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どれほど小さな星であっても星は暗闇をてらす
ひどいお星さま
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十二月はじめに弁護士資格試験を受けおえたステラは、久しぶりに勉強におわれることのない生活を送るようになった。
新しい年になり結果発表がいつあってもおかしくないため気持ちが落ち着かなかったが、ステラは資格をえたあとのことを考えなくてはならなかった。
弁護士資格をえた見習いは、通常、見習いをしていた事務所で一年そのまま働くことが多い。しかし弁護士と見習いの相性が悪いなど何らかの理由があり、他の事務所にうつることもあった。
ステラはダシルバ先生との相性は悪くないと思っているが、ダシルバ先生がどのように感じているのかは分からない。ステラの場合、女性ということで余計な迷惑をかけている。
しかしステラは二年以上のダシルバ先生との付き合いで、先生が面倒くさいことを好む人であるのを知っていた。
ダシルバ先生が担当する依頼をえらぶ基準は「より複雑なもの」「より面倒なもの」だった。
そのことから考えると資格をとってからの一年は大丈夫だろう。
しかしその後を考えるとのんびりとしていられない。将来、独立する時に自分なりの得意分野が必要となる。そのためにすべきことを考えなくてはならない。
「ステラ、部屋にこい」ダシルバ先生からの呼びだしだ。
夕方までに仕上げなくてはならない書類があり、時間を無駄にできない状況だが上司の呼びだしは断れない。
一秒でも早く用件を伝えてもらわなければと早足で部屋へ入室する。
「座れ」
めずらしく椅子をすすめられた。いつもは入室したとたん用件をいわれるので、立ったまま書きとめている。
せっかちな先生にはめずらしく何もいわず郵便物に目を通している。沈黙がつづきダシルバ先生に用件を問おうとしたところで、ようやくダシルバ先生がステラに手紙を差しだした。
その手紙を受け取ると司法局という文字があった。
書かれた文字を読もうとするが目の焦点がしっかりあわない。深呼吸したあと手紙に書かれた文字をおう。
――合格した! 合格の文字がある。
ステラが手紙から顔をあげるとダシルバ先生の笑顔があった。
「おめでとう」
ダシルバ先生が手をさしだした。ステラは先生の手を両手で握った。
「ありがとうございます。先生、本当にありがとうございます」
ステラが感極まり泣きながら礼をのべると、「本当によく頑張ったな」とダシルバ先生がいった。
ねぎらいの言葉が心にしみる。ダシルバ先生はステラにチャンスを与えてくれた。そしてステラを信じてくれた。返しきれないほどの恩をうけた。
「先生、一生ついていきます!」
「それは勘弁してくれ。そういう言葉は恋人にいってやれ」
ステラは合格したよろこびでいっぱいになったが、書類のことを思い出し「締め切りが!」さけんでいた。
ダシルバ先生が「間に合わなかったら許さないからな」笑いながらいう。
ステラは気持ちを切りかえ席へもどった。
ステラは仕事をおえるとアレックスが居候しているチャールズの家へむかった。
一秒でもはやく合格したことを伝えたいと気持ちがはやりすぎて走っていた。
一番に知らせたい。アレックスがステラの側にいてくれたからこそ弁護士になることができた。
アレックスの姿を見たとたん涙がとめどなくながれ、ステラは受かったといいたいのに言葉がでずにいた。
「大丈夫か、ステラ? どうした? 事務所で何かあったか?」
アレックスが血相をかえ心配してくれるが頭をふることしかできず、ステラは自分自身がもどかしかった。
アレックスがステラを応接間のソファーに座らせ、ステラの背に手をそえる。その手の温かさにようやく気持ちが落ち着き、「受かった、試験に受かった!」いうことができた。
アレックスがステラを抱きしめた。
「やったな、ステラ。おめでとう!」
ステラは涙がとまらず泣きじゃくった。
アレックスも涙ぐんでいるようで、ステラの頑張りをほめてくれる言葉が涙声になっていた。
ステラはアレックスを抱きしめ返した。アレックスの体の温かさが心地よい。ステラは「ああ、幸せだ」心の底から思った。
ステラは涙がでるのを懸命にこらえる。アレックスにちゃんとお礼をいいたい。
ステラはアレックスをきつく抱きしめたあと体をはなすと、ゆっくり息をすった。
「アレックス、本当にありがとう。アレックスがいなければ弁護士になることはできなかった。
弁護士になりたいという気持ちを気付かせてくれて、弁護士になることを無謀だといわずにずっと私を励ましてくれた。
弁護士になることに迷いをもって苦しかった時に、弁護士にならなくていいと言ってくれたことが私にとって大きな救いになった。
周りを巻き込んでしまった罪悪感とか、意地とかで、弁護士になるのを義務のように思ってしまってたけど、とらわれなくていいと気付かせてくれた。
おかげで自分がなぜ弁護士になりたかったのかを思い出した。だから弁護士になるために最後までがんばれた。
ありがとう。本当に感謝しきれないほど感謝してる」
涙がでそうになるが、ここで泣くわけにはいかない。
アレックスが何かいおうとしているが、このまま最後まで言い切りたい。
「アレックス、愛してる。可愛げはないし欠点だらけで情けない私だけど、アレックスと一生を共にしたい。結婚してくれませんか?」
アレックスがいきおいよく両手で顔をおおった。
ステラは駄目だったと即座にさとった。
アレックスとチャールズは二人でやっている演劇活動をイリアトスでつづけようと考えているが、アレックスはステラと別れてイリアトスに戻るつもりだったのだろう。
アレックスにいらぬことをいい、別れを言い出しにくくしてしまったかもしれない。
しかしステラは自分の気持ちを正直にいえたことに満足していた。
合格したらいおうと決めていた。しがらみはいっさい考えず、自分の正直な気持ちをアレックスに素直にいおうと決めていた。
アレックスにずっと一緒にいたいと思ってもらえなかったのは胸が痛い。でも仕方ない。仕方ないとしかいえない。
断られた時の心の準備はしていた。大丈夫だ。
「ステラ、ひどすぎ! やられた!!」アレックスが叫んだ。
「ステラ、本当にひどい! ひどすぎて泣きそうだ。ステラが合格したら俺がプロポーズしようと思ってたのに!!!」
――アレックスも同じ気持ちでいてくれた。
ステラの胸が温かさでいっぱいになった。
「アレックス、プロポーズの答えは『はい』でいいんだよね?」
アレックスが手のひらを額に打ちつけている。
「もちろん『はい』だよ。ついでに『よろこんで』もつけさせてくれ」
アレックスがステラを抱きしめた。
「俺の恋人は本当にひどい。俺にプロポーズさせないなんてひどすぎ。でもそういうところも大好きだ、俺のお星さま」
ステラがアレックスの温もりをたのしんでいると、
「よし! 明日結婚しよう」アレックスがいった。
「さすがに明日は無理だよ。アレックスは新派だし、まずは私が宗派を変えないと」
アレックスがにやりとした。
「なんでステラが宗派を変える前提なんだよ? すでに俺、宗派変えたから」
「ええー嘘でしょう!!!」
ステラが叫ぶと、アレックスがいたずらが成功した子供のような満面の笑みをみせた。
ステラの知らない間にアレックスはミオンジュ村の教会で宗派を変えたという。
「よく―― 認められたね。アレックス、ミオンジュ語話せないのにどうやって」
「ステラ、忘れてるようだけどここディアス国。ミオンジュ語だけじゃなくてディアス語も通じる。
でも一応ミオンジュ語ちょっとだけ勉強した。といってもいくつかの単語だけだけど。すごいだろ?」
アレックスがいばっているのがおかしい。
「ニウミールって旧派がすくないから、俺みたいに信仰心がうすかろうが、ミオンジュ語を話せなかろうが大歓迎だって」
「ちょっと待って。宗派かえるのお家の人に話したの? 反対されたでしょう?」
「好きにしろだって」アレックスが何の問題もないという。
「というわけで明日結婚するのにまったく問題ない。すでに神父と相談してるし」
アレックスと結婚したいが、さすがに明日結婚はない。
「ちょっと、ちょっと待って。私、まだアレックスのこと母に話してないし、アレックスのご家族に会ってない。さすがに無理だよ」
「大丈夫。俺の家族にはもう話して承諾済み。それと俺、ステラのお母さんに会って承諾をもらってる」
おどろきすぎて頭がついていかない。
アレックスが見せたいものがあると部屋へ戻ると手紙をもってあらわれた。
「ステラのお母さんから。イリアトスに帰った時に会いに行って、その場で結婚を承諾する手紙を書いてくれた」
手紙にはアレックスとの結婚の許しと、幸せになってほしいと書かれた母の文字があった。
「ステラのお母さん、俺のこと覚えててびっくりした。学園卒業した時に挨拶しただけなのに。そうそう、ステラの継父のオリビエ、おもしろい人だったよ」
ステラはアレックスに母が住んでいる場所をおしえたことはない。一体何がどのようになっているのだと大混乱だった。
アレックスが笑いながら種明かしをした。
イザベラに協力してもらいステラの元実家のお隣り、ロラン家を訪問し、ステラの母と兄の住所を教えてもらい連絡をいれた。アレックスはステラの兄にも会い、父の墓へもいっていた。
「外堀思いっきりうめたから、明日結婚してもぜんぜん問題ない」
まさかの状況に笑いがこみあげた。
アレックスにふられたと思ったが、明日にでも結婚しようとなるなど笑うしかない。
ステラの笑いにつられアレックスも笑いはじめた。
「なんか、ここまでされたら明日結婚してしまえだよね」
アレックスがステラに口づけた。
「誓いのキスの練習」
二人は練習といって何度も口づけた。
新しい年になり結果発表がいつあってもおかしくないため気持ちが落ち着かなかったが、ステラは資格をえたあとのことを考えなくてはならなかった。
弁護士資格をえた見習いは、通常、見習いをしていた事務所で一年そのまま働くことが多い。しかし弁護士と見習いの相性が悪いなど何らかの理由があり、他の事務所にうつることもあった。
ステラはダシルバ先生との相性は悪くないと思っているが、ダシルバ先生がどのように感じているのかは分からない。ステラの場合、女性ということで余計な迷惑をかけている。
しかしステラは二年以上のダシルバ先生との付き合いで、先生が面倒くさいことを好む人であるのを知っていた。
ダシルバ先生が担当する依頼をえらぶ基準は「より複雑なもの」「より面倒なもの」だった。
そのことから考えると資格をとってからの一年は大丈夫だろう。
しかしその後を考えるとのんびりとしていられない。将来、独立する時に自分なりの得意分野が必要となる。そのためにすべきことを考えなくてはならない。
「ステラ、部屋にこい」ダシルバ先生からの呼びだしだ。
夕方までに仕上げなくてはならない書類があり、時間を無駄にできない状況だが上司の呼びだしは断れない。
一秒でも早く用件を伝えてもらわなければと早足で部屋へ入室する。
「座れ」
めずらしく椅子をすすめられた。いつもは入室したとたん用件をいわれるので、立ったまま書きとめている。
せっかちな先生にはめずらしく何もいわず郵便物に目を通している。沈黙がつづきダシルバ先生に用件を問おうとしたところで、ようやくダシルバ先生がステラに手紙を差しだした。
その手紙を受け取ると司法局という文字があった。
書かれた文字を読もうとするが目の焦点がしっかりあわない。深呼吸したあと手紙に書かれた文字をおう。
――合格した! 合格の文字がある。
ステラが手紙から顔をあげるとダシルバ先生の笑顔があった。
「おめでとう」
ダシルバ先生が手をさしだした。ステラは先生の手を両手で握った。
「ありがとうございます。先生、本当にありがとうございます」
ステラが感極まり泣きながら礼をのべると、「本当によく頑張ったな」とダシルバ先生がいった。
ねぎらいの言葉が心にしみる。ダシルバ先生はステラにチャンスを与えてくれた。そしてステラを信じてくれた。返しきれないほどの恩をうけた。
「先生、一生ついていきます!」
「それは勘弁してくれ。そういう言葉は恋人にいってやれ」
ステラは合格したよろこびでいっぱいになったが、書類のことを思い出し「締め切りが!」さけんでいた。
ダシルバ先生が「間に合わなかったら許さないからな」笑いながらいう。
ステラは気持ちを切りかえ席へもどった。
ステラは仕事をおえるとアレックスが居候しているチャールズの家へむかった。
一秒でもはやく合格したことを伝えたいと気持ちがはやりすぎて走っていた。
一番に知らせたい。アレックスがステラの側にいてくれたからこそ弁護士になることができた。
アレックスの姿を見たとたん涙がとめどなくながれ、ステラは受かったといいたいのに言葉がでずにいた。
「大丈夫か、ステラ? どうした? 事務所で何かあったか?」
アレックスが血相をかえ心配してくれるが頭をふることしかできず、ステラは自分自身がもどかしかった。
アレックスがステラを応接間のソファーに座らせ、ステラの背に手をそえる。その手の温かさにようやく気持ちが落ち着き、「受かった、試験に受かった!」いうことができた。
アレックスがステラを抱きしめた。
「やったな、ステラ。おめでとう!」
ステラは涙がとまらず泣きじゃくった。
アレックスも涙ぐんでいるようで、ステラの頑張りをほめてくれる言葉が涙声になっていた。
ステラはアレックスを抱きしめ返した。アレックスの体の温かさが心地よい。ステラは「ああ、幸せだ」心の底から思った。
ステラは涙がでるのを懸命にこらえる。アレックスにちゃんとお礼をいいたい。
ステラはアレックスをきつく抱きしめたあと体をはなすと、ゆっくり息をすった。
「アレックス、本当にありがとう。アレックスがいなければ弁護士になることはできなかった。
弁護士になりたいという気持ちを気付かせてくれて、弁護士になることを無謀だといわずにずっと私を励ましてくれた。
弁護士になることに迷いをもって苦しかった時に、弁護士にならなくていいと言ってくれたことが私にとって大きな救いになった。
周りを巻き込んでしまった罪悪感とか、意地とかで、弁護士になるのを義務のように思ってしまってたけど、とらわれなくていいと気付かせてくれた。
おかげで自分がなぜ弁護士になりたかったのかを思い出した。だから弁護士になるために最後までがんばれた。
ありがとう。本当に感謝しきれないほど感謝してる」
涙がでそうになるが、ここで泣くわけにはいかない。
アレックスが何かいおうとしているが、このまま最後まで言い切りたい。
「アレックス、愛してる。可愛げはないし欠点だらけで情けない私だけど、アレックスと一生を共にしたい。結婚してくれませんか?」
アレックスがいきおいよく両手で顔をおおった。
ステラは駄目だったと即座にさとった。
アレックスとチャールズは二人でやっている演劇活動をイリアトスでつづけようと考えているが、アレックスはステラと別れてイリアトスに戻るつもりだったのだろう。
アレックスにいらぬことをいい、別れを言い出しにくくしてしまったかもしれない。
しかしステラは自分の気持ちを正直にいえたことに満足していた。
合格したらいおうと決めていた。しがらみはいっさい考えず、自分の正直な気持ちをアレックスに素直にいおうと決めていた。
アレックスにずっと一緒にいたいと思ってもらえなかったのは胸が痛い。でも仕方ない。仕方ないとしかいえない。
断られた時の心の準備はしていた。大丈夫だ。
「ステラ、ひどすぎ! やられた!!」アレックスが叫んだ。
「ステラ、本当にひどい! ひどすぎて泣きそうだ。ステラが合格したら俺がプロポーズしようと思ってたのに!!!」
――アレックスも同じ気持ちでいてくれた。
ステラの胸が温かさでいっぱいになった。
「アレックス、プロポーズの答えは『はい』でいいんだよね?」
アレックスが手のひらを額に打ちつけている。
「もちろん『はい』だよ。ついでに『よろこんで』もつけさせてくれ」
アレックスがステラを抱きしめた。
「俺の恋人は本当にひどい。俺にプロポーズさせないなんてひどすぎ。でもそういうところも大好きだ、俺のお星さま」
ステラがアレックスの温もりをたのしんでいると、
「よし! 明日結婚しよう」アレックスがいった。
「さすがに明日は無理だよ。アレックスは新派だし、まずは私が宗派を変えないと」
アレックスがにやりとした。
「なんでステラが宗派を変える前提なんだよ? すでに俺、宗派変えたから」
「ええー嘘でしょう!!!」
ステラが叫ぶと、アレックスがいたずらが成功した子供のような満面の笑みをみせた。
ステラの知らない間にアレックスはミオンジュ村の教会で宗派を変えたという。
「よく―― 認められたね。アレックス、ミオンジュ語話せないのにどうやって」
「ステラ、忘れてるようだけどここディアス国。ミオンジュ語だけじゃなくてディアス語も通じる。
でも一応ミオンジュ語ちょっとだけ勉強した。といってもいくつかの単語だけだけど。すごいだろ?」
アレックスがいばっているのがおかしい。
「ニウミールって旧派がすくないから、俺みたいに信仰心がうすかろうが、ミオンジュ語を話せなかろうが大歓迎だって」
「ちょっと待って。宗派かえるのお家の人に話したの? 反対されたでしょう?」
「好きにしろだって」アレックスが何の問題もないという。
「というわけで明日結婚するのにまったく問題ない。すでに神父と相談してるし」
アレックスと結婚したいが、さすがに明日結婚はない。
「ちょっと、ちょっと待って。私、まだアレックスのこと母に話してないし、アレックスのご家族に会ってない。さすがに無理だよ」
「大丈夫。俺の家族にはもう話して承諾済み。それと俺、ステラのお母さんに会って承諾をもらってる」
おどろきすぎて頭がついていかない。
アレックスが見せたいものがあると部屋へ戻ると手紙をもってあらわれた。
「ステラのお母さんから。イリアトスに帰った時に会いに行って、その場で結婚を承諾する手紙を書いてくれた」
手紙にはアレックスとの結婚の許しと、幸せになってほしいと書かれた母の文字があった。
「ステラのお母さん、俺のこと覚えててびっくりした。学園卒業した時に挨拶しただけなのに。そうそう、ステラの継父のオリビエ、おもしろい人だったよ」
ステラはアレックスに母が住んでいる場所をおしえたことはない。一体何がどのようになっているのだと大混乱だった。
アレックスが笑いながら種明かしをした。
イザベラに協力してもらいステラの元実家のお隣り、ロラン家を訪問し、ステラの母と兄の住所を教えてもらい連絡をいれた。アレックスはステラの兄にも会い、父の墓へもいっていた。
「外堀思いっきりうめたから、明日結婚してもぜんぜん問題ない」
まさかの状況に笑いがこみあげた。
アレックスにふられたと思ったが、明日にでも結婚しようとなるなど笑うしかない。
ステラの笑いにつられアレックスも笑いはじめた。
「なんか、ここまでされたら明日結婚してしまえだよね」
アレックスがステラに口づけた。
「誓いのキスの練習」
二人は練習といって何度も口づけた。
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