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第三章
お帰りなさいませ
しおりを挟む馬車の中でシャルルは溜息を漏らした。
「……むらむらしてきた」
朝に色々とあったせいで、今日は一度も射精していない。おかげで随分と性欲が高まってしまう。
屋敷に帰ったらすぐさま誰かに精を放つしかないだろう。そんなことを考えながら、シャルルは帰りの馬車の中で再び溜息を漏らした。
結局、農村組合との会合には遅刻したし、それが理由で後につっかえていた色々なことが遅れてしまった。
仕事の遅れを取り戻すために頭を使ったせいで、体には重たい疲れが残っている。
屋敷の正面扉にまで辿り着いたところで、シャルルは二人のメイドの出迎えを受けた。確か、今朝起こしに来た二人だ。
その二人のメイドが揃って頭を小さくさげた。
「お帰りなさいませご主人さま」
「ああ、今戻った」
そう言いながら、シャルルは二人の少女の胸に手を伸ばした。柔らかな感触を手の平で楽しんでいると、二人のメイドが頬を染めた。
「もう、ご主人さま、扉を開けられないじゃないですか」
「俺が開きたいのはこっちの狭い穴のほうだが」
シャルルが少女の股間に手を伸ばす。スカートの中に手を滑り込ませて、下着の上から少女の肉の割れ目を中指でなぞった。
そこはしっとりと濡れていた。シャルルの指先に少女の温かい分泌液がまとわりつく。
メイドが困ったように笑みを浮かべた。
「もう、ご主人さまったら……。ご主人さまのとっても大きな鍵で無理矢理こじ開けるおつもりですか?」
「鍵が合わなくて何度も出し入れするし、かき回すかもしれないがな」
「まぁ……、わたしの鍵穴はご主人さま専用ですのに。わたしを開けるのは、ご主人さまだけです」
「はは、そうか」
「それよりもご主人さま、早く屋敷に入りましょう。みんなご主人さまのお帰りを待ってますから。その後で、たっぷりと……」
そう言ってメイドのうちのひとりがシャルルの手をそっと胸から離した。
屋敷の正面にある扉を開くと、その向こう側のホールにメイドが二十人ほどいるのが見えた。
シャルルを待ち構えていたかのように、メイドたちが一斉に頭を下げる。
「お帰りなさいませご主人さま」
歳若い少女たちの斉唱がシャルルの耳をくすぐる。メイドたちは二列になって並んでいた。その間をメイド長のアンキラがすっと進み出てくる。
「お帰りなさいませご主人さま。今朝は本当に申し訳ありませんでした。ご主人さまのメイドでありながら寝坊してしまうなど」
「まったくだ、おかげで遅刻した」
遅刻したのは他の理由からだったが、それは黙っておく。責められたメイド長が苦い表情で再び頭を下げた。
「も、申し訳ありません」
「いや、もういい。それより」
「わかっております。あなたたち」
アンキラが並んでいたメイドたちを見渡す。メイドたちの中から数人が出てきて、シャルルのすぐ傍へと歩み寄った。
「ご主人さま、失礼いたします」
そう言ってからシャルルの服を脱がせにかかった。数人の少女たちに囲まれたことで、甘い匂いが鼻をついた。柔らかな少女たちの香り。
花の間を飛び交う蜂のように、それぞれの蜜を楽しみたいと思ってしまう。
あっと言う間にシャルルの服は脱がされてしまい、靴以外は何もまとっていない状態にまでなった。
そのシャルルの股間でペニスがむくむくと持ち上がる。
「ご主人さま、少し脚を開いてください」
「こうか?」
「はい……」
シャルルが両脚を開いたところで、四人のメイドがシャルルのすぐ傍に寄ってきた。すぐ正面には、今朝起こしに来てくれた二人のメイドがいる。
その二人が床に膝をついて、シャルルの顔を見上げた。
「ああ、ご主人さまの、こんなにも大きく」
「ご主人さま、失礼します」
二人の少女がシャルルのペニスをじっくりと眺め、それからそっと手を伸ばした。少女のほっそりとした指がシャルルの巨大な逸物に絡みつく。
さらに二人の少女がペニスに口付けをした。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅぱっ。
そんな音を立てながら、シャルルのペニスを甘く啄ばんでゆく。むずがゆく甘い快感がシャルルの腰をちりちりと刺激した。
さらに両隣から二人のメイドが寄ってきて、シャルルの太い脚を自分たちの両脚で挟んだ。顔を向ければどちらにも麗しい少女がいる。
シャルルは手を伸ばし、二人の少女の尻を掴んだ。
「やんっ」
「あっ」
指先が少女の尻の肉に埋もれてゆく。下着ごとその柔らかさを味わっていると、正面で跪いている二人の少女がぱっくりと口を開けた。
メイドの口の中は唾液で一杯だった。口を開くだけで、粘液がねばねばと糸を引いている。少女の体温でじっとりと熱くなったその口の中に、シャルルの男根がずちゅりと差し込まれた。
じゅぼっ、じゅぼっ。
そんな音を立てながら少女が唇でシャルルのペニスを扱いてゆく。さきほどまでの甘ったるい刺激も心地よかったが、そうやって射精を促すかのような動きもまた格別に心地よい。
床に膝をついていたもう一人の少女がシャルルの太腿を舐めまわす。内腿を幼い少女の舌先がつるんと滑っていった。
シャルルは一度唾を飲み込み、ほうっと息を漏らした。外が少し肌寒かったせいで体が少し冷えている。だが今は屋敷に戻ってきて、こうやって四人の少女に囲まれていた。
年頃の少女の体温がシャルルの肌を温めてゆく。これほど贅沢な暖房は他にないだろう。
二人の少女の尻を撫で回し、さらに二人の少女から口でご奉仕を受けている。
少女の唇は桃の果肉のように瑞々しい。少女の舌がびちゃびちゃと音を立てながらシャルルのペニスを舐めまわす。
昨日の夜から一度も射精していなかったせいで、限界は思ったよりも早く近づいてきた。
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