放課後はダンジョンに行って憂さ晴らしのつもりがいつの間にか学園最強になってたことに気が付かなかった

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第百七話 ムータン

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踏ん切りがついたユータとドーラ。
あとはタカと市にどんだけ頑張らせられるか?。本人達の努力ももちろんだが、ユータとドーラが効果的な、効率的な手を考えてあげられれば、その努力はもっと報われる。

その日、ユータとドーラはダンマスのうちに居た。
ダンマスのうちはユータの街にある7階建ての古いマンションの6階。でも作りはなんかとても頑丈そう。

「・・・・・ユータ、ビザは取りましたか?」ダンマス
「うん、もう貰った。すんなりもらえた。どうもありがとう!」
パスポートを取ってからすぐにビザ申請に行った。翌日貰ったらその足でも一つの領事館に行きまた申請。特殊らしく、2つ目のところでは応接室に通され、そこで一時間ほど待たされて、渡された。在りえないほどの速度である。多分物理的に最速発行?

「それはよかった。それでは向こうに行ってみますか。」
と、ダンマスが言うなり、転移。

シュン!
そこは、
「・・・あれ?」王宮の中。 
一瞬、ドーラとユータは向こうに戻ったのかと思った。どっかの国の王宮に出たのかと。

「まぁ、王宮ですから、世界が違っても同じ人間向けなので、似てるんでしょ」と軽いダンマス
てくてく歩くダンマスに付いていく

でっかい扉でノックし、「はいるぞー」と、返事も聞かずに入るダンマス。

「おう、来たのか、、でその子達が君の言った子たちか」
中年前?青年よりは年があり、中年というほどくたびれては居ない、、壮年か、、
「そうね!」ダンマス
「「・・・・・・・」」ドーラ、ユータ

「あ、言葉がわかる・・・」ユータ
「そりゃ、君は向こうの言葉すら通じたんですから、こっちの世界でわからない言葉などないですよ?」ダンマス
そりゃそーか、、と納得。
素直っていいね!!



壮年男性はムータン国王、トプゲ・ホリドゥラ・ゾン。
ダンマスが言うところでは、彼が理解できる範囲内で全て言ってある。ので、何も隠す必要な無いとのこと。

「え?じゃー、俺がドラゴンてのも?」
「ええ、捕らえたりしないんでだいじょぶですよ」捕らえることなんかできないけどね。
ぽん!
と、ドーラがドラゴン形態になると、

「・・・・・ほ、おう、、ま、、すごいな、、やっぱ見ないとわからん、もんだなぁ、、、」
と目を丸くする、
まぁそーだよね?

「あの置物だめにしていいか?」
と、ドーラが窓辺の石の仏像を指す。
「あー、仏像はかんべんしてください・・・」

「んじゃ、そのゴミ箱ね」
ごっ!
ブレス。
ゴミ箱の上半分が消える。全部やると床まで燃えるからだね!!

「はじめてみた、これがドラゴンのブレスか、、、」
感動する王様w

ぱたぱた飛ぶドーラに感動し、、
部屋のあちこちを転移するドーラに感動し、、
「いや、あなた、もうなんども転移しているでしょ私と一緒に」ダンマス
「いや、それとこれとは違うさ、なんたってドラゴンだよ?!」
だよね!

一応王様を堪能させ、そのあと人間形態に戻ったドーラを連れ皆で下階のひろいリビングの外のテラスに出る。
良い天気。
この階は3階?ほどで、眺めがいい。全周囲山脈。空気も凄く美味しい!

バター茶というものをごちそうになる。あとチーズとチーズケーキと濃いヨーグルト。
バター茶は少し微妙だけど、慣れたら好きなるかも、、
ほかは美味しかった。

「ここの牧畜は参考になるかもなー」ドーラ
「そうですね、ドラゴニアにはいいかもしれません」ダンマス
「ほう、牧畜もやってるのか?」
「ああ、ミルクがほしいからな。ケーキも作れるんだぜ!」ドーラ

「・・・・行ってみたいなぁ、、」王
ここにも行ってみたい人がいるんだ、、

「まぁ、貴方が必要なだけ魔力を持てるようになれば、ねぇ」
「う、、、やってはいるんだが、、、」
「え?やっているんですか?」ユータ
「ええ、市とタカと同じように、気を練るように訓練し、その後魔石から魔力を吸い上げるようにしてるんですがね」ダンマス

「・・・ああ、思ったようにはなかなか、なぁ」
思ったように?

「いや、このひとせっかちで、、市より早いんですけどねぇ」
はやいん!
「すごいな、、・・・あ、ほんとだ、、向こうでも多い方になってる、、すげーな?こっちでのみだろう?」
ドーラ、診たようです。

「ええ、おもしろいことに、ここの土地はなんか向こうの感じに似てるんですよね、マソこそ無いけど、、」
「んじゃ、魔石をいっぱい持ってきて埋めたら?」ユータ
「「「・・・・・・・・・・・・・」」」

皆、それはなぁ、、という顔したが、次第に、、、どうだろう?、、、から、、、やってみてもいんじゃね?、みたいに変化してきた。

3人、顔を見合わせる。
「・・・おほん、いいかも、知れませんね?」ダンマス

「大魔法使いの別荘も作らせてもらえばいいのに」ユータ、今日は冴えている日なの?

ダンマスは王様に大魔法使いのことを話してあるみたいで、復活したことを追加で説明し、この国に住む許可を得て、念話で大魔法使いと話して、呼び出した。

シュン!
「呼ばれて・・(略)」大魔法使い
いきなり略されてもわからない人多いかも、、でも王様だけだった。

「彼が大魔法使いの、、、」ダンマス、
「新しくなったんで、名前も新しくし、ユーリにしました!新生大魔法使いユーリ!!日本語でも他の言葉でもだいたいそこの人名になりそうで便利っつ!!」

こんなキャラだったっけ?
(おう、、俺も違ったと思ってた、、)ドーラ

「いやー、ここは、、、んーーー、、気分がいい!!マソが安定?いやすい?なんかそんな感じっ!!」

(あ、若返ったからじゃね?)ドーラ
なるほど?

何はともあれ、ダンマスは良い土地を見つけ、良い人と友人になっていたようだ。

「いやだなユータ。面白い人、ですよ?」ダンマス

「そーか、、ダンマス基準って、、」
「おう、俺もだぞ?」ドーラ
・・・・・・
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