ニートの俺がサイボーグに改造されたと思ったら異世界転移させられたンゴwwwwwwwww

刺狼(しろ)

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File.7

シャッフルって色んなのがあるよね

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緊張のあまり目を泳がせながらも時折視界に捉える彼女が頭から離れないでござるwwwwww

「何のゲームします?」

「脱ぎ麻じゃ……じゃなくてwwwそうですねwwwおまかせしますねはいwww」

「そうだなぁ。じゃあ単純なやつにしよっかな♡」

そもそもカルラくんは麻雀のルールとか役とか知らないんよwwwwww

スタッフから遊戯用チップを受け取ると美女は大して悩む様子もなく言うと、なんと、なんとですよ皆さん。
谷間からですね、その、なんかぁ……カードの束がね?デュエリストかな?スルッと、でででで、で、出た~www異次元谷間おっぱいポケット奴~wwwwww

「はぇ~……すっごい」

「お兄さん見すぎ~♡」

そのまま慣れた手つきでリフルシャッフル、ファローシャッフル、ヒンドゥーシャッフルを繰り返していく。一連の動きに全く無駄がない見惚れてしまうようなカード捌きだったのにその度にぷるんぷるん揺れる胸の方が俺の頭から離れない。どうすんだこれ。ショットガンシャッフルはカードを傷めるぜ!!(武藤遊戯)というセリフが何故か頭を過る。

「ポーカーなら分かるぅ?」

「ぽ、ぽーかーですねわかります……」

気が付いたら手札が5枚配られていた。こいつのカード配りは神速か……?!(ボーッとしてただけ)

気を取り直して手札を確認すると、ツーペアが成立していた。一枚交換してフルハウスを狙うのが定石かな。

「おっ♡良いの来たかもだけど交換で~」

「交換で……」

カードを穴が空く程ガン見することによっておっぱいの呪縛から解き放たれた俺は、冷静な思考を取り戻した。本来の目的は事件の情報収集だったおwwwゲームしながら、なんかそれとなく聞いてみるかwwww

「お、お姉さんそういえばお名前は……」

「ん?あ、そっかぁまだ言ってなかった♡アタシはリリスだよ、よろしくね♡」

「僕はカルラ・トミタケ、フリーのエロカメラマンさ」

「ん?よくわかんないけど面白~い♡」

ネタが通じる訳無いのにふざけてしまった。俺の名前を聞いてニヤリと笑うと、リリスさんは交換し終わった手札を確認して俺に目線を向ける。
ちなみに俺はフルハウスは成立しなかったですはい。

「んひぃwww」

「カルラさん、ベットして♡」

「自信がないのでコレでwww」

「はぁい、じゃあオープン♪」

結果、リリスさんがフラッシュ、俺はツーペア。さようならwwww俺のwwwチップwwwwww富竹フラッシュwwwwww

何度かゲームをする中で緊張もだいぶ解れてきて、世間話は難なく出来るようになったところで、漸く本題に移ろうと思いますwwww長かったwww未だかつて初対面の女性とこの短時間で普通に喋れたことがあっただろうかwwwwwwいや、割と普通にあったねwwwサーセンwwwwww仲良くなれてないだけで話すことはなんとかwwwwww

「そういえばこの町の怖い話聞いたんですけど、何か知ってます?」

「あー、アレでしょ?男ばっか狙われるってやつでしょ♡」

リリスさんは手札を配りながら、ニコニコしておられる。

「やっぱり狙いは男かwwwwくわばらwwwwww」

「カルラさんも気を付けてね♡アタシは女だから怖くないけど~……今も品定めされてるかもだし?」

そう言って配られた手札にはジョーカーが紛れ込んでいた。言い様の無い不安感から彼女の顔を見ると、相変わらずニコニコしている。

「何か知ってるんですのwwwwww」

「んー?どうかなぁ。知ってるかどうか、勝てたら教えてあげるかも?♡」

「不確定要素しかねぇwww
とりあえずこの裏町でよく起きてるって話だし、このゲームも最後にしときますねwwwシニタクナイwwwwタスケテwwwwww」

カードを交換すると、俺はドヤ顔でニコニコ笑顔に対抗する。
店のルールブックの役一覧にも、ジョーカーを含めた役が載っている。それを見て勝ちを確信した。

「ダメだよ~♡チップが無くなるまで続けるのがアタシとゲームする時のルールです♪」

「何その独裁ルールwwwwならば男は黙ってwww全賭けwwwwww」

意気揚々とチップを全て場に出した。今、俺の手札は9のフォーカードとジョーカーを含めた最強の役、ファイブカードが成立しているのである。

「……マジ?知らないよ~どうなっても♡負けたら身包み剥がれちゃうんじゃないかなぁ?いいの?」

「ふへへwwww身包み剥がれるのはお姉さんの方ですよwwwwww」

「「オープン!!」」

同時に手札を開示すると、リリスさんはハートのロイヤルストレートフラッシュだった。自信あるはずですわwwwwww

「うっそ?!マジで?!初めて見たかもっ♡」

「やはり切り札は、常に俺のところへ来るようだぜwwww対ありwwwww」

すかさずハーフボイルド探偵のモノマネをしながらイケヴォ(笑)とドヤ顔を繰り出した。
完全に惚れただろwwwwwwカッコ良すぎるンゴwwwリリスさんスプラッシュwwwピャーwwwwww

「良いもの見せて貰っちゃったなぁ。アタシ、カルラさんのこと気に入っちゃった♡」

「フヒヒwwwwでは換金してもらうでござるよwwwww生活費はこれで安泰wwwwまたいつか機会があったら対よろっすwwwww」

スタッフにチップを渡して換金を頼み、思わぬ収穫に大満足した俺だが、最後に質問を投げかける。

「裏町の事件については、リリスさんは無関係なんですか?知ってたら何か教えて欲しいですwwww」

横でチップを回収するスタッフさんが立ち去ると、彼女は立ち上がって俺の後ろに周る。耳に息がかかる距離で、彼女の妖艶な声が鼓膜を甘く揺らした。

「ふふっ♡それはすぐ分かるよ、勇者様♡」

「耳らめぇwww妊娠しちゃうのぉwwww」

「じゃーね~♡」

「ちょ、ちょ待てよwww」

キムタク風に呼び止めるも、人の間を縫うように移動した彼女は振り返らなかった。まずお金がまだ届いてないから動けねぇwwwwww

思わぬ展開で生活費の心配がなくなったので、そこに関しては少し軽い気分になった。オアシスを後にして裏町を巡回するしか今のところ手掛かりもないし、リリスさんを見つけられればいいのだがwwwwww

「人気のない場所とかいかにも過ぎて犯人居なさそうだなぁ」

外壁の方まで来て、沿うように歩いてみた。もうセルフで囮作戦するのが手っ取り早い気がしてきたおwww

壁と寂れたお店の間には街頭がなく、僅かに差し込む月明かりだけの暗い夜道には、少しだけ怖いと感じたりもする。景気付けに歌でも歌うかwwwwww

「ヘイwwwヘイwww答えてwwww誰か居ませんかwwwwwwずっと探してもwww答えないやwwwwwwwヘイヘーーーーイwwwサムラーーーイハーートwwwwwwwwwwww」

久しぶりに熱唱したからか喉がカサカサするおwwwwww
酔っ払い顔負けの奇行に炙り出されてか、俺の背後から女の声がした。

「見つけた」

「ホントに来たwww」

「こんばんは、勇者様」

「身バレしてんじゃんwwwキツイっすwwww」

振り返ってその人を見ると、妖艶な雰囲気の女性だった。リリスさんみたいな甘い香りを漂わせて微笑む姿を見ると、股間の愚息が反応を示した。パターンホワイトwwwエチチですwwww

「流石ね。リリス様が言っていた通り、【幻惑の魔香】が効いてないみたい」

「なんすかそれwwwwwていうかリリスさんの知り合いなんwwwwww」

エチエチお姉さんの発した知らない単語を検索すると、どうやらそれはサキュバスの一族が獲物を無力化するために使う香水の一種のようだ。効果範囲は広くないが、嗅いだ者は全身の力が徐々に抜けていき、やがて無抵抗になる。
更に思考能力も低下させる激ヤバドラッグ。
つまりこの人と、それからリリスさんもサキュバスということである。

見せられないような展開がこの先に待っているのかもしれないwwww盛り上がって参りましたwwwwww

「気付いてないようだから教えてあげるわ。リリスミリィ……色欲の七刃将、それがリリス様の正体なのよ」

「な、なんだってー?!wwww」

「リリス様は今、貴方の仲間の方へ向かっているわ。大事な妹さんを連れ戻したいそうよ」

「大事な、妹……?」

リリスミリィ、サキュバス、この2つの要素を満たしているのは深く考えるまでもなく、シャルの事だろう。
つまりあの子と、一緒にいるイヴっちが襲撃されていることを意味していた。

「魔王軍を抜けるのは勝手だけど、敵に囚われているなら助けないといけない。リリス様はシャル様を愛しておられるのだから」

「抜けるのはいいの?まぁヴァンもあっさり居なくなってたけどもwwwそれでいいのか魔王軍wwwwとりあえずシャルは自分の意志で俺と一緒に居てくれてるんでwwwwそれを説明させて頂かなくてはwwwwwリリスさんどこ?」

「さぁ?もう見つけている頃だと思うけど。
私は勇者様をシャル様の元へ行かせないのが役目……魔香が効かないんじゃ私に勝ち目はないけど、足止めくらいはさせてもらうわよ」

サキュバスさんは、魔法陣を展開して俺に向けてきた。
いつもの対女性用精神攻撃、あんまり効かなそうだな……シャルを見てればわかる通り、サキュバスとなると男相手には押しても引いても何枚も上手。

生粋の陰キャコミュ障童貞の俺には、今のところ対抗策が思い付かない。完全な男特攻、対童貞用汎用淫魔型決戦ビッチ……それがサキュバスなのである。

あれ??詰んでない???
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