【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

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後後265 開拓村の祭りについて

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小館村のモフ神祭りは無事終わっていた。
今回の祭りは前回よりもより一層日本の村の祭りに近づいていた。
次回くらいには福田さんも王都から呼んで招待してあげようともう。まさか向こうの世界で祭りに行ったこと無いとかないよな?
祭りや夏の花火は日本人の心の故郷だと思うぞ?皆持ってるよな?と勝手に思うガクだった。

現代日本に思い入れを持てる場所など無い。風物詩など無い。が、江戸以前からのを保っている場所や風物には、現代しか知らない今の日本人達もかならず郷愁を感じる。魂に刻まれている、としか言いようがない。
それをガクは再確認した祭りでもあった。



泉はガクとアニャータを連れて南の開拓村に行った。
もちろん酒持って。
米はこの秋から収穫始まっているはずなのだ。
魚の養殖なども行っているので、小館から食料を持っていくとしたら、調味料と酒くらいになる。

なので、朝からそれらを積んだ馬車でごとごと揺られ、昼前にはリーダー宅(村長)に着いた。
荷車から馬を離して厩舎に連れていき、荷車から小物だけを屋敷に運び込んだ。
今回酒樽は一番でかいのにしたので重くて運べないから。

ほどなく、畑から大勢が戻ってきた。
「おまえら、仕事中じゃないのか?」泉さん
「いや、なんかでっかい酒樽が見えたって証言あったので・・・」リーダー
「おまえら・・・。まぁいいか。米は収穫できてるんだろう?」
「ええもう、お陰様で豊作です」
「うむ、よかったな。お前らの努力の賜物だ。よって米を持ってこないでいいので荷車が余裕だろ?その分酒にしただけだ」
おおおおおおおおおーーー!!と歓声が沸き起こり・・居ても立ってもいられないようなざわめきが

「あとは、リーダー、おまえの仕切り領分なので、好きすればいいw」
「え?え?んじゃ、今晩いただいでいいっすか?」
「肴はおまえら作れよ?」
「もちろん!!」

「皆のもの!よく聴け!今晩は酒だ!!宴会だ!!とっとと今日の仕事を終わらせて飲むぞー」リーダー
おおおおおおっつ!!!

ダッ!!と皆畑に駆けて行く。


「もう、新しい者達も馴染んだようだなぁ」(後後257話)
「ですねー。」
「そいや、ここのリーダーも俺らと同じだったな」(後後171話)
「あ、そういや外来でしたね。まともすぎるんでとてもそうは思えない・・・」
複雑な表情になる泉


それからアニャータが何か食べるものを作るというので、ガクも泉も手伝った。
つまみ食いで遅くなった昼を済ませ、夕方前には大盛30人前くらい分が出来上がった。
もちろん夕方にはシューレの方からモグラ用の食事が転送されてきている。
アニャータは「今日は宴会なので、もぐだけいつもと一緒だとかわいそう」と、焼き魚を5-6本載せてあげていた。

ガクは夕方になったら風呂を焚きはじめていた。皆が帰ってくる頃にはちょうどよいだろう。
と、
いつもは薄暗くなってから引き上げてくるのだが・・・

「おう!早いな!」
どやどやと帰ってきた皆に声をかける泉さん。

「もう皆張り切っちゃって!」と苦笑いのリーダー。
酒の中身はいつものとかわらないのだ。
しかし、大男でも一人じゃ抱えられないくらいだろうなデカイ酒樽。が、2つ。酒屋でも滑車使って荷車に載せたくらいだ。
そんなのはじめて見る者が大半だろう。
興奮する気持ちもよくわかる泉。

「泉さん、あひる、あの上村から手に入れたあひるももう十分に増えたので、今日、食べてみますか?」
「そうだな・・・んじゃ、それも含めてあとで話をしよう。収穫祭の話だ」
「ほう、祭りですか。いいですね!」
話は早い男である!


皆が風呂から上がってくる頃には、村長宅前庭にはむしろが敷かれ、その中心には色々ごちそうを載せたデカイ皿が幾つかおかれ、ぐい呑と酒の入った桶が置かれている。柄杓も。
皆適当にむしろに座る。

泉が村長を促して乾杯させる。
いつも酒を持ってきてくれる泉さんに感謝、ここを与え庇護してくれる領主様に感謝、そして自分達の幸運に感謝し乾杯する。

飲み食いが少し落ち着いた頃、泉とガクは村長(リーダー)に祭りの話をする。
3つの村で、年に1度の祭りを定期的に。
モフ神様は小館。
春の豊作祈願はいずみ村。
秋の収穫祭はここで。

この村が、この地域で認められる、とわかった村長。是非に!と。
人手がぎりぎりなこの村が、ここら地域では最後に収穫のもろもろの作業を終える。
それに合わせての祭り。
モフ神祭りから1月以上後になる。

あまり遅くても冬の気配が出てきてしまうので、
田を焼き終わったらすぐに祭りを始められるようにしよう、となった。

「さて、来年からでいいか?今年はいきなりは厳しいだろう?」泉さん
「・・・・、相談させてください」
皆に話してみるということ。

「さて皆のもの!・・
とリーダーは話していった。
この村が周辺地域から認められるようになる。
祭りで人が来るし、屋台を出す者達も来るだろう。交流が生まれる。
そして何より、神様の社ができるだろう。収穫を感謝するための神様のお社だ。
収穫祭の村、という立場が生まれて「それ、どこの村?」じゃなくなるんだ!!


(あ、お社か、考えてなかったなー)
(帰ったらすぐに熊さんにお願いしましょうね!)
(おう、そこそこ立派なのほしいよな。それと神楽舞台も。)
(ですねぇ、明日にでも場所きめておかないと)
(だなー)

「アニャータ、この世界って、収穫の神様ってどういうの?」
「そうですね、農国だと豊穣の神様を祀ってますね」
「武国ってどうなんだろう?」
「知らん。領主様に訊こう」

明日は場所決めてからとっとと帰る!と決めた3人だった。


リーダーの話しで、もちろん村人たち全員一致で「今年からっつ!!」
ということになった。

まじやっべー、時間ねーよ!と思った泉とガク。

簡易お社であとからちゃんとしたの建ててもらってもいいけど、できれば最初だからキメたいよねー。



翌朝。早朝。
この村は百姓の村なので皆朝が早い。
衛兵代わりになっている3人でさえ早い。というかあいつらが最も早く起きて、早朝の見回りを終わらせてから鍛錬している。

泉とガクは起きてから鍛練に加わり、終了後に村長と社を作る場所を選定に出る。
畑を見渡せる場所がいいので、村から近くの畑の真ん中にしようか?という話しが出たが、そうしたら参道で畑の一部をつぶしてしまう。
「収穫終わってるので大丈夫です。畑の中にあるほうがいいですよね?そういう神様だし、参道も大きく取れる」
外来なのでそこらはそこそこデカイ神社とか知ってるし・・・。そういうのがイメージにあるんだろうな。
と思ったガク。

ガクの場合、田舎のちっさい祠や社がイメージだったのだ。
クッ!都会もんめっつ!!!

現地の要望優先。
場所の選定終了。
あとは熊達をよこすからよろしく、ということになった。
で、
神楽、祝詞などは領主様が知ってる。領主様が祭りのリーダーになると思うので、よろしくね!
屋台に関してはそれぞれの来ると思うから場所だけ区切って与えられるようにしておいてね!
また見に来るから!

と、まぁ体よく丸投げして、3人はさっさと村を出て小館に急いだ。
熊を確保し、領主様に相談しなければならないのだ!

急げっつ!熊がどっか出張出ちゃったらまずいぞ!!?
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