放課後はダンジョンに行って憂さ晴らしのつもりがいつの間にか学園最強になってたことに気が付かなかった

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第百九十三話 巻き込まれ? 北西王国西部

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宿の朝食はまぁまぁだった。ポリッジ。好き嫌らいあると思う。
ドーラはどうにか食べられた。ユータは気にしないで食べた。
「なんかかわってるね?」ユータ
ドーラは、ユータすげーと思った。
味はまぁともかくも、うん、見た目はゲ*そのものだもんな。

「粥ならまだマシなんだけどなー」ドーラ
「それはいえるね!」と、そのポリッジ完食したユータが言う。

宿を出てからサーチ。
「早起きしてんだなぁ、、もう森にいる」
「へぇ、働き者達だね」

シュン!
(お、いたいた、でも獲物追い詰めてるみたいだから静かにしよーぜ)
(うん、何を?)
(なんだろ・・・あ、やばそう、魔獣だぞ)
(迷彩で近くにいく?)
(浮かんで行こう)

ドーラとユータが少し上の木々の間に浮かんでみていると、
(マッコニ、追い出してくれ、俺とスポポタが引き受ける、ラッキョー、援護頼む、火系は抑えてな?)
(((了解!)))

どん!どん!どん!
魔獣の後ろと後ろの左右に土煙があがり、左後方から冒険者が魔獣に切り込む!
魔獣はとりあえず間を開けるために右前方に跳ぶ。
と、
その先から冒険者2人が飛び出し、まだ着地していない魔獣に斬りかかる。
魔獣は両手を爪を振るうが、斬り飛ばされる。
落ちた魔獣のアタマに氷の礫が突き刺さる。
魔獣は動かなくなった。
この間、1分も無い。

「速攻のベストな攻撃だったなー」ドーラ
「うん、こりゃすごかった、うまくはまったねー!」ユータ

4人が上を見ている。声が聞こえたのだ。でも見えないし。
「おーい!ムータンの者達だろう?」
「おー、そうだが?」
「俺らドラゴニアから来た」

ユータとドーラが姿を表して下に降りたら、もう魔獣はストレージにしまわれていた。3人が周囲を警戒し、1人がドーラとユータの対応だ。

「すげーな?ベテラン冒険者パーティの領域だな」ドーラ
「いや、まだまだだと思ってるけどな」リーダー
「うん、その気持ち、大切だよね。それが死なないために重要なこと」ユータ
「だなー」

「ところでドラゴニアからだと・・」
「うん、ムータン人旅人たちがどうしているかな?って少し見て回っている」
「・・・・・10万人位いるんじゃねーか?」リーダー
「ああ、だからざっとみて大丈夫そうなのはそのまま、アレ?とひっかかるのだけ接触してみる。」
「俺ら?なんか気になったか?変な行動していないけどな?」

「昨日、何していた?」
「あー、川で着てるモノ洗濯して乾かしている間に魚獲って飯作って、流れてきた人がいたんで助けて、でもすぐ気がついて、俺らが真っ裸だったんでいきなり暴れて、、あれか?」
「たぶん?いや、なんか揉め事かな?でも武器持ってないしなーと思って、なんだろう?ってね。」

「いや、落ち着かせて、俺らすぐに生乾きの服着てから送ってったぞ?」
「日が落ちてなかったか?」
「まぁ、夕方だったな。それに灯火の魔法使えるからな、おかげさまで」
「うん、皆真面目に訓練やってたからその賜物だろ」
「おう、ありがとよ」

「で、どこの誰だったんだ?」
「??誰だった?」と、リーダーは皆を見る
首を振る者が2人、
後衛の魔法使い(ラッキョーと呼ばれた者)が「領主じゃないかな?領主の家のものだと思いますよ?その邸みたいだった」

「どんな服装だったか?高そうだったか?」ドーラ
「顔は?髪は?一般人っぽかった?それとも・・」ユータ

「そういや、安そうではなかったな、俺ら世界だとしても。」
「おう、、髪型や顔も、、とても一般人じゃねーな」スポポタとよばれた者
「靴も脱げていなかった。底がべったりじゃなかったな。作業するような者の靴じゃねぇ」マッコニとよばれた男。

「リーダー、俺の名はドーラ、この相棒はユータ。」
「「「「え”!!!」」」
「いや、見たことあるなーとは思っていたが、失礼しました。」
「いやいい、そういうのは公で、しなければならない時、だけにしてくれ。それ以外のときは冒険者ドーラ、ユータ的に相手してもらいたい。」
「「「「はい」」」」

「あ、俺の名は、(ぷw)
「こらユータ!」ドーラ
「だって君の名はに似てた感じだったんだもん!」
「おう、だよな!オレもぷとか来そうだったけど抑えたんだぞ?!」
「あ、ごめん!」

「えっと、」
「ああ!悪かった!続けてくれ。名前だよな?」
「まぁ、、フクジンだ。宜しく頼む。」
「「こ、こちらこ、そっ、」」ユータ、ドーラ、顔を引きつらせて堪えている。

「ごめん、少し、、すぐもどってくる・・・」
シュン!
と、ユータとドーラが消えた。

どっかの街のはずれ
「ラッキョーとフクジン」
ぎゃーっはっはっはっは!!
「漬・・」
ぎゃーはっはっはっはーー!!
「・・ほるもん・・・」
だーっはっはっはっはっはっは!!!
「神様」
ぶひゃーっはっはっはっはっは!!
「精霊」
どひゃーっはっはっはっは!!

はぁはぁはぁはぁ・・・
一通り楽しんだ後、
「おもしれー名前って、あるんだなー」ドーラ
「うん、一見、そうでなさそうなのにねー」ユータ
・・・・・・ぷっ、

「・・どういう意味なんだろう?」
「ムータン語だからなぁ、、独特の言語だろ?」ドーラ
そうかぁ、、

失礼な2人の少年は、ほどなく4人の元に戻った。

「悪かった。少々用事を思い出して、」
「・・・・・・・いいっすけど、。それより、どうするんですか?」
「おう、領主のことな。行ってみよう。ここで考えててもらち開かないし」ドーラ

なので、覚えているラッキョーが先に跳んで、皆で後を追う。
シュン!


ごんごん!!
「たのもおーーー!」
玄関先である。玄関先に転位したので、門衛とかパスしている。

ぎぎぃ、、
「どなたですかな?」
と、執事?が顔を出す。

リーダーが、
「昨日、ここの女性を保護した者だが、違和感があって気になってな。話を少し訊きたい。心配するな、我らはムータンとドラゴニアの者だ。」

「・・・少々お待ちください」
扉が締り、
ガチャリ
あれ?鍵掛けられちゃった?
皆で顔を見合わす。

「なんだ?」
「ますます怪しいな?」
「乗っ取られてるんじゃね?」
「だったら、昨日、あの女が素直に邸に入らないだろ?」
「あー、そうだな」
・・・・・・・・・・・・

ドーラが中を透視する。
さっきの執事が偉そうなおっさんと話している。

「ま、いいや、付いてこい。」ドーラ
シュン!
シュン!シュン!シュン!シュン!シュン!

扉の内側。
数メーター先で2人が話しを止めてこっちを凝視、、というか目が見開かれて、瞬きすらせず、固まっている。
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