10 / 12
おまけ
しおりを挟む「ラシ兄様」
「シア?今日はどうしたんだい?」
「ラシ兄様…、レナルド様に仕事を押し付けてますね?」
「…へ?なんのことだい?」
「とぼけたって無駄ですからね」
「とぼけてなんて…」
「あら、素直に認めてくださらないならメルニア様(王太子妃)とカリーナ様(王妃)に証拠品と共にお伝えしなければ」
「なっ!ま、まってくれ!」
「ではもう一度だけお聞きしますね?ラシ兄様はレナルド様に仕事を押し付けてますよね?」
「…ああ。で、でもそんなに大変な仕事は押し付けてないぞっ!?」
「そういう問題ではありません。そんな言い訳をするならやはりお二人に伝えなくては…」
「も、もう二度としないから二人には黙っててくれ!頼むっ!頼むよシアー!」
「…じゃあ私に協力してくださいね?」
そしてこの会話以降ラシ兄様はレナルド様に仕事を押し付けることがなくなった。
ついでに優しい私はラシ兄様に仕事をプレゼントしようと思う。
応援ありがとうございます!
69
お気に入りに追加
527
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる