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後後254 泉の徘徊 3
しおりを挟むその頃。
ガクは寝返りをうったら右手がアニャータに抱きついた。そして最高のモフ☆モフを感じたので、だきまくらのごとくそのモフ☆モフを抱きしめて眠り続けた。
その頃。
あー、戻ってきたか。んじゃダイジョブだな。
そこー、また何にでも塩を入れようとするんじゃない!感じない程度にわずかにだけしとくんだ!
ケーキにミソはやめろっつ!!!あ?香りも出ないほど?いやいや、でもいれるな!
そん頃。
「戻ってきましたね?」
「うむ、そのようだな。近くだし、迎えに行くか?」
「ええ、では手を繋いでスキップしながらのんびり行きましょう!」お后(ツッコミ姫)
日のいずる国国王とその后は手を繋いでスキップしながら、大通りを高速で通り抜け、街道を南に、るんるんと楽しげにスキップしていく。高速で。
そんな頃。
「なんだか腹が減ったな。」
見回す。小石を幾つか拾って手の中で弄ぶ。
ヒュン!
鳥の影が見えたので、指先で小石を弾いた。
とさ・・、茂みの中で小さなものが倒れた音。
がさがさがさ・・ヤブをかき分け、、いたいた、、
と、泉は獲物を手にする。山鳥だった。少し肥えている。うまそうである。
以前シューレから与えられたストレージから小刀を取り出して首を切り落とし、腹を割いて内蔵を捨てる。穴を掘って埋めておく。
で、
くんくん・・・・
あった、
水の匂う方に走る。
ほどなく小さなせせらぎ。源流近くか?
そこで羽を全てむしって肉をよく洗う。
森の端まで戻り、
穴を掘って、拳より大きめの石などを見つけて焼き鳥用かまどを作る。
鳥は木の枝にぶっさし、その枝の元を石で固定し、遠火の強火で炙り焼き。時間がかかる。
まぁ真っ昼間なので時間掛けてもいい。
そこらに寝転がり、イイ匂いになったらちょいと動かし、とやってまんべんなく焼いていく。
ごろごろうとうとしながらのんびりと。
で、出来上がった頃に
「おーい、泉!こんなところにいたのかー」
日のいずる国国王様御一行到着。王と嫁さんだけだけど。
「飯は一人分しか作っていなかった・・」泉
「まぁ、それ持っていこう、街で食べればいい。」王
・・・・・せっかくここで食うために焼いたのに。ロケーションに合わせた食事が一番うまいのだ。
ま、いいか、と、ほかほかのそれをストレージに仕舞った泉。
王が3人を転位させ、近くの街に跳ぶ。
「ここは、どこなのだ?」
「我が国の北東のほうかの。僻地だ。」
うん、街なのになんかかなり奥の山麓僻地っぽいし。
というか、素朴なのだ人やら町並みが。
というか、王都から2人で手を繋いでスキップでここまで来たのか?あ?
「まぁ、これはこれでいい感じがするな」泉
「だろう?いい感じ出てるよな?」王
王がそれでいいのかな?とも思うが、魔法が強い国だ。見た目遅れているように見えても、問題なんかなかろう。知らないが。魔法をよく知らないのが武国人。しかたがない。
で、目に着いた食堂に入る。
「おやじ、うまいものを頼む。まだ飯食べていないのでそれなりにで。酒は・・」王
「燗してくれ」
「ということだ。3号徳利でな」
そんなにすぐ飲んでしまうということだ。
すぐ冷めちゃうからな?
薄く切ったイノシシ?豚系の肉をタレに染み込ませたのの串焼き。
山鳥の肉のはいった野菜スープ。
なんかの肉のステーキ、ソースは玉ねぎとニンニクスパイス醤油系。
「山だからやはり肉が多いな」王
「おう、いんじゃないか?うまそうだぞ」泉
「さっそくいただきましょう!」后
見た目1人だけの男性の王様が一番食い気が見えない。
でも、飲みながらひょいぱくひょういぱくやってると、結構食べてて足りなくなるので追加。
酒も足りなくなり、追加。
だらだら飲んだり食ったりしていると、いつの間にか夜中。
この食堂は上が宿だ。
酔ってる王は転位してもどこにいくかわからん、というので泊まる。
王様の嫁(后)が雑魚寝でいいですというので3人部屋で。嫁さんも見た目子供の泉さんを一人で、ってわけにはいかないのだ。話しているとおっさんとしか認識しないけど。
あ、
なんで王は俺がいるとこわかったのか?
あと、あのわけわからん世界は何だったのか?
今日は忘れていたけど、あすになったら王に話して聞いてみよう、と眠りながら泉は思った。
翌朝。
酒を飲んだせいかよく眠れた。若いからな!これが年寄りだと酒飲むと逆によくねれてないとかもあったりする。
朝食を食べている時に、泉は王に何気なく聞いてみた。
「ああ、あれは危なかったな。」
何気なく言い放つ王。
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