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聞いてないわ。 聞いてないぞ。
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「お父様に~ 言いつけるぞ~ お父様は~ 皇帝ナンだぞ~ 恐いんだぞ~ 」
「そうですわ、シャンパーニュさま~ 戦争になりますわよ~ 」
「放れろ女、殺すぞ。」
無駄よ、無駄。
シャンパーニュにはお色気なんか効かないのよ。数十年越しの、前世越しの愛しのクリスタル嬢を手に入れた変態息子なのだから、ふふふっ。
何、戦争だと?
おのれ帝国、戦争を仕掛けるとシャンパーニュを脅してきたのか。すまぬシャンパーニュ、儂が不甲斐ないばかりに苦労をかける。
「そうだ~ 戦争だぞ。帝国は、強いんだぞ~ 」
くっ、
国力はつけたがまだ連携が取れん。今なら、かなりの犠牲を出すかもしれん。
戦争ですって!?
なんてこと、そんな話になっていたなんて。
ごめんなさいシャンパーニュ、ロゼッタ達のことは苦肉の策だったのね。冷血漢の変態の馬鹿息子なんて思ってごめんなさい。
「戦争にはなりません。皇帝とは話が出来てます。」
「お父様が、私達を侮辱したこの国を許すはずはありませんわ。」
「そうだ~ そうだ~ お父様は僕たちを~ とってもかわいがってくれてるんだぞ~ 」
「シャンパーニュさま~ あなたが私と結婚してくれたら、許してあげるわ。」
「黙れ女、殺すぞ。」
この娼皇女、言うにことかいてシャンパーニュに婚姻と脅してくるなんて。言葉通り殺されるわよ。
目が殺人鬼の目になってるわ。
クリスタル嬢(安定剤)クリスタル嬢(安定剤)を呼ばなくては。
小娘、シャンパーニュを切れさせるな。そやつは切れると王妃より恐いのだぞ。
前世でも…… そやつを止めるのにどれほど苦労をしたことか。
家族揃って、クリスタル嬢の人形やポスターを盾にして説得したのだぞ。
「現皇帝と話が出来てると聞こえなかったか。」
「だから、お父様は。」
「黙れ女、話を聞け。」
黙って話を聞きなさい、娼皇女。
黙って話を聞くのだ、小娘。
「スピニッチ皇帝だ。」
「スピニッチは皇太子よ。」
「そうだよ~ 皇帝はお父様だよ~ 」
そうだ、現皇帝はキューカンバーではなかったか?
そうですわ、スピニッチ殿は皇太子でしたわ。
「スピニッチ殿は戴冠式を行い、既に皇帝に即位されている。」
「お父様に何かあったと言うの? 出てくる時は元気でしたわ。」
「次の皇帝には~ 僕が~ なるんだよ~ 」
「前皇帝キューカンバーはスピニッチ皇帝により、蟄居を命じられた。前皇帝に属する貴族は閉門を仰せつかっているはずだ。」
「そんなウソよ!! お父様が、そんな!! 」
「なに? なに、どういうこと~お姉さま~ 」
なんと言うことだ、皇位をスピニッチ皇太子が簒奪したと言うのか?
シャンパーニュ、お前はそれを知っていたのか?
「帝国側からお迎えが来るまで、お前たち共々連れきた貴族達は牢に留め置いてよいと話はついている。」
そんな話、わたくし聞いてませんわ。婚姻の話ではなかったの? いつの間に、皇位継続の話になっていたの?
「既にお前たちが連れきた者たちは牢で待っている。」
いつの間にそんな事をしていたのだシャンパーニュ!?
聞いてないぞ!!
「連れて行け。」
「はっ。」
メルシャン、そちは知っておったのか?
婚姻相手が決まっていた者たちは知っていたようですわね。
「ま、待って、私は皇女なのよ。スピニッチお兄様が、私を牢に入れろと言うはずはないわ。」
「都合の良いときだけ、兄と呼ぶようだな。」
「スピニッチお兄様とは血の繋がった兄妹よ!! 」
「スピニッチ殿は、国を傾けるような傍若無人の浪費家はいらぬと言っていたぞ。」
「ウソよ!! あのスピニッチがそんなことを言うはずはないわ。」
「戻って本人に聴くがいい。連れて行け。」
「はっ。」
「嫌よ!! 離して、私は皇女よ!! 」
「お姉さま~ どういうこと~? 」
娼皇女を連れて行ったらチャラ皇子はついて行ったわ。
嵐が去ったあとみたいに静かになってしまったわ。
シャンパーニュ、お前と言うやつは何処まで帝国の皇太子とことを企てていたのだ。
婚姻と称して、前皇帝派の兵力を分断させたのだな。
「シャンパーニュ、お前は帝国を欲していたのでは無かったのか? 」
「何故です? 帝国など手に入れれば、クリスタルとの時間が取られてしまいます。」
うむ、そうだな。
お前の頭の中はクリスタル嬢のことしかなかったな。
少しは見直したのに、やっぱり変態息子ですわ。
「そうですわ、シャンパーニュさま~ 戦争になりますわよ~ 」
「放れろ女、殺すぞ。」
無駄よ、無駄。
シャンパーニュにはお色気なんか効かないのよ。数十年越しの、前世越しの愛しのクリスタル嬢を手に入れた変態息子なのだから、ふふふっ。
何、戦争だと?
おのれ帝国、戦争を仕掛けるとシャンパーニュを脅してきたのか。すまぬシャンパーニュ、儂が不甲斐ないばかりに苦労をかける。
「そうだ~ 戦争だぞ。帝国は、強いんだぞ~ 」
くっ、
国力はつけたがまだ連携が取れん。今なら、かなりの犠牲を出すかもしれん。
戦争ですって!?
なんてこと、そんな話になっていたなんて。
ごめんなさいシャンパーニュ、ロゼッタ達のことは苦肉の策だったのね。冷血漢の変態の馬鹿息子なんて思ってごめんなさい。
「戦争にはなりません。皇帝とは話が出来てます。」
「お父様が、私達を侮辱したこの国を許すはずはありませんわ。」
「そうだ~ そうだ~ お父様は僕たちを~ とってもかわいがってくれてるんだぞ~ 」
「シャンパーニュさま~ あなたが私と結婚してくれたら、許してあげるわ。」
「黙れ女、殺すぞ。」
この娼皇女、言うにことかいてシャンパーニュに婚姻と脅してくるなんて。言葉通り殺されるわよ。
目が殺人鬼の目になってるわ。
クリスタル嬢(安定剤)クリスタル嬢(安定剤)を呼ばなくては。
小娘、シャンパーニュを切れさせるな。そやつは切れると王妃より恐いのだぞ。
前世でも…… そやつを止めるのにどれほど苦労をしたことか。
家族揃って、クリスタル嬢の人形やポスターを盾にして説得したのだぞ。
「現皇帝と話が出来てると聞こえなかったか。」
「だから、お父様は。」
「黙れ女、話を聞け。」
黙って話を聞きなさい、娼皇女。
黙って話を聞くのだ、小娘。
「スピニッチ皇帝だ。」
「スピニッチは皇太子よ。」
「そうだよ~ 皇帝はお父様だよ~ 」
そうだ、現皇帝はキューカンバーではなかったか?
そうですわ、スピニッチ殿は皇太子でしたわ。
「スピニッチ殿は戴冠式を行い、既に皇帝に即位されている。」
「お父様に何かあったと言うの? 出てくる時は元気でしたわ。」
「次の皇帝には~ 僕が~ なるんだよ~ 」
「前皇帝キューカンバーはスピニッチ皇帝により、蟄居を命じられた。前皇帝に属する貴族は閉門を仰せつかっているはずだ。」
「そんなウソよ!! お父様が、そんな!! 」
「なに? なに、どういうこと~お姉さま~ 」
なんと言うことだ、皇位をスピニッチ皇太子が簒奪したと言うのか?
シャンパーニュ、お前はそれを知っていたのか?
「帝国側からお迎えが来るまで、お前たち共々連れきた貴族達は牢に留め置いてよいと話はついている。」
そんな話、わたくし聞いてませんわ。婚姻の話ではなかったの? いつの間に、皇位継続の話になっていたの?
「既にお前たちが連れきた者たちは牢で待っている。」
いつの間にそんな事をしていたのだシャンパーニュ!?
聞いてないぞ!!
「連れて行け。」
「はっ。」
メルシャン、そちは知っておったのか?
婚姻相手が決まっていた者たちは知っていたようですわね。
「ま、待って、私は皇女なのよ。スピニッチお兄様が、私を牢に入れろと言うはずはないわ。」
「都合の良いときだけ、兄と呼ぶようだな。」
「スピニッチお兄様とは血の繋がった兄妹よ!! 」
「スピニッチ殿は、国を傾けるような傍若無人の浪費家はいらぬと言っていたぞ。」
「ウソよ!! あのスピニッチがそんなことを言うはずはないわ。」
「戻って本人に聴くがいい。連れて行け。」
「はっ。」
「嫌よ!! 離して、私は皇女よ!! 」
「お姉さま~ どういうこと~? 」
娼皇女を連れて行ったらチャラ皇子はついて行ったわ。
嵐が去ったあとみたいに静かになってしまったわ。
シャンパーニュ、お前と言うやつは何処まで帝国の皇太子とことを企てていたのだ。
婚姻と称して、前皇帝派の兵力を分断させたのだな。
「シャンパーニュ、お前は帝国を欲していたのでは無かったのか? 」
「何故です? 帝国など手に入れれば、クリスタルとの時間が取られてしまいます。」
うむ、そうだな。
お前の頭の中はクリスタル嬢のことしかなかったな。
少しは見直したのに、やっぱり変態息子ですわ。
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