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人助け①
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目が覚めた!お花は相変わらず綺麗だ。お引越しから数日経ったけれどお花は枯れる気配を見せない。お水も与えてないのになんでだろ?んむむ‥‥考えてもわからないからいいや!
さて!今日は何をしようかな?新しいお家の周りを探索してみよう!
ふんふんっと調子はずれな鼻歌を歌いながら探索をしていると血の匂いが漂ってきた。ずいぶん遠くから匂いがするけれど犬の嗅覚はそれを捉える。
どうしよう?怪我をしているのは人間かもしれない。これだけ遠くまで匂いが漂ってくるってことは結構な量の血を流しているはず‥‥。
魔物に襲われたのかな?あの時見た人間たちが血熊って読んでたみたいな怖い魔物。この世界は日本と比べて危険がいっぱいだ。
しっぽが丸まって内に入ってしまうくらいに怖い。怖いけど‥‥人が傷つくのは‥‥死ぬのはもっと怖い。
行ってみよう。逃げ足だけは早いから最悪魔物を引きつけて逃げることはできる。そしたら人間も助かるかもしれない。
覚悟が決まれば早かった。常人では考えられないスピードで匂いのする元へ駆けていく。本人は気づいていないが普通に歩いたら丸2日はかかる道をほんの2時間程度で駆けてしまった。
この時ばかりはのんびりとした可愛らしい様子はなりを潜め、雰囲気は別格の強者となっていた。道中にいた魔物たちは強者の気配を感じて逃げ惑う。
それにすら気づかずにただ駆け抜ける。
見えてきたのはやっぱりひどい怪我を負った人間だ。そばには瀕死の魔物がおり辺りが荒れていたので戦っていたのだろう。
人間は足に怪我をしていてかろうじて魔物に勝ったものの満身創痍、歩けない状態みたいだ。
「くっ来るなぁ!くそっ、なんで‥‥新しい魔物なんて‥‥。この足じゃ‥‥。来るなあああぁ!!」
僕を見つけると剣を振り回しながら足を引きずって少しでも遠ざかろうとする。
どっ、どうしよう?怖がらせちゃった。あの‥‥僕は魔物かもしれないけど危害は加えないよ?助けたいよ!
そう言ってるつもりだけど言葉が通じない。
「きゅう~~わふ。」
「なっなんだ。なんだよ?そんな悲しい顔すんなよ。俺が悪いみたいだろ。あぁ!もう!泣くなよ!悪かったって!!」
テクテクと近くまで歩いてぽすんとお座りする。耳を垂れてうるうると涙を溜めたお目目で見つめると人間は大人しくなった。
「お前、本当に魔物か?それともそういう作戦か?油断させて殺す気‥‥いや、うん。忘れてくれ。悪かったな。お前、もう帰れよ。ここにいたら時期に別の魔物が来る。こんだけ血の匂いを漂わせてるんだ。お前ちっこいし直ぐに別の魔物に殺されるぞ。」
「わふっ!(僕結構強いんだぞ!)」
「あ~はいはい。いいから逃げろ。俺に付き合って死ぬこたぁねぇさ。この足じゃ俺は動けねぇ。お前だけ逃げろよ。」
「ぐるぅ~~わふっわふ!!(いやだ!お前も一緒に逃げるんだぞ!)」
「ああ?なんだ?何言ってんのかわんねぇよ。なあ。逃げろって。俺は自業自得さ。冒険者なんてやってりゃいつ魔物に殺されてもおかしくねぇんだ。今回はこんなところにいないはずのAランクの魔物と遭遇しちまって運は悪かったがな。」
「くぅ~ん」
「なぁ、ここをまっすぐ抜けると街があるんだ。俺はそこを拠点に冒険者をしてる。娘がいるんだ。6歳の娘が‥‥。せめてこれを届けてくれないか?ーーなんてお前に言っても伝わらないのにな。はぁ~情けねぇや。」
タグ?のようなものを見せてきた。これを街に持って行けって?うぅ~んどうしよ?
僕は子犬だからこの人間を背中に乗せて運ぶのはちょっと難しそう。
さて!今日は何をしようかな?新しいお家の周りを探索してみよう!
ふんふんっと調子はずれな鼻歌を歌いながら探索をしていると血の匂いが漂ってきた。ずいぶん遠くから匂いがするけれど犬の嗅覚はそれを捉える。
どうしよう?怪我をしているのは人間かもしれない。これだけ遠くまで匂いが漂ってくるってことは結構な量の血を流しているはず‥‥。
魔物に襲われたのかな?あの時見た人間たちが血熊って読んでたみたいな怖い魔物。この世界は日本と比べて危険がいっぱいだ。
しっぽが丸まって内に入ってしまうくらいに怖い。怖いけど‥‥人が傷つくのは‥‥死ぬのはもっと怖い。
行ってみよう。逃げ足だけは早いから最悪魔物を引きつけて逃げることはできる。そしたら人間も助かるかもしれない。
覚悟が決まれば早かった。常人では考えられないスピードで匂いのする元へ駆けていく。本人は気づいていないが普通に歩いたら丸2日はかかる道をほんの2時間程度で駆けてしまった。
この時ばかりはのんびりとした可愛らしい様子はなりを潜め、雰囲気は別格の強者となっていた。道中にいた魔物たちは強者の気配を感じて逃げ惑う。
それにすら気づかずにただ駆け抜ける。
見えてきたのはやっぱりひどい怪我を負った人間だ。そばには瀕死の魔物がおり辺りが荒れていたので戦っていたのだろう。
人間は足に怪我をしていてかろうじて魔物に勝ったものの満身創痍、歩けない状態みたいだ。
「くっ来るなぁ!くそっ、なんで‥‥新しい魔物なんて‥‥。この足じゃ‥‥。来るなあああぁ!!」
僕を見つけると剣を振り回しながら足を引きずって少しでも遠ざかろうとする。
どっ、どうしよう?怖がらせちゃった。あの‥‥僕は魔物かもしれないけど危害は加えないよ?助けたいよ!
そう言ってるつもりだけど言葉が通じない。
「きゅう~~わふ。」
「なっなんだ。なんだよ?そんな悲しい顔すんなよ。俺が悪いみたいだろ。あぁ!もう!泣くなよ!悪かったって!!」
テクテクと近くまで歩いてぽすんとお座りする。耳を垂れてうるうると涙を溜めたお目目で見つめると人間は大人しくなった。
「お前、本当に魔物か?それともそういう作戦か?油断させて殺す気‥‥いや、うん。忘れてくれ。悪かったな。お前、もう帰れよ。ここにいたら時期に別の魔物が来る。こんだけ血の匂いを漂わせてるんだ。お前ちっこいし直ぐに別の魔物に殺されるぞ。」
「わふっ!(僕結構強いんだぞ!)」
「あ~はいはい。いいから逃げろ。俺に付き合って死ぬこたぁねぇさ。この足じゃ俺は動けねぇ。お前だけ逃げろよ。」
「ぐるぅ~~わふっわふ!!(いやだ!お前も一緒に逃げるんだぞ!)」
「ああ?なんだ?何言ってんのかわんねぇよ。なあ。逃げろって。俺は自業自得さ。冒険者なんてやってりゃいつ魔物に殺されてもおかしくねぇんだ。今回はこんなところにいないはずのAランクの魔物と遭遇しちまって運は悪かったがな。」
「くぅ~ん」
「なぁ、ここをまっすぐ抜けると街があるんだ。俺はそこを拠点に冒険者をしてる。娘がいるんだ。6歳の娘が‥‥。せめてこれを届けてくれないか?ーーなんてお前に言っても伝わらないのにな。はぁ~情けねぇや。」
タグ?のようなものを見せてきた。これを街に持って行けって?うぅ~んどうしよ?
僕は子犬だからこの人間を背中に乗せて運ぶのはちょっと難しそう。
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