【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

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後−47 旅は道連れ、乗馬は股ずれ、乗らないけど

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午後、昼過ぎてから入った飯屋にそのまま晩飯まで居て、そこからまたそのまま飲んで、夜遅くに宿に帰った。

「風呂に入れずでしたねー」俺
「ああ、酒が体から臭ってくるかもなー、明日」泉さん
・・・
「明日、朝食後、風呂に行きましょうね。」
「・・・おう、、」
少し面倒と思ったが、俺が拒否させてくれないだろうとおもい、肯定した様子の泉さんw

ーー

ちゃぷん、、
「ふぁー、、、朝風呂も、いいねぇ、、」
思わず声に出す

「ああ、酒が抜けていくなぁ、、、」同じく湯船にいるおっさん
「おっちゃんも深酒?」俺

「あっはっは!どーしてもここだと飲んじまうんだよなー、あっはっは!!」
「飯が旨いですからねぇ、、酒も旨いのあるし、、」俺

「おう、若いのに酒がわかるとは偉いぞ!」
いや、、違うと思う、、、

「のんべぇの連れがいるんで、、」

「あっはっはっは!俺の連れもそんなこと言っているかもしれんなあ!あっはっはっは!!」

連れは奥さんで今は女湯に浸かっているとのこと。
農国人だが、プチビーレのエッ料理が好きなんでブートッチではなくこっちに滞在している。
壮年に見えるが、もう60も過ぎ、店は息子に任せてこのようによく出歩くとのこと。その先で食材やら酒やらいいのがあったら手配して送っている。帰りはブートッチからの馬車なので、そこで干物を買い付けて帰るそうだ。

俺らが武国人だと言うと、ブートッチならいざ知らず、プチビーレに武国人は珍しいなあ、と言われた。
農国から入った外人の多くは、ブートッチから引き返してしまうそうだ。
「こっちもおもしれーのになぁ」とおっさん。



外に出ると互いの連れはまだ出てきていないので、縁台に座って待つとほどなく、2人して出てきた。
「「あ、」」
「なんだ、あんちゃんの連れってこの譲ちゃん?」
「ええそうです」
「???この譲ちゃんが、のんべぇ?」
「ええ!そうですっ!!!」
・・・・・

「なんだおまえ、この譲ちゃんと仲良くなったのか?」
と、おっさんが奥さんに訊く
「ええ、あんたこそ、この子の連れの人と?」
「ああ、なんか、のんべぇの連れに巻き込まれ、酒を抜きに来たんだと、、」
「あら、あたしとおんなじじゃないw」
「あーっはっはっはっは!だなあ!!」
「すぐそーやって笑ってごまかすw」

「で、これからどーすんだい?まだ酒には少し早いよな?」と泉さんに訊くおっさん
「あー、昼に馴染みになった食堂に行くことになっててなー」
と、どこどこにある食堂だと言うと、
「あ、知っているわ、つーか、この街に馴染んでて知らん奴いないわなあそこ」
ほう、
「昨晩はあまり客がこなかったがなー」
「・・・・昨晩行ったら、閉店の看板掛かってたぞ」おっちゃん
いつの間に!!っすが!!妖精すげー!!魔法だよな?魔法使って閉店の看板掛けたってか?www無駄遣いw

「んじゃ、あんとき中にいたのがあんちゃんと譲ちゃんかー、よほど気に入られたんだなぁー」
「おっちゃん、馴染みなのか?」
「ああ、まぁ、時たま話すくらいかなぁ、、」
「古いの?」
「んー、10年位か?」と奥さんに振る
「そうねぇ、、最初に来た頃だから、もっと経っているかもねぇ、、」
・・
うん、と俺と泉さん
「んじゃ、一緒に行くか?よかったら、だけど」泉さんが誘う

「いいのか?あのおやじとの約束だろ?」
「うん、正確には、ブートッチから多分もう一人来ると思う。ケーキ好きな奴だ。酒は飲まんと思うけど、、」
「うーん、、、」
「あらいいじゃないケーキ好き♪」
「よし、んじゃ行くかー」
「ええ、おもしろそうね」

「旅は道連れ、っつうからな」泉さん


ーー

「おっちゃーん、来たぞ-!」泉さん
「ちーっす」俺
「こんちゃー」おっちゃん
「おじゃましますよ」おくさん

「おや?、あれ?知り合いだったの?」店のおっちゃん
「うん、さっき風呂で知り合って、意気投合しちまってなー、さそっちゃったが、(いいだろ?)」
「うん問題ない。俺ら、別に隠していないからな!」店主

「ときに、店主のおっちゃん、よかったら名前教えてくれないか?」泉さん
「ナターシャだ!」
「「「「嘘つき!!!!」」」」

「なぜわかるんだ?!!」
いや、わからんと思うほうがどーかしてるだろーが?

「ああわかった、んじゃ俺が名前というか通称を付けてやろう、、食堂の店主だから、食店さん!とか?」泉さん
「いやいや、、チョビ髭の店主さんだからチョビてんさん!」俺
「ほほう、おもしろそうね、、プチビーレの老舗店主だから、ぷち老天、とか?」
「うんじゃ、酒好き店酒!」

「おめーら、センスがさっぱりだな?全く無ぇ、、これでも食の妖精、フィジニ・ラーキっていう立派な名があるんだ!」
「「「「おおーーー!!」」」」ぱちぱちぱちぱちパチ!!!

「で、自分の名前を思い出したのは、何年ぶりなんだ?」泉さん
「・・・・いや、、忘れてなかったよ?ちっとも!、ただ、、そうさな、、この名を久々に口に出したなーって、、そう100年ぶりくらいかなぁ、、ほれ、あの外来が来た時に言った以来でさー、、」
やっぱ忘れていたのか・・・

「「??冗談??」」
「いや、マジです」俺
「うん事実だろうな」泉さん
へ?×2

「いや、俺妖精なんだよ、、」フィジニ
「「ぷw!!!」」
悲しい顔になるフィジニおっちゃん

「いや、、ひと、ってな、勝手に、妖精は少女とか幼児だとか思い込んでるのよ、、なんかゴメンな?」泉さん
「うん、、ごめんなさいね?」俺
え?×2

「おっちゃん、飛んでみて?」俺
ふんぬっつ!!!ぱたぱたぱたぱた・・

「「おおーーー!!」」ぱちぱちぱちぱち!!! おっさんと奥さん

「納得ですか?」俺
「「極納得」」×2
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