懐かしそうにしていると…
「そうだ…まだ一緒に入る約束達成してませんでしたね」
セバスが思い出したように笑うと
「補助も必要ですからこれを機に一緒に入りましょうか?」
セバスがミヅキの手を取ると…
「えっ…」
ミヅキが固まる。
「そうだな!俺も入ろうかなぁ~」
ベイカーがミヅキと入れると嬉しそうにすると…
「はぁ?あなた達が入れるわけないじゃない」
ユキさんが戯言を言ってるベイカーを鼻で笑うと
「なんでだよ!誰かが一緒に入らないと危ないだろうが!それなら保護者の俺の役目だろ?」
ベイカーがユキにつっかかると
「ミヅキは女の子なのよ!それにエヴァさんが一緒に入るに決まってるでしょ!そして私も入るわ!だから男はお呼びで無いのよ!あっ…シルバ様達とコジロー様は別ですよ…」
ユキさんがにっこりとコジロー達に笑いかけると…
「い、いや…俺は遠慮するよ…」
セバスさんとベイカーさんに睨まれてサッサッと後ろに下がった…
「そうですか?」
ユキさんが残念そうにしていると
「どうせならマリーさんとイチカちゃんも一緒に入りましょうよ!ミシェルさんは…」
とミシェル隊長を見ると…
「「「「駄目に決まってるだろ!」」」」
ベイカー達が一斉に叫んだ…。
「何よ!私だってミヅキちゃんと入りたいわ!」
ミシェル隊長がぷんぷんと怒り頬を膨らませると…
「気持ちわりぃな…お前がそんな顔しても可愛くないんだよ…」
アランがボソッと呟くと
「ア~ラ~ン~!聞こえてるわよ!あんたの除隊の申請きっちりアルフノーヴァ様に報告しておくからね」
ミシェルがアランを睨むと
「あれは!ミヅキの足が治って無いと思ったから…なしだ!なし!」
アランが慌てて訂正する。
すると風呂の用意の為にエヴァさんが戻って来た。
「ミヅキ、マルコさんに許可を取って庭に風呂を作る事にした。広く作れば歩く練習になるからな」
エヴァさんが笑うと…
「あっ、ならエヴァさん男性用と女性用と作ってもらってもいい?今日はエヴァさん達と入って…明日はセバスさん、ベイカーさん一緒にはいろ!」
ミヅキが笑いかけると…
「しょ、しょうがないなぁ~ミヅキがそこまで言うなら入ってやるか…」
ベイカーがニヤニヤと嬉しそうにすると
「楽しみです…背中を流して下さいね」
セバスもここ一番の笑顔を見せると
「ミヅキ…じいちゃんも背中流して欲しいなぁ…」
ディムロスが羨ましそうに二人を見ている
「もちろん、じいちゃん達も一緒に入ろうね!」
ミヅキの言葉に…
「よし!手が空いてるやつは風呂作り手伝うぞ!」
ベイカーが声をかけると…
「しょうがないわね…私も手伝ってあげるわ」
ユキさん達もベイカーの後を追った…。
部屋にセバスと、デボット、レアル、シルバ達だけが残り静かになると
【やっとうるさい奴らがいなくなったな】
シルバがホッと息を吐きミヅキに寄り添う。
【みんないつも通りだったね…凄く嬉しい!】
ミヅキがシルバに抱きつくと
【当たり前だろ?何をミヅキはあんなに怯えていたんだ?】
【そうだな…ミヅキらしくもない】
プルシアも不思議に思っていると
【わかんない…なんか…捨てられたって思ったら悪い方へ悪い方へとしか考えられなかった…あの時話が出来る人が誰もいなかったし…】
ミヅキがコハクとムーを撫でると
【でもコハク達がいてくれたから…心強かったよ】
ふたりに感謝を込めてギュッと抱きしめた。
【ふたりには何かお礼をしないとね】
どうしようかな…と考えていると
「ミヅキさん、何か悩んでいるところ悪いのですが…ではこれからミヅキさんが攫われた時の事をお聞きしますね」
セバスがベッドに腰掛けミヅキに向き合うと…
「何か覚えてる事はありますか?」
セバスの質問にミヅキは首を振る
「倒れる前からの記憶しかない…起きたら知らない部屋で寝てて…最初は病院のベッドかと思ったの…」
「病院?」
「部屋の外に人がいて…病気だから様子を見せて欲しいって声をかけられたから…」
「それで!どうしたんですか!」
セバスが声を荒らげると
「コ、コハクが扉を魔法で固定して開かないようにしてくれて…その後その人がいなくなった隙にコハクとムーが扉を壊して外に逃げました」
「コハクさんもムーさんもよくやりましたね」
セバスがふたりを撫でて褒めると
「でもコハクが私が重いから疲れちゃって…で回復魔法をかけようとしたら…そこからまた記憶無くて…」
ミヅキが顔を下げると
「魔法を使ったから熱が上がってしまったのですね…うーん…やはり見ていたのはコハクさんとムーさんだけですね…」
セバスが顎に手を当てどうしたものかと悩んでいた…。
「じいちゃんもアラン隊長も私の為に怒ってくれてありがとうね…でも他国に喧嘩なんか売ったら大変だよ戦争になっちゃうんじゃ無いの?」
ミヅキが聞くと
「軍人として攻撃したらまずいがもう除隊した俺はただの冒険者だ、冒険者には国の縛りはないからな。個人の責任になる」
「わしもギルマスを降りればただの冒険者だからな」
ディムロスがニカッと笑うとミヅキのそばによってぐしゃぐしゃと頭を撫でる。
「場合によっては…ミヅキに触れるのはこれが最後になるかな」
ディムロスが笑うと
「やだっ!」
ミヅキがディムロスの手をギュッと掴んだ!
「じいちゃんもアラン隊長も行くのまって!足が動かないのはきっとずっと動かして無かったからだよ!だって動く気がするもん!もう少しすれば動くから!」
ミヅキが引き止めるとグッと足に力を込めて立ち上がろうとする…
「ミ、ミヅキ無理するな!」
じいちゃんが支えるように手を出すと
「無理するよ!じいちゃんとアラン隊長の事がかかってるんだもん!」
ミヅキが震えながら立ち上がると、ディムロスの手を離そうとするが、ディムロスがなかなか手を離せずにいる。
「大丈夫!じいちゃん…見てて…」
じいちゃんの手をそっと離すとパッと一瞬だが一人で立った!
直ぐに力が抜けて倒れ込むと、すかさずディムロスが受け止める。
ミヅキは嬉しそうにディムロスをみると
「見た?立ったよ!ね!大丈夫なんだよ今は戻って無いだけなの、直ぐに戻るから待っててね」
ミヅキが笑いかけると
「ギルマス…諦めたらどうですか?ミヅキは頑固だと思いますよ」
行かせないと言うようにディムロスの服をギュッと掴んでいると…ディムロスの顔がフッと緩んだ…
「全く…可愛い孫にそこまでされたら言うことを聞きたくなってしまうな」
ディムロスがそっと力が入っているミヅキの手を掴むと
「じゃがもしその足が元に戻らんかったら…いくらミヅキの頼みでもあいつらを許すことはできんぞ」
ディムロスが真剣にミヅキに向き合うと
「あいつらはそれだけの罪を犯したんだ…」
言い聞かせるように言う…
「うん!その時は思いっきりやっちゃってよ!」
ミヅキがニカッと笑って答えた!
エヴァが落ち着いた所でミヅキの足を触ると…
「どうだ?感じるか?」
「うん、ちょっとなら動くよ…リハビリすれば大丈夫じゃないかなぁ…」
「リハビリ?」
「うんと…体が元に戻るように訓練をする…って事かな、抵抗の少ない水の中を歩いたり、補助を付けて歩く練習したり」
「なるほど…それはいいな!特に水の中はいいかもしれない」
エヴァさんが頷くと
「じゃあまずはお風呂に入って揉んだりした方がいいかな?」
「そうしよう」
エヴァさんが立ち上がると、早速お風呂の準備をする為に部屋を出ていってしまった。
「お風呂かぁ…そういやミヅキと入ったな」
デボットが懐かしそうにしていると…
「そうだ…まだ一緒に入る約束達成してませんでしたね」
セバスが思い出したように笑うと
「補助も必要ですからこれを機に一緒に入りましょうか?」
セバスがミヅキの手を取ると…
「えっ…」
ミヅキが固まる。
「そうだな!俺も入ろうかなぁ~」
ベイカーがミヅキと入れると嬉しそうにすると…
「はぁ?あなた達が入れるわけないじゃない」
ユキさんが戯言を言ってるベイカーを鼻で笑うと
「なんでだよ!誰かが一緒に入らないと危ないだろうが!それなら保護者の俺の役目だろ?」
ベイカーがユキにつっかかると
「ミヅキは女の子なのよ!それにエヴァさんが一緒に入るに決まってるでしょ!そして私も入るわ!だから男はお呼びで無いのよ!あっ…シルバ様達とコジロー様は別ですよ…」
ユキさんがにっこりとコジロー達に笑いかけると…
「い、いや…俺は遠慮するよ…」
セバスさんとベイカーさんに睨まれてサッサッと後ろに下がった…
「そうですか?」
ユキさんが残念そうにしていると
「どうせならマリーさんとイチカちゃんも一緒に入りましょうよ!ミシェルさんは…」
とミシェル隊長を見ると…
「「「「駄目に決まってるだろ!」」」」
ベイカー達が一斉に叫んだ…。
「何よ!私だってミヅキちゃんと入りたいわ!」
ミシェル隊長がぷんぷんと怒り頬を膨らませると…
「気持ちわりぃな…お前がそんな顔しても可愛くないんだよ…」
アランがボソッと呟くと
「ア~ラ~ン~!聞こえてるわよ!あんたの除隊の申請きっちりアルフノーヴァ様に報告しておくからね」
ミシェルがアランを睨むと
「あれは!ミヅキの足が治って無いと思ったから…なしだ!なし!」
アランが慌てて訂正する。
すると風呂の用意の為にエヴァさんが戻って来た。
「ミヅキ、マルコさんに許可を取って庭に風呂を作る事にした。広く作れば歩く練習になるからな」
エヴァさんが笑うと…
「あっ、ならエヴァさん男性用と女性用と作ってもらってもいい?今日はエヴァさん達と入って…明日はセバスさん、ベイカーさん一緒にはいろ!」
ミヅキが笑いかけると…
「しょ、しょうがないなぁ~ミヅキがそこまで言うなら入ってやるか…」
ベイカーがニヤニヤと嬉しそうにすると
「楽しみです…背中を流して下さいね」
セバスもここ一番の笑顔を見せると
「ミヅキ…じいちゃんも背中流して欲しいなぁ…」
ディムロスが羨ましそうに二人を見ている
「もちろん、じいちゃん達も一緒に入ろうね!」
ミヅキの言葉に…
「よし!手が空いてるやつは風呂作り手伝うぞ!」
ベイカーが声をかけると…
「しょうがないわね…私も手伝ってあげるわ」
ユキさん達もベイカーの後を追った…。
部屋にセバスと、デボット、レアル、シルバ達だけが残り静かになると
【やっとうるさい奴らがいなくなったな】
シルバがホッと息を吐きミヅキに寄り添う。
【みんないつも通りだったね…凄く嬉しい!】
ミヅキがシルバに抱きつくと
【当たり前だろ?何をミヅキはあんなに怯えていたんだ?】
【そうだな…ミヅキらしくもない】
プルシアも不思議に思っていると
【わかんない…なんか…捨てられたって思ったら悪い方へ悪い方へとしか考えられなかった…あの時話が出来る人が誰もいなかったし…】
ミヅキがコハクとムーを撫でると
【でもコハク達がいてくれたから…心強かったよ】
ふたりに感謝を込めてギュッと抱きしめた。
【ふたりには何かお礼をしないとね】
どうしようかな…と考えていると
「ミヅキさん、何か悩んでいるところ悪いのですが…ではこれからミヅキさんが攫われた時の事をお聞きしますね」
セバスがベッドに腰掛けミヅキに向き合うと…
「何か覚えてる事はありますか?」
セバスの質問にミヅキは首を振る
「倒れる前からの記憶しかない…起きたら知らない部屋で寝てて…最初は病院のベッドかと思ったの…」
「病院?」
「部屋の外に人がいて…病気だから様子を見せて欲しいって声をかけられたから…」
「それで!どうしたんですか!」
セバスが声を荒らげると
「コ、コハクが扉を魔法で固定して開かないようにしてくれて…その後その人がいなくなった隙にコハクとムーが扉を壊して外に逃げました」
「コハクさんもムーさんもよくやりましたね」
セバスがふたりを撫でて褒めると
「でもコハクが私が重いから疲れちゃって…で回復魔法をかけようとしたら…そこからまた記憶無くて…」
ミヅキが顔を下げると
「魔法を使ったから熱が上がってしまったのですね…うーん…やはり見ていたのはコハクさんとムーさんだけですね…」
セバスが顎に手を当てどうしたものかと悩んでいた…。
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