10 / 58
夕方の学校が危険すぎる件
しおりを挟む
「何ですぐに助けを呼ばねぇんだよ」
「…」
あれから、先生との話を終えて、職員室を後にした直後。
バタン、と扉を閉めるなり、健があたしにそう言った。
その顔は明らかに怒っていて、いつもと変わらない不機嫌な顔。
あたしはそいつから渋々目を逸らすと、顔を少し俯かせながら言った。
「…助けって。周りに誰もいないもん」
「そうじゃなくて。科学準備室っつったらグランドに近ぇじゃん。グランドだったら俺もいただろ」
しかし健がそう言うと、そんなあたし達の会話を側で聞いていた早月くんが言う。
「ちょっと、やめときなよ相沢さん。世奈ちゃんだって傷ついてるんだから」
「いいからお前はっ…」
「それに、僕が早い段階で助けに行けたんだからいいじゃん、これくらいで済んで。いま世奈ちゃんを責めるのは違うだろ」
早月くんは健にそう言いながら、さりげなくあたしの前に立って、あたしを健から守ってくれる。
…早月くん…。
なんだか今日は早月くんに守られてばっかだな。
だけどあたしは早月くんの背中越しに、呟くように健に言った。
「…て、てか、助けなら何度も呼んだし」
「いや聞こえてねぇっつの」
「聞こえてなくても呼んだもん。何回も呼んだのに…全然聞こえてなかったのは健の方じゃない」
「はあ?」
「!」
あたしは健にそう言うと、だけど健の反応が怖くて思わず早月くんの背中に隠れてしまう。
するとそんなあたし達を、また早月くんが「まあまあ」と止めに入って、健に言った。
「確かにまあ、僕にも世奈ちゃんの声は聞こえた。だから早めに助けに行けたのもあるし」
「お前は黙ってろよ」
「いーや、黙らないね。相沢さんはグランドで女の子達にきゃーきゃー言われて良い気になってたから気づかなかったんだよ。今回は世奈ちゃんを責める必要なんてどこにもない」
そう言うと、「これ以上は僕が許さないよ」と健に言ってくれる早月くん。
そんな早月くんにあたしが感動すら覚えていると、やがて健が渋々口を開いて言った。
「っ…わかったよ」
そう言うと、やがて一足先にグランドに向かおうとする健。
…多分、部活に戻るんだ。
途中で抜け出してきたみたいだから。
あたしはそう思って見送りかけたけど、ふいに“ある事”を思い出して、慌てて健を呼び止めた。
「…あ、健まって!」
「?…なに」
あたしが呼ぶと、怪訝そうにそう言って階段で立ち止まる健。
そんなあたしに、早月くんは隣で不思議そうな顔。
だけどあたしは早月くんに聞かれないように健の近くに行くと、小さめの声で健に言った。
「…兄貴のことなんだけど」
あたしがそれだけを言うと、まだ内容は言ってないのに健が全てを察したような反応をする。
そんな健に「最後まで聞いてよ」と口を尖らせると、健はやっぱり察しが良くて、「今日のこと勇斗くんに伝えてほしくないんだろ」と早月くんに聞こえないような小さな声であたしに言った。
「…わかってるんだ」
「なんとなくわかるよ。っつか言いながらもう顔に書いてあるから、お前」
そう言うと、健があたしに向かって珍しく少し笑って見せるから。
思わず、あたしもそんな健を前にして笑顔になってしまう。
「…兄貴に言うとすごい心配しちゃうから。お願い」
「ん、わかった」
健が頷くのを見ると、あたしは一先ず安心して健に手を振る。
そんなあたしに健も手を振り返して、「じゃあまた後でな」と再び階段を下りて行った。
「……何だかんだで仲良いんだね」
「え、」
「相沢さんと世奈ちゃん」
すると、健がその場を後にしたのを見送ったあと、不意に後ろで早月くんがそう言った。
その声にあたしが振り向くと、早月くんは少し納得のいかなそうな顔をしていて…。
「そうかな」とあたしが疑うと、早月くんが言った。
「…あの感じは“恋”と見た」
「え、」
「世奈ちゃんのこと探してたんだよね。相沢さん、職員室に来たとき息切れしてたし。確か、相沢さんってサッカー部のエースでしょ?」
「そう、だね」
「そんな人がさ、あんな息切れするって……相当走り回って探してたんだな、世奈ちゃんを」
「…、」
「……」
早月くんのそんな言葉を聞くと、あたしは何も言えなくなって、思わず黙り込む。
するとそんなあたしの様子に気がついた早月くんが、不意にあたしの顔を覗き込んで、問いかけてきた。
「……好き?」
「え、」
「相沢さんのこと」
そう言って、あまりにも真っ直ぐに見つめてくるから。
それだけで何だかあたしの“全て”を見破られそうで、あたしは思わず早月くんから目を逸らして言った。
「…そ、そんなわけない。ただの幼なじみだし」
「なんか今の間は怪しいな。じゃあ、僕と相沢さんだったら、どっちが好き?」
「!」
そう言って、意外と意地悪なところがあるのか。
早月くんはそう言って不敵な笑みを浮かべるから、あたしは…
「……そ、そんなのわかんないよ」
と、なかなか早月くんと目を合わさない。
それに、何だか早月くんがあたしに歩み寄ってくるから、あたしはだんだん壁際に追いやられて…
「!」
気がついた頃には、背中に壁が当たっていた。
そんなあたしに、早月くんは自身の右手を壁に遣ってあたしに言う。
「…そういえば、今日チューし損ねたね?」
「!…そ、そうだっけ」
「やだな、忘れた?世奈ちゃんも目瞑ってくれたのに、先生に邪魔されたからさ」
良かったら、今続きしない?と。
わざとなのか…耳元で、そう囁くから。
思わずドキッとして、固まってしまう。
そういうふうに、雰囲気を変えられると弱いんだ…。
「…だめ?」
「…っ、」
…もしかして、慣れてるのかな。
早月くんはそう問いかけてちょっと寂しそうな顔をする。
そんな早月くんに、あたしが黙って頷きかけた…その時だった。
「ぁいてっ!?」
「!」
目の前で、早月くんがいきなり誰かに後ろから殴られた。
そんな早月くんの反応にちょっとびっくりしたあたしは、早月くんの後ろに目を向けると、そこには教科書を丸めて立っている健がいて…。
あれ、部活に行ったんじゃないの!?
だけどそんな健にそう思ったのはあたしだけではないらしく、早月くんも突然の健の再登場に目を丸くして言った。
「え、部活は!?」
「や、行こうと思ったんだけどやっぱ顧問のとこ寄ってから行こうと思って。そしたら…っ」
健はそう言うと、「お前が危ない奴なのはよくわかった」と早月くんに言いながらあたしの手を握る。
「…世奈は俺が連れて帰るから」
そう言うと、半ば強引にあたしを連れてその場を後にした。
「…~っ、」
…ほんとに、キス、するのかと思った…。
「…」
あれから、先生との話を終えて、職員室を後にした直後。
バタン、と扉を閉めるなり、健があたしにそう言った。
その顔は明らかに怒っていて、いつもと変わらない不機嫌な顔。
あたしはそいつから渋々目を逸らすと、顔を少し俯かせながら言った。
「…助けって。周りに誰もいないもん」
「そうじゃなくて。科学準備室っつったらグランドに近ぇじゃん。グランドだったら俺もいただろ」
しかし健がそう言うと、そんなあたし達の会話を側で聞いていた早月くんが言う。
「ちょっと、やめときなよ相沢さん。世奈ちゃんだって傷ついてるんだから」
「いいからお前はっ…」
「それに、僕が早い段階で助けに行けたんだからいいじゃん、これくらいで済んで。いま世奈ちゃんを責めるのは違うだろ」
早月くんは健にそう言いながら、さりげなくあたしの前に立って、あたしを健から守ってくれる。
…早月くん…。
なんだか今日は早月くんに守られてばっかだな。
だけどあたしは早月くんの背中越しに、呟くように健に言った。
「…て、てか、助けなら何度も呼んだし」
「いや聞こえてねぇっつの」
「聞こえてなくても呼んだもん。何回も呼んだのに…全然聞こえてなかったのは健の方じゃない」
「はあ?」
「!」
あたしは健にそう言うと、だけど健の反応が怖くて思わず早月くんの背中に隠れてしまう。
するとそんなあたし達を、また早月くんが「まあまあ」と止めに入って、健に言った。
「確かにまあ、僕にも世奈ちゃんの声は聞こえた。だから早めに助けに行けたのもあるし」
「お前は黙ってろよ」
「いーや、黙らないね。相沢さんはグランドで女の子達にきゃーきゃー言われて良い気になってたから気づかなかったんだよ。今回は世奈ちゃんを責める必要なんてどこにもない」
そう言うと、「これ以上は僕が許さないよ」と健に言ってくれる早月くん。
そんな早月くんにあたしが感動すら覚えていると、やがて健が渋々口を開いて言った。
「っ…わかったよ」
そう言うと、やがて一足先にグランドに向かおうとする健。
…多分、部活に戻るんだ。
途中で抜け出してきたみたいだから。
あたしはそう思って見送りかけたけど、ふいに“ある事”を思い出して、慌てて健を呼び止めた。
「…あ、健まって!」
「?…なに」
あたしが呼ぶと、怪訝そうにそう言って階段で立ち止まる健。
そんなあたしに、早月くんは隣で不思議そうな顔。
だけどあたしは早月くんに聞かれないように健の近くに行くと、小さめの声で健に言った。
「…兄貴のことなんだけど」
あたしがそれだけを言うと、まだ内容は言ってないのに健が全てを察したような反応をする。
そんな健に「最後まで聞いてよ」と口を尖らせると、健はやっぱり察しが良くて、「今日のこと勇斗くんに伝えてほしくないんだろ」と早月くんに聞こえないような小さな声であたしに言った。
「…わかってるんだ」
「なんとなくわかるよ。っつか言いながらもう顔に書いてあるから、お前」
そう言うと、健があたしに向かって珍しく少し笑って見せるから。
思わず、あたしもそんな健を前にして笑顔になってしまう。
「…兄貴に言うとすごい心配しちゃうから。お願い」
「ん、わかった」
健が頷くのを見ると、あたしは一先ず安心して健に手を振る。
そんなあたしに健も手を振り返して、「じゃあまた後でな」と再び階段を下りて行った。
「……何だかんだで仲良いんだね」
「え、」
「相沢さんと世奈ちゃん」
すると、健がその場を後にしたのを見送ったあと、不意に後ろで早月くんがそう言った。
その声にあたしが振り向くと、早月くんは少し納得のいかなそうな顔をしていて…。
「そうかな」とあたしが疑うと、早月くんが言った。
「…あの感じは“恋”と見た」
「え、」
「世奈ちゃんのこと探してたんだよね。相沢さん、職員室に来たとき息切れしてたし。確か、相沢さんってサッカー部のエースでしょ?」
「そう、だね」
「そんな人がさ、あんな息切れするって……相当走り回って探してたんだな、世奈ちゃんを」
「…、」
「……」
早月くんのそんな言葉を聞くと、あたしは何も言えなくなって、思わず黙り込む。
するとそんなあたしの様子に気がついた早月くんが、不意にあたしの顔を覗き込んで、問いかけてきた。
「……好き?」
「え、」
「相沢さんのこと」
そう言って、あまりにも真っ直ぐに見つめてくるから。
それだけで何だかあたしの“全て”を見破られそうで、あたしは思わず早月くんから目を逸らして言った。
「…そ、そんなわけない。ただの幼なじみだし」
「なんか今の間は怪しいな。じゃあ、僕と相沢さんだったら、どっちが好き?」
「!」
そう言って、意外と意地悪なところがあるのか。
早月くんはそう言って不敵な笑みを浮かべるから、あたしは…
「……そ、そんなのわかんないよ」
と、なかなか早月くんと目を合わさない。
それに、何だか早月くんがあたしに歩み寄ってくるから、あたしはだんだん壁際に追いやられて…
「!」
気がついた頃には、背中に壁が当たっていた。
そんなあたしに、早月くんは自身の右手を壁に遣ってあたしに言う。
「…そういえば、今日チューし損ねたね?」
「!…そ、そうだっけ」
「やだな、忘れた?世奈ちゃんも目瞑ってくれたのに、先生に邪魔されたからさ」
良かったら、今続きしない?と。
わざとなのか…耳元で、そう囁くから。
思わずドキッとして、固まってしまう。
そういうふうに、雰囲気を変えられると弱いんだ…。
「…だめ?」
「…っ、」
…もしかして、慣れてるのかな。
早月くんはそう問いかけてちょっと寂しそうな顔をする。
そんな早月くんに、あたしが黙って頷きかけた…その時だった。
「ぁいてっ!?」
「!」
目の前で、早月くんがいきなり誰かに後ろから殴られた。
そんな早月くんの反応にちょっとびっくりしたあたしは、早月くんの後ろに目を向けると、そこには教科書を丸めて立っている健がいて…。
あれ、部活に行ったんじゃないの!?
だけどそんな健にそう思ったのはあたしだけではないらしく、早月くんも突然の健の再登場に目を丸くして言った。
「え、部活は!?」
「や、行こうと思ったんだけどやっぱ顧問のとこ寄ってから行こうと思って。そしたら…っ」
健はそう言うと、「お前が危ない奴なのはよくわかった」と早月くんに言いながらあたしの手を握る。
「…世奈は俺が連れて帰るから」
そう言うと、半ば強引にあたしを連れてその場を後にした。
「…~っ、」
…ほんとに、キス、するのかと思った…。
13
あなたにおすすめの小説
ポンコツ気味の学園のかぐや姫が僕へのラブコールにご熱心な件
鉄人じゅす
恋愛
平凡な男子高校生【山田太陽】にとっての日常は極めて容姿端麗で女性にモテる親友の恋模様を観察することだ。
ある時、太陽はその親友の妹からこんな言葉を隠れて聞くことになる。
「私ね……太陽さんのこと好きになったかもしれない」
親友の妹【神凪月夜】は千回告白されてもYESと言わない学園のかぐや姫と噂される笑顔がとても愛らしい美少女だった。
月夜を親友の妹としか見ていなかった太陽だったがその言葉から始まる月夜の熱烈なラブコールに日常は急変化する。
恋に対して空回り気味でポンコツを露呈する月夜に苦笑いしつつも、柔和で優しい笑顔に太陽はどんどん魅せられていく。
恋に不慣れな2人が互いに最も大切な人になるまでの話。
7月14日 本編完結です。
小説化になろう、カクヨム、マグネット、ノベルアップ+で掲載中。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2026.1.21)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
サクラブストーリー
桜庭かなめ
恋愛
高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。
しかし、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。
桜も咲く1年生の修了式の日、大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。甘くて温かな春の同居&学園青春ラブストーリー。
※特別編8-お泊まり女子会編-が完結しました!(2025.6.17)
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
明日のために、昨日にサヨナラ(goodbye,hello)
松田丹子(まつだにこ)
恋愛
スパダリな父、優しい長兄、愛想のいい次兄、チャラい従兄に囲まれて、男に抱く理想が高くなってしまった女子高生、橘礼奈。
平凡な自分に見合うフツーな高校生活をエンジョイしようと…思っているはずなのに、幼い頃から抱いていた淡い想いを自覚せざるを得なくなり……
恋愛、家族愛、友情、部活に進路……
緩やかでほんのり甘い青春模様。
*関連作品は下記の通りです。単体でお読みいただけるようにしているつもりです(が、ひたすらキャラクターが多いのであまりオススメできません…)
★展開の都合上、礼奈の誕生日は親世代の作品と齟齬があります。一種のパラレルワールドとしてご了承いただければ幸いです。
*関連作品
『神崎くんは残念なイケメン』(香子視点)
『モテ男とデキ女の奥手な恋』(政人視点)
上記二作を読めばキャラクターは押さえられると思います。
(以降、時系列順『物狂ほしや色と情』、『期待ハズレな吉田さん、自由人な前田くん』、『さくやこの』、『爆走織姫はやさぐれ彦星と結ばれたい』、『色ハくれなゐ 情ハ愛』、『初恋旅行に出かけます』)
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる