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学校で
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学校についてSHRを終えたアイリは、すぐに空き教室に行ってウサギを呼び出した。
呼ぶとは言っても方法なんか分からなかったけど、名前を頭のなかで強く思い浮かべたら、ウサギはポンッと目の前に出てきた。
ちょっと驚いたけど、今はそれどころじゃなくて急いでたずねるアイリ。
「ちょっと、さっきの電車のあれ、どういうこと……!?」
使ってない教室とはいえクラスがそこまで離れてるわけじゃないし、廊下に人が通ることもあるから小声で話す。
「どういうことって?言っただろ、審査があるって」
ウサギは悪びれずに聞いてきた。それどころか後ろにまわって、背中をさわ……と撫でてくる。
くすぐったくて声をあげるアイリ。ウサギは、今のでブラホックが止まってるか確認したようだった。
「ひゃっ……」
「なんだ、ブラつけ直しちゃったの?」
(じゃあやっぱり、さっきのはこのウサギが……!?)
「当たり前じゃない、あんな……外したりして……」
そこまで言うと、さっきまでの出来事をはっきり思い出してしまう。
ブラを外されただけじゃなくて、電車の中で感じさせられちゃうなんて……
いくら変な術で周りにバレないって言われてても……
(それに……一番困ったのは)
「きもちよかったでしょ?」
「えっ……」
見透かすみたいにウサギに言われて、ドキッとした。
そう、もっと……って、思ってしまったから。
「おかしい事じゃないよ。やっぱり君には夢魔の素質があるってこと」
「そ、そんなこと……」
「まー、単にエッチ好きな人間ってだけかもしれないけど!」
(どっちにしろ恥ずかしい!?)
赤くなって口をぱくぱくさせてるアイリに、ウサギは笑う。
「でも、これだけじゃ分からない……もーちょっと審査は続けさせてもらうよ」
「えっ……まだ……?」
(また、されちゃう……?)
体の奥がジン…て痺れる気がした。その時予鈴の鐘がなって、ハッとしたアイリは自分の教室へ戻っていった……
呼ぶとは言っても方法なんか分からなかったけど、名前を頭のなかで強く思い浮かべたら、ウサギはポンッと目の前に出てきた。
ちょっと驚いたけど、今はそれどころじゃなくて急いでたずねるアイリ。
「ちょっと、さっきの電車のあれ、どういうこと……!?」
使ってない教室とはいえクラスがそこまで離れてるわけじゃないし、廊下に人が通ることもあるから小声で話す。
「どういうことって?言っただろ、審査があるって」
ウサギは悪びれずに聞いてきた。それどころか後ろにまわって、背中をさわ……と撫でてくる。
くすぐったくて声をあげるアイリ。ウサギは、今のでブラホックが止まってるか確認したようだった。
「ひゃっ……」
「なんだ、ブラつけ直しちゃったの?」
(じゃあやっぱり、さっきのはこのウサギが……!?)
「当たり前じゃない、あんな……外したりして……」
そこまで言うと、さっきまでの出来事をはっきり思い出してしまう。
ブラを外されただけじゃなくて、電車の中で感じさせられちゃうなんて……
いくら変な術で周りにバレないって言われてても……
(それに……一番困ったのは)
「きもちよかったでしょ?」
「えっ……」
見透かすみたいにウサギに言われて、ドキッとした。
そう、もっと……って、思ってしまったから。
「おかしい事じゃないよ。やっぱり君には夢魔の素質があるってこと」
「そ、そんなこと……」
「まー、単にエッチ好きな人間ってだけかもしれないけど!」
(どっちにしろ恥ずかしい!?)
赤くなって口をぱくぱくさせてるアイリに、ウサギは笑う。
「でも、これだけじゃ分からない……もーちょっと審査は続けさせてもらうよ」
「えっ……まだ……?」
(また、されちゃう……?)
体の奥がジン…て痺れる気がした。その時予鈴の鐘がなって、ハッとしたアイリは自分の教室へ戻っていった……
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