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アスタリアンハイスクール
しおりを挟む光界に移住して一週間も経たない内のこと。
「人間界の生活もいいが、光界の生活もいいものだな」
「そうだね でもいつまでこんな生活できるかわからないよ」
確かにその通りだ。この頃光界での事件が増えている。 魔王が動き出しているらしい。
「魔王を倒すにはなにすればいいの?」
「まず、剣術を学んでその次に魔法を学んぶその為に明日から剣術と魔法の専門高校アスタリアンハイスクールに入学してもらうわ」
「け...剣術!? 魔法!?」
「そうよ 剣術魔法よ」
幻聴では、ない。だか断る訳にもいかない。
高熱と冷気。二つが混じり合い、弾ける。
しばらく動かなかった。
「じゃあ葵は魔法とか剣術とかできるの?できるわけないだろ」
「もちろん できるよ」
即答だった。すると突然
「こい、エクスカリバー」
するとエクスカリバーが葵の手元に現れた。
俺は呆然とした。ありえないこと起こっている。
これを見て納得しないわけがない。
「わかった行くからもう閉まってくれ」
葵は剣を使い慣れしたように閉まった。
そのあと俺たちはアスタリアンハイスクール 通称アスタリに下見と挨拶に行くことになった。
まず、パッと見貴族学校みたいな豪華な建築物。
俺がここに通うと思う少しゾッとする。
理事長と校長にも挨拶をした。
理事長は光界のベスト3に入る程の実力者。
校長は光界総合大会で優勝したことがあるらしい。
そんな凄い人たちの元で授業、練習ができるということは光界の人々にとってとても光栄なことだそうだ。
案外俺も簡単にできるのではないか。
魔王を倒すなど夢でもないと少し天狗っていた。
ーー翌日
アスタリに入学。早速だかクラス分けの大会があり、その大会の成績に基づいてクラス分けをするらしい。
俺は剣術、魔法は全くの初心者だから当然初戦敗退。特別入学だから初戦敗退も予想していたことなのだ。最低クラスのFクラス。
そのあと自分の武器を決めるテストもあった。
伝説の武器といい誰一人受けつけなかった武器が存在する。なぜかわからないが伝説の武器を挑戦してみた。誰もが受けつけてくれるわけないと思った時
「ピロロロー」
あっという間に一〇〇パーセントになった。誰も受けつけなかった伝説の武器がこんな人間をなぜ受けつけたのか議論になった。
実験の結果俺は伝説の武器を手に入れた。
さらに天狗ってあっという間に学校が終わった。
俺は上機嫌で家に帰った。そして葵に伝説の武器のことを自慢した。
「凄いだろ 誰も受けつけなかった伝説の武器が俺を受けつけたんだよ 俺才能あるかも」
「伝説の武器ってあの伝説の武器!」
「あの伝説の武器ってなに」
「光界のNo. 1が愛用していたとても優れた武器だよ 名前は聖剣エクスカリバーX」
興奮してきた次郎は剣をブンブン振り回して喜んでいた。
「また一ヶ月後ぐらいに昇格大会が開催されるみたいだからがんばるのよ」
昇格大会とは優勝するとクラス昇格ができる。
俺は昇格大会の為日々練習に奮闘する。
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