11 / 231
第11話 裏切り者に居場所は無いよ
しおりを挟む
マリは、メリーを連れてリアン侯爵の待つ城の広場へとやって来た。
広場には、件の商人達がニヤニヤと笑いながら集まっておりマリは既に憂鬱であった。
(はぁ……してやったりって顔してるけど、君達の子供達皆死んでるんだよ?)
まだ商人達は知らない。
亜人達を輸送させ、帝国で安全に暮らさせようとした息子達が全員死亡している事を。
「女王陛下、ご苦労頂き感謝致します」
マリに気付いたリアン侯爵が跪き、臣下の礼を取る。
遠くで作業していた女爵達も、その場で跪き頭を垂れた。
商人達も跪き頭を垂れるが、その顔はにやけたままだ。
「王国の為に働いている者の為なら、苦労はありません。 ひくっ……それで? 命じた事に関して、報告を聞いても? リアン侯爵」
顔を上げるリアンは笑顔だ。
その笑顔が、商人達のしてきた事を知らない無知な笑顔だったら良かったが……現実は酷い。
「はっ! 此処に居る者達は、亜人を解放するのに反対だった者達でございますが私の説得により全ての亜人奴隷を解放する事となりました。 これにより、我が王国の奴隷は全て解放されたことになります」
リアンが報告をする最中、マリの心中はどんどん冷えていった。
冷酷に、ひたすら冷たく。
「そうですよね? 商人の皆さん!」
リアンの呼び掛けに、商人達は頭を垂れたまま返答する。
勿論ですと、直ぐに解放しますと。
(本当に……吐き気がしますね。 ルーたんが治める王国に、貴女達は必要ありません)
マリの覚悟が決まり、粛清が始まった。
◆◇◆
「成る程、良くやりましたねリアン侯爵。 はぁ……リアン侯爵……私にする報告はそれでいいのですね?」
褒められ、更に笑顔になったリアンの顔が凍りつく。
「ありがたき……え? あの、陛下。 どういう意味でしょうか……」
「これが最後です。 貴女が私にすべき報告は先程の内容で良いのですね?」
女王の冷たい声に、リアン侯爵は冷や汗を流す。
「……も、勿論でございます」
リアン侯爵の最後の返答を聞き、マリは羊皮紙をリアンの前に放る。
「こ、これは? ……なっ!?」
「メリー、衛兵達を動かしなさい」
「はっ……衛兵! この者達を捕らえよ!」
メリーの号令でリアンの城に隠れていた衛兵達が、商人達を捕らえる。
「リアン侯爵……いえ、リアン。 お前は長年、奴隷にされた亜人達を帝国に横流しをして財を成していましたね。 そして、息の掛かった其処の商人達!! お前達が手配し、帝国に送らせていた亜人達は全ての確保しました。 護衛の傭兵達も……お前達の息子達も全て死んだ。 この後、あの世で悔い息子達に謝るがいい!」
商人達から悲鳴が上がり、マリへの罵詈雑言を撒き散らす。
何故そんな酷い事をと。
自分達は、多くの亜人達を奴隷として売り捌いていた癖に。
マリの商人達を見る目は、冷えきっていた。
マリが宣言する中、リアンは崩れ落ちている。
まさか、長年隠し続けた己の悪しき所業をこんなボンボンの女王に見破られていたなんて……と。
「わ、私は長年! 王国の為に! ずっと、ずっと仕えて参りました。 どうか、どうか、私には御慈悲を!」
泣きながら叫ぶリアンに、マリは素っ気なく答えた。
「最初、貴女に会った時は……優しそうで仲良くできるかもって思ったわ。 でもね……この王国には裏切り者の居場所は無いよ」
「あ……あ……あぁぁぁ!」
叫ぶリアンを衛兵が連行していく。
「其処の女爵達、此方へ」
唐突の事に事態に戸惑っていた女爵達は、マリの前まで来て跪く。
「私のメイド長メリーから報告は受けています。 貴女達が不穏に感じた事をきちんと言ってくれたお陰で、多くの亜人の皆さんを助けれました。 本当にありがとう」
女王に頭を下げられて、パニックになる女爵達。 しかし、驚くには早かった。
「そして、此度の働きを評価し。 貴女達を子爵に陞爵します。 今までリアン元侯爵が治めていた領土を分け、統治なさい。 分からない事は、先達の貴族達に教わる事。 ただ、この城と付近の領土だけ王家が預かります。 以上! 頑張ってね!」
女爵からいきなり子爵に陞爵され、パニックは加速するがどの子爵達も笑顔だった。
本来、この世界の女爵は領土も与えられず名ばかりの貴族だった。
それが、突然仕事を与えられ。
必死に働くと陞爵される。
正に前代未聞の行いだった。
これにより、新たに子爵に陞爵された6名は長きに渡り王国へ忠誠を尽くすだろう。
特に、マリ女王に対する忠誠心は高まるばかりだ。
「じゃあ、またね~! 何かあったら、メリーさんや他の貴族にちゃんと言うんだよ~」
粛清が終わったマリはフレンドリーに子爵達に接しながら、リアンの城へと入っていった。
◆◇◆
「うぷ……はぁ、はぁ、はぁ……」
城に入るや否や、マリの精神状態は限界だった。
「陛下!? 大丈夫でございますか……? 本日はもう王城に戻られた方が良いのでは……」
メリーに心配されるが、マリは歩みを止めない。
「メリーさん……リアンの息子を連れてきて。 早く」
城の広間に有る城主の椅子に座り、項垂れる。
(はぁ……キツいなぁ。 でも、これも全てはルーたんが王になった時の為。 仕方ない、仕方ないの。 しっかりして、私。 推しの為に、可愛いルーたんの為に、血を流すって決めたでしょ?)
「女王陛下、リアンの息子アーサーを連れて参りました。 事情は……説明してあります」
思考に耽っていると、メリーがリアンと同じ金髪のアーサーを連れてきた。
年はルーデウスと同じ14ぐらいだ。
「女王陛下……御呼びとの事で参上、致しました」
容姿はイケメンだが、今は悲壮感でいっぱいだ。
「アーサー、堅苦しい挨拶は無しでいきましょう。 貴方の母が犯した罪、結末は聞きましたね?」
アーサーの肩が震える。
リアンが行った罪は、即死刑と成る程に重い。
共に暮らしていた家族は息子のアーサーだけで、死罪はその息子迄に及ぶ。
「……はい、甘んじで死刑を受けます」
「……分かりました。 ちなみに、ちなみに聞くけど先日私のルーデウスに会ったわよね? どう思った?」
急にフレンドリーなマリに、アーサーは面をくらい。
メリーは頭を抱えていた。
「え……? あ、はい……ルーデウス殿下は大変に聡明で判断力と意思の強さをとても感じました」
「うんうん、そっかそっか~。 だよね、分かる! それな! で、話し何だけど……この城と付近の領土を治める勉強しよっか」
「!? いえ、ですが私の母は……それに私は男です」
アーサーが戸惑うのも無理はない。
大罪を犯した母の息子であるアーサーが死刑どころか、男が居ない貴族にすると言うのだ。
「それはね、新しく男爵っていう爵位を作るから大丈夫。 貴方が汚名を注ぐ機会を与えます。 どうする? やるの? やらないの?」
「陛下……はぁ、お好きにされて下さいませ」
頭を抱えたメリーから許可も出た事で、マリは更にアーサーに決断を迫る。
「貴方が、この世界初の男爵になるの! アーサーは悪い事してないし、母親のしていた事を知らなかったんでしょ? やってみなよ! そして、いつか弟のルーデウスを支えて欲しい」
「マリ陛下……?」
反応するメリーを余所に、アーサーは決断をした。
「慈悲深き女王陛下、そのお話し慎んでお受け致します! 生涯を掛け、ダルナ家の名誉を取り戻し忠誠を尽くす事を誓います」
アーサーが跪き、誓いの宣言をする。
「その言葉が偽りでない事を願います。 もう……裏切らないでね? じゃあ、私はこれで帰るから。 領土を分けて統治する子爵達とも仲良くする事。 分からない事は、先達の貴族達に聞きなさい。 じゃあね」
跪くアーサーを置いて、マリ達は馬車に乗り込む。
「もう! マリ陛下、決めた計画を変えるのは控えて下さいませ。 流石の私も、手配が……陛下? マリ陛下!?」
メリーの問いにマリが返答する事は無かった。
マリは馬車に乗ると同時に意識を絶ってしまっていたのだ。
極度のストレスにより、マリの心は壊れ始める。
広場には、件の商人達がニヤニヤと笑いながら集まっておりマリは既に憂鬱であった。
(はぁ……してやったりって顔してるけど、君達の子供達皆死んでるんだよ?)
まだ商人達は知らない。
亜人達を輸送させ、帝国で安全に暮らさせようとした息子達が全員死亡している事を。
「女王陛下、ご苦労頂き感謝致します」
マリに気付いたリアン侯爵が跪き、臣下の礼を取る。
遠くで作業していた女爵達も、その場で跪き頭を垂れた。
商人達も跪き頭を垂れるが、その顔はにやけたままだ。
「王国の為に働いている者の為なら、苦労はありません。 ひくっ……それで? 命じた事に関して、報告を聞いても? リアン侯爵」
顔を上げるリアンは笑顔だ。
その笑顔が、商人達のしてきた事を知らない無知な笑顔だったら良かったが……現実は酷い。
「はっ! 此処に居る者達は、亜人を解放するのに反対だった者達でございますが私の説得により全ての亜人奴隷を解放する事となりました。 これにより、我が王国の奴隷は全て解放されたことになります」
リアンが報告をする最中、マリの心中はどんどん冷えていった。
冷酷に、ひたすら冷たく。
「そうですよね? 商人の皆さん!」
リアンの呼び掛けに、商人達は頭を垂れたまま返答する。
勿論ですと、直ぐに解放しますと。
(本当に……吐き気がしますね。 ルーたんが治める王国に、貴女達は必要ありません)
マリの覚悟が決まり、粛清が始まった。
◆◇◆
「成る程、良くやりましたねリアン侯爵。 はぁ……リアン侯爵……私にする報告はそれでいいのですね?」
褒められ、更に笑顔になったリアンの顔が凍りつく。
「ありがたき……え? あの、陛下。 どういう意味でしょうか……」
「これが最後です。 貴女が私にすべき報告は先程の内容で良いのですね?」
女王の冷たい声に、リアン侯爵は冷や汗を流す。
「……も、勿論でございます」
リアン侯爵の最後の返答を聞き、マリは羊皮紙をリアンの前に放る。
「こ、これは? ……なっ!?」
「メリー、衛兵達を動かしなさい」
「はっ……衛兵! この者達を捕らえよ!」
メリーの号令でリアンの城に隠れていた衛兵達が、商人達を捕らえる。
「リアン侯爵……いえ、リアン。 お前は長年、奴隷にされた亜人達を帝国に横流しをして財を成していましたね。 そして、息の掛かった其処の商人達!! お前達が手配し、帝国に送らせていた亜人達は全ての確保しました。 護衛の傭兵達も……お前達の息子達も全て死んだ。 この後、あの世で悔い息子達に謝るがいい!」
商人達から悲鳴が上がり、マリへの罵詈雑言を撒き散らす。
何故そんな酷い事をと。
自分達は、多くの亜人達を奴隷として売り捌いていた癖に。
マリの商人達を見る目は、冷えきっていた。
マリが宣言する中、リアンは崩れ落ちている。
まさか、長年隠し続けた己の悪しき所業をこんなボンボンの女王に見破られていたなんて……と。
「わ、私は長年! 王国の為に! ずっと、ずっと仕えて参りました。 どうか、どうか、私には御慈悲を!」
泣きながら叫ぶリアンに、マリは素っ気なく答えた。
「最初、貴女に会った時は……優しそうで仲良くできるかもって思ったわ。 でもね……この王国には裏切り者の居場所は無いよ」
「あ……あ……あぁぁぁ!」
叫ぶリアンを衛兵が連行していく。
「其処の女爵達、此方へ」
唐突の事に事態に戸惑っていた女爵達は、マリの前まで来て跪く。
「私のメイド長メリーから報告は受けています。 貴女達が不穏に感じた事をきちんと言ってくれたお陰で、多くの亜人の皆さんを助けれました。 本当にありがとう」
女王に頭を下げられて、パニックになる女爵達。 しかし、驚くには早かった。
「そして、此度の働きを評価し。 貴女達を子爵に陞爵します。 今までリアン元侯爵が治めていた領土を分け、統治なさい。 分からない事は、先達の貴族達に教わる事。 ただ、この城と付近の領土だけ王家が預かります。 以上! 頑張ってね!」
女爵からいきなり子爵に陞爵され、パニックは加速するがどの子爵達も笑顔だった。
本来、この世界の女爵は領土も与えられず名ばかりの貴族だった。
それが、突然仕事を与えられ。
必死に働くと陞爵される。
正に前代未聞の行いだった。
これにより、新たに子爵に陞爵された6名は長きに渡り王国へ忠誠を尽くすだろう。
特に、マリ女王に対する忠誠心は高まるばかりだ。
「じゃあ、またね~! 何かあったら、メリーさんや他の貴族にちゃんと言うんだよ~」
粛清が終わったマリはフレンドリーに子爵達に接しながら、リアンの城へと入っていった。
◆◇◆
「うぷ……はぁ、はぁ、はぁ……」
城に入るや否や、マリの精神状態は限界だった。
「陛下!? 大丈夫でございますか……? 本日はもう王城に戻られた方が良いのでは……」
メリーに心配されるが、マリは歩みを止めない。
「メリーさん……リアンの息子を連れてきて。 早く」
城の広間に有る城主の椅子に座り、項垂れる。
(はぁ……キツいなぁ。 でも、これも全てはルーたんが王になった時の為。 仕方ない、仕方ないの。 しっかりして、私。 推しの為に、可愛いルーたんの為に、血を流すって決めたでしょ?)
「女王陛下、リアンの息子アーサーを連れて参りました。 事情は……説明してあります」
思考に耽っていると、メリーがリアンと同じ金髪のアーサーを連れてきた。
年はルーデウスと同じ14ぐらいだ。
「女王陛下……御呼びとの事で参上、致しました」
容姿はイケメンだが、今は悲壮感でいっぱいだ。
「アーサー、堅苦しい挨拶は無しでいきましょう。 貴方の母が犯した罪、結末は聞きましたね?」
アーサーの肩が震える。
リアンが行った罪は、即死刑と成る程に重い。
共に暮らしていた家族は息子のアーサーだけで、死罪はその息子迄に及ぶ。
「……はい、甘んじで死刑を受けます」
「……分かりました。 ちなみに、ちなみに聞くけど先日私のルーデウスに会ったわよね? どう思った?」
急にフレンドリーなマリに、アーサーは面をくらい。
メリーは頭を抱えていた。
「え……? あ、はい……ルーデウス殿下は大変に聡明で判断力と意思の強さをとても感じました」
「うんうん、そっかそっか~。 だよね、分かる! それな! で、話し何だけど……この城と付近の領土を治める勉強しよっか」
「!? いえ、ですが私の母は……それに私は男です」
アーサーが戸惑うのも無理はない。
大罪を犯した母の息子であるアーサーが死刑どころか、男が居ない貴族にすると言うのだ。
「それはね、新しく男爵っていう爵位を作るから大丈夫。 貴方が汚名を注ぐ機会を与えます。 どうする? やるの? やらないの?」
「陛下……はぁ、お好きにされて下さいませ」
頭を抱えたメリーから許可も出た事で、マリは更にアーサーに決断を迫る。
「貴方が、この世界初の男爵になるの! アーサーは悪い事してないし、母親のしていた事を知らなかったんでしょ? やってみなよ! そして、いつか弟のルーデウスを支えて欲しい」
「マリ陛下……?」
反応するメリーを余所に、アーサーは決断をした。
「慈悲深き女王陛下、そのお話し慎んでお受け致します! 生涯を掛け、ダルナ家の名誉を取り戻し忠誠を尽くす事を誓います」
アーサーが跪き、誓いの宣言をする。
「その言葉が偽りでない事を願います。 もう……裏切らないでね? じゃあ、私はこれで帰るから。 領土を分けて統治する子爵達とも仲良くする事。 分からない事は、先達の貴族達に聞きなさい。 じゃあね」
跪くアーサーを置いて、マリ達は馬車に乗り込む。
「もう! マリ陛下、決めた計画を変えるのは控えて下さいませ。 流石の私も、手配が……陛下? マリ陛下!?」
メリーの問いにマリが返答する事は無かった。
マリは馬車に乗ると同時に意識を絶ってしまっていたのだ。
極度のストレスにより、マリの心は壊れ始める。
25
あなたにおすすめの小説
虐げられていた次期公爵の四歳児の契約母になります!~幼子を幸せにしたいのに、未来の旦那様である王太子が私を溺愛してきます~
八重
恋愛
伯爵令嬢フローラは、公爵令息ディーターの婚約者。
しかし、そんな日々の裏で心を痛めていることが一つあった。
それはディーターの異母弟、四歳のルイトが兄に虐げられていること。
幼い彼を救いたいと思った彼女は、「ある計画」の準備を進めることにする。
それは、ルイトを救い出すための唯一の方法──。
そんな時、フローラはディーターから突然婚約破棄される。
婚約破棄宣言を受けた彼女は「今しかない」と計画を実行した。
彼女の計画、それは自らが代理母となること。
だが、この代理母には国との間で結ばれた「ある契約」が存在して……。
こうして始まったフローラの代理母としての生活。
しかし、ルイトの無邪気な笑顔と可愛さが、フローラの苦労を温かい喜びに変えていく。
さらに、見目麗しいながら策士として有名な第一王子ヴィルが、フローラに興味を持ち始めて……。
ほのぼの心温まる、子育て溺愛ストーリーです。
※ヒロインが序盤くじけがちな部分ありますが、それをバネに強くなります
※「小説家になろう」が先行公開です(第二章開始しました)
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる