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2025年以降
8月15日
そんなつもりはなかった。本当に……
ただ、お酒が入ってしまったこと。
周りに誰もいなくなっちゃったこと。
シチュエーションが揃っちゃって、相手がソノ気になっちゃって、ムードを作られちゃったからーー
言い訳はここまでにして。
夏休みでお盆だし、久し振りに実家に帰ってみた。
10日から昨日15日までの5日間、まずは実家でのんびり2泊してお母さんとお買い物とかに行って過ごし、13日に旧友と久し振りに外で。お盆で開いているお店も少なかったのですが、逆にお客さんも少なくて、私とY子は久し振りの再会を祝して互いの近況など話しながら飲んでいました。
Y子は去年結婚したばかりで子供はまだいませんでした。そろそろ?と訊いたら「それがね……うちの旦那ね……」と。
7つ上のご主人はしっかりしたお仕事に就かれている、お人柄もしっかりした方なのですが、やや面白みに欠ける方で……確かにY子の言うとおり、あっちも機械的で淡白なんだろうなと想像できるタイプ。なので新婚にも関わらず月に2回程度じゃなかなか(子供が)できないわよねと。
「で、あんたはどうなのよ?」と。
ギクッ……まさかこの間、BARの店長と、、、なんて言えないのに言ってしまって、
「独身なんだし好きにすればいいけどさ、そろそろ身を固めても良くない?」と、まるで母親のように。
だってさ、Y子のとこだってそんなじゃん。結婚してあれ?ってなるより独身の方が良いじゃん、と。
「私もなぁ……早まったかなぁ」とYも。
まぁ、半分冗談だろうけど楽しく飲んでるからOKってことで。でも時間を見ると23時になろうとしていて、
「Y子、ご主人は大丈夫なの?」と訊くと、
「今日は夜勤でーす!」と嬉しそうな顔を。
Y子のご主人はこの近くの総合病院の医師で今夜は夜勤で朝まで帰らないと。
「そうなんだ! じゃあ今夜は俺たちと朝まで飲みましょう!!」と、隣の席で飲んでいた大学生二人組みが声を掛けてきました。
「何言ってんの~ 私たちおばさんよ」
Y子が軽く返すと、
「えっ、Y子さんがおばさんだったら、みんなおばさんですよ。それに僕は年上好きだし」
と、なかなかにしつこい。
「そっかそっか。今日はナンパする相手も少ないし、こんなおばさんで妥協しとこってか」
今度はY子がややキレ気味に。
「えっ、でもあそこにも女子いますよ。でも、僕がY子さんに声掛けたのは素敵だからですよ」
確かにこの大学生の右手のテーブルで二人で飲んでいる女子がいた。彼女たちはこの大学生よりは上でしょうが、明らかに私たちよりは若く見えた。
Y子はやや大人しくなり、
「私の何が気に入ったのよ」と。
すると大学生は
「ハッキリ言いますね。一番は顔で、二番は唇が凄く素敵で……」
と、手を伸ばして指でY子の唇をつーっとなぞります。
(流石にキレるだろ!!)
恐る恐るYこの反応を見ると、なぜか目が完全に女モードに。。。
(おいおい、マジかよぉ~)
それから15分くらい、二人は席を並べて顔を寄せ合い何やら話をし、
「ごめん、佳奈。明日があるから先に帰るね。お母さんにも宜しくね」と。
もちろんすぐさま、大学生ボーイも席を立ちます。
(おいおい、人妻ぁ~)
二人は店を出て行きました。
残ったのは私と、これまでただ笑ってるだけでほぼ声を発していない大学生ボーイその2くん。
ただこのその2くん、やたらと身体つきが良い。Tシャツの上からすぐ分かる所謂、細マッチョくん。
「何かスポーツやってるの?」とやや遠回しに訊くと、特段何もやってないと。
「えっ! じゃあ何でそんなに良い身体してるの?」と、思わず訊いてしまい……
「良い身体ですか? 僕」と。
さっきの発言でいいえとは言えず、こくりと頷いた私。
「でも、佳奈さんは別の意味で良い身体してますよね」と足から顔までゆっくり見るその2くん。
「いやらしいわね~」
軽くあしらってやれとふざけてみると、
「いやらしいのは佳奈さんの身体ですよ……」と。
や、やばい……なんか引き摺り込まれそう……
「私、実家に帰省してるからそろそろ帰るね」と席を立ち、お会計はさっきY子がしてくれていたのでその2くんに手を振って店をでました。
ホッとした反面、あれ、追いかけて来ない??
このままタクシー拾って帰るつもり半分。でも追いかけられて口説かれたら許しちゃうかも半分だった私。
何だかちょっとだけ寂しくなったのと、Y子は人妻のくせに今頃、と思うと何だかちょっとやるせなくなってしまい、過ごす店の前に立ちスマホなど見ながら。しかしその2くんは来ない。
痺れが切れた私は忘れ物したフリをしてともう一度店の中に入ろうとしたその瞬間、中からその2くんが。
「あれ? 帰ったんじゃなかったの?」
「えっ、あ、えと……」
おどおどしていた私の肩を抱いて、いきなり唇を近づいてくるその2くんにあっけなく奪われて……
そのまま100mくらい先のネオンに向かって二人は歩き出していました。
ただ、お酒が入ってしまったこと。
周りに誰もいなくなっちゃったこと。
シチュエーションが揃っちゃって、相手がソノ気になっちゃって、ムードを作られちゃったからーー
言い訳はここまでにして。
夏休みでお盆だし、久し振りに実家に帰ってみた。
10日から昨日15日までの5日間、まずは実家でのんびり2泊してお母さんとお買い物とかに行って過ごし、13日に旧友と久し振りに外で。お盆で開いているお店も少なかったのですが、逆にお客さんも少なくて、私とY子は久し振りの再会を祝して互いの近況など話しながら飲んでいました。
Y子は去年結婚したばかりで子供はまだいませんでした。そろそろ?と訊いたら「それがね……うちの旦那ね……」と。
7つ上のご主人はしっかりしたお仕事に就かれている、お人柄もしっかりした方なのですが、やや面白みに欠ける方で……確かにY子の言うとおり、あっちも機械的で淡白なんだろうなと想像できるタイプ。なので新婚にも関わらず月に2回程度じゃなかなか(子供が)できないわよねと。
「で、あんたはどうなのよ?」と。
ギクッ……まさかこの間、BARの店長と、、、なんて言えないのに言ってしまって、
「独身なんだし好きにすればいいけどさ、そろそろ身を固めても良くない?」と、まるで母親のように。
だってさ、Y子のとこだってそんなじゃん。結婚してあれ?ってなるより独身の方が良いじゃん、と。
「私もなぁ……早まったかなぁ」とYも。
まぁ、半分冗談だろうけど楽しく飲んでるからOKってことで。でも時間を見ると23時になろうとしていて、
「Y子、ご主人は大丈夫なの?」と訊くと、
「今日は夜勤でーす!」と嬉しそうな顔を。
Y子のご主人はこの近くの総合病院の医師で今夜は夜勤で朝まで帰らないと。
「そうなんだ! じゃあ今夜は俺たちと朝まで飲みましょう!!」と、隣の席で飲んでいた大学生二人組みが声を掛けてきました。
「何言ってんの~ 私たちおばさんよ」
Y子が軽く返すと、
「えっ、Y子さんがおばさんだったら、みんなおばさんですよ。それに僕は年上好きだし」
と、なかなかにしつこい。
「そっかそっか。今日はナンパする相手も少ないし、こんなおばさんで妥協しとこってか」
今度はY子がややキレ気味に。
「えっ、でもあそこにも女子いますよ。でも、僕がY子さんに声掛けたのは素敵だからですよ」
確かにこの大学生の右手のテーブルで二人で飲んでいる女子がいた。彼女たちはこの大学生よりは上でしょうが、明らかに私たちよりは若く見えた。
Y子はやや大人しくなり、
「私の何が気に入ったのよ」と。
すると大学生は
「ハッキリ言いますね。一番は顔で、二番は唇が凄く素敵で……」
と、手を伸ばして指でY子の唇をつーっとなぞります。
(流石にキレるだろ!!)
恐る恐るYこの反応を見ると、なぜか目が完全に女モードに。。。
(おいおい、マジかよぉ~)
それから15分くらい、二人は席を並べて顔を寄せ合い何やら話をし、
「ごめん、佳奈。明日があるから先に帰るね。お母さんにも宜しくね」と。
もちろんすぐさま、大学生ボーイも席を立ちます。
(おいおい、人妻ぁ~)
二人は店を出て行きました。
残ったのは私と、これまでただ笑ってるだけでほぼ声を発していない大学生ボーイその2くん。
ただこのその2くん、やたらと身体つきが良い。Tシャツの上からすぐ分かる所謂、細マッチョくん。
「何かスポーツやってるの?」とやや遠回しに訊くと、特段何もやってないと。
「えっ! じゃあ何でそんなに良い身体してるの?」と、思わず訊いてしまい……
「良い身体ですか? 僕」と。
さっきの発言でいいえとは言えず、こくりと頷いた私。
「でも、佳奈さんは別の意味で良い身体してますよね」と足から顔までゆっくり見るその2くん。
「いやらしいわね~」
軽くあしらってやれとふざけてみると、
「いやらしいのは佳奈さんの身体ですよ……」と。
や、やばい……なんか引き摺り込まれそう……
「私、実家に帰省してるからそろそろ帰るね」と席を立ち、お会計はさっきY子がしてくれていたのでその2くんに手を振って店をでました。
ホッとした反面、あれ、追いかけて来ない??
このままタクシー拾って帰るつもり半分。でも追いかけられて口説かれたら許しちゃうかも半分だった私。
何だかちょっとだけ寂しくなったのと、Y子は人妻のくせに今頃、と思うと何だかちょっとやるせなくなってしまい、過ごす店の前に立ちスマホなど見ながら。しかしその2くんは来ない。
痺れが切れた私は忘れ物したフリをしてともう一度店の中に入ろうとしたその瞬間、中からその2くんが。
「あれ? 帰ったんじゃなかったの?」
「えっ、あ、えと……」
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そのまま100mくらい先のネオンに向かって二人は歩き出していました。
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