最強守護士【ガーディアン】の英雄伝説

かしわで

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第二章 王国騎士団入団試験と3人の女子

2-4 試験開始 1日目 その1 筆記試験

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次の日の朝、宿の食堂でご飯を食べて出発した。

朝食はパンと目玉焼きと牛乳だった。卵は二つ焼かれており、目玉ように並べられていた。
味付けはバターでおいしかった。

「行ってきます。」
「行ってらっしゃい、がんばってね。」

今年は、この宿に試験のために宿泊している人が僕ともう一人いた。その人は、緊張で朝ご飯がのどを通らなかったらしい。どんな人だろうと思っていたが、その受験生はすでに出発しており、結局会うことはなかった。

会場は王都の町から北西側にある。20分くらい歩いた。

試験会場に到着した。そこは王国騎士団本部の横にある建物だ。

王国騎士団とは、マルチス王国を守護する武闘騎士(直接打撃戦闘士)や魔法騎士(魔法による戦闘士)が待機したり、訓練したりする場所である。

中に入ると、すでにたくさんの人がいた。明らかに貴族風な人、田舎から来た人、商人ぽい人、男女入り乱れている。入団試験は服装の規定がないので様々だ。

さっそく人がごったがいしてといる、手続きカウンターに向かった。そこには、マルチス王国の象徴である、ウロボロスの紋章を着けた王国騎士の受付の人がいた。

「すみません、試験を受けたいのですが、手続き方法を教えて下さい。」
「この書類に記載が必要です。書類に名前とか記載して下さい。」

書く内容は、名前や出身地、結果が出るまでどこに滞在しているかだ。あと、得意もしくは希望の騎士(武闘騎士か魔法騎士か)に丸をつける欄があった。

やはり、守護士がない。

「あのー、守護士はないのですか?」
「そんなのは無いよ。」

占い師が言っていたことを言われた。なぜそうなった?
仕方がないので、武闘騎士、魔法騎士のどちらも丸をつけた。

「きみ、ずいぶん自信があるんだね、どっちも合格する自信があるの?」
「まあ、そうですね。」
「ずいぶん若いね。大抵は14歳で受けるものだが、12歳なんて聞いたことない。」
「年齢には規定がなかったはずですが。。。」
「もちろんその通りだが、普通は初等教育を卒業してから受けるぞ。」

初頭教育とは、この国で義務教育となっているシステムで、14歳までは必ずこの教育を受けなければならないそうだ。僕は村で成績優秀だったということもあり、飛び級で終わらせていた。

「確かに年齢制限は無いが。。。まあ、規定に無いなら。。。しかし今年は変わった人が集まる年なのかね。」

そう言って、書類を受け取った後、番号を記載した受験票を僕に渡した。僕はカウンターを後にした。変わった人って、僕のこと?しかもあの言い方だと他にもいそうだ。

手続きを終えた後控え室で待つように言われ、正面に向かって並べてあった椅子に座って待った。

控え室は男女別になっていた。理由は、昔控え室で待っている間に、女の子にナンパをしている人がいたための対策だそうだ。昔から空気読めないものが必ずいるもんだな。

手続き完了の時間が来た後、一人の騎士が部屋に入ってきた。

「こんにちは、今日はマルチス王国の王国騎士団入団試験に来ていただき、どうもありがとう。これから試験の説明をします。試験は全部で4つの項目があります。1日目に筆記試験と武術と魔法の試験を行います。人数が多いので、複数のグループに分けて行います。どれから試験をするかは、グループごとに異なりますので、案内に従って下さい。」
「2日目は、5人ずつのグループに分かれて、仲間と協力する能力の試験を行います。2日目については、今日の試験が終わったあと、最後に説明をします。」
「では、今からさっそく移動となりますが、皆さんには優秀な武闘騎士や魔法騎士になっていただきたく期待していますので、頑張って下さい。」

説明のあと、僕達は机がたくさん並んでいる大きな部屋に通された。受験番号からすると、最初は筆記試験となったからだ。

すでに問題は机の上に並べてあり、裏返して置いてある。

「番号が机に書いてあるので、指定の席に座ってください。」

机には番号が記載されている紙が置いてある。慣れたものだ。僕は自分の番号を探し、そこへ移動する。

「みんな座ったか。もう少し時間があるので、今のうちにトイレに行っておくように。」

結構な人がトイレに行っている。緊張しているのかな?

みんなが戻ってきて、試験官が開始の号令をかけた。

「では始めるぞ!ベルが鳴ったらスタート、次のベルが鳴ったら終了だ!」

試験開始の号令のベルが鳴った。全員がテストを開始した。僕もペンを取り、満点を取る意気込みで問題を表にして内容を見たのだが・・・。

「何だこりゃ!!」

試験の内容を見て愕然とした。内容があまりにも簡単すぎたからだ。テストやる意味あるの?

「僕のやる気を返せ!」

あまりに簡単すぎたので僕は試験を解く気にならず、紙の裏に自分で問題をいくつか作り、それを解説付きで解いた。

試験終了のベルが鳴った。不正の無いように、試験用紙は試験官が回収した。僕の白紙の答案を見て、「えっ?」っという顔をしていたのだか、裏は見ずに回収した。

「お疲れさまでした。次は武術の試験になります。」

僕はみんなと共に、試験会場を移動する。 次は実技試験だ。
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