車いすの少女が異世界に行ったら大変な事になりました

＝＝＝＝＝＝＝＝第五章＝＝＝＝＝＝＝＝

12•ヴィオレット山を越え海に着く

昨日の夜はよかったないえ決して目的を忘れた訳ではありません人間には休養が必要です
働きすぎて過労死して異世界転生なんてラノベの定番みたいな事になったら大変ですよ。私も異世界にいるんですけどね。まあとりあえずそれはいいとして、今は山越えです。この山は内陸と海を繋ぐ大切な場所なので街道が整備されてて助かりました。まさかお姉様におんぶされて山越えなんてそれはそれでいいかもしれませんが迷惑をかけますから助かりました。

勾配は少しありますがもう少しで一番高い場所です。あとは下りです。海見えますかね

「お姉様遠くですがうっすらと海が見えますわ」

「あれが海か確かに湖より広いな」

「そうですあれがずっと広がってますわ」

海懐かしいですね。私は車いすなので海水浴はした事は小さい時の記憶だけです。さあ目的地まではあと少しですね。楽しみ後はあれがあるかですが大丈夫でしょうか？それから山を下りきりました。後は街道沿いに進めば到着するはずです。このまま無事に着くといいんですが

さて山を越えて数日たちました。温暖な所とは聞いていましたが少し蒸しますね。暑いです

「お姉様大丈夫ですか暑いので気をつけてくださいね」

「ありがとうヴィオレット鍛えてるから大丈夫よ」

この暑さと湿度ならお目当ての物があるかもしれません楽しみです。そろそろ街が見えてもいい頃なんですがなかなか着きませんね。あ！

「お姉様遠くに街が見えますあそこですか」

「そうだね地図を見ても間違いないわ」

やっと目的地に来たみたいです。結構な道のりでしたがそれから夕方には街に入りました。
今日は宿に泊まって明日探しましょうか今から楽しみ