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後後21 うんまいけど死ぬっ!
しおりを挟むまず、ケーキ屋、喫茶店に行く。
で、
「ココの国のケーキって、辛いのあるんですか?」と直球で尋ねる。(念の為だが、”つらい”ではなく”からい”だ。w)
「え??ないですよ?私は見たことも聞いたことも無いです」と、吾々はその現地民の店員から安心回答を得る。
「よしっ!!安全な滞在が確保された!!」泉さん
試しにお互い幾つかケーキを食べたが、クリームに少しクセがあるだけで、特に問題はない。
「クリームは、ここいらへん全体的にこれですが、外国人の多い場所などでは農国とかと同じようなのがありますよ」と、クリームについて訊いた時に店員さんが。
生クリームとバタークリームの中間?みたいな少し不思議な味。まずくはないんだが、、これはこれで美味しいかな、、でもいままでのようにバカ食い出来ない。3つくらいで、このクリームに飽きてしまうのだ。
(ああ!、やま*きのケーキに近い味?さすがにあれよりは美味いけど、、)
おまけに釣られて誕生日のケーキをそれにしてって頼み込んで、挙句、当日「このけーき、どう処分しようか?」って家族で困ったことを思い出したガクと筆者であった。
勿体無いのでスポンジだけ食ったけどwパン?
で、チャイ(こっちではチャー)に近い紅茶と一緒に食べると良いことを、周囲の客を見て知った。
更に、こっちの者達はバカ食いしない様子。
「へ?あんなんで足りるのか?何杯も食うのか?」
通りをs類ている時に屋台の麺を見ての泉さん。
でも屋台のテーブルに座る客を見てみると、皆一杯のみだ。
そんなことを何度か見て、
「ここの連中、少食なんだなぁ、、」泉さん
で、適当に、客が多い屋台に決め、、、麺屋だった。注文する客を見ていると、麺の種類、汁ありか無しか、大盛りか、を注文している様子。単語が特殊なので自動翻訳でも無理みたい。
なので、現地民と同じ発音で注文してみる。
あ、通じた、、
他の客を見ると、調味料を足して味を見ながら加減している。
真似する。でも、見るからに唐辛子のは少なめに、、
「慣れると旨い」「慣れたらハマる」という言葉を聞いていたので、試さない手はない。
「泉さん、体の方はまだ子供なんで、辛いのを無理しちゃまずいっすよ?」
「あ?ほれ。、」と泉さんが顎で示した先に子供が麺を食べている。スープがマッカッカ、、、
「あ・・・・・・、、いーのかな?どうなの?」
「どうだか知らんが、こっちの子は食っている、ということだ」
まーそーだけど、、、
泉さんはチャレンジャーだった!!
あの「極普通の宿」のカレーも挑戦できたかもしれない!!
俺は危険を回避、少し赤いかな?程度にしておく。
食いはじめてほどなく泉さんが「はひー!!はひー!!」言い出したので、
隣の屋台から暖かい紅茶を買って来た。
「ほら、カレーと一緒ですよ、辛い時は熱い飲み物を我慢して飲む!」
泉さん、ひがばっと口に入れ、もごもごもご・・・ごっくん、
「あっつーー!!!」
辛さで熱さが倍増で感じられるので仕方がない。
でも
「あ、辛さひいた、、」
ほんと、すぐと言っていいほど早く引くのだ。
なので調子に乗って完食泉っち。
「明日、厳しいっすよ?トイレ、、」
「あ・・・・・」泉さん
こっちの世界のトイレはほとんど水を使う。農国の冬でも水を使う。水が凍ってしまうような屋外トイレだけ、紙を使う。
なので、辛さでケツがやられていても、おケツに優しいトイレなのだ。電動水式より手動の方が自在なので最も優しいと言っていい。
だからこっちの世界で、特に農国のカレーとか食う者達でも、痔とか聞いたことがない。清潔さ、というのが特に大きいのかも知れない。
ただ、何処のトイレにも石鹸を常備しているので、必ず石鹸を使って何度か洗い、清潔を保たねばいけない。
逆に言うと、トイレを使うと石鹸使う習慣になっているということで、良いことだ。
ああ、だから病気が少ないのかも知れない?
「そういえば、お前のトイレ、こっちにも普及しているんだな」泉さん
「あ、言われてみれば、古いトイレ除けば、皆洋式でしたねぇ、、」
「あーいうのは広まるの早いんだなぁ、、」
「まぁ、、アレ作ってから5-6年は、、あれ?もっと?経っていますからねぇ、、」
なんか感慨深いね。
で、気づきたくなかったが、、もしかしたら、、俺20代なかばになりかけているの?
うえぇーーー
「辛いのを撲滅するのは甘いのだ!!だから次はケーキだ!!」
と気にしない泉さん
もう食ってしまったんだから今気にしても仕方ない事だしね!
その後2件はしご。
そのうち1件で、農国風のを発見。泉さんはその店をチェックした。ブックマーク?w
夕飯は屋台で食う。
宿にチェックインしたとき、宿の者が「夕食できますが、どーします?大半のお客さん達は外の屋台で適当に食べていますけど。」と。
「そーなんすか?んじゃいろいろ食べてみたいんで俺らも外で食べます」と朝食だけお願いしていた。
「辛いのだいじょうぶなら、イーさん料理が美味しいですよ、外国の人にも結構人気で。でも辛いけど。大概”ソンムータム”という看板を出しています」
と教えてもらっていた。
で、結構多くあるので、しかもどこも結構混んでいる。
なので、外人風なのが多そうな屋台のテーブルに座る。勿論路上。馬車通りはあるこたあるが、夜なのでそう多くはない。馬車の御者も場所をわきまえてくれているんだろう、飛ばさないのでホコリはさほど舞わない。
「辛くないのってあります?」俺
いくつか教えてもらった。そのうち数点を注文。それと酒もあるようなので酒も。
焼いた(勿論こっちじゃ大概炭火)肉を薄く切ったのと生野菜というか葉っぱ、スープ、が唐辛子無し。
でも
「辛くなくっちゃ旨くないよ、慣れないうちは辛さ最低にしてくれ、って頼めばいいから」
と隣のテーブルの外人客達が教えてくれた。農国から来ているという。
で、野菜のサラダ?と、和物?2点、たのんでみた。その農国人おすすめのものだ。
「う、、うまい、、けど、、、これで辛さ最低なのか?、、まぁ、酒に合うので食うけど、、」
隣の農国人達は「最初は誰でもそうさ!うちのムッサリム達だって辛さに悲鳴上げるんだから!」と笑っていた。
彼らのテーブルの上の皿は、みなマッカッカだった、、、
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