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第124話 殺される覚悟
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大砦の外でメイド暗部部隊達が待機していると、ファーストが魔力の流れに気付いた。
「来ます! 皆集中して下さい!」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
円陣を組み、流れてきた魔力の流れを掴み取る。
「ぷはぁっ!! くそっ! おい、生きてっか? 色男!」
「ゴホッゴホッ! あぁ……何とか生きてるよ」
円陣の中心が紫に光輝き、光の中からフォースとヨハネが飛び出した。
「フォース! 距離があったので不安でしたが、良くぞ……サードは何処ですか?」
ファーストの言葉にメイド暗部部隊の全員が最悪の結果を覚悟する。
「サードは……死んじまったよ。私と色男を助ける為に……魔人化までしてな」
「……すまない。 私の判断が間違っていた」
フォースは俯き、ヨハネは力無く謝罪する。
戦闘員達も言葉無く俯き、支援要員達は涙を流す。
皆、覚悟はしていた。
今までも任務の度に死ぬ思いをしてきた。
それでも、長年共に生きてきた仲間が1人欠けるという事はメイド暗部部隊達に凄まじい衝撃を与えてしまったのだ。
だが、ファーストだけは重傷のヨハネを見て直ぐに動いた。
「今はヨハネ様の治療をします! スィクスス、隊長に知らせを。セヴンスはルニア侯爵様からポーションを貰ってきて! エイトス、ナインス、テンス、これからヨハネ様の傷口を消毒します。 3人は私の補助をして下さい! 戦闘員達は黒騎士達と連携し帝都側の警戒に付いて!! 今は考えないっ!! 全員動きなさい!」
「「「「「「「……了解!」」」」」」」
我に返ったメイド暗部部隊達は即座に動き出す。
フォースも無理矢理立ち上がろうとするが、ファーストが止める。
「フォース、貴女も重傷よ。 そのまま動かないで」
「だがよ、私は……私は守るのが任務だったんだ! でも……仲間を守る為に私は強くなった筈なんだ。 なのに守れなかった……それどころか守られちまったんだよ……くそっ!! くそっ!!」
身体の切り傷から血が噴き出るのも構わず、フォースは地面を殴り始めた。
「セカンド! フォースを眠らせて!」
「ごめんね、フォース。 大丈夫、今は眠って」
セカンドがフォースの背中に回り込み、布に染み込ませた薬品を嗅がせて眠らせる。
「セカンド……私は、私……は……」
意識を失い、寝息を立て始めたフォースをセカンドが支える。
「セカンド、フォースの治療をお願い。 出来る限りの傷は薬と縫合で治します。 どうにもならない箇所にポーションを使って下さい」
こうして、サードの死を悲しむ暇もなくファースト達は任務を優先させヨハネ達の治療を始めた。
◆◇◆
「キサラギ! 良かった……治療が終わったら陛下の容態を見てほしいのです」
大砦の一室に運ばれたヨハネの下にメリーが駆けてきた。
「メリー……すまない、私のせいで大切な仲間を」
ヨハネは開口一番に謝罪を口にするが、メリーはそれを遮った。
「……スィクススから聞きました。 ですが、今はまだ脱出の最中です。 敵を殺すなら、味方が死ぬ事も覚悟せねばなりません。 ファースト、治療は後どれぐらい掛かりますか?」
横たわるヨハネの隣には手を真っ赤に染めたファーストが治療を終えていた。
エイトス、ナインス、テンスも縫合を手伝ったのか両手は真っ赤だ。
「深い横腹の傷は縫合出来ました。 血もポーションのお陰で止まっています。 ですが、血を流し過ぎているので直ぐに動くのは危険です」
「ありがとう、キサラギは私が背負って連れて行きます。 4人はフォースの事をお願いします」
メリーが横たわるヨハネを背負うと、ファーストがヨハネへと近付く。
「了解しましたメリー隊長。 それと、ヨハネ様。 我等メイド暗部部隊に貴方様を恨む者は1人もおりません。 どうかお忘れなきよう……」
「ありがとう……助かったよ」
「さぁ、キサラギ。 行きますよ!!」
メリーはヨハネを背負い、マリが居る部屋へと急いだ。
「来ます! 皆集中して下さい!」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
円陣を組み、流れてきた魔力の流れを掴み取る。
「ぷはぁっ!! くそっ! おい、生きてっか? 色男!」
「ゴホッゴホッ! あぁ……何とか生きてるよ」
円陣の中心が紫に光輝き、光の中からフォースとヨハネが飛び出した。
「フォース! 距離があったので不安でしたが、良くぞ……サードは何処ですか?」
ファーストの言葉にメイド暗部部隊の全員が最悪の結果を覚悟する。
「サードは……死んじまったよ。私と色男を助ける為に……魔人化までしてな」
「……すまない。 私の判断が間違っていた」
フォースは俯き、ヨハネは力無く謝罪する。
戦闘員達も言葉無く俯き、支援要員達は涙を流す。
皆、覚悟はしていた。
今までも任務の度に死ぬ思いをしてきた。
それでも、長年共に生きてきた仲間が1人欠けるという事はメイド暗部部隊達に凄まじい衝撃を与えてしまったのだ。
だが、ファーストだけは重傷のヨハネを見て直ぐに動いた。
「今はヨハネ様の治療をします! スィクスス、隊長に知らせを。セヴンスはルニア侯爵様からポーションを貰ってきて! エイトス、ナインス、テンス、これからヨハネ様の傷口を消毒します。 3人は私の補助をして下さい! 戦闘員達は黒騎士達と連携し帝都側の警戒に付いて!! 今は考えないっ!! 全員動きなさい!」
「「「「「「「……了解!」」」」」」」
我に返ったメイド暗部部隊達は即座に動き出す。
フォースも無理矢理立ち上がろうとするが、ファーストが止める。
「フォース、貴女も重傷よ。 そのまま動かないで」
「だがよ、私は……私は守るのが任務だったんだ! でも……仲間を守る為に私は強くなった筈なんだ。 なのに守れなかった……それどころか守られちまったんだよ……くそっ!! くそっ!!」
身体の切り傷から血が噴き出るのも構わず、フォースは地面を殴り始めた。
「セカンド! フォースを眠らせて!」
「ごめんね、フォース。 大丈夫、今は眠って」
セカンドがフォースの背中に回り込み、布に染み込ませた薬品を嗅がせて眠らせる。
「セカンド……私は、私……は……」
意識を失い、寝息を立て始めたフォースをセカンドが支える。
「セカンド、フォースの治療をお願い。 出来る限りの傷は薬と縫合で治します。 どうにもならない箇所にポーションを使って下さい」
こうして、サードの死を悲しむ暇もなくファースト達は任務を優先させヨハネ達の治療を始めた。
◆◇◆
「キサラギ! 良かった……治療が終わったら陛下の容態を見てほしいのです」
大砦の一室に運ばれたヨハネの下にメリーが駆けてきた。
「メリー……すまない、私のせいで大切な仲間を」
ヨハネは開口一番に謝罪を口にするが、メリーはそれを遮った。
「……スィクススから聞きました。 ですが、今はまだ脱出の最中です。 敵を殺すなら、味方が死ぬ事も覚悟せねばなりません。 ファースト、治療は後どれぐらい掛かりますか?」
横たわるヨハネの隣には手を真っ赤に染めたファーストが治療を終えていた。
エイトス、ナインス、テンスも縫合を手伝ったのか両手は真っ赤だ。
「深い横腹の傷は縫合出来ました。 血もポーションのお陰で止まっています。 ですが、血を流し過ぎているので直ぐに動くのは危険です」
「ありがとう、キサラギは私が背負って連れて行きます。 4人はフォースの事をお願いします」
メリーが横たわるヨハネを背負うと、ファーストがヨハネへと近付く。
「了解しましたメリー隊長。 それと、ヨハネ様。 我等メイド暗部部隊に貴方様を恨む者は1人もおりません。 どうかお忘れなきよう……」
「ありがとう……助かったよ」
「さぁ、キサラギ。 行きますよ!!」
メリーはヨハネを背負い、マリが居る部屋へと急いだ。
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