放課後はダンジョンに行って憂さ晴らしのつもりがいつの間にか学園最強になってたことに気が付かなかった

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第百二十二話 自宅付近

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朝起きたら父さん母さんはもう仕事に出かけていた。

「すげーな、、こんな状態なのに、仕事あるのか?おまえんとこの両親の会社は」ドーラびっくり!
「さあ?でも、昨晩も”仕事無くても出てこい、っていうんだからなぁ”と父さんぼやいて、かあさんも”そうよねぇ”とか言っていた。」
・・・・・
「・・・仕事、無くても?無いのに行かせるの?会社でだらだらしているの?」
「さあ、掃除でもしてるんじゃないかなぁ、父さんと母さんは」
「他の者達は?」

ユータはもし学校だったら、、と考え、
「遊んでるんじゃないかな?」
大体その辺りだろう。真面目にやらない奴等のほうが多い。
そういう奴等はまじ結構多い。が、おえらいさん来たときだけ何か一生懸命やってるふりするんだろうけど。

「ほう、そうなのか、、消しちゃう?いらねーだろ?そんなお荷物。そいつらの存在自体が世界の生物にとって害悪になってるよな?空気吸うし、食料食うし、ゴミ出すし、、」
なるほど、たしかにそうだな、と納得してしまうユータ。

「でも、そういうのも自分達で処分できるようにならなきゃ駄目なんじゃないかな?何でもかんでも僕たちに頼ってて、あれしてくてこれしてくれ、、そのうち、なぜやってくれないんだ!とかずーずーしい事言い出すよ?」

「・・・・ユータ、、なんか、、成長したなぁ、、」感動のドーラ
このくらいは昔から思ってたけどね、、言ったことないけど、、(ユータ)


朝食が用意してあったので食べて、少しのんびりしてから外に言ってみようとドーラと話し、TVを点けてみた。
デジタルもBSも、スポーツ番組や音楽など以外やっていない。

「何を報道していいのかわからないじゃねーのか?基準がわからないんだと思うぞ、いままでがおかしすぎ、それがあたりまえだと思い込んでりゃそうなるわな。」ドーラ
すごいなドーラ、ボクよりよほど知ってるん!!と感動のユータ。

「ちゃんとまともな人間の規準を持ってたら、いじめとかねーぞ?ありえねーぞ?」
・・まぁ、、そうだろうな、、とユータはドラゴニアの人びとを思い出して、納得。



つまんないんで外に出る。駅の方に行く。
平日の昼間だ。普段からそう人通りは多くない。郊外だからね。
「にしては、少なすぎるよな?」ドーラ

「あれ?ユータじゃん?ドーラも!帰ってきたのか?」
クラスメイトだった者、どっかの作業着来てコンビニから出てきたところだった。

「あ、惣菜屋!どうしたの?」
「ちげーよ、うちは解体屋だよ、惣菜屋はあっち、」
と商店街の方を指差す。
ごめん、とユータ。
「いいよおまえ覚えるの苦手だもんな、しかたねーよ。でもよく帰ってこられたな?飛行機飛んでたんか?なんかニュースじゃ空港閉鎖とか、まだミサイルがダンマスとかいうところからバンバン飛んできてるとかじゃねーか、、外出てたら危ないぞ?」

「いや、おまえもだな。つーか、どこでそんな嘘ニュース流しているんだ?戦争はムータンとダンマス王国の連合軍の完全圧勝でもうとっくに終わってるぞ?今は平和なもんだぞ。
なにか?外に人が少ないのは、戦争が続いて、しかもダンマス王国が無差別にミサイル発射しているとか思ってるのか?」

「あ、ああ、、そう言ってるしな、、どこのサイトのニュースも、、」
「ちなみに、ダンマス王国にミサイルも爆撃機も、戦闘機すら一台も持ってねーぞ?」
「まじかよ、、あ、でもなんでそんなこと知ってるんだ?」
「おいおい、、俺らが卒業後どこの国に行ったと思ってるんだ?思い出してみ?」
「・・・・まー、みー、、、、むう?むうたろう、、、むーちゃん、むーたんか、、あれ?ムータン?あのムータン?そのムータン?!!」
「そーだよ、だから全部知ってるんだよ」ドーラ
「・・・・そっかー、、圧勝側にいたのかあ、、気持ちよかったろ?」

「「・・・・ぜんぜん、、、」」
は?
「俺ら、ぼけっとしてただけ、、なーんも活躍するところなかった、、、」ドーラ
うんうん言っているユータ。

いや、子供は戦争しないべさ、、と解体屋

「いやいや、実力有れば子供でも参加できるんだよ、本人がやりたければ。もちろん全部わかった上で納得しての上でのことだけど。」ドーラ
そうなの?とユータに訊く解体屋

「そうだよ。ボクもホントはがんがんやりかたった、、けど、、待てったら終わってた、、、」ユータ

「なんか、すぐ終わったいい方だなー」
「すぐ終わったんだよ、、一日で向こうは全滅したんだよ、俺らなにもしないでぼさっとしているあいだに!」ドーラ
お、おう、、そりゃ、、ごくろうだったね、、待つのも結構大変だもんな?
と、フォローになってないことを言う解体屋。

「まぁ、なににせよ、も危険は無いんだな?」解体屋
「まぁ、戦争を起こそうって奴等は、もう世界に居ないんじゃないかなぁ」ドーラ
・・・?
「全員消された」
「・・・・・まじ?」
「「まじ!」」

すげーな?まぁ、安心だけど、、(解体屋)
「あれ?、んじゃ、ネットのニュースは?」(同)
「ほっとけ、バカな嘘流しているやつは早々に消される。で、そンな嘘を信じている奴等も、長くないんじゃねーかな?そういうのって何も考えていないから裏付けもないことをほいほい信じちゃうんだかからな」

「まー、でも、確認とかできねーし、、」
「んじゃ、そのまま鵜呑みにしなければいい。そういう可能性もある、程度で聞いておけばいい。鵜呑みにしてそのまま信じることが駄目なんだ。」
「あー、そいうことな、、」
「おまえら、ユータのこと確認したじゃん、危なくねー奴だって。あーゆーことやってりゃいいんだよ」
「あー、俺じゃなくって運送屋がな、、なるほどな、、」
「俺の話は、多分、二三日うちに大々的に発表されると思う。そのときに信じりゃいいから」
「おう、わかった。」

で、解体屋と別れ、ドーラとユータは駅ビルの方に行った。
その前に古本屋寄って、ないのもあったんで本屋寄って買って、それでも無いモノは注文した。
駅ビルに入ると、お店の半分以上が閉まっていた。
チェーン店が多いビルなので、チェーン店がほとんど閉まっていた。
その分、店を開けている個人店に客が集まるので、いいこった!と思ったユータとドーラ。

昼飯食べて、暇なんで道場行ってみた。
市はいないけど。
でも練習生が来ていた。
道場側は結構開けっ放しだ。市がそういう性格。
なので、練習生は来たい時に来て練習してていいのだ。

「えらいぞおまえら!んじゃ今日は夕方までみっちり付き合ってやる!」ドーラ
皆びびりながらも、期待した。
ドーラに稽古つけられると、上達がわかるほどなのだ。


夕方になると市が来た。あの扉を通って。
「あ、師匠来てたんだ、、」市
「皆もうばてばてだから。・・ユータ!、ヒモノ持っている?」
「ヒモノはもう全部だしちゃったから、干し肉ならいろいろあるよ!」
「皆腹減ってるかー?」
はーい!うーい!うーす!ごっちすー!などいろいろあるが全員空腹のようだ。

「んじゃ市、悪いけどご飯炊いてくれるかな?皆が食える分、、」
「うっす、デカイ釜で炊きます!」
夏とか道場で合宿やる。その時用にでっかい、給食室で使うような炊飯器があるのだ。

ユータとドーラが指揮して、道場の前の空き地に焚き火を熾し、干し肉を炙らせた。
市のメシが炊けてから、皆食い始める。
大した味付もしていない干し肉を、うまいうまい言いながら食べる生徒たち。

「あー、これ、魔獣だから、結構いんじゃないかな?」ユータ
「そうだったなー、忘れてたw。食い物でもマソを取り入れられるってのはいいな、、
市、今度からムータン王都の近くで取れた野菜とか、ダンジョン近くの森の動物や、もうそろそろ魔獣出始めるだろうから、魔獣とか、の肉を、持ってきてくれるか?それ、食わしてやれよ、」

「うっす、わかりました!」市
「ああ、金な、王様に渡しておくから、王宮へのツケで買えるように言っておくから」
「ありあとざまっす!」


「ほんとは皆連れてっちゃえばいんだけどなぁ」ドーラ
「そうですね、ダンマスと王様がうんというでしょうかね?」市
「きいとくわ」
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