【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

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中−29 冬用服など入手。あとは勿論ケーキとかケーキとかケーキ

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翌朝、鍛錬し、朝食後に市場に行ってみた。
基本、野っ原で、皆敷物を持ってきて勝手に売る、という形らしい。
食べ物屋などは荷馬車にキッチンを作り付けたモノをそのまま店にしている。

なんの串焼きだか知らないが(武国語喋れない店員だった。俺は農国語まだだめw)、うまかった!タレではなく、少しの塩コショウだけだったのに!!
柿みたいのを焼いたのがあった、、ベイクド柿? すっげー甘みが出てて、、甘すぎ、、、

「どこでもおもしろいっすよね、市場は。」
「ああ、そこの顔だよなー、素顔」泉
「あ、あっちに布系のが集まってるみたいっす!」

俺に合うのはすぐあった。大抵のものは俺が着られるサイズだ。
泉さんが合うものって、女の子用を勧めてくる。可愛いからね泉さん。
でも泉さんが男の子用のを買おうとすると、店の人たちはまじ怒りだすのもいた。
が、旅だし、この娘最強剣士なのでよく先頭きって闘うし、と説明すると怪訝な顔するし、、まぁ誰でも「本当かよ?」って思うだろうけど、、仕方ないよねーw

どうにか冬用着替えと帽子と上着を入手した。ブーツはサイズがなかったので他をあたる。

「手袋はどうすんだい?」
「ああ!ここになかったから気がつなかった!」
「まだ時期が早いから出てないんだねー、この子(泉さん)のはサイズがあまりないから、丁度いい大きさを見つけたら買っとかないと、すぐなくなっちゃうよ」
と教えてもらえた。

その帰りに喫茶店があると、入る泉さん。
電柱が在ると必ず止まる犬みたいに、、
まぁそれほど多く喫茶店があるわけではないが、入ったことのある店にでさえ入ろうとする。
「昨日入ったじゃないですか!!」
「まだ食べきっていない!!もしかしたら今日新作がでてるかもしれないじゃないかっつ!!」

んー、、、なんだろー?なんか向こうの世界のなにかにでじゃぶー?

で、昼過ぎにやっと宿に荷物を置けた。
で、食い過ぎなので少々昼寝。
で、夕方前からまた街なかに出る。


プスコ以降も、俺らは御者宿に止まることが多い。
泉さんが御者に今まで止まった宿のことを話す。すると、御者がなぜそれらの宿を知っているのか?と不思議がる。「全部御者に教えてもらった宿だ」。
ということで、それからもほとんどの御者が自分のおきい入り宿を教えてくれる。
なので、安全性は抜群。宿の方も「御者の紹介」なので滅多なことは出来ない。それだけでもかなりちがうのだ。
御者宿は町の入り口の停車場に近いことが多い。


「寄ってらっしゃい見てらっしゃい!さあさあお立ち会い!皆が待ってた大道芸だ!!見ていかないとあとで泣いてもしらないよ?!」
俺らも少しみていく。
火ぃ吹いたり、玉乗り、火の輪くぐり、リンボー、お手玉の岩石バージョン、怪力男、マジック、
サーカスの路上版であった。
泉さんと俺は結構はずんであげた。

「武国で見たことないんですが、いるんですかね?大道芸人」俺
「あー、いるけど、違うぞ?」
「どういうんですか?」
「ハラキリしたけど、布かぶせてとったら、切れたところが治ってた、とかー」
「ハラキリマジックってとこですか、、」
「竿竹を立てて、そのうえにもう1本立ててそのてっぺんに人が乗る、とか」
「曲芸ですね」
「あー、そういったのが多い。なので、さっきのようなのを見るのは初めてだな」
「お国柄ってんがあるんっすねぇ」

で、すぐそばにまた喫茶店を発見し、入る。
このおっさん、普通なら見過ごしてしまうような店もしっかり見つけるんだがら、、、
いや、おっさんスキルじゃなく、幼女ではないなもう少女だなスキルでケーキの匂いを、ってやつだろう。

パンケーキの種類が多い。食事代わりのもあったんで俺はソレ!鯖塩パンケーキ!!
なんかケーキに砂糖もバターも使っておらず、どっちかというと膨らんだチャパティで少々塩加減。
普通のパンよりも合うっちゃー合うなー、飯のほうが良いけどwでも、これ鮭だったらもっと合うぞ?タルタルソースで。

泉さんは、クリームたっぷり、木苺やらブルーベリーやら乗せたあっまーいヤツ、、、
当然砂糖入れていない牛乳で食っている。


店を出たら夕方。まだ昼間の暑さは幾分残っている。
「最近泉さんはひとりでは飲まないっすね?」
「あー、一人の場合、ケーキ食っている方が幸せを感じるんでなー」
中身がどんどん女子になってきてるんかなぁ?

でも、高級そうな服屋の前で、フリフリの可愛げ満載の子供服とか一瞥すらしない。
「食い気のみか、、」
パスタとかうまいの食わせたら、ハマるかな?


次の店では俺はパスタを頼んだ。安全策をとって
「この店でパスタを頼むとしたら、何が一番美味しいですか?つーか、オネーサンだったら何食べる?」
「・・・きのことベーコンとチーズとプチトマトのパスタで、ほうれん草入れて少しHotにして、って頼むわね」
「んじゃそれで。スープは?」
「、、、それと合うのは、卵スープかしらねぇ、、」
「んじゃそれも」
泉さんはケーキセット。
あれ?この子は食べないの?
いえ、そのケーキセットが食事なのデス、、、
呆れていた。
「いや、だって農国ってケーキすごく美味くって、帰ったら食えないから仕方なく、、」とか言い訳いちゃったよ、見た目保護者な俺が。

取皿とお椀貰って泉さんに分けた。
よし!ハマった!♪


でも、次から
「このパスタと、このスープと、食後にこのケーキセットね」
って食う量が倍になっただけだった、、

まあ子供は食って大きくなってくんだし、、しかたがないか、、おっさんだけど、、

で、最近全く外で飲んでないんで、毎晩寝酒二杯くらい飲んで寝るの。そこは完全おっさんだ。


なんにも問題が無いと、なんかケーキ紀行でしかないよねぇ、、
ケーキ屋がなかったり貧相な町は速攻パスだし、、






**(書いていて胸焼けしてくるんだけど、胃薬飲むと効くのかなぁ、、)**

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