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2章〜フォレスト王国王都〜
60、どういうこと!?私の知らなかった冒険者ランクの上がり方
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そして私達は冒険者ギルドに戻って来た。
受付に向かう。
「依頼確認お願いします」
「はい。少々お待ちください。……オーク五体の討伐依頼ですね。それでは解体場に向かいましょう」
解体場は、流石王都と言うべきか。カイヴの街の解体場も大きいとは思っていたけどこっちの方が更に大きい。
私はまずオーク五体を出した。
「他にも狩って来たので買い取りお願いしてもいいですか?」
「はい。勿論です」
じゃあ出させてもらおう。従魔の皆が「え?売っちゃうの?」という顔をしているけど食べきれん量はいらん!!
だから私はそんな皆に気づかない振りをして出す。安心して。全部は出さないんだから。
ハーピィでしょ?グリフォンでしょ?
……あ、グリフォンはやめておこう。美味しそうだから。それ売ったら流石に皆がコワイ。
んんん。と、ともかくゴブリンでしょ?コカトリスでしょ?コカトリスかぁ。どうしよう。……一体だけならいいよね??
うん。皆の視線がもうやめろと言っているからもう出すのをやめる。
それに受付の人も解体の人も皆口をあんぐりと開けているからね。これでも多いらしい。
あ。受付の人、笑顔が引きつってるよ~。
「こ、こんなによろしいのでしょうか」
「はい!むしろお願いします!!」
「わ、分かりました。精算するので個室に案内いたします」
個室はカイヴの街の冒険者ギルドと同じ作りだった。そりゃそうか。個室まで広いと場所を沢山取るもんね。
それから十分くらい経って、受付の人が戻って来た。
「精算いたしました。まずオークですが首を跳ねてあって主に使う体が外傷無しですので一体銀貨七枚です。次にハーピィは急所を一撃で他には外傷がなく一体銀貨九枚です。そして次にゴブリンは胸をひと刺しでしたので銅貨五枚です。最後にコカトリスは外傷が何処にもなく、とても綺麗な状態でしたので金貨一枚です」
おお~!結構なお値段になるねぇ。皆の好きなもの買ってあげよう。皆が狩った物だしね。
「そしてオーク五体金貨三枚銀貨五枚、ハーピィ六体金貨五枚銀貨四枚、ゴブリン十三体銀貨六枚銅貨五枚、コカトリス一体金貨一枚の合計白銀貨一枚銀貨五枚銅貨五枚です。それでは現金にしますか?カードにしますか?」
ふふっ。なんだか言い回しが前世っぽい。
「金貨五枚だけ現金でお願いします。」
「かしこまりました。ではギルドカードを貸して下さい」
残りのお金をギルドカードに入れてもらった。
「では最後にポイントです。オーク一体三ポイント、ハーピィ一体九ポイント、ゴブリン一体二ポイント、コカトリス一体九ポイントの合計百十四ポイントです。が、既にリティアさんはBランク冒険者なので関係ありません。ですから次からは省かせてもらいます。ですがギルドカードにはしっかり記載されていますので」
ん?関係ない??ナニソレ聞いてないんだけど。
私の表情を見て分かってくれたのだと思う。説明し始めてくれた。
「知らないのですか?Bランク以上になられた方はギルドマスターに認められた方だけ試験を受ける事が出来るので、ポイントは溜まっていてもいなくても関係無くなります」
し、知らなかった……。ちょっと~!?私が幼女だからってそこら辺を省いたの!?
もうっ!!幼女ってやっぱり不便だ。
……訂正。楽しいこともあるけど不便も多い。でもイコール楽しいに繋がる。だって皆といて楽しいからね。
ちょっとの不便なんてどうってことないんだから!!
受付に向かう。
「依頼確認お願いします」
「はい。少々お待ちください。……オーク五体の討伐依頼ですね。それでは解体場に向かいましょう」
解体場は、流石王都と言うべきか。カイヴの街の解体場も大きいとは思っていたけどこっちの方が更に大きい。
私はまずオーク五体を出した。
「他にも狩って来たので買い取りお願いしてもいいですか?」
「はい。勿論です」
じゃあ出させてもらおう。従魔の皆が「え?売っちゃうの?」という顔をしているけど食べきれん量はいらん!!
だから私はそんな皆に気づかない振りをして出す。安心して。全部は出さないんだから。
ハーピィでしょ?グリフォンでしょ?
……あ、グリフォンはやめておこう。美味しそうだから。それ売ったら流石に皆がコワイ。
んんん。と、ともかくゴブリンでしょ?コカトリスでしょ?コカトリスかぁ。どうしよう。……一体だけならいいよね??
うん。皆の視線がもうやめろと言っているからもう出すのをやめる。
それに受付の人も解体の人も皆口をあんぐりと開けているからね。これでも多いらしい。
あ。受付の人、笑顔が引きつってるよ~。
「こ、こんなによろしいのでしょうか」
「はい!むしろお願いします!!」
「わ、分かりました。精算するので個室に案内いたします」
個室はカイヴの街の冒険者ギルドと同じ作りだった。そりゃそうか。個室まで広いと場所を沢山取るもんね。
それから十分くらい経って、受付の人が戻って来た。
「精算いたしました。まずオークですが首を跳ねてあって主に使う体が外傷無しですので一体銀貨七枚です。次にハーピィは急所を一撃で他には外傷がなく一体銀貨九枚です。そして次にゴブリンは胸をひと刺しでしたので銅貨五枚です。最後にコカトリスは外傷が何処にもなく、とても綺麗な状態でしたので金貨一枚です」
おお~!結構なお値段になるねぇ。皆の好きなもの買ってあげよう。皆が狩った物だしね。
「そしてオーク五体金貨三枚銀貨五枚、ハーピィ六体金貨五枚銀貨四枚、ゴブリン十三体銀貨六枚銅貨五枚、コカトリス一体金貨一枚の合計白銀貨一枚銀貨五枚銅貨五枚です。それでは現金にしますか?カードにしますか?」
ふふっ。なんだか言い回しが前世っぽい。
「金貨五枚だけ現金でお願いします。」
「かしこまりました。ではギルドカードを貸して下さい」
残りのお金をギルドカードに入れてもらった。
「では最後にポイントです。オーク一体三ポイント、ハーピィ一体九ポイント、ゴブリン一体二ポイント、コカトリス一体九ポイントの合計百十四ポイントです。が、既にリティアさんはBランク冒険者なので関係ありません。ですから次からは省かせてもらいます。ですがギルドカードにはしっかり記載されていますので」
ん?関係ない??ナニソレ聞いてないんだけど。
私の表情を見て分かってくれたのだと思う。説明し始めてくれた。
「知らないのですか?Bランク以上になられた方はギルドマスターに認められた方だけ試験を受ける事が出来るので、ポイントは溜まっていてもいなくても関係無くなります」
し、知らなかった……。ちょっと~!?私が幼女だからってそこら辺を省いたの!?
もうっ!!幼女ってやっぱり不便だ。
……訂正。楽しいこともあるけど不便も多い。でもイコール楽しいに繋がる。だって皆といて楽しいからね。
ちょっとの不便なんてどうってことないんだから!!
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