【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

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後後236 ケーキに飛び込む

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風呂を上がって宿に戻る。宿の一階の食堂は幾分空いてきていた。
メシウマな宿というので期待する。

泉さんもアニャータも大概のモノを食べられるので、給仕のお兄さんに「お兄さんのおすすめを、とりあえず5皿持ってきて。あとエール3杯」と頼んだ。

周囲のテーブルを見ても、あまり同じのらしいのは無く、全体的にうまいのだろう、と思わせる注文の仕方なのだ。

エールを飲み終えた泉さんは冷酒を頼んだ。俺はウイスキー系のうまいものを頼んだ。
アニャータは果実酒。

来た酒は結構うまい。ちびちび飲みながら食事をすると、なんか更におかずが旨く感じる?
泉さんに言うと、少し飲ませろ、と、渡すと全部飲まれたw

俺がお代わり頼むと「2杯な!」と泉さん。自分の分も、ということ。

「冷酒はどうだったんですか?」
「まぁ、普通の武国酒だな」
なんだろう、洋酒系は農国から樽で大量に持ってきたんで、古いのは熟成しているのかな?

気持ち良いほろ酔い加減になって俺らは寝た。


翌朝、朝食を食べた後宿を引き払って領主様の邸に向かう。
のんびり歩いていく。まだ朝もそう遅くないので、道端の朝市の名残で結構人がむしろを敷いてモノを売っている。

あ、
「またへんなのあった・・」
と、その雑貨物売りのトコに寄る。

「これ、なんですか?」
と、それを指差す。
「あー、これねぇ、、俺もわからんのだが、でっかいかんざし?よほどデカイ女がいたんじゃないかなぁ?」
違うと思いますっ!これ簪に使うとしたら、体長3m以上とかになるよな?いや、5mくらい?

老人の突く杖くらいの大きさあるのだ。
しかし
この物売りのおっさんの言うこともわからないではない。
この杖、ごてごてと装飾がものすごいのだ。俺の元の世界でのデコってやつ?

「まぁいいや、話のネタに・・いくらよ?安くしてくれたら買う」
「しあたねーなー、売れないしじゃまだし、」
確かに簪入れからびょーーんとその1本だけ生えている感じで飛び出している」
簪ととらえるなら邪魔でしか無い。

「銀貨1枚」
「たけーな?まーいいや、はい」
と、おっさんに銭渡して杖を受け取った。

「ガクさん、どうするんですか?」アニャータ。当然気になるよな?
「うん、見つけちゃったんで買うしか無いんだよ、俺達には」
「まぁ・・嫌だけど、そうだな。」
???アニャータ

「これを見つけた、ということは、多分この先どっかでこの持ち主であろう妖精を見つけるんだよ。だから買って置かねばならないの」
「へぇ?なんですかその神の法則みたいな怪しげなのは?」
「まぁどう思うが、今までそんな感じだったんでな、逆らえんのよ」泉さん

「難儀な人生ですね?」
「「まぁなー」」


で、領主様のお邸。
門番に言って入れてもらった。
勝手に中に行ってね、なのだ。危険なのはいないからね、この領とか。

コンコン!
「こんちわー!小館一行でーす!」
がちゃ、執事さんが顔だした。
「おお!いらっしゃいませ、さあどうぞどうぞ、洋風茶室でお待ちください。今お茶の用意させます。」
と、奥に行きながら使用人に声かけてお茶と茶菓子の用意を、と言いつけて、その執事は二階の領主様の部屋の方に行った。

俺らは洋風茶室に入り、ソファに寛ぐ。

茶菓子を食べ終わった頃
「おう、またせたな。少し急ぎ・・・・
山になった団子、みたらし団子と草団子の山に挑んでいる泉さんに目が釘付けな領主様

「・・・の仕事があったのでな。うまいか?泉?」
もぐもぐもぐもぐもぐもぐ、ずずずずずーー、ごっくん!!
「・・これ、今までのものとは天と地の差でござる。一体どんな手品が?」と泉さんもなんかおかしくなっている

「いや、おまえも変だぞ?でも、当然と言えば当然だ。こりゃ大精霊作品だからな?手作りだからな?」
「ほう!シューレが?団子を?」
「いや、もうお一方のお方である」
「あたしだよっつ!!」
あ、おっかさん

「おや?どっかで嗅いだこと在るような懐かしい気配?」
と、おっかさんが俺のほうをまじまじと、、
で、よこでソファに立てかけてある杖

「あ、どっかで見たこと在るな?ちょいとみせておくれ」
はい、と手渡す。

「まじかるまじかるまるかじりぃいい!!」
といいながらおかんが杖を大きく振るう

ずーん!
いきなり窓の外が暗くなった。
なんか、ほのあまいかほり・・?

お!と、泉さんが外に走り出ていく。
ずっぼーーーん!!というなんか柔らかチックな音。

俺らも外にでると、
よくわからないが、ふわふわのでっかいかべ?
「いえ、これ、上に段階になってません?」アニャータ
俺には見えない、2mくらい上から・・?
少し下がって遠目に見てみると、、てっぺんの先っちょが見える。
「あ、ケーキか!」

「そうだよ、これ(杖)があると、魔力増幅、無敵だね!」
いや、なくっても無敵だろーよ

「ちがう!なぜここにいるの?」
「そりゃ、あんたらが村を出たから?」
早耳だな、というか行動早すぎ?

「そんなに俺ら面白い?」
「ああ、ひと族で見てておもしろいのなんか今まで、・・・・・・・・・・・・・・・・いたっけ?多分いないよ。思い出せないくらいだからね!」
思い出されなかった、実は面白かった人達、ごめんなさい!このおっかさん物覚え悪いんで!というか大精霊達って覚えないよな?体質?

「まぁ、なんだ、ありがとよ。この杖、大事なもんだったんだよ」おっかさん
うそつけー
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