【完結】どうやらこの世界は乙女ゲームのようですね。ああ、そうだな。

❄️冬は つとめて

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何と言う盲点!! 灯台下暗しですわ!!

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「それで、父上。ロゼッタの婚姻の何が不服ですか? 」

そうであった、ロゼッタはあの道化との婚姻では無かったのか。
なんだシャンパーニュ、そのドヤ顔は?

そうですわ、いったいロゼッタを誰と婚約させるつもりでしたの? あら、ロゼッタ。顔を紅くして、落ち着きがないわ。

「メルロー殿の何が不服ですか? 」

何!? メルローだと!! 
何という盲点!!

なんですって、カベルネ殿ですって!! 灯台下暗しですわ。

「外交は強固になり、ロゼッタとメルロー殿の婚姻で内政も強固となるでしょう。」

「シャンパーニュ、ならば何故帝国の道化達と婚姻を勧めたのだ? 」 
「 ? 」

何を首を捻ってますの? 
最初から話してくれれば、心乱されることもなかったのに。

「勧めた覚えは、ありませんが。」 
「何を言っておる、帝国から婚姻があると言っておったではないか。」

「婚姻の打診があるとは言いましたが、婚姻を勧めるとは一言も言っていませんが。」

な、なんなのこの変態息子。
わたくしたちをからかって遊んでたの? 
なにそのしてやったりの顔は!!

シャンパーニュ、お前儂等をからかって喜んでいたのか? 
そんなことをして、何が楽しいのだ?

しかしだ、メルロー公爵家ならなんの申し分ない。
カベルネほど良い男はおらん。
だが、ロゼッタの気持ちはどうなのだ? 
兄のように思っていたはずだ。

「お父様、お母様。このロゼッタ、お国の為に喜んで嫁ぎますわ。」

うむ、嬉しそうだな。
ロゼッタ、そこは謹んでだろう。

まあロゼッタ、体中から喜びがほとばしってますわ。
そうでしたのロゼッタ、あなたカベルネ殿を好いていたのね。
気づかなくってごめんなさい。

なんですか、シャンパーニュそのドヤ顔は。
 
シャンパーニュお前、ロゼッタがカベルネを好きだったのを知っていたのか?

「不束者ですが宜しくお願いしますわ、カベルネ様。」

「うむ、宜しく頼むぞカベルネ。」
「幸せにしてやって下さいませカベルネ殿。」

「カベルネ殿の国の為に妹と婚姻を。」

「「カベルネ団長、おめでとうございます!! 」」

「「宜しゅうございましたわ、ロゼッタ様。」」

まあ、みんなも祝福して下さって嬉しいですわ。
良かったわね、ロゼッタ。

うむ、父親としては寂しいがカベルネなら反対はできん。
ロゼッタも好いているようだしな。そして皆も、祝福してくれてるようだ。

「お、お待ち下さい!! 」

ん、誰だ? 
この良縁に水を差すのは?

誰ですの? ロゼッタの幸せを壊すつもりですの?

「シャンパーニュ王太子殿下、この婚姻考え直して下さい。」

「カ、カベルネ様…… 」

カベルネ殿、どうしてですのロゼッタになんの不服が?

何故だカベルネ、色気か? 
色気が足りないのか? 
ロゼッタはまだ十六、色気はこれから出てくるはずだ。
なんせ、王妃にそっくりなのだからな。


「カベルネ殿、ロゼッタに何の不服が? 」

よく聞いたわ、シャンパーニュ。いったい、ロゼッタになんの不服があるというの?

よくぞ聞いた、シャンパーニュ。儂の可愛い娘に何の不服が? 
やはり色気か? 

「私とロゼッタ王女は一回りも年齢が違うのです。それは王女に対して余りにも酷ではありませんか? 」

やはり、色気か!! 
ロゼッタが子供過ぎて、その気になれぬと?

まあ、年齢なんて後十年もすれば気にならなくなりますわよカベルネ殿。
それに女性は直ぐに大人になりますのよ。

「要は、子供過ぎて気に入らないと言う事だな。」
「カベルネ様…… 」

「いえ、王太子そういう訳では…… 」

なにズバリ言っておるシャンパーニュ、ロゼッタに色気が足りぬと!! 
ロゼッタが可哀想ではないか!! 

「仕方ない、この婚姻は無かったことにする。」

「お兄様!! 」

なんてこと言うの、シャンパーニュ。こんな良縁他にないのよ。

「カベルネ殿が無理だと言うなら、無理強いは出来まい。」

「……はい、お兄様。」

許しませんよ、シャンパーニュ。そこは圧力をかけても推し勧めなさい。

やっぱり色気か? 
色気が足りぬのかカベルネ!?

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