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1、大好きな先輩
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私、今田茉衣にはそれはそれは大好きな先輩がいる。
特徴のない少し明るめの栗色の髪に、これまたと特徴のない少し日に焼けた肌、丸顔に小さめな口や鼻、髪と同じ色の瞳だって対して大きくもない絵にかいたような没個性だ。
身長は平均よりも小さく人込みでは確実に埋もれるくらい。
別に自己肯定感が特別低いわけじゃないけど、自分に特別な自信があるわけでもない。
だから決して大好きな先輩がいるからって恋人になることを考えているわけじゃなくてただ純粋に大好きなのだ。
私が通っている全寮制の私立学園、ローズ学園には初等部から高等部までがあって私は高等部の一年だ。
それからこの学園にある生徒会で庶務に所属している。
そして、大好きな先輩というのがその生徒会で生徒会長を務めている花井歩悠先輩なのだ。
少し長めの真っ黒な髪が光を反射しているのは雲一つない夜空みたいだし、私よりも白い肌はきめ細かくてきっとすべすべだ。
意志の強そうな漆黒の瞳はずっと見つめていると吸い込まれてしまいそうだけど、笑った時には細められて優しさがにじみ出てるようでかわいらしく見える。
身長は聞いたことはないが私より十五センチは確実に高いと思う。
そしてなにより壇上で誰よりも堂々と話すキラキラとした姿と日常で見かける少し抜けててみんなに口出しされているギャップがたまらない。
没個性な私だけれど、生徒会の定員がどうしても庶務だけ埋まらないと友達に泣きつかれ、部活に入ってなかった私は断る理由もなく首を縦に振ったら、こんなに美しい会長とお近づきになれてしまったのだ。
ただあこがれているだけでも十分に満足だったけど近くで見る先輩は何十倍、いあや何千倍もかっこよかった。
会長と庶務なので役割こそ違うけど、いくら目立たない私でも半年間も一緒の部屋で仕事をこなしていれば顔くらいは覚えてもらえるものだ。
私は基本的にあまり要領のいいほうではないので、コピー機を触れば紙が詰まるし、書類を運べば床にばらまくということも多々ある。
会長はとてもやさしいし高飛車でもないから、そういう場面に曹宇したらいつも助けてくれるのだ。
何より会長と話した過ぎて手が空けば歩悠先輩に声をかけて雑用をもらっていたということもあり、それなりに先輩と話せるようになった今日この頃である。
特徴のない少し明るめの栗色の髪に、これまたと特徴のない少し日に焼けた肌、丸顔に小さめな口や鼻、髪と同じ色の瞳だって対して大きくもない絵にかいたような没個性だ。
身長は平均よりも小さく人込みでは確実に埋もれるくらい。
別に自己肯定感が特別低いわけじゃないけど、自分に特別な自信があるわけでもない。
だから決して大好きな先輩がいるからって恋人になることを考えているわけじゃなくてただ純粋に大好きなのだ。
私が通っている全寮制の私立学園、ローズ学園には初等部から高等部までがあって私は高等部の一年だ。
それからこの学園にある生徒会で庶務に所属している。
そして、大好きな先輩というのがその生徒会で生徒会長を務めている花井歩悠先輩なのだ。
少し長めの真っ黒な髪が光を反射しているのは雲一つない夜空みたいだし、私よりも白い肌はきめ細かくてきっとすべすべだ。
意志の強そうな漆黒の瞳はずっと見つめていると吸い込まれてしまいそうだけど、笑った時には細められて優しさがにじみ出てるようでかわいらしく見える。
身長は聞いたことはないが私より十五センチは確実に高いと思う。
そしてなにより壇上で誰よりも堂々と話すキラキラとした姿と日常で見かける少し抜けててみんなに口出しされているギャップがたまらない。
没個性な私だけれど、生徒会の定員がどうしても庶務だけ埋まらないと友達に泣きつかれ、部活に入ってなかった私は断る理由もなく首を縦に振ったら、こんなに美しい会長とお近づきになれてしまったのだ。
ただあこがれているだけでも十分に満足だったけど近くで見る先輩は何十倍、いあや何千倍もかっこよかった。
会長と庶務なので役割こそ違うけど、いくら目立たない私でも半年間も一緒の部屋で仕事をこなしていれば顔くらいは覚えてもらえるものだ。
私は基本的にあまり要領のいいほうではないので、コピー機を触れば紙が詰まるし、書類を運べば床にばらまくということも多々ある。
会長はとてもやさしいし高飛車でもないから、そういう場面に曹宇したらいつも助けてくれるのだ。
何より会長と話した過ぎて手が空けば歩悠先輩に声をかけて雑用をもらっていたということもあり、それなりに先輩と話せるようになった今日この頃である。
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