155 / 163
第10章 異世界人と隠された秘密
半四角錐
しおりを挟む
(これは本当に遺跡なのか?見た目は古いが一切風化していない)
咲良が建物の壁に触れながら調査するが分かった事は何もなかった。
今咲良達は各自分かれて行動している。
当初は安全面から纏まって行動しようとの意見が多かったが、魔物の気配は一切感じない事と調査する範囲が広すぎる事を考慮して分かれる事にした。
(古代文字らしきものは其処ら中にあるが読める筈も無い。異世界人の称号があれば読めるかと思ったんだがそう上手くは行かないか…)
調査を開始してすぐに文字らしき模様を発見した。というより壁の彼方此方に刻まれているので分かれた全員が発見している事だろう。
異世界人の称号には翻訳機能があるのでもしかしてと思ったが現実は甘くなかった。
その後もしばらく歩き回ったが何も見つからなかったので、咲良は予め決めておいた集合場所に足を運んだ。
集合場所は中央に聳え立つピラミッドの頂上にある祭壇だ。その表面には頂上まで直通の階段があるので集合場所としては最適だ。
「あ、咲良。何か見つかった?」
頂上に着くと全員が既に集まっており、ソフィが咲良に声を掛けた。
「目ぼしい物は何も。そっちはどうだった?」
「マリアさんがお墓らしき物を見つけたって」
「そうなのか?」
「えぇ…本当にお墓かどうかは定かではありませんが墓石らしき物を幾つも見つけました」
「そうか。それが墓だとするなら嘗ては人が住んでいたのかもしれないな」
「こんな危険な場所にか?」
ハロルドには魔法が使えない危険地帯に人が住んでいた等想像しがたい事だった。
「だが建造物があるんだ。文明が栄えていたとしか言えないだろう。それに…」
「それになんだ?」
「それに……昔もここが危険地帯だったとは限らない」
「ま、そりゃそうか」
ハロルドは納得した様だが咲良の言葉には妙な間があった。
(クロノスによると昔は今よりも強い者が多かった。それはその時代が酷い戦乱の世だったからだ。そう考えるとこの危険地帯でも文明を繁栄させる事は出来ただろう…ま、そんな事言ったって皆を混乱させるだけだ)
そう考えた咲良は咄嗟に違う言葉に変えた。
それは良く言えば混乱を避ける為、悪く言えば秘密主義とも言えるだろうが咲良にとっては些細な事だ。
「で…これからどうするんだ坊主」
「あそこにいく。まだ誰も調査していないだろう」
咲良はとある方向を指差した。
そこは一番奥に聳える半分だけの巨大なピラミッドだ。
「ま、それしかないか」
一番奥のピラミッドに行くにはかなり距離がある。各自で分かれた際もそこまで足を運んだ者はいない。
「やっと着いたがこれを上るのかよ。キツそうだな」
ピラミッドの前に到着すると同時にハロルドが愚痴を零す。
ここまで辿り着くのに相当な距離を歩いたが、最後に待ち構えているのは途轍もなく長い階段だ。
「確かに堪えそうですね。しかしこれを上り切れば何かが見つかる可能性は高いですよ」
サイモンは肯定的な意見を述べるが、咲良には自分自身を鼓舞している様に聞こえた。
「さっさと行くぞ」
咲良が一足先に階段を昇り始めると他の者も慌ててその後を追った。
「はぁ…はぁ…疲れた…咲良、少し休まない?」
「まだ半分だぞ。もう限界か?ソフィ」
「だって…はぁ…はぁ…何か体が重い」
階段を上り始めて約二時間、遂にソフィが立ち止まってしまった。
(とは言ったものの…ソフィが疲れるのも無理はないか。さっきからこの階段を上るほど体が重くなってくる。まるで重力が少しずつ重くなっているかの…いや、実際に重くなっているんだろうな)
咲良の見解は当たっていた。
実はこのピラミッドでは上に行けば行くほど重力が掛かる仕組みになっていた。
いくら長い階段と言えど咲良達ならそう時間は掛からないはずが、2時間経ってもまだ半分を超えたばかりな所を見ると重力がかなりの枷になっている。
さらに厄介なのが少しずつ違和感なく重力が掛かってくるため、単に体力を消耗しただけだと勘違いしてしまう。咲良が気付けたのは幸運としか言えないだろう。
ソフィ程ではないが他の面々も疲れた表情を隠すことなく曝け出している。
(これは思った以上に厄介だ。精神的な疲労も溜まるだろうし、何より休息を取っても体はずっと重いからあまり意味を成さない。仕方ないか…)
咲良はクロ以外の全員に氣を送って疲労を軽くさせた。
「ん?…体が…坊主か、ありがとよ」
咲良の仕業だと気付いたハロルドが礼を告げると彼方此方から感謝の言葉が咲良に掛けられた。
「気付いていないかもしれないがこの階段は上るほどに体が重くなる様だ」
「た、確かに言われてみれば…いつもより体が重いような…」
「だから休息は取らない」
「え?なんで?」
休めると思っていたソフィが悲痛な表情で咲良に問い詰める。その額からは塩分が豊富に含まれていそうな汗がドロドロと流れている。
「休んでもこの体の重さは無くならないからだ。それじゃ休息を取るのは時間の無駄だ」
「そんな…」
「限界なら背負ってやる」
「えっと……ううん…頑張る!」
ソフィは嘗て咲良に背負ってもらった時の快適さを思い出し、その言葉に甘えようとしたがブンブンと首を振っておんぶという誘惑を払い除けた。ここで甘えてしまっては自分の為にならないと分かったからだ。
「そうか…」
咲良は階段の上へと視線を戻すが、その口元には笑みが零れていた。
本気で背負うつもりだったが、何か決意を固めた表情で断られた事に驚きつつも精神的に強くなったソフィを見ると自然と口角がクイッと上がってしまった。
咲良が建物の壁に触れながら調査するが分かった事は何もなかった。
今咲良達は各自分かれて行動している。
当初は安全面から纏まって行動しようとの意見が多かったが、魔物の気配は一切感じない事と調査する範囲が広すぎる事を考慮して分かれる事にした。
(古代文字らしきものは其処ら中にあるが読める筈も無い。異世界人の称号があれば読めるかと思ったんだがそう上手くは行かないか…)
調査を開始してすぐに文字らしき模様を発見した。というより壁の彼方此方に刻まれているので分かれた全員が発見している事だろう。
異世界人の称号には翻訳機能があるのでもしかしてと思ったが現実は甘くなかった。
その後もしばらく歩き回ったが何も見つからなかったので、咲良は予め決めておいた集合場所に足を運んだ。
集合場所は中央に聳え立つピラミッドの頂上にある祭壇だ。その表面には頂上まで直通の階段があるので集合場所としては最適だ。
「あ、咲良。何か見つかった?」
頂上に着くと全員が既に集まっており、ソフィが咲良に声を掛けた。
「目ぼしい物は何も。そっちはどうだった?」
「マリアさんがお墓らしき物を見つけたって」
「そうなのか?」
「えぇ…本当にお墓かどうかは定かではありませんが墓石らしき物を幾つも見つけました」
「そうか。それが墓だとするなら嘗ては人が住んでいたのかもしれないな」
「こんな危険な場所にか?」
ハロルドには魔法が使えない危険地帯に人が住んでいた等想像しがたい事だった。
「だが建造物があるんだ。文明が栄えていたとしか言えないだろう。それに…」
「それになんだ?」
「それに……昔もここが危険地帯だったとは限らない」
「ま、そりゃそうか」
ハロルドは納得した様だが咲良の言葉には妙な間があった。
(クロノスによると昔は今よりも強い者が多かった。それはその時代が酷い戦乱の世だったからだ。そう考えるとこの危険地帯でも文明を繁栄させる事は出来ただろう…ま、そんな事言ったって皆を混乱させるだけだ)
そう考えた咲良は咄嗟に違う言葉に変えた。
それは良く言えば混乱を避ける為、悪く言えば秘密主義とも言えるだろうが咲良にとっては些細な事だ。
「で…これからどうするんだ坊主」
「あそこにいく。まだ誰も調査していないだろう」
咲良はとある方向を指差した。
そこは一番奥に聳える半分だけの巨大なピラミッドだ。
「ま、それしかないか」
一番奥のピラミッドに行くにはかなり距離がある。各自で分かれた際もそこまで足を運んだ者はいない。
「やっと着いたがこれを上るのかよ。キツそうだな」
ピラミッドの前に到着すると同時にハロルドが愚痴を零す。
ここまで辿り着くのに相当な距離を歩いたが、最後に待ち構えているのは途轍もなく長い階段だ。
「確かに堪えそうですね。しかしこれを上り切れば何かが見つかる可能性は高いですよ」
サイモンは肯定的な意見を述べるが、咲良には自分自身を鼓舞している様に聞こえた。
「さっさと行くぞ」
咲良が一足先に階段を昇り始めると他の者も慌ててその後を追った。
「はぁ…はぁ…疲れた…咲良、少し休まない?」
「まだ半分だぞ。もう限界か?ソフィ」
「だって…はぁ…はぁ…何か体が重い」
階段を上り始めて約二時間、遂にソフィが立ち止まってしまった。
(とは言ったものの…ソフィが疲れるのも無理はないか。さっきからこの階段を上るほど体が重くなってくる。まるで重力が少しずつ重くなっているかの…いや、実際に重くなっているんだろうな)
咲良の見解は当たっていた。
実はこのピラミッドでは上に行けば行くほど重力が掛かる仕組みになっていた。
いくら長い階段と言えど咲良達ならそう時間は掛からないはずが、2時間経ってもまだ半分を超えたばかりな所を見ると重力がかなりの枷になっている。
さらに厄介なのが少しずつ違和感なく重力が掛かってくるため、単に体力を消耗しただけだと勘違いしてしまう。咲良が気付けたのは幸運としか言えないだろう。
ソフィ程ではないが他の面々も疲れた表情を隠すことなく曝け出している。
(これは思った以上に厄介だ。精神的な疲労も溜まるだろうし、何より休息を取っても体はずっと重いからあまり意味を成さない。仕方ないか…)
咲良はクロ以外の全員に氣を送って疲労を軽くさせた。
「ん?…体が…坊主か、ありがとよ」
咲良の仕業だと気付いたハロルドが礼を告げると彼方此方から感謝の言葉が咲良に掛けられた。
「気付いていないかもしれないがこの階段は上るほどに体が重くなる様だ」
「た、確かに言われてみれば…いつもより体が重いような…」
「だから休息は取らない」
「え?なんで?」
休めると思っていたソフィが悲痛な表情で咲良に問い詰める。その額からは塩分が豊富に含まれていそうな汗がドロドロと流れている。
「休んでもこの体の重さは無くならないからだ。それじゃ休息を取るのは時間の無駄だ」
「そんな…」
「限界なら背負ってやる」
「えっと……ううん…頑張る!」
ソフィは嘗て咲良に背負ってもらった時の快適さを思い出し、その言葉に甘えようとしたがブンブンと首を振っておんぶという誘惑を払い除けた。ここで甘えてしまっては自分の為にならないと分かったからだ。
「そうか…」
咲良は階段の上へと視線を戻すが、その口元には笑みが零れていた。
本気で背負うつもりだったが、何か決意を固めた表情で断られた事に驚きつつも精神的に強くなったソフィを見ると自然と口角がクイッと上がってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる