【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

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後後269 出立前日にしてしまいました

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前の旅はそれほど用意もしなかった。地図とか路程を作って領主様に出すのが主な旅の前の作業だったような気がする。
それも懐かしい思い出だ。今回は前回コースをそのまま行く形なので楽だ。

「もう通った道だ、目ぇつむってても歩けるわ!あっはっは!。・・とか思ったら、落とし穴に落ちるぞ?」
と、自戒なのか俺にも言っているのか泉さんがもっともらしいことを。

「前回は最初っからなんか事件ばかりでしたからねぇ、大事になる原因の。(中15話)」俺
「・・・今思い出しても腹が立つ阿呆どもだったな。」
「ま、そのおかげで大掃除できてきれいになったし。」
「西は自分達で自分たちを大掃除してきれいになったんだがな」
まー、実際そうですね。最後の最後に残った奴らがこっちに来てた感じだった、というか乗っ取る予定だったのかなぁ?

「ねぇ泉さん、あの西の奴ら、もしかしたら」
「おう、北山領主あほうだったんで乗っ取りかけていたのかもな」
「フツーに婚姻政策とかで入ってくることでもすりゃよかったのに」
「そういう頭がありゃ、あの国がああにはならんかったろう?」(後後58話~)
ごもっとも。

「でも、あそこらがどんだけ元に戻っているか、楽しみですね!」
「あー、遠征景気ができていきなり急上昇、その後その景気も無くなったから、あそこらは翻弄されてたからなぁ」
あー、、経済崩壊間近から西への遠征で一気に好景気、で、それが一気になくなり・・・。

「なんか、気の毒ですね?」
「いや、好景気で一気に立て直せたのが良かったと思うぞ。」
どっかで聞いたなーと思ったら、戦後日本の復興か。朝鮮戦争の存在が日本を復興させたんだったっけ。
あれからが勘違いの始まりだったんだなぁ・・・。

「なんだか、特に用意しなくてもいんじゃね?とか思えてきましたよ。」
「あー、どこでもどうにかなってたもんなぁ」
・・・・・
サバイバルに行くんじゃないしねっ!!

「んじゃ、あす辺り出発するか?」
「え?そんな急にいんですかね?領主様に言わなけりゃ!」
「まぁ2,3日中には出るとは言っといた、昨日会った時。」
「こっち来てるんですか?」
「ああ、なんか華子とその愉快な仲間たちが村の見学だとかで領主様の離宮に昨日から来ているぞ?」
しらねーよ?何無断でもふろうとしているの?

違います。モフりに来たわけではないです。様々な噂な村を実地検分?


ガク、泉、アニャータで領主様の離宮に行く。
「村を見学しに行くと、皆出ていきました。」と離宮の使用人(村の住人)。
んじゃ、旅の前の見納めだ、俺らも村を一回りしておくか。と泉さん。
それもよいかもな。また1年位帰ってこないんだ。・・・・・1年で済むよな?

大通りを街道の方向に下り(村長宅が上り)、いくつかできた脇も道にも目をやる。
ここに来た当初は、この通りしかなかった。店なんてなかった。
かろうじて、民家を工房にしたのがあっただけだった。
村を見回しながら回顧するガク。
でかくなったもんだ、立派になったもんだ。・・・ま、主に熊のおかげだな。えらい熊。偉熊と呼ぼうかな?エラ張ってるとか思うかな?やめとこう。


そんなことを思うガクの意識を読み取りながら、心の中で溜息付く泉。

ガク自身は、いくら発想やらがあったとしても、それを実現してくれる熊という職人がいなかったらこの発展は無かったと知っている。ガクが実際にできたのは、竹を2つに縦に割って節を取って作った雨樋のようなものを使った水道管?もどきだけだった(2話)。だから、まともに作ることができる、ということの重要さをそこで体感していた。

ただ、ガクが居なければ熊はその資質を開花する機会は生涯なかったろう。それも事実。だから熊自身は、当初の師匠でもあったガクをいまだに敬い、生涯それを忘れないだろう。だからこそ、ガクに恥をかかさないように努めていた。そしたら、いつの間にか国外にも知られる職人になってしまっていた。

ここまでうまくハマった人間関係というものも珍しいだろう。それこそ、2人の人間性がよかったから、としか言いようがない。

そこまで考えて泉は思った。
自分とガクも一種のそれか、と。 改めてガクを、おもしれー奴、と見直した。


いやいや、周り全部みまわせや、領主様も、日のいずる国の国王も、言うなら将軍様も、同じ系統だろう?だから皆関わりを継続しているだろ?
類友ってやつだ。
あ、シューレとかも、だね?!!♪ ww  ぷ! (泉、精霊化中じゃ?という話も出ている)


モフ学校(小学校)の所で見つかった華子軍団。
案の定モフ衝動で乱入し、先生役の年長の子たちに押さえつけられている華子と博子。それを呆れた目で見ている学友の方々。尻尾があったら丸めているな?と、響子の後ろにかくれて人狼である年長の子達にガクブルのなっちゃん。

領主様はにこにこ見守っている。
天然だからね!その程度問題すらでもないからね!華子の両親の若い頃のほうがもっとアレだったから慣れてるんだよね!基準がおかしいんだよねっ!!

そこで領主様に、俺達3人があす出立することを伝えた。
少しびっくりした後、寂しげに、そうか、と。
さみしくなるのう・・。とつぶやく。

「何言ってんですか。娘ができたんだから幸せにしてあげるために寂しくなる暇なんか無いでしょ?」
「うむ、確かにそうだな!がむばらねば!」
ちょろ?
うむ(泉)
素直でいいじゃないですか。(アニャータ)

なるほど・・・コンビからトリオへ、役割編成はこんな感じになるわけなのかな?

ま、四六時中トリオでの行動。立ち位置、役割もしっかりしていくことだろう!!

でも3人がボケツッコミ双方の資質を大なり小なり持っているからな、どうなることやら?

でも、向こうでは同年代だったのに、こっちに5-6年?ほど早く来ていたガクがおっさんまっしぐらなのに、まだ若い博子。それがとても羨ましいと思ってしまうガク。

若ぇっていいなー、と思わず呟いているガク。

何言ってんだか、と思いつつも、そういう歳になってきたのか、とも思った領主様。
一方の泉さんは中身おっさんだからもうとうにそういうのはあっちで通過してる。
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