R18 短編集

上島治麻

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48ー2

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結局、カナエには「用事が出来た」とやや無理な理由を付けて帰ってもらった。別れ際に弟たちの不躾を謝罪した際の「大丈夫だよ、気にしないで?」というコチラを労るような優しい笑みがユキトの胸に突き刺さった。

 ユキトは今、颯真の部屋に連れ込まれていた。
 衣服全てを脱ぐように言われ、恥ずかしさを感じながらも全てを脱ぎ捨てる。衣服の下から現れた均整の取れた肉体に、コウタの口から興奮気味の吐息が漏れた。

「兄貴、手ェどけろよ」
「……」

 椅子に座り棒付きのキャンディを咥えた颯真が支持すると、ユキトは前を隠していた手をどかす。

「へぇ、ユキ兄ちゃんのチンコってデカくはないけど……なんか、剥けててエロいな」

 コウタはそう評価すると、ユキトの前に跪きその下半身をまじまじと観察する。生ぬるい鼻息がペニスにかかるたび、ユキトは身を震わせた。
 今の今まで年下の子供としか思っていなかった相手から容赦ない性的な視線と揶揄を向けられる嫌悪感はすさまじく、気を抜くとすぐにでも嘔吐してしまいそうなほどだ。

「てかマジでヤっていいの?」
「男とヤるのは初めてだけど大丈夫かなあ?」

 コウタとアキヒコが、颯真の顔色を窺うように確認する。対外的には【仲良し3人組】というふうに装ってはいるものの……実際のところは颯真が2人を従えているにすぎないことを、ユキトはようやく把握した。
 ユキトは視線を颯真へと向けた。きっと縋るような目をしていただろう。互いの視線がハッキリと絡み合ったのが分かった。
 しかし颯真は愉悦と嘲笑が混ざり合った笑みでユキトを見返した。そして、無慈悲にもこう言ってのけたのである。

「男も女も突っ込むとこが違うだけでヤることは一緒だからイケるっしょ。薬も道具もガンガン使っちゃっていーから、兄貴のこと可愛がってやれよ」

 その言葉を合図に、ユキトへの壮絶な責め苦は本格的に開始されることとなった。

 まず手始めに「抵抗されたら面倒だ」という理由で寮の手首をひとまとめに背中の方で拘束され、蹴り転がされる。
 なすすべもなくその場に尻もちをつく格好になったユキトを、コウタが背後から羽交い絞めにする。

「コウタっ……! ふざけるのもたいがいにしろっ!」
「ふざけてないよユキ兄ちゃん。ガチだってガチ。じゃなきゃ裸の男なんか抱きしめないっつーの」

 ユキトは必死に身を揉み捩じり逃れようとする。が、同年代の少年に比べて体格が良く力強いコウタの拘束は簡単に振りほどくことができなかった。それでも構わずに抵抗を続けていると、脇の下から差し込まれた手に左右の胸の肉を持ち上げられた。「ひっ!」
 胸の肉を揉み込むような手つきに思わず上擦った声が飛び出る。
 コウタの手つきは小慣れたものであった。それだけで、自分よりも遥かに性に対する知識もレベルも違うのだと、嫌でも悟った。
 コウタがなおも無遠慮に両手で揉みしだくと、柔らかく張りのある胸へ十指が埋もれた。 

「コウタ、やめろ……っ!」
「ユキ兄ちゃんのおっぱい柔らけぇ! こんなん女のおっぱいじゃん!」
「ばっ、ばかっ……ひぅう!?」

 胸全体を撫でまわしていたかと思えば、今度は乳輪への集中攻撃が始まる。くるくると輪郭をなぞるように人差し指が動き、時折先端を掠めた。じれったいようなくすぐったさにユキトは肩をすくませて、乳輪をなぞられる感触に耐えなければならなかった。

「う……んっ、ふぅっ……!」

 不本意だが……本当に不本意ながら、胸を弄り回される感覚にユキトは慣れつつあった。いやそれどころ、じわじわとした快感めいたものすら覚え始めていた。それは微熱のように身体を火照らせ紅潮させていた。油断すればみっともない声を出してしまいそうだ。口元を手で覆い隠してしまいたが、革のベルトで拘束されているためそれも不可能。ならばとせめてもと、ユキトは歯を食いしばった。

 眼前では相変わらず颯真が横柄な態度で椅子に座っていた。
 自分の手下に辱められている兄の姿に何を思うのだろうかと、ふと考えたが、きっと何の感慨もないに違いない。自分を見下ろす颯真の目は、恐ろしいくらいに冷え切っている。

「ユキ兄ちゃん、こっちにも集中してくれよ~」
「ぐぅ……コウ、タ……! 本当にいい加減、うあっ!?」

 もはや意味などないと分かっていながらも繰り出そうとした抗議は素っ頓狂な悲鳴に変わった。コウタの親指と人差し指が思いきり乳輪を摘まんだからであった。

「そっ、そんなとこ摘まむな!」
「いーじゃん別にィ。颯真から許可貰ってるし! そんなことよりィ……」
「んぅっ!」
「ユキ兄ちゃんて陥没なんだねぇ。カワイイね。でもこれじゃあ恥ずかしくね? 俺が引き摺り出してやるよ! アキ、アレ貸して」

 アキヒコはコウタの指示に従い、ズボンのポケットから小さな丸いケースを取り出した。それのフタを外してからコウタの方へ差し出す。

「な、なんだそれは……オイ、なにする気だ……?」
「あー大丈夫大丈夫、別に痛いとかヤバいことじゃないから」

 コウタはケースの中へ太い人差し指を突っ込むと、薄桃色の軟膏をたっぷりとすくいあげ、そのままユキトの乳輪へ塗りつけた。妙に粘り気のある軟膏は、ほんのりと甘い匂いがする。嗅いでいると頭がぼんやりとしそうな匂いである。

「や……な、にを……やめろっ……」

 身体を強張らせるユキトを見て意地悪そうにニヤニヤと笑った。

「これね、めっちゃ効く媚薬」
「は……?」
「これを塗り込んでから弄るとさァ、どんな女でもすぐにアヘアへよがっちゃうっていうチョ~~~~強力なヤツ! しかも感度も倍になるっていうオマケつき!」
「な、なんでそんなモノっ、ぃ、いや、そんなバカなモノある訳ない……あるわ、けぇ!?」

 コウタが指をぐりりと回すと、皮膚に染み込んでいた軟膏は溶け出し乳輪全体へと塗り広げられていった。その瞬間ユキトの背筋へぞくぞくとした悪寒が走った。経験はないが、風邪を引いた時のような気だるさと熱っぽさを身体の奥から感じる。

「うあ……あ……?」
「中にも塗ってあげんね」
「やっ、やめっ――!」

 制止の声も空しく、コウタの指が乳輪の【中】へ潜り込んだ。そのまま上に引っ張られれば桃色の小さな突起が顔を出す。

「うわ~ピンクだ! カワイイね~」
「っ!」

 あけすけに言われると恥ずかしい。ユキトは頬へ血が上るのを感じかすかに顔を俯けた。
 コウタはニタニタといやらしい笑みで作業を続けていく。乳輪の中に潜り込んだ指が先端を引っ掻くようにするたび、そこを起点として甘い感覚が全身を駆け抜けていった。

「ほらっ、こっちの乳首も出てきた……ちょっと触っただけでもうイヤらしく尖ってるよ」

 コウタがおどけた声を上げる。

「ひぅッ!」

 桃色の突起を指の腹でこねられると、ムズムズとした感覚が胸の内に溢れてくる。ユキトの反応を楽しむかのようにコウタは指先で摘まんだり、引っ張ったりと執拗に刺激を続けた。

「くぅっ……んっ、んっ!」
「ユキ兄ちゃん、乳首気持ちいい?」
「そ、な……わけ……ひぅ!」
「でもチンコ反応してるよ? 気持ちいいんだよね?」
「ちがうっ、ちが、ちがう……!」

 ユキトは首を横に振り否定した。コウタの言っていることは図星ではあったが、それを認めてしまったら取り返しのつかないことになりそうだったし、弟たちを調子づかせるだけなのは明白だった。だから必死に否定してみせた。しかし。

「ユキ兄ちゃん、嘘ついたらいけないんだぞ! ほら、やっぱ勃起してんじゃんよ!」
「うわああ!?」

 コウタの足が膝裏に入ると、そのまま足を大きくM字に開いた状態で固定されてしまう。衆目に晒された股間では確かにペニスが勃ちあがり、先走りすら垂れ流しているみっともない有様であった。
 弟の嘲笑が聞こえ、ユキトは泣きたい気分になった。

「ちがっ、コレは……」
「兄貴、言い訳なんかしなくてイイって。コウタに乳首弄られて気持ちいいんだろ?」
「ちが……ち、がぁあああっ!?」

 乳首を摘まみ捏ね回していた指に力がこもる。乳首ごと胸の肉を引っ張り上げられた一瞬、脳裡に電流が走った。ペニスが震えてカウパーが零れ落ちる。
 颯真はキャンディを噛み砕いた。

「この変態。アンタみたいな変態が兄貴で恥ずかしいよ」
「そ、颯真っ、違うコレはっ、ほんとに」

 この期に及んでもなお、ユキトは心のどこかで「もうこのくらいで許してくれるのではないか」と颯真に期待していた。しかし、現実は無情だった。


「あーうるさいうるさい。アキ、兄貴の口にチンコ突っ込んで黙らせろ」
「マジ? やった!一回やってみたかったんだよなァ~イラマチオ」

 下着ごとズボンを脱ぎ捨てたアキヒコのペニスはすでにフル勃起していた。太さこそ大したものではないが、妙に長い。
 そのペニスに例の軟膏をこれでもかと塗り付け扱きあげながら、アキヒコはユキトに近づく。

「ユキ兄ィ、よろしくね?」

 口元に押し付けられたペニスにユキトは顔を青ざめさせる。軟膏の甘い匂いと蒸れた汗臭さが混じり合いえずきそうになるが、それでもアキヒコはお構いなしにペニスを押し付けてきた。あとからあとから唾が出てきて口中に溜まっている。ユキトはそれを必死に飲み込んだ。

 本当に【こんなモノ】を口の中に入れなければならないのか――?

 ユキトは自分が男のモノにむしゃぶりついている姿を想像した。みっともない姿だった。それに、フェラなんかした経験なんか当然ない。

「む、無理っ、無理だ……! んっ、あ、アキヒコやめてくれ、や、」

 ユキトの懇願を無視してアキヒコはペニスをねじ込んだ。容赦なく侵入してきた長いペニスが舌を擦り、食道の半分までを埋めてしまった。呼吸が急速につまり意識を失いかける。苦しさに足がバタつき宙を蹴ったが、もはや何度目かも分からない無駄な抵抗であった。

「あ~……ユキ兄ィの口マン、狭くてヌルヌルでヤッベェ」

 まるで温泉にでも浸かっているかのような声だ。
 アキヒコはさも心地よさげに息を吐くと、ユキトの頭を両手で掴み腰をゆるゆると動かし始めた。

「んぐぉ! ぐぅっ、おっぐうう!」

  ペニスの先端がユキトの喉の奥を何度もノックする。そのたびに異物を押し出そうとする無意識の行動なのか、喉が締まる感覚にアキヒコは目を眇めるとさらに激しく腰を振り始めた。嘔吐感が込み上げてくるが吐き出すことは叶わない。それでも生理的な涙が零れるたびに唾液と混ざり合い頬を伝って落ちていく。

「んっ、おぅっ、んぐぅぅ」

 最初は抵抗していたユキトであったが、次第にそれも弱々しくなっていく。子供の容赦ない暴力的な責めに気力を失ったのもそうではあったが……媚薬が身体の外と内側から効き始めたのがもっとも大きな理由である。アキヒコのペニスが出入りするたび、溶けて液体になった媚薬が口中や喉奥に塗りたくられ、喉を通っていく。それだけでなく、相変わらずいたぶられ続ける乳首もそうだ。いまや目障りなくらい硬く尖り主張するそこは、ぬらついた軟膏にまみれていた。

「ぐぉ、げうっ、ぶぐぉ!!」

 ユキトは必死に舌を使ってペニスを退かそうとした。しかしそれが、アキヒコの情欲に火を点け煽る結果となっていた。

「ハァ……ハァツ……ユキ兄ィ……!ユキ兄ィの舌、チンコに絡んでくるよ……! 気持ちいい……ッ」

 アキヒコはユキトの頭を両手で抱え込み、さらに激しく腰を振った。喉奥に亀頭が当たるたびに、ユキトの身体が痙攣する。

「おごっ! んぐぉおっ!」
「あっ、出るっ! 出ちゃうよぉ! あ~イクゥッ!!」
「うぶっ!? おぼぉっ!!? お゙っ、お゙っお゙おおおおおぐっ!」

 喉の奥に大量の熱い粘液が吐き出された。そのあまりの量と勢いにユキトは目を白黒させる。

「ぐ……う……ぅ、ん゙っ!」

 これで終わりかと思いきや、アキヒコは射精しながらさらに腰をうねらせた。唾液と精液がミックスされぐちゃぐちゃと卑猥な水音を立てながら口内と喉奥を犯される。さらには鋭敏になりすぎた乳首や乳輪をこねくり回される快感が、下半身へと集中していくのがわかる。
 ユキトのペニスは、今にもはち切れそうなほど肥大し小刻みに震えていた。

「んあ? なに、ユキ兄ちゃんイキそうなん?!」
「ぐぅっ、うっ……! んごぉお……!」
「あ~あ、とんだ淫乱兄ちゃんだなァ。乳首もチンコもこんなにおっ勃ててさァ」

 コウタがユキトのペニスを指先で軽く弾く……その衝撃だけでユキトは身体を仰け反らせながら身悶え、射精した。びゅくびゅくと白濁が勢いよく鈴口から溢れ飛び出して、カーペットに点々とシミを作った。

「ぐぅっ……ん゙っ、んぅ……!」

 久しぶりの射精に大げさなくらい腰が跳ねてしまう。
 小学生の目の前ではしたなく腰をガクつかせながら盛大に射精してしまうなんて恥ずかしいのに、それでもユキトは一抹の開放感に身を委ねてしまった。

「うぉっ……俺ももっかい出るっ……!」

 アキヒコが切羽詰まった声で呻く。頭を股間へ思いきり押し付けられながら、またもや口内へ大量のザーメンが注ぎ込まれた。溺れそうななり必死に飲み込んでいくものの、どうしても飲み切れない分が口の端と鼻の穴から逆流した。

「ぶあっ! はぁ……あ……あ……」

 アキヒコがペニスを抜き、コウタの羽交い絞めも解かれるとユキトはその場に力なくぐったりと倒れ込んだ。手足を大きく投げ出して浅く呼吸を繰り返している。呼吸に合わせて上下する胸元も、未だ勃起して震える濡れたペニスも扇情的であった。

 滲む視界の端に壁にかかった時計が映りこむ。時間は6時を少し過ぎたところで、この部屋に連れ込まれてからまだ1時間弱しか経っていない。
 共働きの両親が帰ってくるのは早くても23時近くである。それまでこの悪ガキどもからの責め苦が続くのかと思うと、ユキトはいっそ意識を失ってしまいたいくらいだった。

「ケツ慣らしておいた方が良いかな?」
「いやぁ……クスリ使ってるし平気じゃね? 隣のみずほに使った時も処女マン慣らさなくてもイケたじゃん」
「あー確かに……あのクソ真面目委員長がこっちが引くくらいよがりまくってたよな! ギャハハ!」

 ロクでもない内容について語り合いながらコウタとアキヒコは下卑た笑い声をあげていた。逃げなければいけないのだろうが、射精後の気怠さで身体が重く、なかなか思うようには動けない。

「颯真ァ、俺がユキ兄ちゃんの処女もらっちゃっていい?」
「別に良いけど、中出しはやめろよ中出しは。初めて中に出すのは俺な。それ以外はなんでもヤッていい」
「よっしゃー♪」

 コウタが一際はしゃいだ声を上げる。そういう時だけは年相応の子供に見えた。
 コウタは床に仰向けで倒れるユキトの足を開かせて持ち上げると、腹筋の割れた腹の上へペニスを乗せた。

「ほら見てユキ兄ちゃん♡俺のチンポぶっといだろ? これで今からユキ兄ちゃんのお上品な処女穴ブチ抜いて、下品な雌穴にしてやるからなっ♡」

 コウタのペニスは、アキヒコのソレとは違い長さ自体は平均である。しかし、その太さはどうだ。ユキトの手首ほどもありそうなソレは、もはや凶器ともいえるだろう。

「む、無理、無理だろそんなの……入るわけ……な、ない!」
「え~? ダイジョブだって! さっきの軟膏でユキ兄ちゃんのまんこもイイ具合のトロまんになってると思うし」

 コウタが自らのペニスにローションを垂らしていく。ヒヤリとした粘液をかけられただけでユキトは震え上がった。媚薬の効果と相まって身体中が敏感になりすぎているのだ。滑りの良くなったペニスが腹筋の溝をスリスリ♡と擦る。その感触だけでも、意識が飛びそうだ。だというのに、こんな状態でペニスなんか挿入されたら……「お゛ッ!!!!?」

 どうにか挿入だけは避けようとまとまらない思考を必死に巡らせるが、ふいに体内に突き込まれた質量と熱にユキトは濁った声を上げた。

「???? あ゙? な、に……え……?」

 自分の身に何が起きたのか分からない……いや、分かりたくなかった。しかし、現実を突きつけるように野太い熱は奥へ奥へと推し進んでいく。

「は? あ……? お、おい、コウ、コウタ、お前っ、なに……」
「ほらやっぱり! ちゃんとトロまんになってるよユキ兄ちゃん!」
「うああ……!」

 コウタのペニスが半分ほど突き込まれていた。まだ半分なのに、とんでもない圧迫感だ。
 これがまだ半分? ウソだろ? あり得ない。絶対に無理だ!
 コウタはユキトの足を肩に担ぐようにしながら、ゆっくりと腰を押し進めていく。その度ユキトの口からは苦鳴と悲鳴が零れた。

「んぎぃいいっ!! あ゙っ! あ゙ぁ!!」

 あまりの質量と熱量に身体が内側から引き裂かれそうだ。内臓を押し上げられる感覚に吐き気が込み上げてくるが、すぐ快楽に塗り潰されていった。全身に染みこんだ媚薬の効果はすさまじく、苦痛はすぐに悦楽へと書き換えられていくのである。

「ユキ兄ちゃんの処女穴、もう少しで……ぐぅっ、開通するよっ……と!」
「あ゙っ、やだっ……いやだぁ……!」

 ついにコウタの腰が密着する。ペニスの先端がユキトの奥を穿っていた。内臓を押し上げられる苦しさと、それを上回る快楽にユキトは必死に首を振る。しかし、コウタは構わず腰を動かし始めた。

「んあっ! いやだっ、あっ! ああっ! あんっ!」
「うぉっ、ユキまんこすごっ……! 颯真、お前の兄貴ちょー名器だわ。チンポ挿入れた途端、吸い付いて絡み付いてくるぜ! こりゃ天性の淫乱だわ」
「んおっ! やぁあっ……あうっ! あああ!」

 腰を強く打ち付けられたユキトは喉を反らして身悶える。アキヒコが物欲しげな顔をして、ユキトの胸元をまさぐり始めた。乳輪を人差し指と中指で挟んで擦ったり、爪先で弾いたり、かと思えば押し潰したり……その度、乳首はぷっくりと赤く腫れあがりいやらしく尖っていく。

「あ゙っ! あぅうっ! お゙ぉっ! やめっ、で! やめでぇえ!」
「やめてって言いながら乳首弄られると締めつけてくるのはユキ兄ちゃんじゃん! オラッ! オラッ! もっと鳴け!」
「ひぃい! んあああああっ、はぁっ、あっ!」
「あ~……ユキ兄ちゃんの中、たまんね……! 腰止まんないよぉ!」

 コウタは狂ったように腰を振り続けた。乱暴に扱えば扱うほど、ユキトの媚肉はペニスに絡み付き吸い付いてきた。その締め付けにコウタの絶頂が近付いていく。

「ヤッベ、イキそう!」
「あ゙あっ!! あぐっ!」

 体内のペニスが脈打ち吐精しそうになった瞬間、コウタは思い切り腰を引きペニスを抜いた。その擦れる刺激で絶頂するユキトの腹に、コウタも粘っこい白濁をブチ撒けた。

「うわ、メッチャ濃いの出た」
「ああ……はぁ……んっ!
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