【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

uni

文字の大きさ
134 / 409

後後8 王様の本音

しおりを挟む

快晴。
だから少々肌寒い。
まぁ、馬に乗れば暑くなるだろう。(普通、少々暑くなるだけ。だが、ガクは下手なのでえらく体力使うから)



昨晩、夕食時に俺が王様に、軍で話したことを説明した。
人員を増やし兵として訓練し、その後、ローテで軍と生産活動を行き来する。生産活動の場を作る。
ということ、全て王様は認めてくれた。

「軍の募集も受けやすくなるな。で、入隊した場合の満期は今は決めていないのだが、今後はそれではいけなくなるな。仕事のベテランになったらはいそれまでよ!あーばよっつ!とかじゃ、キリが無くなる。程よい年季も考えといてくれ。案が出たらまず教えてくれな?」

(やっぱ王様ですね。)俺
(おう、、なんか今まで俺ら彼を舐め腐ってたな?王様だな、、)泉さん

というか、社長と新人管理職みたいな感覚に似ていそうな彼らである。
泉、ガクからすると自国ではなく他国である。自国よりも小さく弱い。王がとてもフランク。そして、一種のオマヌケなので、易く見てしまっていたのは、仕方がないっちゃー仕方ないだろう。



「泉さん、今日は何処回るんですか?」
「まぁ、、この王都も何処がどうなのか全く知らんので、やつらの知識を借りながら、どこで何をやればいいか、をみんなで検討してみよかな?と思っている。」
そーか、そうだよなぁ、ここのことをわかっている者達が考えるように仕向けるのがベストだよなー、流石敵軍が自壊する方向に導く泉さん。

駐屯所前には馬が2頭繋がれている。
よしよし、となでてから中に入る2人。

皆もう集まっていた。
「お、偉いな!流石あの王様の部下だな」
流石に隊長達はわかっているようだが、副官達は数人がわかっているようだが、他は「何いってんの?」みたいな顔になっていた。

「隊長達、おまえらの部下で”わかっていない者たち”がいるぞ?」泉さん
「はぁ、、まぁ、あーゆーのはおいおいわからせていくのが一番かな?と、、」王宮警備隊長
「・・・おまえんとこ、一番難しそうだな、、、」
「ええ、まぁ、、毎日もろ見ちゃってますから、、」

(まぁ、若いし、気づきにくいっちゃーそーなんでしょう。ある程度人生経験多くないと理解不能でしょうし、、)俺
(そうだが、、まんまと乗せられているよな、、、。でも隊長達がわかってくれているのが幸いだわな)泉さn
(じゃないと、今日の話もてきとーになって無駄ですからねぇ)
(そういうことだ)



実は、
王がボケツッコミを好きなのは本当だろう。素質はかなりイマイチだけど、好きなのは仕方がない。
で、そういう中身のない単純な笑いが、その一瞬だけでも人を幸せにするというのは事実でもある。
ただ、貧困ではない生活が出来、日々笑い声が街のあちこちである世界は、もっとよろしい。

更に、
軍が弱いのは、今まで王一匹で敵を殲滅していたから。なので、幹部数人達が軍を率いることができるように、まず軍を縮小。精鋭部隊になったらジョジョに拡大させようと思っていた。

政治も同じである。
王が長生きなので部下たちはどうしても仕事上大先輩でもある王に頼りっぱなしになる。
なので、おまぬけで仕事をあまりしない王様だったら、部下たちも責任感を持つ者もでてきるだろう。長生きなので気長に待てばいいか。

と、
王がオマヌケになったら国がまともになった件作戦
を、彼は父親である前王崩御直後に決めた。
前王(父)の苦労を見ていたし、前王王妃(父母)が「オマヌケ楽しめなくってストれる!!!(ストレス溜まる)」と毎日の忙しさを嘆いていたのを見ていた。

もとから両親の影響か、おまぬけ好きなので、その作戦は自分にとって必須だな、とさえ思っている。

だから、どっちが本心なのか、王自身でさえよくわかっていなのだが、
「え?本心?どっちでもいーことだろ?国や部下や国民がよくなるし、他国とまじで仲良くなって危険性ほぼゼロになるんだからな?」
だそーです。

そこらへんを泉やガクがすぐ気づいたのは、幾分似たような者達(武国将軍、東武領主)がそばにいるからだろう。
特に将軍はおもしろいこと、いたずらっぽいのが好きだからな。そのせいで側近や部下が育つ育つw

でも知らない者達は、ホントバカと韜晦の見分けがつかないだろう。

ここの王は、ほどよく良い部下たちを持ったものだ。と泉は思った。



「んじゃ、俺らはチームだ。日のいずる国の軍を良くするチーム。どうせやるなら、王都や国になんらかの貢献的効果があるほうがいい。立地だけでもそれが可能場合もある。そういった要因を見つけるために、俺らは、今までと違ったものの見方で、この王都を見ていく必要がある。
そういうことで、
今日は、王都外周をぐるっと周ってみる。よく観察しながらな。
昨日いったように、軍がなんか生産的活動をするとしたら、どこで何をやればどうよくなるか?くらいを考えながらな。それ以外に今までどうりの警ら的視線もわすれるなー」



一番近い裏門から出る。
遅いおれら2人に合わせてゆっくり走る獣人たち。
トラ、熊、豹、狼、大型犬、で飛んでるのが2羽。
2羽の小さめなドラゴンは総括の部下なそうな。総括はトラ。でかめのトラ。俺の知っているトラじゃないよね、倍あるよねー、って感じだ。変態した直後はもっと大きく、アジアゾウかよ?と思ったが、ジョジョに縮ませて今程度に収めたようだ。場面や使用に応じ大きさを変えられるんだなぁ、、便利。(太狼にも覚えさせたい!)
あ、あれに乗ったほうが、、、、物凄く酔うよな、、、

逆に手乗りサイズとかなw
諜報活動に便利w

などと、周囲を見渡すことを忘れて連中ばかり見ていた。

「よーし止まれー」泉さん

「おまえら、例えばだな、、ここいらには何もないのででっかい牧場をここに作ったら、どうだろう?」泉さん
「??いんじゃないですか?」副官A
「ああ、、でも、ああまりに近いと、城壁の手入れのとことかに邪魔だし、、軍の展開もしにくくなるので、、少し話してほしいですね」副B
ああ、そういうことね、と他の副官達もわかった。

副官達で喧々諤々始める。
で、時に隊長や泉さんが言葉を挟む。それによって、一時冷静に戻ったり、狭まった視野を元に戻したり、方向を開けたりする。

「いや、おもしろいですな、こういうのは、、本来自分たちで見つけてやってほしいのですが、なかなか機会がなさあそうならこうやって作ってやるのも、いいんですねぇ、、、」と感心する総括

ガクは泉さんに言われて書紀。
だいたい漏らさず記載した。チートではない。昔からそういうへんなところで頑張るクセがあっただけだ。
たとえば他に例をあげてみると、、
ツッコミ命、いや、バイクのな?誰よりもコーナー深くぎりぎりまで減速しないんだが、エンブレとブレーキを使った減速のしかたが鬼で、思いっきそ、そこのみを追求していった結果で、でも、つっこんで減速して直後の車体のバンクさせ方がチキン杉、、おっせー、、、突っ込みが台無し。皆はいう、「普通にすてっぷちょこっと擦るくらいまででいいから倒せば、誰よりも速くね?」。でも彼の追い求めるのは少しでも先に突っ込めるようになることだけだった。
というのは、完璧なゼッテー無意味な!!、、、w
まぁソコまで無意味ではないガクの速記ではない、普通の文字を使った速記術!!

ということで、その速記した文は総括に渡す。
あとで、皆に自分で写させると、効果的だぞ、と泉さんが総括に言っていた。


で、外周一周。特に外周や城壁になんかあるわけではなかった。日々の警備ができている証でもあるかな。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。

かの
ファンタジー
 孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。  ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜

もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。 ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を! 目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。 スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。 何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。 やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。 「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ! ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。 ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。   2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~

御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。 十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。 剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。 十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。 紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。 十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。 自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。 その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。 ※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。

処理中です...