愛する2人の密事

korone999

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我が儘な僕と優しい大男 前

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「大悟、肩凝った。マッサージして」

僕は、半日やり続けたゲームをクッションに放り投げソファーに寝そべった。

「ゲームばっかりやりすぎだぞ」っと小言を言いながらも、肩をゆっくりと揉みしだく。

「翔太また痩せただろ?もっときちんと食べないと」

「う~ん」

僕は、かなりの偏食で野菜も肉も魚もほとんど食べない。
唯一僕が好んで食べるのは、パンとココア、それからチョコレート。
そんな僕は、高校3年生の現在、身長も164㎝と低く体重は45キロそこそこと小さくて細い、長めに伸ばして緩くウェーブしている髪も手伝ってか、しゃべらなければ女の子に間違われてしまう事すらある。

それに対し大悟は、187㎝と長身な上に、空手で鍛えあげた、立派な体つきをしている。短髪黒髪の下には優しそうな二重の瞳、凛々しい唇。硬派なイケメンだ。
そして見た目通り、かなりの大食いだ。

「ちょっと痛いんだけど!もっと加減してよね」

「あぁ、わりぃ」

ぼくに時々怒られながらも、マッサージは1時間くらい続いた。

「ねぇ、大悟~」

「ん?どうした?」

「今日発売の少年○○買ってきてよ~」

「え?今から見たいテレビ始まるんだけど」

「でも、今読みたいんだもん。僕が行くより大悟が行った方が早いし」

「わかったよ」

大悟は、渋々ながらも立ち上がり「晩飯どうする?」

「う~ん、まかせる」

「わかった。適当に買ってくるからちゃんと食べるんだぞ」

「はいはい、あっ!大悟、行ってきますのチュウは?」

いそいそと玄関から戻ってきた大悟は、軽く触れるキスをした。




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