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第10話 びっくりモンキー
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猿たちの前に立ちはだかったのはリューだ。
後脚だけで立ち上がると、本当に大きく見える。ていうか、また大きくなったよね? もう背の高さは三メートルを超えてるんじゃないかな?
「グルルルルァッ!!」
リューは雄叫びを上げて相手を威嚇した。
「ギギィッ!」
「キキキキキッ!」
なのに猿たちはまったく退く様子がない。むしろ、いいぜ、やってやるよ、といっためちゃくちゃ攻撃的な態度だ。
先ほど吹っ飛ばされた一匹も起き上って戻ってくる。
「こいつら魔物っ?」
「たぶん!」
「はじめてみたよ!」
レオナちゃんたちもよく知らない魔物らしい。
猿というか、見た目や大きさはチンパンジーに近いかもしれない。ただもう少しずんぐりとした身体つきで、口にはめちゃくちゃ鋭い牙を持っている。
それが全部で五、六匹はいるだろうか。
次々とリューへ飛びかかっていった。
だが数では負けていても、リューは体格で猿たちを圧倒した。
猿の拳はほとんどリューに効いていない一方で、リューの前脚や尻尾の一撃は軽々と相手を弾き飛ばす。
猿の牙もドラゴンの硬い鱗には通らないようで、逆に歯が折れてしまうほど。
「やっちゃえ!」
「いけいけ!」
ベッドの上で飛び跳ね、応援するレオナちゃんたち。
さすがに猿たちは私たちの存在に気づいているだろう。
なのに執拗にリューばかり攻撃している当たり、あまり頭がよくないのか、それとも強い相手と戦いたい戦闘狂気質なのか。
ほとんど一方的にやられているにもかかわらず、まったく退く気配がないのを見るに、本当に後者かもしれない。
「えいっ!」
そこへ割り込んだのはレオルくんだった。
こっちに背を向けていた猿の背中目がけ、猛スピードで槍を突き出す。ぐさり。
「ギャアッ!?」
猿が悲鳴を上げる。急所を貫いたようで、そのまますぐに事切れた。
「ギギギィッ!」
「ギャギャギャ!」
「って、こっちに来たっ!?」
猿たちが憎悪に満ちた顔をして躍り掛かってくる。
「グルルルァッ!」
そうはさせじと、隙を晒した一匹をリューが頭からガブリ。鋭い牙で仕留めると、すぐに吐き出して次の一匹へ。
結果的にレオルくんの参戦が、戦況を決定づけた。
猿たちが一匹、また一匹と倒れていく。
「ギギギギァッ!(おぼえてやがれ!)」
そしてついに最後の一匹となったとき、いきなり踵を返して逃げていった。
逃がすかとばかりにすぐさまリューが追いかけるも、見失ったようでしばらくして残念そうに戻ってくる。
それでもどうにか狂暴な猿たちの襲撃を防ぐことができ、一安心だ。
ただ、逃げた一匹が去り際に叫んだことが妙に私に胸をざわつかせた。
もちろん猿の鳴き声なんて理解できないけれど、
「なんか、覚えてやがれ、って感じだった気が……」
嫌な予感はすぐに現実のものになった。
すぐ翌日の昼間のことだ。
逃げた猿が仲間を連れて報復に現れた。
「ギギギギギィ」
「キィキィキィキィ!」
しかも数が多い。見て分かるだけでも十匹以上はいるだろうか。
「ひぇぇ……」
思わずそんな情けない声を漏らしてしまう私を庇うように、小さな身体が前に出る。
槍を手にしたレオルくんだ。
「おねえちゃん、家の中にひなんしてて! だいじょうぶ! ぼくがまもるから!」
レオルくんったら男らし過ぎぃっ!
「クルルルル!(おいらもいるよ!)」
実際、私がいても足手まといにしかならない。
レオナちゃんと一緒に家に避難しようとする。だけどなぜか彼女は付いて来なかった。
「サオリおねえちゃん、レオナもたたかう!」
「ちょっ、危ないってば!」
「だいじょーぶ! まほうがあるもん! 家の外なら使えるの!」
そのとき猿の一匹が俊敏な動きで襲い掛かってきた。
「レオナちゃん!」
「えいっ!」
「ギャッ!?」
レオナちゃんが放った特大の火炎弾が猿に直撃し、全身火達磨に。
……うそん。
「そんなに強力な魔法使えたの!?」
「れん習したらできるようになったよ!」
マジですか。
さらにレオナちゃんは次々と火炎弾を放ち、猿を仕留めていく。
もはや立派な戦力だ。
私は一人、すごすごと家の中に隠れた。
いいもん……どうせ私は何もできない大人だもん……。
時間はせいぜい十分かそこらだっただろう。静かになったので外に出ていくと、お猿さんの屍があちこちに転がっていた。
何匹かは逃げてしまったらしい。
「また来るかもしれないねー」
「そしたらまた返りうちにする!」
双子はそんな勇ましいことを言ってるけど、もう勘弁してほしい。レオナちゃんは遠距離攻撃だから綺麗だけど、レオルくんとリューは返り血で真っ赤に染まっていた。
「二人とも怪我はない? 大丈夫?」
「「へいき!」」
ともかく無事そうなのでほっとする。
猿たちと壮絶な肉弾戦を繰り広げていたリューも無傷のようだ。ドラゴンって本当に強いのね……。
レオルくんが猿の死体を一か所に集めながら言う。
「おさるさん、おいしいかな?」
「りょうりしてみる! たぶん食べれるよ!」
「えええっ?」
二人とも食べる気まんまんなんですけど。
私は絶対食べたくない。猿肉なんて少なくとも私は聞いたことないし。
それに同じ霊長類だからか、抵抗がある。
……すでに二足歩行のオークを食べてるわけで、今さら何を言ってんだって感じかもしれないけど。
「クルルル~(おいしいよ~)」
リューが口をもぐもぐさせながら鳴く。ちょっ、口の中にいるのって、まさか……。
結局、私の猛反対もあって猿料理はなしになった。
死体は穴を掘って埋めた。
二度あることは三度ある、という諺はこういうときにこそ使うべきだろう。
二度目の襲撃から二日後のことだ。
しかもこれまでとはまったく規模が違った。
「百ぴきくらいいるかも!」
「ううん、もっといるよ!」
私たちの生活圏を取り囲むのは、森中の猿が集まってきたのではと思えるほどの大群だった。
あちこちから聞こえてくる「ギイギイギイギイ」という鳴き声に不安を掻き立てられる。
これだけの数の猿たちに一斉に襲い掛かられては、さすがに今までのようにはいかないだろう。
彼らもこの数ならという自信があるのか、心なしか鳴き声に嘲弄するような響きが混じっている気がした。
「ギィギィギィギィッ!!」
群れを統率するリーダーの鳴き声だろうか、それを合図に猿たちが一斉に動き出した。
四方八方から迫りくる。
直後、
「「「ギィァァァァァッ!?」」」
猿たちの悲鳴が響き渡ったかと思うと、その姿が地面の中に消えていく。
次の襲撃に備え、あらかじめ家を取り囲むように仕掛けておいた落とし穴にまんまと嵌ってくれたのである。
しかも我先にと争いながら押し寄せてきていたため、一網打尽だ。
「えい!」
さらに穴目がけてレオナちゃんが炎を放つと、一気に穴の中で炎が燃え上がった。
「「「ギィァァァァァッ!?」」」
穴の底に油を撒いておいたのだ。
周囲を炎に囲まれ、ここにいては酸素不足で危険なので、リューに抱えられて私たちはいったん避難。
頃合いを見て戻ってくると、あれだけ猿たちの大半が穴の底で黒焦げになっていた。
「まぁ、仕方ないよね……元々そっちから襲ってきたわけだし……」
結果的に大量虐殺だ。今までも生き物の命を奪ってきたし、数の問題ではないと思うんだけど、なんだかすごく心が痛んだ。
穴を埋めて、供養のために手を合わせる。
南無阿弥陀仏。異世界に仏がいるか知らないけど。
「さすがにもう次はないよね?」
そう信じたい。
けれどその日の日暮れ前のことだった。
「キィキィキィ」
小さな襲撃者が現れた。
「猿の子供……?」
後脚だけで立ち上がると、本当に大きく見える。ていうか、また大きくなったよね? もう背の高さは三メートルを超えてるんじゃないかな?
「グルルルルァッ!!」
リューは雄叫びを上げて相手を威嚇した。
「ギギィッ!」
「キキキキキッ!」
なのに猿たちはまったく退く様子がない。むしろ、いいぜ、やってやるよ、といっためちゃくちゃ攻撃的な態度だ。
先ほど吹っ飛ばされた一匹も起き上って戻ってくる。
「こいつら魔物っ?」
「たぶん!」
「はじめてみたよ!」
レオナちゃんたちもよく知らない魔物らしい。
猿というか、見た目や大きさはチンパンジーに近いかもしれない。ただもう少しずんぐりとした身体つきで、口にはめちゃくちゃ鋭い牙を持っている。
それが全部で五、六匹はいるだろうか。
次々とリューへ飛びかかっていった。
だが数では負けていても、リューは体格で猿たちを圧倒した。
猿の拳はほとんどリューに効いていない一方で、リューの前脚や尻尾の一撃は軽々と相手を弾き飛ばす。
猿の牙もドラゴンの硬い鱗には通らないようで、逆に歯が折れてしまうほど。
「やっちゃえ!」
「いけいけ!」
ベッドの上で飛び跳ね、応援するレオナちゃんたち。
さすがに猿たちは私たちの存在に気づいているだろう。
なのに執拗にリューばかり攻撃している当たり、あまり頭がよくないのか、それとも強い相手と戦いたい戦闘狂気質なのか。
ほとんど一方的にやられているにもかかわらず、まったく退く気配がないのを見るに、本当に後者かもしれない。
「えいっ!」
そこへ割り込んだのはレオルくんだった。
こっちに背を向けていた猿の背中目がけ、猛スピードで槍を突き出す。ぐさり。
「ギャアッ!?」
猿が悲鳴を上げる。急所を貫いたようで、そのまますぐに事切れた。
「ギギギィッ!」
「ギャギャギャ!」
「って、こっちに来たっ!?」
猿たちが憎悪に満ちた顔をして躍り掛かってくる。
「グルルルァッ!」
そうはさせじと、隙を晒した一匹をリューが頭からガブリ。鋭い牙で仕留めると、すぐに吐き出して次の一匹へ。
結果的にレオルくんの参戦が、戦況を決定づけた。
猿たちが一匹、また一匹と倒れていく。
「ギギギギァッ!(おぼえてやがれ!)」
そしてついに最後の一匹となったとき、いきなり踵を返して逃げていった。
逃がすかとばかりにすぐさまリューが追いかけるも、見失ったようでしばらくして残念そうに戻ってくる。
それでもどうにか狂暴な猿たちの襲撃を防ぐことができ、一安心だ。
ただ、逃げた一匹が去り際に叫んだことが妙に私に胸をざわつかせた。
もちろん猿の鳴き声なんて理解できないけれど、
「なんか、覚えてやがれ、って感じだった気が……」
嫌な予感はすぐに現実のものになった。
すぐ翌日の昼間のことだ。
逃げた猿が仲間を連れて報復に現れた。
「ギギギギギィ」
「キィキィキィキィ!」
しかも数が多い。見て分かるだけでも十匹以上はいるだろうか。
「ひぇぇ……」
思わずそんな情けない声を漏らしてしまう私を庇うように、小さな身体が前に出る。
槍を手にしたレオルくんだ。
「おねえちゃん、家の中にひなんしてて! だいじょうぶ! ぼくがまもるから!」
レオルくんったら男らし過ぎぃっ!
「クルルルル!(おいらもいるよ!)」
実際、私がいても足手まといにしかならない。
レオナちゃんと一緒に家に避難しようとする。だけどなぜか彼女は付いて来なかった。
「サオリおねえちゃん、レオナもたたかう!」
「ちょっ、危ないってば!」
「だいじょーぶ! まほうがあるもん! 家の外なら使えるの!」
そのとき猿の一匹が俊敏な動きで襲い掛かってきた。
「レオナちゃん!」
「えいっ!」
「ギャッ!?」
レオナちゃんが放った特大の火炎弾が猿に直撃し、全身火達磨に。
……うそん。
「そんなに強力な魔法使えたの!?」
「れん習したらできるようになったよ!」
マジですか。
さらにレオナちゃんは次々と火炎弾を放ち、猿を仕留めていく。
もはや立派な戦力だ。
私は一人、すごすごと家の中に隠れた。
いいもん……どうせ私は何もできない大人だもん……。
時間はせいぜい十分かそこらだっただろう。静かになったので外に出ていくと、お猿さんの屍があちこちに転がっていた。
何匹かは逃げてしまったらしい。
「また来るかもしれないねー」
「そしたらまた返りうちにする!」
双子はそんな勇ましいことを言ってるけど、もう勘弁してほしい。レオナちゃんは遠距離攻撃だから綺麗だけど、レオルくんとリューは返り血で真っ赤に染まっていた。
「二人とも怪我はない? 大丈夫?」
「「へいき!」」
ともかく無事そうなのでほっとする。
猿たちと壮絶な肉弾戦を繰り広げていたリューも無傷のようだ。ドラゴンって本当に強いのね……。
レオルくんが猿の死体を一か所に集めながら言う。
「おさるさん、おいしいかな?」
「りょうりしてみる! たぶん食べれるよ!」
「えええっ?」
二人とも食べる気まんまんなんですけど。
私は絶対食べたくない。猿肉なんて少なくとも私は聞いたことないし。
それに同じ霊長類だからか、抵抗がある。
……すでに二足歩行のオークを食べてるわけで、今さら何を言ってんだって感じかもしれないけど。
「クルルル~(おいしいよ~)」
リューが口をもぐもぐさせながら鳴く。ちょっ、口の中にいるのって、まさか……。
結局、私の猛反対もあって猿料理はなしになった。
死体は穴を掘って埋めた。
二度あることは三度ある、という諺はこういうときにこそ使うべきだろう。
二度目の襲撃から二日後のことだ。
しかもこれまでとはまったく規模が違った。
「百ぴきくらいいるかも!」
「ううん、もっといるよ!」
私たちの生活圏を取り囲むのは、森中の猿が集まってきたのではと思えるほどの大群だった。
あちこちから聞こえてくる「ギイギイギイギイ」という鳴き声に不安を掻き立てられる。
これだけの数の猿たちに一斉に襲い掛かられては、さすがに今までのようにはいかないだろう。
彼らもこの数ならという自信があるのか、心なしか鳴き声に嘲弄するような響きが混じっている気がした。
「ギィギィギィギィッ!!」
群れを統率するリーダーの鳴き声だろうか、それを合図に猿たちが一斉に動き出した。
四方八方から迫りくる。
直後、
「「「ギィァァァァァッ!?」」」
猿たちの悲鳴が響き渡ったかと思うと、その姿が地面の中に消えていく。
次の襲撃に備え、あらかじめ家を取り囲むように仕掛けておいた落とし穴にまんまと嵌ってくれたのである。
しかも我先にと争いながら押し寄せてきていたため、一網打尽だ。
「えい!」
さらに穴目がけてレオナちゃんが炎を放つと、一気に穴の中で炎が燃え上がった。
「「「ギィァァァァァッ!?」」」
穴の底に油を撒いておいたのだ。
周囲を炎に囲まれ、ここにいては酸素不足で危険なので、リューに抱えられて私たちはいったん避難。
頃合いを見て戻ってくると、あれだけ猿たちの大半が穴の底で黒焦げになっていた。
「まぁ、仕方ないよね……元々そっちから襲ってきたわけだし……」
結果的に大量虐殺だ。今までも生き物の命を奪ってきたし、数の問題ではないと思うんだけど、なんだかすごく心が痛んだ。
穴を埋めて、供養のために手を合わせる。
南無阿弥陀仏。異世界に仏がいるか知らないけど。
「さすがにもう次はないよね?」
そう信じたい。
けれどその日の日暮れ前のことだった。
「キィキィキィ」
小さな襲撃者が現れた。
「猿の子供……?」
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