放課後はダンジョンに行って憂さ晴らしのつもりがいつの間にか学園最強になってたことに気が付かなかった

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第二百四十五話 おいしい者・物

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結局それも冗談で、ニータは魔法を使える。でないとあんな粗末な羽で空飛べるわけないでしょう?って。
なので「ストレージくらい持っています。今まで鳥を見つけちゃ巣を荒らして卵をかき集めていた」
とのこと。
性格というか、なんだろう、なんかが悪いよな?
ろくでもないものを餌付けしてしまったのだろうか?

「でも人に擬態できるんだからかなり魔力あるし、魔法結構使えるはずだよな?」ドーラ

「まぁ、メテオくらいなら」ニータ
「「え”?」」
「嘘です」
・・・・・・

(どうする?捨てる?)ユータ
(飛べるからな、なるたけ・・・異世界に捨てるか?)ドーラ
(ああ、ダンマス王国?)
(ちょうどよくないか?)
いいと思ったユータ。

珍しく、登場2回のみで終わるだろうキャラ・・・
うん、二度と出ないだろうな・・・
気の毒に思う2人。
でもダンマス配下なら、こんなんでも上手く活かしてくれるだろう!

「トリさん、異世界って行ったことあります?」ユータ
「ニータです。まだ無いですねー、3丁めのバー異世界はあります、女装した男性が多くて面白かったです」
(そういう趣味なのか?)
(うん、ボクの世界にぴったりだっ!!)

違うと思・・・・・・違ってないか、

「ボクの世界。美味しい物沢山あるよ!」ユータ
「おいしい者が沢山?!!食べ放題ですか?」ニータ
「そういうお店なら食べ放題だけど」
「微妙になんか違う気がするけど、まぁ行ってみるか!」ドーラ

で、異世界門の島に3人で転移。
門をくぐってムータンに出る。

で、
「こっちは向こうと変わらないのですね」ニータ
「ここは特別。今はほとんど向こうの者ばかりだし、マソをダンジョンから発生させているし。」ドーラ
「んじゃ、転移してボクの街に行くので
「まった!早まらず、とりあえず何があってもどーでも良いとこに連れて行こう。」ドーラ
「・・・なるほど、奥が深い・・・」ユータ
「いやですねぇ、別に何もしませんよ?」ニータ
まだ良く知らないので警戒は当然である!!

なので、かなり美味しいイタリヤに転移。
この国もかなりムータンとダンマスに敵対していたので、全面積の半分は反撃を受けてて、そこの地上のものはほぼ消えてるか瓦礫にになってるかしていたはずだった。
が、街なかは見た限り問題はない。基地等を街なかに於いておくバカな政府はあまりないからね。

で、店に入ったら
「・・・ここの人たち、あまり美味しそうではないですね。食べ放題って言われても・・・」
鼻をつまむニータ。
「・・・・・・・」ドーラ
「だめだよ、ひとを食べちゃ。食べていいのはどこであろうと料理だけだからね?」ユータ
「え?!!!おいしい者がいっぱい、だったんじゃないんですか?」
「おいしい物、つまり美味しい料理がいっぱいって言ったんです」ユータ
かっくりきているニータ

「あ?おまえ、向こうに居た時も俺らを食べようとしたのか?」
「あまり肥えていないので、いっぱい食べさせてまるまると太ったらいいかなーって・・・」
正直だなニータっ!!!

「人間を食うこと禁止します。あ、俺らが”こいつは食っていいよ!”って言った者だけは食っていいから」ドーラ
「はぁ、こっちのせかいのひとはあまり食う気しないけど、いいですよ、食べてあげても」
何様だろー?

とりあえず、この店のオススメという料理を頼んだ。
パスタとラザニアだった。
大皿に山盛りだった。
ぼったくるのかな?と思ったが、物価知らないので極端なことを言われなきゃわからないからまぁ。

食べたら
「・・・・・おうユータ」
「うん、ドーラ・・・」
「・・全く別の料理じゃね?」
「うん、名前が同じだとしても、たまたま、だよね!」
何がどう違うのか、とかわからない。食べて、今まで同じ名前の料理を食べていたが、全く違うもの、だと思った2人。

どっかの国でそこの国にある日本料理の店でよく食べていて日本の料理を知っていると思っている人が、日本に行ってフツーの食堂に入って最初に思う感想だ。

山盛り大皿2つをきれいに食べきったのは店の者も驚きだったようで・・
更に
「ねぇ、他にオススメの料理ってまだある?」ユータ
(こいつら、底なしか?)店員
「まぁ、美味いのなら、他にもありますけど・・」
「そんじゃ、また2品頂戴!」

パエリヤ・・・スペイン料理じゃないの?イタリヤにもあるんだ?
魚介類のスープ

パエリヤはなかなかだ。が、具が大きいんで食べにくい。日本人だからね!!(日本人が作る料理は食べやすくなっている)

スープもうまいが、具がデカイまま。汁はうまいけど・・・

結局食べきって、腹8分だけど
「もういいか。」
「うん、次はあまり・・」
期待できないだろう、ということだ。

地域やお店によっては、得意不得意が明確に別れる店がある。
そういうとこでベストススメ以外はあまり注文しないほうが良い。

高くはなかった、と思う。3人前を4品で銀貨2枚。
物価が抑えられているはずだが、この店はもともと高い方なのだろう。
一般の客は他に入っていなかったし、店構えもイタリアっぽいのを強調して作られていた。

出る時に、美味いケーキ屋かスイーツwのお店を訊いた。
そこに行ってみる。

店内でも食べられるようにテーブルとイスがいくつもある。
「ケーキ屋さんだな」
「うん、ウチの町のパーラー白百合と一緒だね」
パチンコ屋みたいな名前だが、もともと西洋甘味処をパーラーとか言っていたのだ、昭和では。
その随分後にいつの間にかパチ屋がパーラーとかいい出しただけ。

ケーキはなかなかうまかった。重めのケーキ。
「本場ものは、やっぱ、もっと北に行かないと、だろうな」
「うん、チョコとかもそう言うね。」
つまり、この後北に転移して食おう、ということだ!

が、ケーキを食べきった後
「だめだ、今日は、俺お腹いっぱい」ドーラ
「うん、ボクも。なんだろう?この程度でいっぱいになるなんて?」
だよなー、とドーラも思った。
欧州の食い物は重いんだろう。

「私、おかわりしてもいいですか?」ニータ
名前からしてこっちに合っている?トリニータ。

どーぞどーぞと、勝手にいくらでも食べて!と促す。
それからニータは結局10以上食べた。

で、一息ついたのか、お茶を飲みながら
「思ったのですが、」ニータ

「ひとを食べるよりも余程おいしいですね」
・・・・・・・・

「だろうな。・・って、おまえ、味わかるの?」ドーラ
「わかりますよ?」
「だって、最初、ひょいぱくっ!!って、丸呑みしてたじゃん!」
「あれ、おいしくないし・・」
そーですか


店を後にして
「なんか腹ごなししたいな・・」ドーラ
「マフィアとかやっつける?」ユータ
「あー、腹ごなし程度に丁度いいかもな?」
「んじゃバチカン行こうか?」
世界最大最強の”マフィー”であるっ!!

「いや、あれ全部消滅しているから。ダンマスがやっている」ドーラ
「・・残念、ボクやりたかった・・」
恐ろしい子っ!!

そこらを歩いている人に訊くと、皆「何こいつ?自殺願望?」みたいな目で見て逃げていく。
仕方ないので子供を捕まえて訊く。

「え?ここらじゃードン・ガボスかな。あんちゃん達3人じゃ相手にならないよ?」少年
はっはっは!とドーラいいながら魔法を使い
ひゅーん!!
ドーラと少年が高空に飛び上がる!
あっけにとられすぎて小便も漏らさな無い。
で、飛びまくる!80キロ位の速度で。バリアを張らずに風を感じながら!

「すっっげー!!ニーチャン達なんなんだよ?!!すっげー!!すっげーーーーー!!!」
満足したようである。

で調子に乗ったドーラ。少年にバリア張って高空5万mくらいに転移。
・・・・
目が点の少年。足元に地球が見える。でっけー地球がぐるーっと。

で、ドーラが指を銃みたいにしてから、「ばーん!!」
その指のずーーーと先にある大陸の中心が、音は聞こえないけど、どっごおおおおおおんん!!みたいに破裂した。
北米大陸のお米の国跡地である。

もう、目がこれ以上開かないんじゃないの?くらいな少年の目。口もあんぐり開けっ放し。

「んじゃ、戻るぞ!」
シュン!

目の前に漢の人と女の人が立っている。少年は知らないが、ユータとニータ。
「・・・あ、地上だ・・・」少年は認識した。戻ってきた、と。

へなへなへにゃー、とその場にへたり込む少年。
「おい、大丈夫?」目の前にしゃがむユータ。
「う・うん、でも少し、驚いた・・」
だろうねー、とユータ。

「というか、マフィアどころかイタリアごと、半島ごと無くなっちゃうじゃんか!!!」
いいところに気付く少年。

「いや、手加減できるから心配するなよ?」ドーラ
「・・でもガボス一味も今じゃ悪さしていないしなぁ、どうしたもんだろう?」少年、すぐに正気に戻った。すごいね!

「とりあえず紹介してみてよ!」ユータ、あいかわらすのんきだ!

で、しょうがないと少年がガボスの邸の近くまで案内。「アレだよ」と言って帰っていった。

んじゃ、と3人で邸の中の、それらしき人物が居る部屋に転移。
わらわら!とでかいデスクの周囲に居た者達がユータ達を囲むが、
「ちょっとぢゃま!」
と、ドーラが左手で一人を弾いて他のを巻き込ませて部屋の隅にすっ飛ばした。

「掃き掃除終了?」ユータ
「おう、手応えゼロだなー」ドーラ
「こいつら、食べていいんですか?」ニータ
「ちょっとまって。話し合い先で、敵だったら食べていいから。待てな!」
「・・まぁうまそうじゃいからどーでもいいです。できれば食べたくない、かな?先程の料理のほうが万倍良いかの?」
「おう、今度もっと美味いもの食わせるから」
「期待しますね!!」

ガクブルででっかいデスクの向こうのイスに座っている小太りおっさん。
「お・おう、なんなんだおまえら、」
「いや、いきなり来て悪かったな?マフィアだってんで掃除しようかな?って思ったんだけど、でも町の者が、おまえら最近悪さしていないから、って言うんでなー。まず見てからどうしようかな?って。」

「お・おう、そうか、町の者がそんなこと、言ってくれたのか・・・。」
「命拾いしたな?」
「・・・・そうだな」
へぇ、素直?

で、いろいろ話してみると人間的にはクズではない様子。
なので約束させた。

「この国の王になる人間を探せ。おまえの代で見つからなかったらお前の子孫達に託せ。で、見つかったら王にさせろ。全てを制圧して王にさせろ。民衆から絶大な人気の王にさせろ。」ドーラ
「無茶苦茶だ・・」ガボス

「でもな、それができたら安泰だぞ?国が。王はその生涯において国を良くする責任を持つ。王と王の一族全てで、だ。できないと一族全て滅ぼされる。どこの世界だろうと、どの時代だろうと、国民には悪い支配者を征伐する責任がある。国民が悪王を征伐しない場合、俺らは国民にもその責任をとらせて国全てを灰にする。アメリカという国があった場所のようにする。」ドーラ

「・・・あれ、おまえたち・・・」
「うん!ボクらは補欠で活躍できなかったから鬱憤溜まってるの!どっかで晴らしたんだよね!!小さい国だけど、ここでもいいよ?!!」ユータ
正直なのか脅しているのかどっちだろー?と思うドーラ

「あ、あと、悪事を働く奴らをお前らが取り締まれな?」
「警察が・・」
「おまえんとこの警察って、あてになるのか?」
「・・・・」
「頼むぞ?俺らはいつでもお前らを見ているからな?この国ごと。」ドーラ
「いつでも一発で消せる!でも一発じゃつまらないので何度も消す!」ユータ
正直なのか脅しているのかどっちだろー?と思うドーラ

で、ダンジョンに程よい場所あるか?って訊いて、ダンジョンって何?って言うんで説明した。
「お願いしますやめてください・・どーかお願い!!」
ってみなして言うので仕方が無いのでやめとく。


イタリア。歴史上にも有名な人物を多く排出。中世から近代では世界に良い影響も多く与えたが、
「成り立ちが成り立ちですしねぇ、、表には見えていないですが、特に現代では世界に与える害の方が万倍多いです。消す候補トップ10の国ですね」との話をダンマスから聞いていたドーラとユータ。
だからトリニータが暴れてもいいかな?ってここを選んでいたのだった。

”王”ができたら、そこらも良くなるかもしれない。


という遊びを終え、遊びに来れる場所を造ったので満足したユータとドーラ。
2人が何やっているのか全くわからなかったニータ。

もうすること無いな、と
日本に転移して行った。


「「ただいまー!」」
「おかえ・・・・誰?」
「ああ、トリニータおねえさん、王様関係の人で、日本を見てみたいって・・・いい?」ドーラ
「もちろんよ!竜ちゃんはそういうことでも遠慮しないでいいからね!!」かあさん
「ありがとう!にーた、良かったな!」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
と、どやどや居間に入る。

で、客間があるのでそこに泊まることになった。

夕食は食べてきたと言って、風呂入って寝る。
時差あるので、日本は夜だったから。
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