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何と言う盲点!! 灯台下暗しですわ!!
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「それで、父上。ロゼッタの婚姻の何が不服ですか? 」
そうであった、ロゼッタはあの道化との婚姻では無かったのか。なんだシャンパーニュ、そのドヤ顔は?
そうですわ、いったいロゼッタを誰と婚約させるつもりでしたの? あら、ロゼッタ。顔を紅くして、落ち着きがないわ。
「メルロー殿の何が不服ですか? 」
何!? メルローだと!! 何という盲点!!
なんですって、カベルネ殿ですって!! 灯台下暗しですわ。
「外交は強固になり、ロゼッタとメルロー殿の婚姻で内政も強固となるでしょう。」
「シャンパーニュ、ならば何故帝国の道化達と婚姻を勧めたのだ? 」
「……? 」
何を首を捻ってますの? 最初から話してくれれば、心乱されることもなかったのに。
「勧めた覚えは、ありませんが。」
「何を言っておる、帝国から婚姻があると言っておったではないか。」
「婚姻の打診があるとは言いましたが、婚姻を勧めるとは一言も言っていませんが。」
な、なんなのこの変態息子。わたくしたちをからかって遊んでたの? なにそのしてやったりの顔は!!
シャンパーニュ、お前儂等をからかって喜んでいたのか? そんなことをして、何が楽しいのだ?
しかしだ、メルロー公爵家ならなんの申し分ない。カベルネほど良い男はおらん。だが、ロゼッタの気持ちはどうなのだ? 兄のように思っていたはずだ。
「お父様、お母様。このロゼッタ、お国の為に喜んで嫁ぎますわ。」
うむ、嬉しそうだな。ロゼッタ、そこは謹んでだろう。
まあロゼッタ、体中から喜びがほとばしってますわ。そうでしたのロゼッタ、あなたカベルネ殿を好いていたのね。気づかなくってごめんなさい。なんですか、シャンパーニュそのドヤ顔は。
シャンパーニュお前、ロゼッタがカベルネを好きだったのを知っていたのか?
「不束者ですが宜しくお願いしますわ、カベルネ様。」
「うむ、宜しく頼むぞカベルネ。」
「幸せにしてやって下さいませカベルネ殿。」
「カベルネ殿の国の為に妹と婚姻を。」
「「カベルネ団長、おめでとうございます!! 」」
「「宜しゅうございましたわ、ロゼッタ様。」」
まあ、みんなも祝福して下さって嬉しいですわ。良かったわね、ロゼッタ。
うむ、父親としては寂しいがカベルネなら反対はできん。ロゼッタも好いているようだしな。そして皆も、祝福してくれてるようだ。
「お、お待ち下さい!! 」
ん、誰だ? この良縁に水を差すのは?
誰ですの? ロゼッタの幸せを壊すつもりですの?
「シャンパーニュ王太子殿下、この婚姻考え直して下さい。」
「カ、カベルネ様……。」
カベルネ殿、どうしてですのロゼッタになんの不服が?
何故だカベルネ、色気か? 色気が足りないのか? ロゼッタはまだ十六、色気はこれから出てくるはずだ。なんせ、王妃にそっくりなのだからな。
「カベルネ殿、ロゼッタに何の不服が? 」
よく聞いたわ、シャンパーニュ。いったい、ロゼッタになんの不服があるというの?
よくぞ聞いた、シャンパーニュ。儂の可愛い娘に何の不服が? やはり色気か?
「私とロゼッタ王女は一回りも年齢が違うのです。それは王女に対して余りにも酷ではありませんか? 」
やはり、色気か!! ロゼッタが子供過ぎて、その気になれぬと?
まあ、年齢なんて後十年もすれば気にならなくなりますわよカベルネ殿。それに女性は直ぐに大人になりますのよ。
「要は、子供過ぎて気に入らないと言う事だな。」
「カベルネ様……。」
「いえ、王太子そういう訳では……。」
なにズバリ言っておるシャンパーニュ、ロゼッタに色気が足りぬと!! ロゼッタが可哀想ではないか!!
「仕方ない、この婚姻は無かったことにする。」
「お兄様!! 」
なんてこと言うの、シャンパーニュ。こんな良縁他にないのよ。
「カベルネ殿が無理だと言うなら、無理強いは出来まい。」
「……はい、お兄様……。」
許しませんよ、シャンパーニュ。そこは圧力をかけても推し勧めなさい。
やっぱり色気か? 色気が足りぬのかカベルネ!?
そうであった、ロゼッタはあの道化との婚姻では無かったのか。なんだシャンパーニュ、そのドヤ顔は?
そうですわ、いったいロゼッタを誰と婚約させるつもりでしたの? あら、ロゼッタ。顔を紅くして、落ち着きがないわ。
「メルロー殿の何が不服ですか? 」
何!? メルローだと!! 何という盲点!!
なんですって、カベルネ殿ですって!! 灯台下暗しですわ。
「外交は強固になり、ロゼッタとメルロー殿の婚姻で内政も強固となるでしょう。」
「シャンパーニュ、ならば何故帝国の道化達と婚姻を勧めたのだ? 」
「……? 」
何を首を捻ってますの? 最初から話してくれれば、心乱されることもなかったのに。
「勧めた覚えは、ありませんが。」
「何を言っておる、帝国から婚姻があると言っておったではないか。」
「婚姻の打診があるとは言いましたが、婚姻を勧めるとは一言も言っていませんが。」
な、なんなのこの変態息子。わたくしたちをからかって遊んでたの? なにそのしてやったりの顔は!!
シャンパーニュ、お前儂等をからかって喜んでいたのか? そんなことをして、何が楽しいのだ?
しかしだ、メルロー公爵家ならなんの申し分ない。カベルネほど良い男はおらん。だが、ロゼッタの気持ちはどうなのだ? 兄のように思っていたはずだ。
「お父様、お母様。このロゼッタ、お国の為に喜んで嫁ぎますわ。」
うむ、嬉しそうだな。ロゼッタ、そこは謹んでだろう。
まあロゼッタ、体中から喜びがほとばしってますわ。そうでしたのロゼッタ、あなたカベルネ殿を好いていたのね。気づかなくってごめんなさい。なんですか、シャンパーニュそのドヤ顔は。
シャンパーニュお前、ロゼッタがカベルネを好きだったのを知っていたのか?
「不束者ですが宜しくお願いしますわ、カベルネ様。」
「うむ、宜しく頼むぞカベルネ。」
「幸せにしてやって下さいませカベルネ殿。」
「カベルネ殿の国の為に妹と婚姻を。」
「「カベルネ団長、おめでとうございます!! 」」
「「宜しゅうございましたわ、ロゼッタ様。」」
まあ、みんなも祝福して下さって嬉しいですわ。良かったわね、ロゼッタ。
うむ、父親としては寂しいがカベルネなら反対はできん。ロゼッタも好いているようだしな。そして皆も、祝福してくれてるようだ。
「お、お待ち下さい!! 」
ん、誰だ? この良縁に水を差すのは?
誰ですの? ロゼッタの幸せを壊すつもりですの?
「シャンパーニュ王太子殿下、この婚姻考え直して下さい。」
「カ、カベルネ様……。」
カベルネ殿、どうしてですのロゼッタになんの不服が?
何故だカベルネ、色気か? 色気が足りないのか? ロゼッタはまだ十六、色気はこれから出てくるはずだ。なんせ、王妃にそっくりなのだからな。
「カベルネ殿、ロゼッタに何の不服が? 」
よく聞いたわ、シャンパーニュ。いったい、ロゼッタになんの不服があるというの?
よくぞ聞いた、シャンパーニュ。儂の可愛い娘に何の不服が? やはり色気か?
「私とロゼッタ王女は一回りも年齢が違うのです。それは王女に対して余りにも酷ではありませんか? 」
やはり、色気か!! ロゼッタが子供過ぎて、その気になれぬと?
まあ、年齢なんて後十年もすれば気にならなくなりますわよカベルネ殿。それに女性は直ぐに大人になりますのよ。
「要は、子供過ぎて気に入らないと言う事だな。」
「カベルネ様……。」
「いえ、王太子そういう訳では……。」
なにズバリ言っておるシャンパーニュ、ロゼッタに色気が足りぬと!! ロゼッタが可哀想ではないか!!
「仕方ない、この婚姻は無かったことにする。」
「お兄様!! 」
なんてこと言うの、シャンパーニュ。こんな良縁他にないのよ。
「カベルネ殿が無理だと言うなら、無理強いは出来まい。」
「……はい、お兄様……。」
許しませんよ、シャンパーニュ。そこは圧力をかけても推し勧めなさい。
やっぱり色気か? 色気が足りぬのかカベルネ!?
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