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ブライトのお家
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夜も遅くなったのでおうちに帰る時間だ。
「わふ!(じゃあね!)」
ぽすん
ぎゅむっぽんっ
「わふ?」
穴に入って自分の巣に帰ろうとしたらブライトにお尻を掴まれて引き戻された。
「おい、自分の家?に帰るのか?しばらく俺の家で暮らさないか?」
「わふわふ?わふん?(ブライトのお家?いいの?)」
「ああ、そうだ。俺の家だ。そんなに広くはないがな。」
「わっふ!(ありがと!)」
楽しみだ。この世界のお家はどんな感じなんだろう?ブライトについていくと街の中心からは離れたところに木造のこじんまりとしたお家に着いた。
「わふわふわ?(ここ?ここなの?)」
「ここが俺の家だ。そうこそ、我が家へ。」
お世辞にも綺麗とは言えない室内だが男の一人暮らしなんてこんなものだろう。生活できないほど散らかってるわけでもないしな。
くんくん
すごい、たくさんブライトの匂いがする。ここはブライトの縄張りだね。
家の隅から隅まで走り回って確かめる。
「ハハっ、あまり興奮してると夜寝られなくなるぞ。」
「くぅ~ん」
お腹がなっちゃった。
「腹減ったか?そうだよな。もう夕飯の時間か。簡単なものだがすぐ作るから待ってろ。」
そう言ってキッチンへ行く。その後ろをそろそろと着いていく。
「んあ?どうた?気になるのか?見ててもいいが火も使うから危ないぞ。大人しくしててくれよ。」
「わふ!(了解!)」
見たこともない色や形をした野菜がたくさんある。これはなんだろう?ショッキングピンクの野菜?‥‥美味しいのかなぁ。
大きな塊のお肉を一口大に切って塩胡椒を少し振りかける。あとは4種類くらいの野菜を一口大に切ってある程度炒める。水を入れて煮込む。小麦粉とか牛乳を入れて味を整えて‥‥。
これはシチューだ!!
「さあ、できたぞ。シーチュだ。簡単だが美味いぞ!」
「わふわ!(美味しそう!)」
ショッキングピンクの野菜が入っているので僕の知ってるシチューとはちょっと違うけど似たようなものだと思う。名前も若干違うしね。
「熱々だからよく冷まして食えよ。火傷しないように。」
「わふっわふわ!(いっただきまーす!)」
シーチュにフランスパンみたいなのをちぎって入れてくれたので食べやすい。
んまぁ!美味しい!!なにこれ!
ガツガツと食べ進める。
「お前って本当に美味しそうに食うよなぁ。一心不乱に食べてるし。」
ブライトがなんか言ってるけど聞こえない。今は食べることに夢中なんだ。
あむあむ‥‥はむはむ‥‥むぐむぐ‥‥もぐもぐ
「わふわふ!(ご馳走様!)」
「わふ!わふわふ!わふん!わっふわふ!(すっごい美味しかったよ!あのショッキングピンクの野菜食べるの勇気必要だったけど本当に美味しいの!びっくりしちゃった!)」
「わかったわかった。美味しかったんだな?ありがとな!」
口周りをブライトに拭いてもらったら毛繕い。この綺麗な毛並みを保つのには努力が必要なんだよ!
「おい、風呂入るかぁ?」
「わふ?わふわふ!(風呂?入る!)」
やったぁ!久しぶりの風呂だ!最近暖かくなってきたから川で水浴びくらいはしてたけどやっぱり風呂に入りたかったんだよねぇ~。
「ふんふふっふ~」
「そんなに風呂が好きなのか?やっぱり誰かに飼われてたことがあるのか‥‥?まあ、いいや。おいで。」
体を綺麗に泡で洗ってもらっていざお風呂へ!
「ふわぁ~~~」
だらしなく頬を緩めて全身お湯に浸かる。
気もちぃぃ~~
もう一生こうしていたい。お風呂ってやっぱ最高!もう森での生活に戻れなぃぃ~!!
「おいおい、溺れるぞ。ーーそろそろ出るぞ。そんな顔してもダメだ。のぼせるぞ。」
お風呂から強制的に出された。あぁ~お風呂ぉ。
ブルブルブルッ
体を思いっきり振るわせると水分を飛ばせる。これって便利。
あは、ごめんね。ブライトに思いっきり水がかかっちゃった。
「ったく、まだ濡れてるからちょっとそこで待ってろ。」
『熱』
わぁ!すごい!魔法だ魔法!
暖かい風が手のひらから流れてきてあっという間に乾いちゃった!
んふふっ!今の僕ふっかふかでもっふもふだよ?すっごく気持ちよくて綺麗な毛並みでしょ?
舐めたり水浴びして綺麗に保ってたけどやっぱりお風呂でちゃんと洗ったほうが綺麗になる。純白の毛並みは輝いていてふわっふわだ。
「わふ!(じゃあね!)」
ぽすん
ぎゅむっぽんっ
「わふ?」
穴に入って自分の巣に帰ろうとしたらブライトにお尻を掴まれて引き戻された。
「おい、自分の家?に帰るのか?しばらく俺の家で暮らさないか?」
「わふわふ?わふん?(ブライトのお家?いいの?)」
「ああ、そうだ。俺の家だ。そんなに広くはないがな。」
「わっふ!(ありがと!)」
楽しみだ。この世界のお家はどんな感じなんだろう?ブライトについていくと街の中心からは離れたところに木造のこじんまりとしたお家に着いた。
「わふわふわ?(ここ?ここなの?)」
「ここが俺の家だ。そうこそ、我が家へ。」
お世辞にも綺麗とは言えない室内だが男の一人暮らしなんてこんなものだろう。生活できないほど散らかってるわけでもないしな。
くんくん
すごい、たくさんブライトの匂いがする。ここはブライトの縄張りだね。
家の隅から隅まで走り回って確かめる。
「ハハっ、あまり興奮してると夜寝られなくなるぞ。」
「くぅ~ん」
お腹がなっちゃった。
「腹減ったか?そうだよな。もう夕飯の時間か。簡単なものだがすぐ作るから待ってろ。」
そう言ってキッチンへ行く。その後ろをそろそろと着いていく。
「んあ?どうた?気になるのか?見ててもいいが火も使うから危ないぞ。大人しくしててくれよ。」
「わふ!(了解!)」
見たこともない色や形をした野菜がたくさんある。これはなんだろう?ショッキングピンクの野菜?‥‥美味しいのかなぁ。
大きな塊のお肉を一口大に切って塩胡椒を少し振りかける。あとは4種類くらいの野菜を一口大に切ってある程度炒める。水を入れて煮込む。小麦粉とか牛乳を入れて味を整えて‥‥。
これはシチューだ!!
「さあ、できたぞ。シーチュだ。簡単だが美味いぞ!」
「わふわ!(美味しそう!)」
ショッキングピンクの野菜が入っているので僕の知ってるシチューとはちょっと違うけど似たようなものだと思う。名前も若干違うしね。
「熱々だからよく冷まして食えよ。火傷しないように。」
「わふっわふわ!(いっただきまーす!)」
シーチュにフランスパンみたいなのをちぎって入れてくれたので食べやすい。
んまぁ!美味しい!!なにこれ!
ガツガツと食べ進める。
「お前って本当に美味しそうに食うよなぁ。一心不乱に食べてるし。」
ブライトがなんか言ってるけど聞こえない。今は食べることに夢中なんだ。
あむあむ‥‥はむはむ‥‥むぐむぐ‥‥もぐもぐ
「わふわふ!(ご馳走様!)」
「わふ!わふわふ!わふん!わっふわふ!(すっごい美味しかったよ!あのショッキングピンクの野菜食べるの勇気必要だったけど本当に美味しいの!びっくりしちゃった!)」
「わかったわかった。美味しかったんだな?ありがとな!」
口周りをブライトに拭いてもらったら毛繕い。この綺麗な毛並みを保つのには努力が必要なんだよ!
「おい、風呂入るかぁ?」
「わふ?わふわふ!(風呂?入る!)」
やったぁ!久しぶりの風呂だ!最近暖かくなってきたから川で水浴びくらいはしてたけどやっぱり風呂に入りたかったんだよねぇ~。
「ふんふふっふ~」
「そんなに風呂が好きなのか?やっぱり誰かに飼われてたことがあるのか‥‥?まあ、いいや。おいで。」
体を綺麗に泡で洗ってもらっていざお風呂へ!
「ふわぁ~~~」
だらしなく頬を緩めて全身お湯に浸かる。
気もちぃぃ~~
もう一生こうしていたい。お風呂ってやっぱ最高!もう森での生活に戻れなぃぃ~!!
「おいおい、溺れるぞ。ーーそろそろ出るぞ。そんな顔してもダメだ。のぼせるぞ。」
お風呂から強制的に出された。あぁ~お風呂ぉ。
ブルブルブルッ
体を思いっきり振るわせると水分を飛ばせる。これって便利。
あは、ごめんね。ブライトに思いっきり水がかかっちゃった。
「ったく、まだ濡れてるからちょっとそこで待ってろ。」
『熱』
わぁ!すごい!魔法だ魔法!
暖かい風が手のひらから流れてきてあっという間に乾いちゃった!
んふふっ!今の僕ふっかふかでもっふもふだよ?すっごく気持ちよくて綺麗な毛並みでしょ?
舐めたり水浴びして綺麗に保ってたけどやっぱりお風呂でちゃんと洗ったほうが綺麗になる。純白の毛並みは輝いていてふわっふわだ。
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