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※387番、山田耶麻音④
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翌日。
耶麻音は交番に駆け込み、引っ越したいと切に訴えた。
元々ほとんどのものが備え付けだったので、引っ越しと言っても大した荷物があるわけではない。
ほとんど身一つで、耶麻音は新居の鍵と地図をもらって引っ越した。
平和な日が一週間程続いたある日。
買い物に出た耶麻音は、突然後ろからハンカチのような物で口と鼻を押さえられた。
ツンとした臭いがし、そのまま意識が遠のいていく。
抵抗する間もなくその場に崩れ落ちた耶麻音は、車に乗せられ、そのままどこかへと走り去った。
目が覚めると、知らない場所に寝ていた。
反射的に起き上がろうとしたが、できなかった。
手足を拘束されてベッドに括り付けられている。
状況が掴めずに混乱していると、足音に混ざって聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「オレに黙って引っ越ししちゃうなんて酷くない?」
「なっ、おまえっ!!」
「悪い子にはお仕置きしないとねー。君が誰のものなのか、身体に教えてあげる」
満面の笑顔なのが逆に怖い。
耶麻音は激しい恐怖に駆られるが、身動きが取れない。
やめろ、来るな、あっち行け、など思いつく限りの罵声を浴びせてみるが、一向に気にする様子もなく、ニコニコ笑顔で近づいてくる。
拘束されながらも暴れる耶麻音に、青年は笑顔で言った。
「あんまり暴れると、刺しちゃうよ?」
手に小型のナイフが握られている。
「ふふ。いいこ。また勝手にどっか行っちゃうと困るから、今日からここで飼ってあげるね。酷いことはしたくなかったんだけどさ。仕方ないよね。君が悪いんだよ? こんなに愛しているのに、俺を受け入れてくれないから」
青年は笑顔でそう言うと、手にしたナイフで耶麻音の衣服を切り裂いた。
「オレなしじゃいられない身体にしてあげる」
「ぁ……や、めっ……っ、んっ…ぁ……」
胸の突起物を執拗に舐められ、甘噛みされる。その度に身体がビクンっ、と跳ね、甘い吐息が漏れる。
感じているのになかなか勃たないモノを見て、青年は楽しそうに笑った。
「ねえ、怖い?」
「っ……なんなんだよ、もうっ……やめてくれ、よ……」
涙目になりながら訴える耶麻音に、青年はにっこりと微笑んだ。
「今オレが君にしてる事はね、今まで君がマリエさんにしてきた事だよ。それから、出所したらしようとしてた事。違う?」
「なっ……!?」
「ふふ。ねえ、なにか忘れてない? ここは刑務所、だよ? 君がマリエさんにしてきた事をしっかり反省してもらおうと思ってね。でも、脅しだけじゃ足りなかったみたいだから、二度とそんな気が起きないように、しっかり調教してあげる♫」
「ふざけんなっ!!!」
「ふざけてなんかないよ? ねえ、怖かったでしょ? 不安だったでしょ? マリエさんはね、この恐怖と3年も闘ったんだよ、たったひとりで。もうわかったかもしれないけど、嫌よ嫌よも好きのうち、なんて幻想だから。ないから。本当に好きなら、正々堂々とアタックすればいい。たとえ振られても何度でもアタックすればいい。相手に好かれる努力をしたらいい。その過程を怠って、自分の身勝手な愛情を押し付けて相手を恐怖に陥れるなんて愚の骨頂。最低な行為なんだよ。わかった?」
耶麻音はぐうの音も出なかった。
「ま、君の刑期はまーだまだたぁーっぷりあるし。いっぱいかわいがってあげるね。調教しがいがあるなー。君モロオレの好みなんだよねー」
「はぁ!? ふざけんなっ!! お前何なんだよっ、警察官じゃねーのかよ」
「ふざけてなんかないよー。性犯罪者更生させるという趣味と実益を兼ねたお仕事♫ 素敵でしょ? コレでお給料もらえるんだもんー。最高♫ あ、オレ自分で言うのもなんだけど、性癖特殊で結構鬼畜だから。よろしくねー」
「なっ……」
「ふふ。おしゃべりはおしまい。時間はたぁーっぷりあるしねー。見てみてー。オレのとっておきの玩具、耶麻音君かわいいからいっぱい持ってきちゃったー。どれがいいー? フフ。どれから使おうかなー♫」
定番のモノから見たことないようなグロテスクな形のモノ、どう使うのかわからない未知のモノまでズラリと並べられ、耶麻音は全身の血の気が引いていった。
そして……
泣いて暴れて絶叫する声が段々力を失くし、喘ぎ声に変わるのにそう時間はかからなかった。
耶麻音の刑期は、あと3年。
耶麻音編完。
耶麻音は交番に駆け込み、引っ越したいと切に訴えた。
元々ほとんどのものが備え付けだったので、引っ越しと言っても大した荷物があるわけではない。
ほとんど身一つで、耶麻音は新居の鍵と地図をもらって引っ越した。
平和な日が一週間程続いたある日。
買い物に出た耶麻音は、突然後ろからハンカチのような物で口と鼻を押さえられた。
ツンとした臭いがし、そのまま意識が遠のいていく。
抵抗する間もなくその場に崩れ落ちた耶麻音は、車に乗せられ、そのままどこかへと走り去った。
目が覚めると、知らない場所に寝ていた。
反射的に起き上がろうとしたが、できなかった。
手足を拘束されてベッドに括り付けられている。
状況が掴めずに混乱していると、足音に混ざって聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「オレに黙って引っ越ししちゃうなんて酷くない?」
「なっ、おまえっ!!」
「悪い子にはお仕置きしないとねー。君が誰のものなのか、身体に教えてあげる」
満面の笑顔なのが逆に怖い。
耶麻音は激しい恐怖に駆られるが、身動きが取れない。
やめろ、来るな、あっち行け、など思いつく限りの罵声を浴びせてみるが、一向に気にする様子もなく、ニコニコ笑顔で近づいてくる。
拘束されながらも暴れる耶麻音に、青年は笑顔で言った。
「あんまり暴れると、刺しちゃうよ?」
手に小型のナイフが握られている。
「ふふ。いいこ。また勝手にどっか行っちゃうと困るから、今日からここで飼ってあげるね。酷いことはしたくなかったんだけどさ。仕方ないよね。君が悪いんだよ? こんなに愛しているのに、俺を受け入れてくれないから」
青年は笑顔でそう言うと、手にしたナイフで耶麻音の衣服を切り裂いた。
「オレなしじゃいられない身体にしてあげる」
「ぁ……や、めっ……っ、んっ…ぁ……」
胸の突起物を執拗に舐められ、甘噛みされる。その度に身体がビクンっ、と跳ね、甘い吐息が漏れる。
感じているのになかなか勃たないモノを見て、青年は楽しそうに笑った。
「ねえ、怖い?」
「っ……なんなんだよ、もうっ……やめてくれ、よ……」
涙目になりながら訴える耶麻音に、青年はにっこりと微笑んだ。
「今オレが君にしてる事はね、今まで君がマリエさんにしてきた事だよ。それから、出所したらしようとしてた事。違う?」
「なっ……!?」
「ふふ。ねえ、なにか忘れてない? ここは刑務所、だよ? 君がマリエさんにしてきた事をしっかり反省してもらおうと思ってね。でも、脅しだけじゃ足りなかったみたいだから、二度とそんな気が起きないように、しっかり調教してあげる♫」
「ふざけんなっ!!!」
「ふざけてなんかないよ? ねえ、怖かったでしょ? 不安だったでしょ? マリエさんはね、この恐怖と3年も闘ったんだよ、たったひとりで。もうわかったかもしれないけど、嫌よ嫌よも好きのうち、なんて幻想だから。ないから。本当に好きなら、正々堂々とアタックすればいい。たとえ振られても何度でもアタックすればいい。相手に好かれる努力をしたらいい。その過程を怠って、自分の身勝手な愛情を押し付けて相手を恐怖に陥れるなんて愚の骨頂。最低な行為なんだよ。わかった?」
耶麻音はぐうの音も出なかった。
「ま、君の刑期はまーだまだたぁーっぷりあるし。いっぱいかわいがってあげるね。調教しがいがあるなー。君モロオレの好みなんだよねー」
「はぁ!? ふざけんなっ!! お前何なんだよっ、警察官じゃねーのかよ」
「ふざけてなんかないよー。性犯罪者更生させるという趣味と実益を兼ねたお仕事♫ 素敵でしょ? コレでお給料もらえるんだもんー。最高♫ あ、オレ自分で言うのもなんだけど、性癖特殊で結構鬼畜だから。よろしくねー」
「なっ……」
「ふふ。おしゃべりはおしまい。時間はたぁーっぷりあるしねー。見てみてー。オレのとっておきの玩具、耶麻音君かわいいからいっぱい持ってきちゃったー。どれがいいー? フフ。どれから使おうかなー♫」
定番のモノから見たことないようなグロテスクな形のモノ、どう使うのかわからない未知のモノまでズラリと並べられ、耶麻音は全身の血の気が引いていった。
そして……
泣いて暴れて絶叫する声が段々力を失くし、喘ぎ声に変わるのにそう時間はかからなかった。
耶麻音の刑期は、あと3年。
耶麻音編完。
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