放課後はダンジョンに行って憂さ晴らしのつもりがいつの間にか学園最強になってたことに気が付かなかった

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第百四話 人魚の村

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・・・・・・

・・・・
(ここ、だけじゃないよな?)ドーラ
(さあ?)ダンマス
(おいしs(いくらねこでもそれ以上言ったら敵認定されちゃうんでやめてね)とニャに口止めするユータ
厨房班の3人はじっくり観察している。

「姫様達?ここは、人魚の国の始まりの村ですか?」
「意味わかりませんが?」2
「まずお城に行きましょう!」1
「え?!お城に連れて行ってしまうんですか、、、」おっさん

ユータ達はそのまま付いていく。
当然だが道はない。
そこらに生えているのは草ではなく海藻類とかウニとかが、、

「あ、ウニは放し飼いなので飼い主居るので勝手に食べてはダメですよ?」2
「はーい!!」×7
鶏とかアヒルみたいなもんか、、、

で、ほどなく、、岩が集まった感じの場所に、、
(これ?)ユータ
(だろうなぁ、、)ドーラ
(なんか公園にありそうな、、山の方とかの)
(あー、ありそうだなー)

「立派な城ですね!」ダンマス
(さすが大人!!)×6

皆、流石にもろわかりの嘘というかホントではないことを言うのははばかられたのだ。

「おほほほ、、ちいさくっておはずかしい」1

(大小の問題?)
(・・・・)

向こうの世界だったらテトラポット持ってきて組んでるんじゃね?みたいに思える。
魚の巣を大きくしたようなもん、、
こんなんでもサメとかを防御できるんだろう、多分、しらんけどw

中からなんか王冠かぶった人魚がでてきた。
おっさんがびたん!と地に伏せた。
「ほら、あんたらもっ!!」
「ごめん、俺も王だから簡単に目下になるわけにはいかないんだよ」ドーラ
「「「は?」」」

「人魚の王よ。俺は陸地を統べるドラゴニア王国の王、ドーラだ。貴国、、?国?・・・の、姫様達に招待され参った。」ドーラ

「おお!これは!初の他国の王の来国じゃ!!」
(初?)

(おっさん、、ここ、他との交流って無いの?)
(・・・ええ、特には、、なにせ近隣に知的生物いないんで、、)

「私はダンジョンの王、段田です。お見知りおきを」ダンマス
「おおお!!これはこれは!!今日は我が国に二カ国も知り合いができたぞっ!!」

(なんか、ひとのよさそうなひとだねー)ユータ
(・・・うん、、なんか、ちょろすぎてあぶねーな、、、)ドーラ
(保護者、必要ですねぇ)ダンマス

で、向こうは魚、こっちは人。更に、人魚の国?では人の訪問ははじめてなので、テーブルとかイスとか無い。
なのでお茶セットを持っているユータがストレージからテーブルとイスを出した。
日本のDIYで買ってきた鋳物のガーデンテーブルとイス。
もちろん水の中なので茶なんぞ出すこと不可能なんで出さない。ケーキもムリ。

「あ、僕らのほうに来てもらえば?そしたらケーキもお茶も出せるよ?」ユータ
「「ケーキ!!お茶っつ!!」」姫1,2

姫たちが王に詰め寄り、お誘いに乗れと脅している。
まだこっちが決めていないのに、、仕方がないので
「人魚の王よ、我が国の茶会処が海上にあるのだ。先程姫たちとはそこで見知った。もしよければ来てもらえてば地上のもてなしをできるのだが、、、」ドーラ

ハイとしか言えなくなっている王
喜んで招待されようと、姫たちに背中をつんつんされながら応える。

「んではいきます」と、ユータが皆を転移

シュン!
筏の人工芝の上へ。

先程のガーデンセットは全部置いてきた。どうせ海上じゃ使えないし、、あげるほうがいいんじゃないかな?ってユータは思ったのだ。
姫たちにこそっと、置いてきたテーブルとイス(5セットくらいあった)は、上げますので好きに使ってください。と言うと、姫たちはきゃっきゃきゃっきゃと喜んでいた。

人魚達にあわせてユータ達も人工芝の上に座りこむ。
ちょうどよい高さのちゃぶ台をストレージから出すドーラ。
いつの間に買っていたのか?!!恐るべしドーラ!!
で、ユータが茶とケーキをストレージから出して配る。

甘味を感じるらしく、驚いていた。
話には聞いていたが、、と、王。相槌うつ姫たち。
おっさんは遠慮してたが、ウチの国のやり方なので、食べてね、と食わせた。

で、
ドラゴニアが支配した本土側と島を説明。
そこに常駐員を置くので、なにかあったら声かけてね、と。
「うちの国は、いい人達の国と同盟結んでるんで、なんかあったら助けます。」ドーラ
「んじゃ、うちとも結んでよ」王

軽い王様。わかってるのだろうか?まー、ダイジョブだけどさ。問題なんかないし。
まぁ、あの転移でも凄さの一端はわかったんだろうし、、
姫様達も当然乗り気。

「ケーキとかの配給所とか作るほうがいいかもなぁ」ドーラ
「んじゃウチでやるにゃ!」ニヤ
「・・・・・くれぐれも、、きをつけてな?同盟さんだからね?」ドーラ
「じゅるっ、、だいじょぶにゃ!!」
・・・・・・・・・・・・ほんとかよ、、

「今のじゅるっ、は冗談にゃ!!じゅるっ、、」
・・・・・・

「じゃ、海産物とで地上のケーキやクッキーなどの食べ物と交換できるような所つくるから、、」ドーラ
「「「「期待してます!!」」」」王と姫たちと何気におっさんも

あ、と今気づいたドーラ、念話でガンダに連絡とりあらましを言う。
村規模なので、できれば厨房班で仕切らせてみたい、というと、ガンダも「顔出しに行きますけど、基本それでいいですよ」と快諾。

なんか、”海のお約束”で、人魚たちと交流持ってしまった。

「なんか、人魚ってエルフみたいに人間に敵対しているイメージあったけどねー」ユータ
「そうなんだ、、俺陸上担当なんで全くしらなかったわ、、」ドーラ
「まぁ、私がまだ海のダンジョン作ってませんでしたからね、あの頃は」ダンマス

などといいながら、島にも陸地にも宿泊施設と、陸地の側の海上にも同じような、でも数倍の大きさの筏を浮かべてその上に物品交換所を作った。
人工芝なので、オッポを傷つけずに登れて交換所に行けるわけ。また、ケーキも茶もクッキーなども海の中に持っていけないので、ちゃぶ台を幾つか置いて、そこで食べられるスペースを作った。

「・・多分、この近くの海の中に村でも作るんじゃないかな?」ドーラ
「ああ、、やりそうだね、、あの姫様達。」ユータ
「王が快諾し、一緒にやるんじゃないですかねぇ」ダンマス
ま、身近にいられたほうが守りやすいし、、
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