のような

汐夜

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第9話 ヘクター・クロフォード

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 俺達は他愛のない話をしながら食堂へと向かった。


 「….何の….ご飯か….楽しみ….ですね」

 「そうですね。この匂いは肉ですね」


 食堂が近づくにつれて肉の焼けた匂いも強くなる。それにつられ、お腹も音をたてる。

 食堂は長い机に椅子が並べられ、大人数でも座れるようになっている。席に決まりはない。隊食べたり、友人となど人によって様々だ。そしてご飯がとてもおいしい。選べるような種類はないが、料理人のおばちゃんの作る物は全て絶品だ。
 ただ、何だか今日の食堂は居心地が悪い。皆、俺達を見て何やら話をしている。


 「….ミカエルさんは….ご飯….どのくらいに….しますか?」


 既に俺の分の食事を頼んでいるシャノンさんに量を聞かれる。彼の皿には山盛りの肉と大量のパンが乗っていた。

 食いしん坊なんだなあ。


 「俺は普通くらいにします」


 お礼を言って自分のを受け取る。席を探そうと振り返った時だった。


 「あ….」


 誰かにぶつかる。その反動で持っていた食事を落としてしまう。皿の割れる音が食堂内に響く。


 「あ、すいません」


 誰にぶつかったかはわからないが、落とした皿を拾う。


 「おい。誰にぶつかったかわかってんのか? あ”あ?」

 「いっ」


 皿を拾う手を踏まれる。その強さに思わず声が出る。声の主は顔を見なくてもわかる。団長の息子、ヘクター・クロフォードだ。

 彼は同期の中でもずば抜けて剣の才能に長けている。討伐隊で最も危険で優れた隊員しか入れないと言われるバーナード隊に属している。ただ、問題なのはその性格だ。プライドが高く、傲慢。態度を注意する人もいるが、「親じに言えばてめえなんていつで退団させられるんだぞ」と脅す始末。おまけに弱者….ギフトの持たない色なしや自身よりも実力のない者を何より嫌っている。つまり、彼にとって俺は嫌悪の対象だ。顔を合わせるたびに嫌味を言ってきたり、嫌がらせをしてくる。


 「ちょっと….やめて….ください」


 シャノンさんが俺の手に乗ってる足をどかせる。


 「あ”? 何しやがる。てめえ俺が誰かわかってんのか?」

 「わかって..ます。でも….今は….同じ….隊員….です」


 ヘクターの顔が怒りで歪んでいく。おい、という掛け声に彼の後ろから取り巻きが姿を現す。取り巻き達がシャノンさんの腕を片方ずつ持ち、立ち上がらせる。


 「シャノンさんを離せ!」


 立ち上がるよりも先に髪を掴まれる。立つことが出来ないほど強い力で押される。


 「聞いたぜ。てめえお荷物隊になったんだってな」


 ヘクターが笑うと取り巻き達も笑いだす。


 「てめえらみてぇなお荷物が俺達と同じ場所で同じ飯食ってんじゃねえよ。てめえは散らばった飯でも食っとけ!」


 そう言うと、頭を更に強い力で押してくる。俺は両手をついて抵抗する。

 なんて力だ。

 必死に抵抗しても少しずつ床が近づいてくる。


 「おい….止めた方がいいんじゃないか?」

 「でも相手は団長の息子だろ? 関わらない方がいいって」

 「可哀想だけど何もしてあげられないわ」


 周りは助けようともしない。これが民を守る騎士の姿なのか。ヘクターの嫌がらせは彼が満足すれば終わる。あと少し我慢すればいい。


 「おら! 早く食えよ!」


 誰も助けない状況に腕の力が抜けていく。


 
 「ミカエルさん….! 諦めないで….ください….!」

 「ヴァレンタイン家の落ちこぼれは引っ込んどけ!」


 シャノンさんの声で再び腕に力を入れる。


 「撤回….しろ」


 腕に力を込め、少しずつ押し戻す。


 「あ?」

 「シャノンさんは….すごい人だ….。落ちこぼれなんかじゃない。今すぐ撤回しろ!」


 シャノンさんには戦う力じゃなくて、人を助ける力がある。それは戦うよりもすごい事だと思う。だからシャノンさんは落ちこぼれなんかじゃない。


 「俺に意見してんじゃねぇ!!」


 ヘクターは俺の髪を持ち上げ、顔を上げられる。今までにない程怒っている彼の眉間に皺がよっている。拳を握りしめ、殴ろうとしてくる。

 間違ったことは言ってない。

 俺が腹を括った時、「よっ」という掛け声とほぼ同時にヘクターが勢いよく床に倒れた。倒れる際、ヘクターが手を離したおかけで俺は倒れずにすむ。


 「誰だ!? 何しやがる!?」


 俺の落としたスープを顔面にべったりとつけたヘクターが起きあがろうと手をつく。起き上がろうとする彼の背中に座り、首に短剣をあてているのはエレナ隊長だった。


 「動くな。少しでも動いたら首を刺す」


 淡々と告げる彼女。脅しのつもりなのだろうが、慣れたように剣を首にあてた彼女からは本当に刺してしまいそうな雰囲気を感じる。


 「シャノンを離して。離したらそこから動くな」


 取り巻き達も人質をとられ、渋々命令に従う。解放されたシャノンさんが近くに来て、俺の手を治療してくれる。


 「おい! 女! てめえ誰に喧嘩売ってんのか分かってんのか!?」


 ヘクターが顔を上げようとした。それをエレナ隊長が足で踏みつけスープの広がる床へ叩きつける。

 容赦がない….。


 「説明して。私の隊員がお前に何かした? 何でミカエルとシャノンは傷ついてる?」

 「….僕….エレナが..怒ってるの….初めて….見ました」


 シャノンさんが呟く。いつもの無表情だから気づかなかった。


 「お前、色なしか! 何したって、そりゃお荷物隊が俺らと同じ場所で、同じ飯食う資格ないって教えてやったんだろうが!」


 脅しだとわかっているからだろう。ヘクターは挑発的に話す。


 「そうか。わかった」


 言い分を聞いたエレナ隊長が彼の首にあててる短剣を刺そうとする。ただの脅しじゃないように感じ、慌てて彼女の手首を掴む。短剣はわずかにヘクターの首に刺さっていた。少量の血が出ている。


 「….ただの脅しだよ」


 腕の力を緩める彼女。俺も手を離す。

 ただの脅しにしては物凄い殺気を感じたような。


 「いってぇな! てめえ! 俺はアベラルド・フィンチの息子だぞ! 親じに言えばてめえなんて退団にさせられんだぞ! わかったら俺の上からどけろ! 謝れ!!」


 アベラルド・フィンチとは団長の事だ。姓が違うのは団長が離縁していてヘクターが母方に引き取られたからだとエドが言っていた。

 いつもこう言って脅してるんだろうな….。団長の仲の良い彼女にそれは通用しない気がするが。


 「親の立場や功績は親自身のもの。何も持たない子供が親の立場を使って他を脅すのはどうかと思う」


 ど正論。


 「でも、親出すならこっちも出す」


 エレナ隊長の家族の話は聞いた事がない。誰なんだろう。


 「色なしの親なんてろくでもねぇだろ!」

 「私の保護者、グレン・ナディエージダだけど」

 「……は?」


 ヘクターと声が重なった。グレン・ナディエージダはこの国の王子であり、騎士団を統括している人だ。隣にいるシャノンさんはうんうんと頷いている。


 「嘘つくんじゃねぇ! てめえみてぇな色なしの親が王子なわけねぇだろ! それに王子はまだ独り身だ! つくならもっとマシな事言えっての!」


 ヘクターが鼻で笑うと大人しくしていた取り巻き達も笑う。が、その笑いはすぐに消え去る。その理由はすぐにわかった。食堂の入り口からこちらに向かってグレン王子と団長、副団長が歩いて来ているからだ。俺はすぐに片膝をつき、頭を下げる。


 「おい! てめえら笑えよ! この色なし大嘘ついたんだぞ!」


 顔の可動域を制御されているヘクターは近づいてくる彼等に気付く事なく暴言を吐き続ける。


 「嘘なんかじゃないぞ」


 凛とした声が耳に入る。声だけでグレン王子だとわかる。入団式の時にも聞いた声だ。大きな声で話しているわけでもない。それでもよく通る。


 「エレナ」


 エレナ隊長にかけられる声は同じものとは思えない程優しい。


 「グレン」

 「大丈夫。もう大丈夫だから」


 子供でも落ち着かせるようだ。


 「全員、面を上げよ」


 顔を上げて、まず見たのはヘクターの背中。エレナ隊長が降りてから体勢をとったのだろう。さすがにそこは常識があったらしい。次に見たのはグレン王子に抱きかかえられるエレナ隊長の姿だった。


 「知らない人もいるだろうから言っておこう。エレナは俺の庇護下にある。彼女を侮辱する事は俺を侮辱する事と同義とする。それを心しておくように」


 その場にいた全員が揃って返事をする。


 「時間をとって悪かったな。皆、食事の続きをしてくれ」


 その言葉で、席に座り食事を始める。一方、俺達は未だ動けない。


 「さて、話は団長室で聞くとしよう。それでいいか、アベラルド」

 「はい。では、皆ついてくるように」


 グレン王子を先頭に歩き出すので、シャノンさんと共についていく。ヘクターと取り巻き達もおとなしくついてきている。ヘクターでも団長の命令では逆らえないようだ。

 団長室に着くと、俺達は横に並ばされる。隣にいるヘクターが小刻みに震えている気がする。


 「何があったかは大体聞いている。ヘクター、何か言っておきたい事はあるか?」

 「お、親父! 俺は….」

 「今、親子として話をしているのではない。団長と隊員として話をしている。立場を弁えろ」


 いつでも笑顔でおおらかな団長が珍しく怒っている。なんだかヘクターは子犬のように見えてきた。


 「団長、俺達はぶつかってきたミカエルに注意をしただけで」


 注意….ねぇ。


 「ヘクター・クロフォード。私達は食堂にいた隊員が知らせてくれてそちらに向かったのです。そんな嘘が通用すると思いますか?」


 眼鏡を上げながら話す副団長。どうやらヘクターの嘘もお見通しらしい。


 「他に弁明はありますか?」


 さすがのヘクターも言葉に詰まる。


 「貴方方は今回の件以外にも色々と報告があがっています」

 「….え?」


 他にも色々とやってるのか。

 副団長が手元の紙を見る。


 「貴方方は先日の任務で色なしの少女だけを意図的に助けなかったようですね。そのせいで少女は魔獣に襲われ、右腕を欠損しました。また、別日には王都にて子犬や子猫を蹴る、踏むといった暴行行為。更には態度等を注意した隊員に対し団長の息子という立場を利用しての脅し、嫌がらせ等相次いで報告されています。これらに対して言いたい事はありますか?」


 本当に色々とやってる….。というか、やってる事が最早騎士ではない。


 「俺には色なしを助ける理由がわかりません」


 開き直った。

 ヘクターの放った言葉に副団長はため息とつき、グレン王子は顔を曇らせながら、エレナ隊長の耳を塞ぐ。団長に至ってはうなだれている。その様子を気にもとめる事なく続ける。


 「色なしには何の力もなく、役立たずです。そんな人間は生きている価値もない。魔獣の囮にすればいい。そう教えられました」


 偏った考えだ。でも今の色なしに対する現状でもある。

 地方の村ですら色なしを受け入れる所とそうではない所がある。人が多く、交流の多い街など発展している場所では色なしの居場所はない。ここ王都でもそれは同じだ。だから任務へ行く際、エレナ隊長が街を通ると物が投げられたり、人が避けていったりする。

 ため息をつきながら団長は頭を抱える。


 「アベラルド、そういえばお前の奥方は差別的思考も持ち主だったな」


 静観していたグレン王子が口を開く。


 「元….です。まさか、ここまでとは….」


 動揺を隠せない様子の団長。深呼吸をして自身を落ち着かせる。


 「ヘクター・クロフォード。騎士団に入ったからにはその色なしに対する偏見を改め、他隊員への態度を改善しなければ退団させ、実家へと帰らせる。他も同様にだ」

 「そ、それだけは….家には….」


 ここにきてヘクターが初めて怯えたような声になる。何か実家に帰りたくない事情があるのだろう。その事情のせいでこんな性格になってしまったのだろうか。

 それでも到底許されるものではないが。


 「嫌なら改めるように。あと、ミカエルとシャノンにも謝れ。特にミカエルには怪我を負わせているのだから」


 促され、ヘクターと取り巻き達は俺とシャノンさんに頭を下げ、謝る。

 エレナ隊長にやられたヘクターの方がどう見ても重症だけど。首から血出てるし。


 「少し….いい….ですか?」


 おずおずと話すシャノンさん。団長が許可すると鞄から包帯などを取り出し、ヘクターの首に巻いてあげる。


 「こちらも….エレナが….手荒な事を….してしまい….すいません….でした」


 彼の治療にヘクターは小声でお礼を言った。


 「ヘクター・クロフォードとその他には処罰が決まるまで謹慎をしていただきます。いいですね? 団長」

 「ああ。そうしてくれ」


 団長の元気がなくなっていく。自分の息子が罰せられるんだ。そうなるのも無理はない。


 「では、ヘクター・クロフォード達は下がってくださ」

 「あ、ちょっといい?」


 グレン王子が口を挟む。副団長もはいと返事をする。王子は手を叩くと扉が開いた。


 「失礼致します」


 入ってきたのは王子の近衛兵だった。


 「あれを」


 それを合図に近衛兵達が押し寄せ、ヘクター達の両手首に金具の腕輪をはめる。


 「それはギフトを無効化させる代物で試作品だ。自力では外れないようになっている」

 「それはさすがにやりすぎでは….!」


 副団長は慌て出す。

 そういえばグレン王子は自由人すぎて周りを翻弄してるってエドが言ってた。


 「自分達がいつも下に見ている者と同じ立場になることで、その苦しさ、生きづらさを味わうといい。外したければ処罰を全うするか、退団を申し出ろ。それ以外は認めない。アベラルドもいいだろ?」


 有無を言わせない雰囲気に団長は頷くしかなかった。


 「じゃあ、連れていって」


 再度手を叩くと近衛兵はうなだれるヘクター達を連れて出て行った。

 部屋には俺とシャノンさんが残される。


 「ミカエル、シャノン今回は申し訳なかった」


 席を立った団長に謝られる。


 「いや! あの! 俺は全然大丈夫です!」

 「僕も….気にして….ません」

 「そうか….。すまないな」


 申し訳なさそうにする団長になんて声をかけたらいいのかわからない。悩んでいるとお腹の鳴る音が部屋に響く。


 「….すいません」


 夕食をまだ食べれてないシャノンさんのだった。


 「夕飯がまだだったか! 時間をかけてすまなかったな。飯、食べに行っていいぞ」

 「エレナは….どう….しますか?」

 「私はいい」


 俺達は部屋をあとにして食堂へ行く。食堂のおばちゃんは


 「何もできなくてごめんね」


 と謝まられ、お詫びにと夕食を大盛りにしてくれた。シャノンさんは大喜びで食べていた。

 あの細身のどこに入っているのだろう。

 食べ終えるとシャノンさんと別れ、部屋に戻る。部屋にエドの姿はなかった。今日は仕事らしい。俺は寝支度をして眠りについた。


       ◇


 「エレナもあそこまでやる必要はなかったと思います。もう少し深く刺さっていたらヘクター・クロフォードは死んでいました」


 ミカエルとシャノンが出ていった後、ランハートが俺の腕に抱かれている可愛い娘に苦言を呈する。几帳面な彼は副団長として良い仕事をするが、小言がはじまると止まらないのが難点だ。


 「エレナには俺から言っておくから。じゃ、お疲れ」


 俺はエレナを連れ、足早に部屋を出る。いつもなら抱きかかえるのを嫌がる彼女がここまで大人しいのも心配だ。


 「お腹減っただろう? 何か食べに行くか?」


 エレナは首を振る。俺は寮内にある彼女の部屋へ連れて行く。隊長になると相部屋ではなく個人で部屋をもてるようになる。ここはエレナ専用のお城という事だ。エレナを抱えたままベッドに座り、膝の上に乗せる。彼女の腕の中にはテオが入る。


 「エレナ、どうして刺したんだ?」


 理由もなく刺すような子じゃない。


 「わからない」


 帰ってきた言葉は予想外なものだった。彼女を保護してから一緒にいるがこんな返答は初めてだ。


 「わからない? どうして?」

 「あの時、ミカエルとシャノンの姿を見て助けないとって思って。あの男はミカエルを叩こうとしていて、シャノンが泣そうな顔してて。そんな男なら殺してもいいんじゃないかって。ミカエルが止めなかったら私は確実に殺していたと思う。何でそんな考えになったんだろう」


 それは怒りの感情だ。エレナは生きてきた環境が環境だっただけに俺が保護した時には既に感情がなかった。いや、少し違うか。感情がないのではなく、感情を知らないんだ。今まで一緒にいて変化のなかった彼女が感情を出すまでになるなんて。


 「グレン?」


 返答しない俺の服を引くエレナ。可愛くて倒れてしまいそうだ。そういえば最近は抱きしめても抱えても拒絶されなくなった。今まで一緒にいて変化はないと思っていたが、多少は変化しているのかもしれない。


 「エレナが感じたのは、怒るという感情だ」

 「怒る?」

 「そう。エレナは仲間が傷ついて嫌だったんじゃないか?」

 「嫌? よくわからない。でも、なんだかここがざわってした」


 エレナは自分の心臓に手をあてる。


 「ざわってしたからその原因を排除しよいうと思った?」


 静かに頷くエレナ。


 「それはエレナが怒ったって事だ」

 「….これが、怒る?」

 「そうだ。でも、相手を殺そうとしては駄目だよ。それが同じ隊員なら尚更だ。いいね?」

 「わかった」


 すっきりした様子の彼女はテオと一緒に膝から降りてしまう。….もう少し堪能したかった。


 「今日、一緒に寝ない?」


 諦め半分の誘い。いつもは俺の事を気遣ってか城に返されてしまう。


 「うん。狭くてもいいなら」

 「いいの!?」

 「明日、休みだし」


 あまりの嬉しさに抱きつく。テオに足を噛まれているが気にならない。
 寝支度をしてベッドへ行くとエレナは何もかけずに丸くなって寝ていた。空いてる所で横になり、彼女に毛布をかける。普通の父娘は一緒には寝ないだろう。血も繋がっていないなら尚更だ。でも、今日明日殺されるかもしれない環境で幼少期を過ごしてきた彼女をできるだけ甘やかしてあげたい。これから何があろうとも俺は味方だと心で覚えさせておきたいんだ。

 エレナが俺の胸に顔をうずくめる。

 ….可愛い。

 彼女の可愛さを堪能した俺が寝たのは空が少し明るくなってからだった。
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