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第百四十三話 ローラ、満足 ミカロユス将軍
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「こんな美味しいもの産まれてはじめてだよー」
と泣きながらケーキを食べまくるローラ。
いちいち注文するのもめんどくさくなり、先にまとめて、こっからここまで、と注文してしまうドーラ。
「見てると、なんか塩っからいもの食べたくなったな?」ドーラ
「うん、ボクもそう思ってた」ユータ
メニューにパスタがあったから大盛りで注文した。
パスタが来ると、ケーキをほうばっていたローラが珍しい物をみるように見る。
なので取皿を貰ってわける。
「!!これもすごくおいっしいっつ!!」
くえるの?まだ?
うんうんなずくローラ。
なので、ローラに他のパスタを注文する。
ケーキを食べきったら、次にパスタに取り掛かるローラ。
結局パスタは5種類、3つめから大盛りで、食べた。
パスタまで全部食べ終わると、ふう!と、満足できたようなローラ。
飲み物に関しては感動していない。ダンジョンにも果物があるから、ローラも食べていたのだろう。
ローラの見た目は、12-15歳くらいだろうか。最初より少し成長させて15くらいになっているドーラの妹とか言えば皆信じるくらい?見た目も似ているし。
食べ盛り年齢設定だから、少し多めに食べてもそれほど目立ちはしないだろう、と、ドーラとユータは”自分規準”で思っていた。
が、皿が山のように積み重なっていたので、やはり店の客どころか従業員でさえ目を見張っているまま身動きしない。
あれ?・・・・出たほうがいいかな?
金を払って店を出る。
街の雰囲気がいいので特に現在の領主を見る必要は無いとは思うが、好奇心はある。
「ここの新しい領主ってどんなだろう?」ドーラ
それはユータも気になった。
通行人に「領主邸ってどこなの?」と訊く。
「無いよ?ここはギルドが見ているんだ。軍とギルドがひとつになって、街の全般を見てるぞ」
昔みたいに税が高いことも無く、兵たちが無茶言ってくることもなくなった。随分変わったよ。と喜んで話してくれた。
へぇ、、と思って、んじゃギルドに行ってみる。ギルドの建物は通りにあるという。
歩いている間も、ローラが店屋や物売りなど見て、アレ何?コレ何?と騒がしい。
「あとで市場に連れてってやるから」と毎回いなして、どうにかギルドに着けた。
ローラの登録をして冒険者証を貰わねばならない。街の中に入った第一の目的はそれだったから。
建物の扉を開けて入るとそれなりに人が居る。冒険者らしい服装・装備だ。
受付に行き登録を願うと、すんなり登録できた。
登録書を貰い、
「よし、Ok!」ドーラ。
受付で、王都に行くには?と訊くと、
「以前の王都は廃都になりました。北西領の領都が仮りの王都になっています。どっかに王都を新設するようですよ」
と教えてくれた。
「ミカロユス将軍もそこにいるの?」ドーラ
「・・お知り合いですか?」
「ああ、知り合いだけど?」
「少々お待ちください」
と、その受付は、上階への階段を走って昇っていった。
北西王国新南東領ギルド支部。
3階ギルドマスターの部屋。
そこのソファに、ドーラ、ローラ、ユータが座っている。
向かいに、ミカロユスが座っている。
「わざわざお越しくださってありがとうございます。気にかけて頂いていると思うと、一層張り合いが出ます。もう街をご覧頂いたでしょうが、どうですか?よくなったでしょう!」ミカロユス
「ああ、見違えるようになってる。この街は一度滅んだはずだが、、で、多くの住人達がうちに来たが、、今のここの住人達は?」ドーラ
「旧王都や近隣からの移住者が多いですね。あとは税が高いとか領兵が酷いとか、領主が酷いところから来ています。」
「移住を自由にしたのか」
「ええ、そうすれば、馬鹿な領主も少しは考えるでしょう」
「ここの税は?」
「基本的には、ギルドの手数料でまかないたいのですが、今は南への街道整備にかなり費用が掛かりまして、一律で子供と動くのが厳しい老人を除く大人の人頭税、大体収入の1割くらいになる額を徴収しています。今のここの景気の良さを維持するぎりぎりでしょうね。これ以上上げたら、鈍化してしまいそうです」
「なるほどねぇ、、よく見ているんだな。」
「もう、軍だけで済む立場でなくなりましたからね。日々勉強です」
「領主が碌でもない領とか、あるのか?潰すか?言えば俺がやってもいいぞ?」ドーラ
「ありがとうございます。でも、大丈夫です。吊るすときは私が直々に吊るしますから。」
「斬首じゃないんだ?」
「はぁ、ウチの国はずっと吊るしてますね」
それから、
ミカロユスは、ラットビアから引き上げた後のことを話した。
ラットビアからリターニャ北西領に向かう道すがら、通る領の領主が生きていたら、ミカロユスに降ることを勧める。降らない場合、武力で制圧した。
その成果を北西領領主に手土産にして、王になってくれ、と説得し、どうにか了承そてもらう。
国軍と新王の名で、全国領主に服従を呼びかける。
従わなかった3つの領に軍が赴き、2つは軍を見た途端服従。のこり1つは、領軍を出してきた。戦闘になり、領軍がすぐに旗色悪くなり、そうなると領兵程度だと皆逃げ出す。
すぐに領主邸が国軍に占居され、領主は領を捨てて逃げていった。
ミカロユスは、逃げた領主達を匿うことを禁止しなかった。
窮鼠にしないために。プラス、潜在的裏切り者を炙りだしやすくなるため。
でも今のところ問題は無いです。
そして、今は南部方面を開発するために、自分の拠点をここに設けたと言った。
「南はドラゴニアとの幹線にしますので」ミカロユス
とミカロユスは話を終えた。
と泣きながらケーキを食べまくるローラ。
いちいち注文するのもめんどくさくなり、先にまとめて、こっからここまで、と注文してしまうドーラ。
「見てると、なんか塩っからいもの食べたくなったな?」ドーラ
「うん、ボクもそう思ってた」ユータ
メニューにパスタがあったから大盛りで注文した。
パスタが来ると、ケーキをほうばっていたローラが珍しい物をみるように見る。
なので取皿を貰ってわける。
「!!これもすごくおいっしいっつ!!」
くえるの?まだ?
うんうんなずくローラ。
なので、ローラに他のパスタを注文する。
ケーキを食べきったら、次にパスタに取り掛かるローラ。
結局パスタは5種類、3つめから大盛りで、食べた。
パスタまで全部食べ終わると、ふう!と、満足できたようなローラ。
飲み物に関しては感動していない。ダンジョンにも果物があるから、ローラも食べていたのだろう。
ローラの見た目は、12-15歳くらいだろうか。最初より少し成長させて15くらいになっているドーラの妹とか言えば皆信じるくらい?見た目も似ているし。
食べ盛り年齢設定だから、少し多めに食べてもそれほど目立ちはしないだろう、と、ドーラとユータは”自分規準”で思っていた。
が、皿が山のように積み重なっていたので、やはり店の客どころか従業員でさえ目を見張っているまま身動きしない。
あれ?・・・・出たほうがいいかな?
金を払って店を出る。
街の雰囲気がいいので特に現在の領主を見る必要は無いとは思うが、好奇心はある。
「ここの新しい領主ってどんなだろう?」ドーラ
それはユータも気になった。
通行人に「領主邸ってどこなの?」と訊く。
「無いよ?ここはギルドが見ているんだ。軍とギルドがひとつになって、街の全般を見てるぞ」
昔みたいに税が高いことも無く、兵たちが無茶言ってくることもなくなった。随分変わったよ。と喜んで話してくれた。
へぇ、、と思って、んじゃギルドに行ってみる。ギルドの建物は通りにあるという。
歩いている間も、ローラが店屋や物売りなど見て、アレ何?コレ何?と騒がしい。
「あとで市場に連れてってやるから」と毎回いなして、どうにかギルドに着けた。
ローラの登録をして冒険者証を貰わねばならない。街の中に入った第一の目的はそれだったから。
建物の扉を開けて入るとそれなりに人が居る。冒険者らしい服装・装備だ。
受付に行き登録を願うと、すんなり登録できた。
登録書を貰い、
「よし、Ok!」ドーラ。
受付で、王都に行くには?と訊くと、
「以前の王都は廃都になりました。北西領の領都が仮りの王都になっています。どっかに王都を新設するようですよ」
と教えてくれた。
「ミカロユス将軍もそこにいるの?」ドーラ
「・・お知り合いですか?」
「ああ、知り合いだけど?」
「少々お待ちください」
と、その受付は、上階への階段を走って昇っていった。
北西王国新南東領ギルド支部。
3階ギルドマスターの部屋。
そこのソファに、ドーラ、ローラ、ユータが座っている。
向かいに、ミカロユスが座っている。
「わざわざお越しくださってありがとうございます。気にかけて頂いていると思うと、一層張り合いが出ます。もう街をご覧頂いたでしょうが、どうですか?よくなったでしょう!」ミカロユス
「ああ、見違えるようになってる。この街は一度滅んだはずだが、、で、多くの住人達がうちに来たが、、今のここの住人達は?」ドーラ
「旧王都や近隣からの移住者が多いですね。あとは税が高いとか領兵が酷いとか、領主が酷いところから来ています。」
「移住を自由にしたのか」
「ええ、そうすれば、馬鹿な領主も少しは考えるでしょう」
「ここの税は?」
「基本的には、ギルドの手数料でまかないたいのですが、今は南への街道整備にかなり費用が掛かりまして、一律で子供と動くのが厳しい老人を除く大人の人頭税、大体収入の1割くらいになる額を徴収しています。今のここの景気の良さを維持するぎりぎりでしょうね。これ以上上げたら、鈍化してしまいそうです」
「なるほどねぇ、、よく見ているんだな。」
「もう、軍だけで済む立場でなくなりましたからね。日々勉強です」
「領主が碌でもない領とか、あるのか?潰すか?言えば俺がやってもいいぞ?」ドーラ
「ありがとうございます。でも、大丈夫です。吊るすときは私が直々に吊るしますから。」
「斬首じゃないんだ?」
「はぁ、ウチの国はずっと吊るしてますね」
それから、
ミカロユスは、ラットビアから引き上げた後のことを話した。
ラットビアからリターニャ北西領に向かう道すがら、通る領の領主が生きていたら、ミカロユスに降ることを勧める。降らない場合、武力で制圧した。
その成果を北西領領主に手土産にして、王になってくれ、と説得し、どうにか了承そてもらう。
国軍と新王の名で、全国領主に服従を呼びかける。
従わなかった3つの領に軍が赴き、2つは軍を見た途端服従。のこり1つは、領軍を出してきた。戦闘になり、領軍がすぐに旗色悪くなり、そうなると領兵程度だと皆逃げ出す。
すぐに領主邸が国軍に占居され、領主は領を捨てて逃げていった。
ミカロユスは、逃げた領主達を匿うことを禁止しなかった。
窮鼠にしないために。プラス、潜在的裏切り者を炙りだしやすくなるため。
でも今のところ問題は無いです。
そして、今は南部方面を開発するために、自分の拠点をここに設けたと言った。
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とミカロユスは話を終えた。
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