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ーーchapter Oneーー メインストーリーから?ストリームから?跳ばされて?・・左遷組なのだろうか・・・
ーー010 街
しおりを挟む夕方になっていた。
結構街は喧騒に包まれている。
というか、声がでかい?あのギルドのハゲさんがこの街のデフォなのかな?
「皆声が大きいですね。」
「ああ、あのギルドのおっさんみたいな者ばかりのようだな」
「危ないですかね?」
「んー、、、悪意はあるんだろうけど、、凶悪さは感じられないよなー、あっても喧嘩くらいじゃないかな?もし陰湿な悪意あったらもう来ないけど」
まず服屋。うさぎの服を買う。勿論人間形態の時に着るもの一式。サンダルは表の露天で買った。
金があるので俺の下着と服も買った。替えがなかったからね今までっ!!
それから夕方までぶらつこうかな?と通りを歩いて、路地にも入ってみて、、
喫茶店みたいな?ケーキ屋の喫茶店って感じのがあったので入ってみる。
「ここは静かでいいですね」
「おう、うるせーおっさんたちはこういうのはまず食べないからな、ここは安全地帯だ」
「安全地帯があるのは安心です」
俺はショートケーキっぽいやつ、うさぎにはフルーツタルトとフルーツジュースを頼んだ。
席についたらほどなく持ってきてくれた。
ケーキはリアルの世界のとさほど変わらない。少し小麦粉の目が荒いのかな?くらいで、バターとミルクが使われているのがわかる。クリームも生クリームでうまかった。
紅茶もあの食堂のとは違い、ちゃんとしたミルクティー。
「これは美味しいです。毎日でも食べたいくらいです!」
ほう、毎日とは、なかなか当たりなんだな。
その後通りを歩いていると風呂屋があったので、入る。手ぬぐいと石鹸は番台で買えた。うさぎは初めてなので入り方がわからない様子。なので、入るおばちゃんをつかまえて、この子風呂初めてなので一緒に入ってもらえませんか?とお願いしたら快く了承してもらえた。
結構いい街かもな?
風呂から出たらうさぎも程なく出てきた。おばちゃんに礼を言い別れる。宿に帰り晩飯を食う。
普通の晩飯だった。焼き魚定食。うさぎは食わないと言うので、野菜のみのサラダを頼んで食わせた。
これなら毎日食えると言っていたが、いつもおまえらが食ってるのと一緒だろーが。
ーー
翌日は買い物。
まず鍛冶屋に行って収納からあの錆びたノコを出して見せた。
「あー、、夕方までにやっとくわ」
話が早くてよかった。
次に張り替えた屋根に塗る防腐剤。鍛冶屋で聞くと、向かいの雑貨屋にあるんじゃね?ということだったので行ってみた。
あった。
使い残しも長持ちするというので、樽で買った。丁度イスになるくらいの樽。5-60リッターくらいなのかな?
乾かしては塗り、乾かしては塗り、乾かしては塗り、で、真っ黒になる迄塗るそうだ。
後は特に無いな。いや、市場にも行っていろいろ見て回りたいな。
買った樽をストレージにしまって通りを歩く。
「うさぎ、なんか食べたいもの見つけたら言えよ?」
「はい!でも見ても何がなんだかわかりません!」
なるほど。
俺はうさぎが大丈夫そうなのを見つけると、一つ一つ説明していった。
うさぎが試したもの。
あんこ入り大福。うさぎの感想「たまに食べてみてもいいかも」
屋台の果物ジュース。「そのまま食べるほうがいいです」
屋台のバター抜きパンケーキ。「パサパサして苦手」
試せるものはあまり多くなかった。
ケーキ屋で果物タルト食わせておくほうが喜ぶな。
途中に昨日行った銭湯があったので寄った。うさぎは「もう一人では入れます!」と意気揚々と入っていった。
俺が風呂から上がって外の縁台に座って待っていると、きのううさぎをたのんだおばちゃんと一緒に出てきた。
俺はおばちゃんに礼を言って別れた。
「またあのおんなの人に世話になってしまいました」
「おう、よかったな。いい人で」
「はい、いい人です」
宿への帰りに鍛冶屋に寄った。
「おう、こんなかんじだ」
と、鍛冶屋のおやじから目立ての済んだノコを渡された。
おう、ばっちりじゃん!
「ありがとう、ばっちりだな!」
「ばっちりってどういう意味なのかわからんが、喜んでくれたのなら良かった。」
ナイフに使える小さめの砥石はないか訊いたらあるというので、それも買って金を払って店を後にする。
宿に帰って宿の一階の食堂で夕食を食べる。
厨房に宿の主人が見えたから安心だった。
何も掛けていない野菜サラダと果物ジュース、肉大盛りカレーと熱いミルクティーを頼んだ。
まともなカレーがこんなうまかったけ?と思った。長く食っていなかったのと、昨日のカレーのせいだろう。
うさぎにお代わりもらうか?と聞いたが満腹らしい。俺も腹一杯になった。
部屋に戻ってウイスキーをストレージから出して一杯飲んで寝る。
翌朝
朝食後に市場に向かう。場所は宿の主人に聞いた。風呂屋の斜向かいの奥だそうだ。横の路地を入ると市場の入り口があるという。
俺らは下町しか見ていないが、宿から市場に向かって通りを真っ直ぐにいくと高級商店や商会が増えてくる。
その奥がでかい屋敷ばかりの場所になるという。
「そこには入らないほうがいいですよ。怪しいと思われたら引っ張られますから」と宿の主人。
助言に従うことにした。奥にいく必要無いし。
市場は人が沢山いた。物も多いということだろう。
野菜も肉も新鮮に見える。魚も少しあった。川魚だろう。
果物はそう多く見なかった。
「うさぎ、この土地は冬はあるのか?雪は降るのか?」
「冬、寒い季節ですね。あります。雪というものはしりません。」
一応四季はあるようだな。秋には果物がなるか。
果物があまりないので、今は春も終わり、夏の前頃かな?
もしくは暑気、雨季、乾季とか。
うさぎが目を光らせていたので、人参みたいなもの、キャベツみたいなもの、なんかの瓜、を多めに買った。うさぎの仲間にもおみやげだ。
時間があるので昼飯を食う。
せっかく街にきているのだ。
家に居る時は昼を食べないことのほうが多い。干し肉で軽く済ましてしまうのだ。
「うさぎ、何が食べたい?」
「タルトがいいです!果物のタルトです!」
そうですか。
仕方が無いのでタルトの店に行く。
幸い、ランチようなのか定番メニューなのかはわからないが、食事をしている客も多く居る。
うさぎにはフルーツタルトと果物ジュース、俺はドリアみたいな、他の客の食べているものと同じものを頼んだ。
美味かった。今度から街に来たら、昼はここで食べようと思う。
晩飯はカレーが良い。あの宿の主人が作ったのは美味かったのであれがよいだろう。
食事をすませ、ギルドに顔を出してみる。
ぎぃー、がらんがらんがらんがらん!!
幸い?中に人はいなかった。昼時だからな、もう出払ってるんだろう。
「おう!ちょうど良かった」
禿さんだ。
「はい?」
「依頼、受けてくれ!」
依頼の内容を先に訊く。
なんか、アンデットになったドラゴンがいて、それの討伐だという。
「この街には低級の冒険者しかいないんだわ。俺が出てもいいけど一人じゃ荷が勝ちすぎる。一緒に行ってくれないか?」
少し待ってくれ、と言って、うさぎと端に行って話す。
「うさぎ、ドラゴンのアンデットって、、」
「はい、あの子供ドラゴンの親ですかね?」
「んじゃ、あの子は孤児になってたのか・・やべーな?ひもじいんじゃないか?」
「そうですね。可愛い子だったので可愛そうですね。大きくなったら困りますけど」
・・・大きくならないわけないよな。
「まず、俺があの子供ドラゴンを回収してくるわ。じゃないと討伐されたり売られたりしてしまう」
「そうですね。人間は売り払いそうですね。」
やっぱそうかい。
なので、俺らは急ぎの用事あるので、2-3日待ってくれと禿さんに頼んだ。
どっかが襲われてるわけじゃないので待てるそうだ。よかった。
宿に戻って急に用事できたので立つ旨伝えた。今日の宿代は帰さなくて良いと言っておいた。
また来るのでケチ臭いこと言わないほうがいい。
俺とうざぎは宿を出て路地にはいり、家に転移した。家にうさぎを置いていくため。ゾンビドラゴンがいたら危ないので一緒に行かせない。
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