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※ヒカリトヤミ
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薄暗い地下室で。
ボクはアオを抱く。
逃げ場などないのに、鎖で繋いで。
昼も夜も関係なく。
ボクはアオを犯し続けた。
もう二度と、離れ離れにならないように。
「耀様。お食事のご用意が整いました」
「ああ、今行く」
地下室の入り口から控えめに声をかけてきた執事に返事を返すと、ボクはアオの中で暴れまわっていたバイブを引き抜いた。
「ん、ぁっ…」
体がビクンッと跳ね、小さく痙攣する。
ボクは優しくアオを抱きしめると、優しく頭を撫でてやった。
「いい子で待ってて。あとでご飯持ってくるからね」
物心ついたときから、ボクはこの家にいた。
お父様もお母様も愛情を持って育ててくれたし、何不自由なく、たくさんの愛情をもらって育った。
ただ、なぜだか、満たされなかった。
心にぽっかり穴が開いたような。
なぜだかわからないまま月日が過ぎ、ある日、たまたま道を歩いていると、一人の少年に出会った。
と言っても、ぶつかりそうになって二言三言言葉をかわしただけだったのだが。
自分でも驚くほど心臓が激しく動いた。
ボクは探偵を雇って、徹底的に調べた。
彼は児童養護施設で生活していることがわかった。
赤ん坊の頃、施設の前に置き去りにされていたらしい。
さらに、ボクは調べた。
それなりの小遣いをもらっていたボクは、何人もの探偵を雇い、さらなる調査を進めた結果。
ボクには双子の兄が居たんだ。
まだ赤ん坊だったボクらは、誘拐され、身代金とあるものを要求されたらしい。
お金は用意できたものの、犯人の要求したものが用意できなかったため、ボクだけが両親の元に返され、兄は返されることがないまま、その後犯人からの連絡も途絶え、両親は兄がいたことをなかったことにした。
ボクは満たされない気持ちが何なのかわかり、すっきりしたと同時に、生きていた兄を自分のものにしたいと強く願った。
そして。
ボクは水面下で、兄を迎える準備を始めた。
まずは。
両親を事故に見せかけて、亡きものにすること。
兄を見捨てた、罰だ。
計画は完璧だった。
練に練った計画は、警察をも欺いた。
ボクの演技も完璧だった。
警察も、屋敷の連中も、みんなボクに同情した。
莫大な遺産が入り、ボク一人にこんなにたくさんの使用人はいらないからと、多すぎるほどの退職金を支払い、屋敷から追い出した。
もちろん、疑われないように、怪しまれないように。
そして。
裏の社会の人間を使用人として雇った。
プロと呼ばれる人間は、自分の仕事に誇りを持つ。
正当な報酬が支払われれば、裏切る事はない。
吟味に吟味を重ね、信頼に足る人物を雇った。
秘密裏に地下室を作り、牢獄を用意した。
そして。
兄を、取り戻した。
もう、二度と。
二度と、離さない。
『アオ。やっと、やっと会えたね。これからは、ずっと一緒だよ』
ボクは、餌入れに入れた食事を持って、地下室へと向かった。
「アオ。食事の時間だよ。たくさん食べてね」
鎖で繋がれた兄の前に餌入れを置く。
犬のように四つ這いになって食べる姿を見ながら、ボクはこの上ない幸せを感じていた。
さあ、次は何をして遊ぼうか、アオ。
大丈夫、時間はたっぷりあるよ。
fin。
ボクはアオを抱く。
逃げ場などないのに、鎖で繋いで。
昼も夜も関係なく。
ボクはアオを犯し続けた。
もう二度と、離れ離れにならないように。
「耀様。お食事のご用意が整いました」
「ああ、今行く」
地下室の入り口から控えめに声をかけてきた執事に返事を返すと、ボクはアオの中で暴れまわっていたバイブを引き抜いた。
「ん、ぁっ…」
体がビクンッと跳ね、小さく痙攣する。
ボクは優しくアオを抱きしめると、優しく頭を撫でてやった。
「いい子で待ってて。あとでご飯持ってくるからね」
物心ついたときから、ボクはこの家にいた。
お父様もお母様も愛情を持って育ててくれたし、何不自由なく、たくさんの愛情をもらって育った。
ただ、なぜだか、満たされなかった。
心にぽっかり穴が開いたような。
なぜだかわからないまま月日が過ぎ、ある日、たまたま道を歩いていると、一人の少年に出会った。
と言っても、ぶつかりそうになって二言三言言葉をかわしただけだったのだが。
自分でも驚くほど心臓が激しく動いた。
ボクは探偵を雇って、徹底的に調べた。
彼は児童養護施設で生活していることがわかった。
赤ん坊の頃、施設の前に置き去りにされていたらしい。
さらに、ボクは調べた。
それなりの小遣いをもらっていたボクは、何人もの探偵を雇い、さらなる調査を進めた結果。
ボクには双子の兄が居たんだ。
まだ赤ん坊だったボクらは、誘拐され、身代金とあるものを要求されたらしい。
お金は用意できたものの、犯人の要求したものが用意できなかったため、ボクだけが両親の元に返され、兄は返されることがないまま、その後犯人からの連絡も途絶え、両親は兄がいたことをなかったことにした。
ボクは満たされない気持ちが何なのかわかり、すっきりしたと同時に、生きていた兄を自分のものにしたいと強く願った。
そして。
ボクは水面下で、兄を迎える準備を始めた。
まずは。
両親を事故に見せかけて、亡きものにすること。
兄を見捨てた、罰だ。
計画は完璧だった。
練に練った計画は、警察をも欺いた。
ボクの演技も完璧だった。
警察も、屋敷の連中も、みんなボクに同情した。
莫大な遺産が入り、ボク一人にこんなにたくさんの使用人はいらないからと、多すぎるほどの退職金を支払い、屋敷から追い出した。
もちろん、疑われないように、怪しまれないように。
そして。
裏の社会の人間を使用人として雇った。
プロと呼ばれる人間は、自分の仕事に誇りを持つ。
正当な報酬が支払われれば、裏切る事はない。
吟味に吟味を重ね、信頼に足る人物を雇った。
秘密裏に地下室を作り、牢獄を用意した。
そして。
兄を、取り戻した。
もう、二度と。
二度と、離さない。
『アオ。やっと、やっと会えたね。これからは、ずっと一緒だよ』
ボクは、餌入れに入れた食事を持って、地下室へと向かった。
「アオ。食事の時間だよ。たくさん食べてね」
鎖で繋がれた兄の前に餌入れを置く。
犬のように四つ這いになって食べる姿を見ながら、ボクはこの上ない幸せを感じていた。
さあ、次は何をして遊ぼうか、アオ。
大丈夫、時間はたっぷりあるよ。
fin。
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