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始まった審査
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さわ……とアイリのお尻をなにかが触る。
(えっ、痴漢……!?……誰もいない……?)
アイリが混乱したのは、鞄を抱えてるお腹のところにも触られてる感触があったこと。目の前は扉だし、近くの人はアイリに背を向けてるし、どう見たって誰も何も触ってないはずなのに……
さわさわ……
(どういうこと……!?絶対これ、触られてるのに……っ)
見えない手はゆっくりアイリのお腹や腰を撫でてくる。カバンを動かして払うふりをしてみたけど、意味ないみたいだった。
(まさか……っ)
『そっ、そのまさか』
頭の中を読んだみたいに、耳許でルイの声がする。
同時に、見えない手がもにっ、と胸まで揉んできた。
「ん……っ」
びっくりして、声が出てしまって手で口を押さえる。
(ゃ……ウソぉ……そんなところ……)
こっちの動揺なんてお構いナシに、不思議な手がむにゅむにゅ胸を触ってる……
最初は変な感じがしてくすぐったいだけだったのに、何度も何度もしつこく揉まれて、段々とアイリの体が熱くなってきた。
「……っ……くぅ……」
(ゃめ……ぁん……っ)
声が出ちゃう。膝も力が抜けてきてるし、こんなの、周りの人に……
『大丈夫』
耳の近くでまた声がする。ルイの声なのに、出会ったのはウサギだったのに。
こうやって姿を消されていると、人間の男の人に耳元で囁かれてるような気がしちゃう……
『存在が暈される術をかけてる。周囲の人は僕たちが何をしても気づけないよ』
(ぼかされる……?)
説明しながら、ソフトな感触で胸の先端をさわさわっと撫でられる。
(よく分からないけど、バレることはないってこと……?)
『ほら、周りの音もさっきより遠く感じない?』
アイリはそれどころじゃなくて気づかなかったけど、言われてみるとさっきまでの、学生たちの話し声とかがほとんど聞こえない。
(……電車の音とか、窓越しの風の音も弱くなってる……?)
「ひぁぁん……っ」
(あぁ……ダメ。全然考えられない……)
いつの間にかブラジャーのホックが外されてて、さっきまで布の上からだった感触が直接乳房を掴んでいる。
もにゅ、もにゅ、と形を集めるように揉まれて、尖ってしまった先端をすりすりっと擦られた。
「はぁ……っ」
ジン…とゾクゾクした刺激が体に走る。太ももが熱くて、体の中心がキュン…と反応する。
周りの人にバレないと聞かされて、変に気がゆるんだからか、アイリの口からは甘い声がもれてしまう。
(そんなこと言われても……っんぅん……)
バレないと言われても、人がいっぱい居る電車の中で、こんなイヤらしいことをされてるなんて頭がおかしくなっちゃいそうで。
(感じちゃ……だめぇ……)
頭をぼーっとさせて、呼吸を浅くしながらビクッビクッと反応するアイリの体を、見えない手が撫で回す。
ひとつの手は変わらずに胸を責め立ててきていて、もうひとつの手が……脇を撫でて、腰まで触って……太ももが指でなぞられてる。
(あっ、そっちは……っ)
足の付け根のところをさわさわ……と繊細に撫でられて、ショーツが濡れてしまうのが分かった。
でもその手は、なかなか肝心なところを触ってくれない……
(どうして……もう少しで……)
そんなことを考えてしまって、ハッとする。アイリの耳が熱くなった。
(私……期待してる……っ……?)
その時、電車のアナウンスが響く。
「次は~~学園前~~」
そのとたん、どこか遠くに聞こえていた周りの音が、いきなりブワ……っと耳に戻ってきた。
(あっ…、これ、もしかして)
術が解かれたんだと感覚で分かった。
たぶん、今声を出したり変な動きをしたら、ふつうに周りへ気づかれてしまう……
『残念、時間だ。この続きはまた後で……』
すーっと、背後の気配も消えていった。
(ちょ、、ちょっと……ブラジャーのホック外れたまま……!)
駅に降りたアイリは、学校に行く前に慌ててトイレに寄って外されたホックを直したのだった。
(えっ、痴漢……!?……誰もいない……?)
アイリが混乱したのは、鞄を抱えてるお腹のところにも触られてる感触があったこと。目の前は扉だし、近くの人はアイリに背を向けてるし、どう見たって誰も何も触ってないはずなのに……
さわさわ……
(どういうこと……!?絶対これ、触られてるのに……っ)
見えない手はゆっくりアイリのお腹や腰を撫でてくる。カバンを動かして払うふりをしてみたけど、意味ないみたいだった。
(まさか……っ)
『そっ、そのまさか』
頭の中を読んだみたいに、耳許でルイの声がする。
同時に、見えない手がもにっ、と胸まで揉んできた。
「ん……っ」
びっくりして、声が出てしまって手で口を押さえる。
(ゃ……ウソぉ……そんなところ……)
こっちの動揺なんてお構いナシに、不思議な手がむにゅむにゅ胸を触ってる……
最初は変な感じがしてくすぐったいだけだったのに、何度も何度もしつこく揉まれて、段々とアイリの体が熱くなってきた。
「……っ……くぅ……」
(ゃめ……ぁん……っ)
声が出ちゃう。膝も力が抜けてきてるし、こんなの、周りの人に……
『大丈夫』
耳の近くでまた声がする。ルイの声なのに、出会ったのはウサギだったのに。
こうやって姿を消されていると、人間の男の人に耳元で囁かれてるような気がしちゃう……
『存在が暈される術をかけてる。周囲の人は僕たちが何をしても気づけないよ』
(ぼかされる……?)
説明しながら、ソフトな感触で胸の先端をさわさわっと撫でられる。
(よく分からないけど、バレることはないってこと……?)
『ほら、周りの音もさっきより遠く感じない?』
アイリはそれどころじゃなくて気づかなかったけど、言われてみるとさっきまでの、学生たちの話し声とかがほとんど聞こえない。
(……電車の音とか、窓越しの風の音も弱くなってる……?)
「ひぁぁん……っ」
(あぁ……ダメ。全然考えられない……)
いつの間にかブラジャーのホックが外されてて、さっきまで布の上からだった感触が直接乳房を掴んでいる。
もにゅ、もにゅ、と形を集めるように揉まれて、尖ってしまった先端をすりすりっと擦られた。
「はぁ……っ」
ジン…とゾクゾクした刺激が体に走る。太ももが熱くて、体の中心がキュン…と反応する。
周りの人にバレないと聞かされて、変に気がゆるんだからか、アイリの口からは甘い声がもれてしまう。
(そんなこと言われても……っんぅん……)
バレないと言われても、人がいっぱい居る電車の中で、こんなイヤらしいことをされてるなんて頭がおかしくなっちゃいそうで。
(感じちゃ……だめぇ……)
頭をぼーっとさせて、呼吸を浅くしながらビクッビクッと反応するアイリの体を、見えない手が撫で回す。
ひとつの手は変わらずに胸を責め立ててきていて、もうひとつの手が……脇を撫でて、腰まで触って……太ももが指でなぞられてる。
(あっ、そっちは……っ)
足の付け根のところをさわさわ……と繊細に撫でられて、ショーツが濡れてしまうのが分かった。
でもその手は、なかなか肝心なところを触ってくれない……
(どうして……もう少しで……)
そんなことを考えてしまって、ハッとする。アイリの耳が熱くなった。
(私……期待してる……っ……?)
その時、電車のアナウンスが響く。
「次は~~学園前~~」
そのとたん、どこか遠くに聞こえていた周りの音が、いきなりブワ……っと耳に戻ってきた。
(あっ…、これ、もしかして)
術が解かれたんだと感覚で分かった。
たぶん、今声を出したり変な動きをしたら、ふつうに周りへ気づかれてしまう……
『残念、時間だ。この続きはまた後で……』
すーっと、背後の気配も消えていった。
(ちょ、、ちょっと……ブラジャーのホック外れたまま……!)
駅に降りたアイリは、学校に行く前に慌ててトイレに寄って外されたホックを直したのだった。
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