暴食ジト目スライムに、女運無し平凡男が翻弄されながら第2の人生行ってみました!

緋沙下

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12羽読めません…。

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スライムはあっという間に4万のケーキを完食。お前4万だぞ4万。もう少し味わって食えよ。はぁ…。
そいういや、今日はギルドに商人登録行く予定だったな。気を紛らわすのに、この後向かうか。

「今から商人登録に向かうからな」

右手が上がる。ケーキ食ったら少しは機嫌直したのか素直に応じてくれる。現金な奴だな。
昨日屋台を止めさせてもらった場所の横にあるギルドに向かい、受付に商人登録をしたいと申し出る。2階に受付所があると言われたのでそちらへと向かう。

「すいません。商人登録したいんですけど」

「商人登録ですね。取り扱う商品はなんですか?」

「飲食業なんですが」

かしこまりましたと手続きの書類を持ってきてくれるが…ちんぷんかんぷんだ。文字が読めない…。
爺さんに文字読めるように言っときゃ良かったな…。読めないと言うことは、すなわち書けないということだ。

「すいません。文字の読み書きが出来なくて」

「えっ…!?商売されるのに文字の読み書きが出来ないんですか!?」

「はい…。お恥ずかしい話しなんですが」

職員に文字の読み書きが出来ないのかとドン引きされた。されても、日本語以外俺は書けない。ここは素直に行くのが得策だな。
職員に説明を求めると一つ一つの項目を丁寧に伝えてくれる。ワガママついでに名前や年齢を伝え書いてもらった。名前はケン。ダニアさんに言った時に言いづらそうにしてたから短い方が良いんだろうな。

「これで必要な項目は大丈夫です。登録料に10万リラお願いしております」

「10万リラ!?」

「はい。街の中で店を開かれる場合保証料としてお預かりしております」

やばい。俺の財布の中はあと2万ぐらいしかない。そんな大金払えないぞ。ん…?今街の中ではって言ったよな?

「街の外で営業するのは商人登録はいらないんですか?」

「外でやるのは頂いておりませんが、ダンジョン付近で営業される場合はその管轄での営業料を取る場所もありますよ」

「この付近はどうなんですか?」

「はぁ…。まぁ、頂いておりませんが魔物が出た場合、店の保証は致しませんよ?」

グッドな情報だ。保証料を払う金が俺にはない。街の外で取られないのであれば、そちらで細々と金が溜まるまでは営業すればいい。
昨日のダニアさんみたいな人がいるはずだ。魔物はスライムが食うだろうしな。それで行こう。

「それなら、街の外でしばらくやるので商人登録は大丈夫です」

「かしこまりました。書類はこちらで破棄しておきます」

受付に書類の処理をお願いし1階へと向かう。細々とやっていこうっていってもなぁ。肉の仕入れどうするかだよ。肉が無いと焼き鳥屋も何もないからな。
後皿とかもいるしな…。そう考えれば昨日のホテル3万が地味に痛い。

「ケン!ケンじゃないか!」

「ダニアさん!昨日はありがとうございました。頂いたお金の額知ってビックリしましたよ…。今度お礼させて下さい」

「何言ってるんだ。それだけの物を食わしてもらったんだ。気にするな。商人登録に来たのか?」

ダニアさんに実は…と保証料が払えなかったことを伝え街の外で営業をすると話した。外に出てる冒険者も多いからな。需要はあるだろ言われ一安心。それとは別に冒険者登録もしていかないかと言われた。

「冒険者登録ですか?」

「あぁ。冒険者登録は金は要らないからな。逆に討伐してくれれば討伐品で金貰えるぞ」

「討伐品って、魔物倒したら何か出るんですか?」

「いや、倒した魔物が討伐品だろ。たまに魔石持ちもいるからな。いたらそれも金になるぞ」

倒した魔物って言われても、スライムが綺麗に消化するから何も残ってない。魔石が出るなんてのもまったく知らなかった。

「それが、こいつが綺麗に食うんで何も残らないんですよ…」

「そういや、不気味なほど綺麗に食ってたな。消化しないよう言えないのか?」

「消化しないようにですか?出来るんですかね…。お前消化せずに魔物倒すの可能なのか?」

右手が上がる。なんだと!?可能なのかよ。それは朗報だな。それなら魔物倒して金稼いで、それで仕入れをすれば良い。

「可能みたいなんで、冒険者登録行って行きます」

「あぁ!やっていけ。俺がやろう。その方が早いからな」

「ダニアさんここの職員なんですか?」

話しを聞けば、ダニアさんはここの冒険者ギルドの副マスターらしい。マスターは忙しくここにいることはあまりないそう。
そのため実質はダニアさんが仕切っている。良い人に巡り合えたもんだ。

「よろしくお願いします。ただ、俺読み書きが出来なくて…」

「お前、読み書きもできない状態で商売やるつもりだったのか!?」

さっき2階にいた職員にも同じこと言われたよ…。そりゃ俺だって読んで書けりゃ良いけどさ、出来ないものは出来ないんだから仕方ないでしょ。
ただ、店をやるうえでメニュー表は作らないといけないからな。数字と文字はかけて読めるようにしておかないとまずいよなぁ…。

この歳になって一から読み書きを習うのか。俺ついて行ければ良いけどな。



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