【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

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後−5 タカリ姫かよw 嗅覚がすべて!! 食い物命!!

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「いや、でも今までに無かったほどうまいカレーの匂いだぞ?俺の鼻に間違いはない!!」泉
いつからだよww

「たのもーお!!」泉
ドアが開きっぱなしなんでね。ノックできない、しないの。


中丸見えだけど、、一般家じゃん、、犬小屋をそのままでっかくしたような形の家。扉は真ん中から割れ、外側に両開きになって開きっぱなしにしてある。


小柄な爺さんが出てきた。

泉さんがそのジーサンと話したところによると、
じーさんは自宅で自分でカレーを作っていた。
スパイスの加減は勿論のこと、炒ることでより風味や味を出すスパイスは別個に炒り、唐辛子は潰すことでその旨味を最大限に出すので潰す。にんにくも潰す。醤油も一度煮立たせてトゲトゲを抜いていてから、ほんの少しを隠し味として入れる。砂糖は「料理に使うものじゃねーな、」と使わず、蜂蜜を使う。もしくは「果物をそのままぶちこむなー」とのこと。
と、とにかく素材の特徴を把握していて、物凄くまめに丁寧に作るのだ。
「俺のカレーは近所でも有名なほど美味いんだ!匂いでそれがわかるとは大したもんだ!食ってけ!」

で、
鹿のあぶり肉のことを言う。
「あー、汚れ避けしていない肉は、俺は食えないんだ、お前らだけ入れて食え」
と。
元の世界でのハラルのことだろう。こっちでもあるんだなー。
死の汚れを払うという理に適ったことで、神道でなぜ無いのか不思議なくらいだ。

じいさんは、この近くのモスクで朝のアザーンを担当しているという。
「アザーンて、なんであんなに美しく唄うようにやるんですか?」俺
「なんでじゃろ?なんか、競い合ってるからじゃね?」
曖昧なじーさんであるw

食後に茶まで馳走になって、結局夕方まで居てしまった。
礼を言って辞する。


そのまま風呂に行く。

風呂に帰りにケーキ食うかよ、、泉さん、、、
晩飯は食わず。先程のカレーがまだ腹にのこっている。うまいんでかなり食わせてもらってしまった。
しかしケーキは別腹とか言いのける泉さん
「こんどなんかおみやげ持っていきましょうね、あそこのじーさんのところに」
「おう、、人が良いよなぁ、、あんなの多いよな、こっちに入る直前から。」
ああ、国境よりひとつ前の峠の宿からだったなー、そういえば。

「こんな感じじゃ、ろくでもないやつが生きにくい国でしょうね」
「まったくだ、、、あ、、西とかに流れてっちゃったんじゃね?」
あははははははは!!


ケーキを食ってから外に出ると、宿への路上は肌寒かった。
「秋ですねぇ、、」
「ああ、、食い物がうまいわけだ、、」
・・・・・・こいつは、、、


翌日、市場で汚れ払いしてある鹿肉を買い、じいさんの家に持っていった。

ーーーー

またごちそうになってしまった。


食後、思っていたことを訊いた。
アザーンに合わせて教会の方も人が来ていたこと。
教会がモスクの近くに必ずあること。
もしかしたら、将来、モスクと教会が一つの建物で共存してしまうのではないか?と。

「そーだなー、おまえさんの言うとおり、住民達が憩いの時間を持つ、という意味も大きいな。だから教会のほうも時間を合わせりゃ、より多くが集まり、話せる。話すことはお互いを知ることになる。すれば、争いなどほとんど起きなくなる。

両方が近くにあるのは、かなり昔からだ。昔の人達の知恵だったんだろう。その恩恵は計り知れないんだろうよ。それは恩恵が消え失せなければわからない恩恵なんだ。だから大切ではないと勘違いする者も、将来出て来るかも知れない。

お主の言うとおり、一つになるのも、将来の選択肢の一個だろう。が、わしは、今のままが良いと思う。ほどほどの距離、ってのが必要なんじゃないかな?」

なるほどなー、と思った。


それから爺さんは名乗った。

ジジ・ムハマド

元の世界にメッカがあったように、この世界にもなんかそんなのあるの?
と俺が訊くと、意味がわからなかったようだが、
「よくわからんが、俺らの神様は偶像を必要としない。というか、偶像があると悪さする人間が必ず発生するから容認しない。なので、そういう”モノ”の偶像でもダメなんだよ。
お前らの、その、、メッカとかいうとこの王は、それがあることを利用していないか?」

「確かに、メッカが自国にある、という立場を利用して、メッカが無いと想定した場合に比べて、万倍も有利に持ってっていますねー、、」
「だろうな、、、それ、よく許されているよな?そこのムーサリム達は、おかしいと思わないのか?」
・・・
確かにそうだな、、、
「まぁ、、向こうの人間は騙されるのが好きなんで、、、」
うげー、というような顔をするジジ
この話はしまいだ、と、手をシッシッというように振る。
似たような信仰をしている奴等がそこまでゲスなのがとても気に障ったのだろう。

「俺らの世界でもそれなりではあったが、、でも程度てーのを知っていたわな。」泉さん
「泉さんの時代まではそーだったんですねー」俺
「あ?お前の時代は違うのか?」
「情けないほどに、、、」
・・・・・・・うげーという顔をして、シッシッとやる泉さん

確かに下克上である明治維新前は、僧兵のときとか、一部宗教的狂気はあったが、、、一般人達はほとんど加担したり洗脳されていなかった。バカはそれほどいなかった、ってことだよな。
俺も心の中でシッシッとやって、前の世界のことを追いやった。


「ときに、酒は飲まないのか?」泉さんがジジに訊く
「あ?好きだぞ!!」ジジ
え?
「戒律とかで、、、」俺
「え?別に禁止されていないぞ?何事も程度があるから、ほどほどにしろ、という意味合いの事は幾つも語られている。それは酒に限ったことではなく、金儲けも、色ごとも、闘いも、食い物も、装飾品など、全てにおいてだ。だから当人がのほどほどをちゃんと理解し、そう生きていることが重要なんだ。だから、特に禁止てのは、、、んーー、、、なかったんじゃねーかなぁ、、」

と言って、いそいそと泉さんと酒を飲みに行くジジ。

俺は、、ついていこ♪
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