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後後80 ツッコミ姫のお邸
しおりを挟む「ご到着ぅー!皆々様方、お疲れ様でございました!さささ、、どうぞ邸の中に!」
と、使用人達が大勢迎える。
なんか、気さく?いいの?王様達に?
王様達も気にしていない、みたいだから、いーのかな?いつものことなのかな?
客間じゃこの人数対応できないのか、邸が宮殿に比べりゃ小さいからね、
広間にソファをいくつも用意し、お茶の準備をしてあった。
王たちはそれぞれ腰を下ろしてくつろぐ。
置くから悲鳴に近い罵声というか、
「姫様!早くしてください!!もう待たせてしまってるんですよっつ!!!!いったいまったくなにを!」
「わかっわかったから今行くからっつ!!!」
複数のダダダダダダ!!!という走る音、
ダン!!勢い余って開かれる広間の扉!
中に突っ込んで顔面から床にスライディングする見た目若い女性!!
後ろではメイド服の女性が口に手を当て悲鳴を抑えている!
・・・・・・・
むっくり、、、、
二カッ!
「王様がた、おまたせさせひてしまい、大変申し訳ございませんでした、、お詫びに、このナーシャの首を
「姫様!!!わたしですかっつ!!!」
「だって、私の首差し出すわけにいかないでひょーが、、」
「そこは、自分が腹を切るとかいうのがお約束でしょーがっ!!」
「えー、ドラゴンの腹、固くてキレないわよ、、やっぱお前の柔らかい
「ごほん!!、あー話中すまないが、大丈夫だ、我らは何も気にしていないので、ケーキのお代わりで問題帳消しにしよう」
ド王。子供っぽい者相手に慣れているのかな?
「「寛大なお心、感謝いたします!!」」
女性は鼻血を出したまま、最も下の席に着く。
「あー、、あなたも王なのだから、、我々より、と領主様が言いかけたら
「ダイジョブです、慣れています」女性
慣れる?
ナーシャがやっと気がついて、姫の首筋にゆるく手刀を、恨みも込めて?ガッガッツ!と叩き込み、鼻をつまんせ上を向かせた。
「ほへへはひほひょうはいはへひははひはふぅ」姫
「自己紹介したいとのことですが、よろしいでしょうか?」翻訳ナーシャ
こくこくと頷く面々
奥から
「きゃーっつ!!!」
すわ!何事だっつ!!
と緊張する面々。
「王様!!!もう、皆様いらしちゃってますっつ!!!!」
「ああ?おまえ、夜って言ってたじゃん!!!」
「いいから早くお召しものを!!!パンツ一丁で行けないでしょ!!!」
「は、はやく、、いっちばん良い、あの一張羅を!!」
「は、はいっつ!」別の声、メイドらしき。
ドタドタ音が続く、、
「赤い上着に金色ズボンって!!!ないだろー!!!」
「王様わがままっつ!!!ドラゴンはピカピカがスキなんですよっつ!!!知らないんですかっつ!!」
「げんどってのがあるだろー!!」
んじゃこれ、
おう、、まぁ、、
とか小さい声が続く。
王宮みたいにでかい建物じゃないから、筒抜けで、、なかなか、、
あ、王冠は?
そーいえば、、ここんとこ、見ないですね?
・・・・・
・・・・・
「あ、ドラ家の王様皆様、王冠してなかったですよ?」
「んじゃ、いいか、、助かった、探しといてくれよ?」
「あ!多分、この間、お金が足りなくって、質に入ってるかも?」女性の声
「・・・・し、しかた、ないかな、、、しくしくしくしく、、」
「おら!そこ泣いてないで!!ちゃんと王様達に媚び売ってなんか貰って我ら領民を養ってくださいっつ!!」
とてとてとて、、
足跡が、開け放たれてる扉に近づく、、、
コンコン、
はいりますぅー
跪く小太りの小さめな中年紳士?
「この度は
「よい、プッチー、久しいな、こっち来い!!」ド王
「はっ!」
と嬉しそうに、プッチーと呼ばれたここの王様?領主様?がド王の横の小さな椅子に座る。
王様連中は皆知ってるようだ。
「こいつはプッチー。竜系の末席になるが、その竜人。ここの国内国の王をやっている。昔から俺の弟のようなものだ。
武、宜しく頼むな。」
「はい。プッチー様、武国東武領主東武信忠と申します。以後、どうか宜しくお願い申し上げます」
「あー、、そういう難しのはプッチーに無理だから、普通に、仲良くね!みたいでいいから、、」
「兄、、もう私もいい年です。そのくらいわかりますよー」プっチー
「お?そうか?大きくなったもんだ、、背は小さいままだが、、、あっはっはっは!!」
ド王、、なんか、、、
「そういえば、姫様、、」
ケーキ食ってるよもしゃもしゃと、、、口の周りっつ!!!
(もしかして、ツッコミ姫、って)
(おう、、ツッコミどころ満載って意味だろうな)泉さん
・・・・・・
どーすんだよボケ同士で、、、
というか、家系がもうボケ役?
多分、メイドも執事も皆、、、類友なんだろうなぁ、、
「ガクぅ、、、」
と日のいずる国王様
「んじゃ、プッチー王様、、姫様と日のいずる国王様を、、」
「おお、、そうですじゃ、、んじゃ、あとは若いものに任せて、ここは・・
定番セリフですが、違うかも
「おう、そうじゃな、ではプッチー、王宮に向かおう、まだカンタベリヌスに会っておらんのだ」ド王
って、日のいずる国王と、俺と泉さんと姫を残して皆いっちゃった。
なので、人数が少なくなったんで居間に移ろうと言うと、
「あ、今ご用意いたしますんで!!」メイド
数人のメイドを呼び、ソファなんかを運び出させた。
あー、あっちは空っぽなんだなー、、
そ~言えば、カネがないとか言っていたもんなぁ、、きっついよなーそーゆーの。
・・・・
「おまたせして申し訳ありませんでした!どうぞこちらへ!」
と案内され、、こじんまりとした客間?へ。
またお茶のセットと、山盛りケーキの台車。
泉さん、これとこれとこれねー、とかお願いしている。
姫も一緒になってこれとあれとそれーとか。
姫、見た目20台半ばなんだけどねー、
食費でたいへんだろーなー
ケーキ注文した2人がソファに腰を下ろす。
ヒ王が自己紹介。
姫が自己紹介。途中侍女に訂正されながら。あまりお客様来ないんで慣れていなんです申し訳ございませんと侍女が謝っている。
で、泉さんと俺が自己紹介し、
実はガクはツッコミ役なんだとかばらすヒ王。
「それでは私と同じですね!!」姫
目が点になる俺ら3人。
「私もツッコミ役で、うちは皆ボケなんで、大変なんですのよ?おほほほほ」姫
俺は侍女を凝視する、鬼の如くな形相で!!
侍女、真っ赤になって下を向く、、
おまいらっつ!!どういう教育して育ててきたんだよつ!!!!
俺は立ち上がり、泉さんに「少し聞いてきます」と言い、侍女の腕を引っ張って部屋の隅に連れて行く
「あ?一体どうゆうことなんだ?話してみろ」俺
「はい、、、でも、あれ、誰も教えたわけじゃございません。ご幼少の頃、どこかで聞いてきたツッコミ役というのになりたがっておりまして、それが昂じて自分はそうだと、、、」
「誰も、指摘しなかったんだな?」
「・・・・・・・・・」
「面白がって見てたんだな?」
「・・・・・・・・・・」
こいつらっつ!!!
「だってだって!!!あんなかわいいのにそんなんなんなって、とてもおもしろいじゃないですか!!!」
あ、開き直った、、
「おまえらんとこと貿易して儲けさせてやんなきゃなー、とか先程まで思ってたけど、お前らと関わるのが怖くなったんでやめようかな?かーなぁ?」
「クッ、、、、わかりました、、一晩、、猶予をください」
「よし、明日の朝のお茶までに、姫さんに理解させとけよ?」
「・・・・はい、、」
泉さんの所に戻る。
姫とヒ王はなんか雑談しているけど、、、
(ボケ同士の話も、特に姫さんが天然モノホンなので、結構面白いな!)泉さん
(ヒ王は?)
(うん、まぁ、、戸惑っている感じだったが、慣れ始めているかな?突っ込まないでスルー式で行っている)
高度だな!!!
泉さんには、侍女が今晩姫に自覚させると言っているということを伝えた。
泉さんは懐疑的だったが、姫が素直そうなので、うまくいくかもね、侍女次第だけど。
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